広告がどれだけのユーザーを集めてどれだけゴールに導けたかを測定する/いちばんやさしいリスティング広告の教本
この記事は、書籍『いちばんやさしいリスティング広告の教本』の一部をWeb担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
Chapter 1 リスティング広告の目的と考え方を知りましょう
Lessen 07 コンバージョン
リスティング広告のゴールを明確にして広告の効果を意識する
リスティング広告によってアクセスが増えることは大切ですが、広告費を使う以上、ゴールに導きたいものです。あなたがリスティング広告を利用する理由、導きたいゴールを具体的に考えてみましょう。商品を購入してもらいたいなら、「訪問者」が「購入者」に変わることがゴールです。その“変わること”を「転換」という意味の英語で「コンバージョン」(CV:Conversion)と呼んでいます。
下の図では、自社の広告が表示された回数、広告がクリックされた回数、コンバージョンまで至った回数など、集客からゴールまでの間で確認できる主だった指標をシンプルに表しています。これらの数値を確認して効果を測定し、改善していくことがリスティング広告では必要なのです。
訪問した人を追跡できるコンバージョントラッキング
広告が表示された回数やクリックされた回数は、リスティング広告を開始すれば管理画面に表示されるようになります(レッスン35参照)。しかし、コンバージョンはGoogleアドワーズ、Yahoo!プロモーション広告それぞれに発行される「コンバージョンタグ」と呼ばれるものを、「サンキューページ」(購入後に表示されるページ。ゴールページとも呼ばれます)に挿入する必要があります(レッスン34参照)。
これにより、訪問者がリスティング広告をクリックしてからサンキューページの画面に、つまりコンバージョンに至るまでを測定できるようになるのです。この仕組みを「コンバージョントラッキング」と呼びます。
ワンポイント
コンバージョンは「購入した日」ではなく
「広告をクリックした日」を計測
広告の効果を正確に知るためには、コンバージョンが計測される日付の仕組みも知っておきましょう。下の図のパターン1が基本の形です。
パターン2のように、3月1日に広告をクリックした後検討期間に入り、数日経過してコンバージョンに至っても、リスティング広告では購入した日ではなく広告をクリックした3日1日が計測されます。
パターン3は変則的ですが、3月1日にAという広告をクリックした後、3月3日にBという広告をクリックしてコンバージョンに至った場合です。これは、コンバージョンは最後に広告にクリックした3月3日が計測されます。「最後にクリックした広告の日付とキーワード」で計測される、と覚えておくといいでしょう。
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