越境ECをグーグルが後押し、便利ツール3選
Web担当者に役立つ最新情報
越境ECをグーグルが後押し、便利ツール3選
3つのツールを使って越境ECにトライ (Think with Google) 国内情報
国内ECの次は、越境ECだ! 海外向けのネットショップだ!
そんなことを考えている人に朗報だ。越境ECを支援する便利なツールをグーグルが提供している。
ECに関して次のようなデータがある:
- 2020年の国内のEC市場規模は、物販分野に限れば前年比21.7%増(経産省調査)
- EC の活用実績がある企業のうち45.5%の企業が、日本から越境EC を利用した(JETRO調査)
EC市場の伸びは新型コロナによる“巣ごもり需要”も影響しているに違いない。また、国境を越えて商品やサービスをネット販売する「越境EC」の利用も急拡大しているようだ。
こうした流れを受けてグーグルは、中小企業で「越境ECに着手し始めた」「越境ECを検討している」人に役立つツールを提供している。次の3つだ:
- Googleトレンド
- リテール版トレンドクエリ
- マーケット ファインダー
それぞれについて解説していこう。
まず、越境ECの第一歩として各国のニーズを把握する際に役立つのが次の2つのツールだ:
Googleトレンドについては、本記事のなかでGoogleトレンドの使いこなしワザを紹介しているので参照してほしい。
リテール版トレンドクエリについてはこのコラムで以前に取り上げたのでチェックしてほしい。
さらに、自社の製品やサービスと親和性が高い国や地域を探す際に役立つのが次のツールだ:
マーケットファインダーには、次のような特筆すべき機能がある
- 自社の越境ECの準備状況をスコア評価
- 新しい海外市場の発見
ECサイト運営者は、さらなるビジネスチャンス獲得を目指して越境ECに挑戦してみよう。グーグルの各ツールが準備に役立つに違いない。
- すべての中小ECのWeb担当者 必見!
グーグル検索が黒くなった!?
流行りダークモードがやってきた (Google Search Community) 海外情報
グーグル検索がダークモード(ダークテーマ)に対応した。数か月前から展開が始まっていたのだが、全ユーザーに正式に提供が始まった。
検索結果の右上の歯車アイコンからダークモードを有効にできる。
もしくは、「検索設定」⇒「デザイン」と進むと外観を詳細設定できる。
- デバイスのデフォルト: 利用しているPCのシステムで設定したモードに従う
- ダークモード: 黒系の背景に白系の文字
- ライトモード: 白系の背景に黒系の文字
ダークモードの検索結果はこんな感じだ:
SEOとは直接関係がないトピックではあるが、検索繋がりであるし、ダークモードが主流になりつつあるので紹介した。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
TikTok動画をAMPに埋め込めるように
amp-tiktokコンポーネントを利用 (The AMP Blog) 海外情報
TikTok(ティックトック)をAMPページに埋め込めるようになった。<amp-tiktok>
AMPタグを利用する。
TikTokに公開した動画をAMPでもコンテンツとして利用したい場合に使ってみよう。amp-tiktok
コンポーネントの詳細は技術ドキュメントを参照してほしい。
なお、WordPressのAMPプラグインではv2.1.4以降で <amp-tiktok>
をサポートしている。通常ページに埋め込まれている TikTok 動画は自動的にAMP形式に変換される。
- AMPがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
グーグルの検索結果からコンテンツを削除する3つの方法
新しいヘルプページ公開 (Google SearchLiaison on Twitter) 海外情報
グーグル検索の検索結果からウェブサイトのコンテンツを削除する方法を説明する新しいヘルプページをグーグルは公開した。
次の3パターンによって削除方法は異なる:
- 自分が管理するサイトのコンテンツを検索結果から削除する
- 自分が管理していないサイトのコンテンツを検索結果から削除する
- 法的理由によりコンテンツを検索結果から削除する
このコラムはウェブ担当者向けであるので、最低限1つ目だけでも確認しておこう(ちなみに2つ目はコンテンツというよりは個人情報の削除で、3つ目はDMCAやそれに類するものだ)。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
自分が興味のある情報が届く、Discoverのマイクロソフト版「Microsoft Start」開始
グーグル砲ならぬスタート砲はあるのか? (Windows Experience Blog) 海外情報
マイクロソフトは、最新のニュースや出来事を集めたなかから「自分が興味ある情報」を中心にチェックできるンテンツ配信サービスを開始した。Microsoft Start(マイクロソフト スタート)という名称だ。
そのコンセプトは、次のようなニーズに応えるものだという:
とにかく情報が多すぎる。さまざまなチャネルからの大量の情報の濁流に押し流されるのは時間の無駄だ。
自分が信頼した情報発信元の興味あるネタを優先してチェックしていきたいし、トップニュースも把握したい。
そのため、Microsoft Startでは、マイクロソフトのAI技術を活用して掲載情報をパーソナライズしているという(自分の興味関心や除外したい配信元を手動で設定することも可能)。
一見するとふつうの「MSNニュース」に見えるが、その中身はグーグルが提供する Discover のマイクロソフト版といったところか。
Microsoft Startは、次のような場所で利用できる:
- 専用のサイト
- スマホのアプリ(Android版/iOS版)
- Windows 10タスクバーの「ニュースと関心事項」(2021年6月の更新で追加)
- Windows 11のウィジェット
- Edgeブラウザの新しいタブページ
Discoverがもたらす「グーグル砲」のようなアクセス爆発をMicrosoft Startにも期待したいのだが、いまのところ著名サイトの記事でないとMicrosoft Startには掲載されないようだ(現時点ではMicrosoftニュースの提携メディアからの情報を利用しているのではないかと思われる)。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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