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パンダアップデートはリアルタイム更新になったのか!?

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パンダアップデートはリアルタイム更新になったのか!?
★★★☆☆ Glenn Gabe on Google+ (真相は不明)

3月3日~5日に米サンノゼで開催されたSMXカンファレンスで、グーグルのゲイリー・イリーズ氏がパンダアップデートの更新に関して次のように発言したそうだ。

ページの変更は即座に(検索結果に)反映される。

パンダアップデートは手動での更新から自動更新へと発展したが、だいたい1か月に1回程度の頻度で1週間ほどの時間をかけてデータをリフレッシュしていた。現在のパンダアップデートはさらに発展し、リアルタイムに更新するようになったのだろうか?

悔しいことに、イリーズ氏はこれ以上詳しいことを話そうとしなかったようだ。

パンダアップデートの分析に非常に精通しているグレン・ゲイブ氏は、2014年10月下旬以降、パンダアップデートらしき更新を確認していない。小さな更新をパンダアップデートが絶えず実行している説明になると、イリーズ氏の発言をとらえている。

リアルタイムということではないにしても、一般的なアルゴリズムのように、より継続的に更新するようにパンダアップデートは進化しているのかもしれない。

モバイルフレンドリーテストで合格しているのにモバイルユーザビリティ警告が届くのはなぜ?
★★★★☆ 対象範囲の違い (John Mueller on Google+)

モバイルフレンドリーテストでは合格しているサイトに、モバイルユーザビリティの問題が発見されたという警告がウェブマスターツールに届くことがある。一貫性がないように思われるが、どうしてなのだろうか?

グーグルのジョン・ミューラー氏は、最も考えられる原因として次のように説明している。

モバイルフレンドリーテストは、URLに基づいて診断している。対して、モバイルフレンドリーテストレポートは、サイト全体の状態を検出している。

たとえばサイトのトップページがモバイルフレンドリーテストに合格していたとしても、サイト内の別のページがモバイルフレンドリーの条件を満たしていなければ、モバイルユーザビリティの問題があるとして、レポートにあがってくる。

繰り返しになるが、以下の点に注意してほしい。

  • モバイルフレンドリーテストは、指定したURLだけをチェックする。サイト内の他のページのことは一切結果に反映されない。

  • モバイルユーザビリティレポート(警告)はサイト内のグーグルが把握しているすべてのURLを対象にチェックを行っている。

また、JavaScriptやCSSをブロックしていると、Googlebotがモバイル向けページを適切にレンダリングできないため、モバイルユーザビリティに問題があると判断されることもある。原則的に、メインコンテンツの表示に必要なリソースはGooglebotにクロールさせることが重要だ。

HTTPS移行後もHTTPをウェブマスターツールに残しておくこと
★★★☆☆ 問題を発見しやすくなる (John Mueller on Twitter)

HTTPSへ移行した後でも、HTTPのサイトをウェブマスターツールに登録したままにしておくことを、グーグルのジョン・ミューラー氏は推奨した。

理由は、何か問題が起こった時に気づきやすくなるからだ。

今年に入ってすぐに、筆者はブログをHTTPSへと完全移行した。ミューラー氏が言うように、以前のHTTPでの登録を残している。

トラブル発生の発見以外にもHTTPサイトの登録継続は利用価値がある。たとえば「インデックスステータス」のレポートだ。移行後はHTTPのサイトはインデックスが減るべきだし、反対にHTTPSのサイトはインデックスが増えるべきだ。

HTTPのインデックスステータス
HTTPでの登録。移行(301リダイレクトを実行)を境にインデックス数が急激に減少している
HTTPSのインデックスステータス
HTTPSでの登録。HTTPとは反対に移行を境にインデックス数が急激に増加している

そういう状況を確認するためにも、HTTPのURLでのサイト登録は消さずにウェブマスターツールに残しておくのがいいだろう。

危険なサイトにGoogleアナリティクスが警告を発するようになった
★★☆☆☆ グーグルはウェブの安全性強化に取り組んでいる (Official Google Webmaster Central Blog)

サイトにセキュリティ上の問題が発見されたときに、Googleアナリティクスが管理画面で通知を表示するようになった。たとえばマルウェアをダウンロードさせるようなページを検出した場合だ。

Googleアナリティクスがマルウェアのダウンロードを警告
マルウェア(悪意のあるソフトウェア)をダウンロードさせる状態にサイトがなっていることを警告しているGoogleアナリティクスの画面例が示されている。

ウェブマスターツールにもセキュリティ上の問題が発見されると警告が届くのはよくご存知のはずだ。しかしすべてのサイトがウェブマスターツールに必ずしも登録しているとは限らない。

こちらは当然Googleアナリティクスを利用してることが条件だが、ウェブマスターツールとGoogleアナリティクスのどちらかを利用していさえすれば、グーグルは警告を伝えることができる。

グーグルは、ウェブの安全性強化にも力を入れて取り組んでいる。その表れと言えるだろう。

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掲載記事からピックアップ

SEX Westカンファレンスでグーグル社員が明らかにした、モバイルフレンドリーアップデートに関する事実を紹介した記事を2本ピックアップ。

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