[続]ステップ・バイ・ステップで始める! 企業のInstagramマーケティング

人気シリーズ続編! まずはこの1年でのInstagramとトレンドの変化を確認

続編第1回となる今回は、この1年のInstagram動向をあらためて把握。新しく増えた機能、変わらなかった機能、そして最新のトレンドをまずはおさらいします。
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好評を博した前シリーズが帰ってきました! 引き続き本連載では、Instagramの最新トレンドや機能を徹底紹介。最前線のノウハウをわかりやすく解説します。

10周年を迎えたInstagramの「今」は?

みなさん、こんにちは。コムニコ/SNSエキスパート協会の後藤 真理恵です。過去連載「ステップ・バイ・ステップではじめるInstagramマーケティング」では、Instagramが注目される理由、アカウントの開設方法、各機能(フィード、ストーリーズ、広告、ショップ機能)の使い方、プロアカウント(ビジネスアカウント)の活用方法、ハッシュタグ攻略法などを解説し、実にたくさんの方にご愛読いただきました。

そして月日は流れ、連載終了から約1年。2020年10月に10歳の誕生日を迎えたInstagramは今、どんな状況なのでしょうか?

結論からいうと、Instagramは1年前よりもさらに進化を遂げ、企業による活用機会・活用事例もますます増えています。

今日からはじまりましたこの新連載「続 ステップ・バイ・ステップで始める!企業のInstagramマーケティング」では、過去連載では採り上げられなかった重要機能、新たに追加された機能、そして最新トレンドなどをやさしく解説します。みなさんの企業・団体がInstagramをより一層活用できるためのヒントになれば幸いです。

初回は“Instagramトレンドの「今」をおさえよう”をテーマに、この1年でInstagramそのもの、そしてそのトレンドがどう変わったか(あるいは変わらなかったか)を解説していきます。

ここが変わった! Instagram

まずは「Instagramの変わった点」をざっと見てみましょう。

追加された新機能

他SNSと比較しても、Instagramは機能追加に非常に積極的です。過去連載の終了(2020年7月)以降に実装された、比較的大きな機能の追加を、以下にリストアップしてみます。

2020年8月5日短尺動画を作成・発見できる「リール(Reels)」
2020年8月26日日本限定・フィード投稿に「イベント情報」の追加機能
2020年11月17日おすすめの商品やスポット、投稿の「まとめ」機能
2020年10月5日IGTVでもショッピングタグ利用可能に
2020年10月19日話題のトピックを発見できる「旬の話題」
2020年10月20日Instagramライブで「バッジ」機能の国内テスト開始
2020年10月27日Instagramライブの配信時間が最大4時間に延長・自動アーカイブ機能も
2020年11月12日Instagramアプリに「リール」タブと「Instagramショップ」タブ追加
2020年12月10日リールでもショッピングタグ利用可能に
2021年3月1日最大4人でライブ配信できる「ライブルーム」
2021年3月31日好きなリール動画とコラボできる「リミックス」機能

※機能追加日は米国時間で表記(「イベント情報」を除く)

いかがでしょうか。「こんなにあるの?」と驚いた方もいるのではないでしょうか。これら新機能の数々は、できる限り当連載でも解説していきたいと思っていますので、ご期待ください。

なお、上記のリスト以外でも、インサイトの画面が変わっていたり、ストーリーズで使える機能が増えていたりと、ひそかにアップデートされた個所も多々あります。ごく小さい変更/修正も含めれば、ほぼ毎日アップデートが行われている可能性もあるでしょう。Instagramの進化は止まっていないのです。

ここは変わらない? Instagram

一方で、2020年7月以降も「変わっていない」と思わせる、Instagram関連情報やデータを挙げてみましょう。

Instagramのミッション

Instagramの掲げるミッションは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」。これは、2019年当時もそして、現在も変わっていません。

今も、Instagramの各機能やアルゴリズムなどは、このミッション実現を目指して設計されていると考えてよいでしょう。

利用者満足度の高さ

ICT総研の調査によると、Instagramの利用者満足度は、2019年にはYouTubeに次いで2位でしたが、2020年には前年比2.7ポイント増で81.2ポイントとなり、1位となりました。なお、別の設問によると、1年前に比べてInstagramの利用者のうち53%が「(Instagramの)利用時間が増加した」と答えています。この満足度の高さ、利用時間の増加傾向は、今も大きく変わっていないと思われます。

2020年7月時点のSNS満足度(ICT総研の調査結果より)

出典2020年 SNS利用動向に関する調査|ICT総研

Instagram利用者数

意外に思われるかもしれませんが、Facebook社から正式に公表されている数字を見る限り、Instagramの利用者数はこの1年でさほど変わっていません。

まず日本国内のInstagram利用者数についてですが、2019年6月にFacebook社から「国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」と発表されたのを最後に、アップデート情報は発表されていません。

参考なぜInstagramを企業が利用? その最新潮流を数字データから改めて裏付ける【第1回】 | ステップ・バイ・ステップで始める! 企業のInstagramマーケティング | Web担当者Forum

また、全世界におけるInstagram利用者数についても、2019年に「世界中で10億を超える月間アクティブアカウント」と公表されて以来、Instagram単体での利用者数はアップデートされていないのです。

というわけで、「Instagramのユーザー数は2019年当時から変わっていない」……とは、もちろん言い切れません。実は2019年以降、Facebook社は「Facebookファミリーアプリ(Facebook、Instagram、Messenger、WhatsApp)」全体の月間利用者数については、最新情報を公開しています。以下グラフをご覧ください。

四半期単位でのFacebookファミリーアプリ利用者数の推移

出典「FB Earnings Presentation Q4 2020」(PDFファイル)

これを見れば、Facebookファミリー全体のユーザー数は順調に伸びていることがわかります。また、みなさんもご存じのとおり日本でのInstagram人気は安泰、むしろ右肩上がりともいえる状況です。

以上の理由から、断定はできませんが「世界および日本国内のInstagram利用者数は、2019年よりも増えている可能性がある」と考えてもいいのではないでしょうか。一日も早く、Facebook社から最新の利用者数が正式発表されることを楽しみに待ちたいと思います。

Instagram、活用トレンドの「今」

この1年でInstagramそのものにもいろいろな変化があったように、Instagramの活用トレンド・事例にも変化が見られます。たとえば「インスタ映え」のような言葉はほぼ聞かれなくなりました。今回は、Instagramの新機能をうまく活用していたり、画像や動画のトレンドを上手にとらえたりしているアカウント事例を3つご紹介します。

<事例1>Woman.CHINTAI
https://www.instagram.com/woman.chintai/

どんなユーザーを対象にしているのかが一目でわかる、一貫したテーマが印象的なアカウントです。プロフィールページに並ぶフィード投稿では、色合いなどトーンを揃えつつ、タイプの違う4人のキャラクターが描かれたイラストが投稿画像の1枚目として並ぶよう工夫されています。そしてそれぞれのキャラクターがお勧めする街のスポットや暮らしの豆知識、簡単レシピなどの写真は各投稿画像の2枚目以降に収められています。この1枚目画像は雑誌の表紙的な役割も果たしており、イラストで興味をそそられたユーザーは、ページをめくるがごとくスワイプし、2枚目以降の画像も見てしまうことでしょう。

参照元:Woman.CHINTAI/株式会社CHINTAI(@woman.chintai)、Illustrated by @nodeko_

<事例2>THE ROOM TOUR / 住みたい暮らしがここにある
https://www.instagram.com/the_room_tour/
https://the-room-tour.com/

家を建てたい人向けに、ルームツアー動画、体験談、家づくりのコツ、マネしたいインテリアなどのお役立ち情報を提供しているアカウントです。特にメインコンテンツであるルームツアーは、長尺動画をIGTV、短尺動画をリールで配信すると同時にフィードでも投稿しており、リーチの拡大が期待できます。ストーリーズでは、アンケートやQ&Aも積極的に取り入れてフォロワーとのコミュニケーションを増やす工夫も見られます。全体を通して、Instagramの各機能の特長や利点を理解しうまく使い分けしているところが参考になるでしょう。

参照元:THE ROOM TOUR(@the_room_tour

<事例3>Grayscale(グレースケール)
https://www.instagram.com/grayscale_jpn/

アクセサリーショップ「Grayscale(グレースケール)」のInstagramアカウントでは、4種類のピアスを試着できるARフィルターを提供しています。ユーザーはピアスを合わせたい服装やヘアスタイルで、そして、着けたい場所で、気軽にピアスのAR試着を楽しめます。新型コロナウイルスの感染拡大により、実店舗で実際に商品を手に取って確認することや試着することが難しくなっているこの時代において、楽しく安全なショッピング体験を提供しようと努めている企業姿勢がうかがえるアカウントの1つといえるでしょう。

参照元:Grayscale(@grayscale_jpn
◇◇◇

連載第1回は、この1年でInstagramそのもの、そしてInstagramトレンドがどう変わったのか・変わっていないのかについて解説しました。次回は、Instagramで人気の「インフルエンサーマーケティング(インフルエンサー活用)」について解説します。

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