現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書

カスタマイズしたFacebookページを見てもらう工夫をしよう/Facebookマーケティングの教科書#3-4後編

導線をきちんと設計することと、コンテンツを用いてファンとコミュニケーションを取る工夫が必要です
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この記事は、書籍 『現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書』 の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

カスタマイズしたページを見てもらう工夫をしよう

ここからは、カスタマイズしたページをファンに見てもらうための工夫ポイントを紹介します。ただページを作って置いておくだけでは、ファンに見てもらうことは期待できません。見てもらうためには、そのための導線をきちんと設計すること、そしてページのコンテンツを用いてファンとコミュニケーションを取る工夫が必要です。

ポイント 1 アプリの優先順位を決定しよう

アプリをインストールすると、次のように、カバー画像のすぐ下・右側に表示されます。なお、アプリはいくつでもインストールができますが、タイムラインの表に見えるアプリの数は、「写真」も含め最大4つまでです。Welcomeページアプリ、キャンペーンアプリ、ショッピングカート、店舗アクセスなど、複数のアプリを導入している場合、その中からどのアプリを優先して表に表示させるかを決定しましょう。表示位置はアプリ右上の鉛筆マークをクリックし、「位置を入れ換える」を選択して変更できます。

図3-4-13 「写真」は一番左に固定表示。「写真」以外に表示できる数は3点だが、「いいね!」も1点としてカウントされるため「いいね!」を表示させたい場合は、表に表示できるのは、実質2点となる
図3-4-13 「写真」は一番左に固定表示。「写真」以外に表示できる数は3点だが、「いいね!」も1点としてカウントされるため「いいね!」を表示させたい場合は、表に表示できるのは、実質2点となる

ポイント 2 カスタムタブの画像を工夫しよう

カスタムタブの画像と名前は変更が可能です。ユーザーの目に留めてもらい、クリックしてもらうために、カスタムタブのデザインとタイトルを工夫しましょう。

図3-4-14 カスタムタブの画像や名前を変える
図3-4-14 カスタムタブの画像や名前を変える

図3-4-14の上側はキャンペーンアプリ「モニプラ for Facebook」をインストールした際にデフォルトで表示されるタブ画像とタブ名(キャンペーン)です。下側はデザインをカスタマイズしたタブ画像(話題のマーケティング本プレゼント!)とタブ名(プレゼント☆超話題本)。 下の方が、より視覚に訴え、またアプリの中身が分かりやすいビジュアルとタイトルになっていることは一目瞭然です。

カスタムタブのサイズ

画像のサイズは111px×74px です。

カスタムタブ画像デザイン例

図3-4-17
図3-4-17

カスタムタブ画像・名前の変更方法

カスタムタブの画像とタイトルを変更する場合は、アプリパネル右上にカーソルを合わせて鉛筆マークを表示→設定を編集→カスタムタブ画像と名前を編集します。

ポイント 3 カスタマイズしたタブページをタイムラインの投稿で紹介しよう

カスタマイズしたタブページを積極的にタイムラインの投稿でも紹介しましょう。投稿して紹介することによって、初めてページを訪れたユーザーだけでなく、既存のファンにもページの存在を再度認識してもらうきっかけを作ることができ、既存ファンの友人への波及効果も見込まれます。

例えば、キャンペーンを開始したら、キャンペーンページ(アプリ)へのリンクを投稿します。タイムラインの「トップに固定」することも有効でしょう。

図3-4-18

ポイント 4 アプリをFacebook広告のリンク先に設定してみよう

カスタマイズしたページをより多くの人に見てもらうためにはFacebook広告も有効な手段です。Facebook広告では、カスタマイズしたページ(アプリ)のURLを直接クリックのリンク先に指定することが可能ですので広告の活用も検討しましょう。

キャンペーンアプリや、診断アプリなど、ユーザーにとって参加するきっかけとなりやすい訴求をFacebook広告に設定することで、効率的にファンを集客することが期待できます。

カスタマイズしたタブページも
ファンとのコミュニケーション手段の1つと考えよう

以上このSectionではアプリを活用してFacebookページのコンテンツを充実させる方法を紹介しました。ページをカスタマイズし、コンテンツを充実させて、ぜひファンとの日々のコミュケーションに活用してみましょう。

Point

お勧めアプリサービス

多数の企業から、Facebookページのコンテンツを充実させる無料/有料のアプリサービスが提供されています。ここでは、その中でもお勧めの3つのアプリサービスを紹介します。

  • Involver

    URL: http://involver.torchlight.jp/
    提供会社: Involver, Inc.(日本における代理店:株式会社トーチライト)

    Involver

    Facebookページの構築を支援するアプリを16種類用意(その内、無料で利用できるものは9種類)。他にもFacebookページへの投稿やモニタリングができる管理ツールや、独自の開発言語SML(Social Markup Language)でアプリをリッチに制作できる機能も用意されている。

  • WILDFIRE

    URL: http://www.wildfireapp.com/
    提供会社: Wildfire Interactive, Inc.

    WILDFIRE

    Facebookを始め、Twitter、Google+、LinkedIn、Pinterestなど各種ソーシャルメディア上でのプロモーション支援に強みを持つアプリサービス。キャンペーンの開催以外に、ページ構築やページ分析のメニューも用意されてい る

    ※2012年12月末時点で英語のみでサービス提供。

  • モニプラ for Facebook

    URL: http://fan-app.monipla.jp/
    提供会社: アライドアーキテクツ株式会社

    モニプラ for Facebook

    大企業から中小企業まで、幅広い国内企業に利用されるFacebookキャンペーンアプリサービス。プレゼント、アンケート、フォトコンテスト、人気投票、スピードくじなど、Facebook上で10種類以上の多彩なキャンペーンを開催できる。他にも、YouTubeタブ、ギャラリータブ、Static HTMLなど、Facebookページの構築を支援する無料アプリも複数用意されている。

現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書
  • 現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書
  • 藤田 和重、小川 裕子 著
  • ISBNコード
    978-4839943608
  • マイナビ 発行

この記事は、書籍 『現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書』 の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

本書は、アライドアーキテクツで約2年間に渡りブログメディア「ソーシャルメディアマーケティングラボ」を運営しながら、実際にFacebookマーケティングに携わってきた担当者2名が、これまでに培った経験や知見を最大限に活かし「企業のFacebookページ運営担当者」に向けて執筆した、Facebookマーケティング指南書の決定版です。

ターゲットを法人利用に絞り、Facebook広告の効果的な運用やFacebookキャンペーンの実施といった実用的な情報に加え、「どんな投稿がファンの心を引きつけるのか」といったテクニックや国内企業約35社のFacebook活用事例など、実際の業務で役立つ豊富なノウハウや情報を惜しげなく公開しています。

本書は、マーケティングやデジタル、WEBは専門だがソーシャルメディアはよくわからないという方、全く違う領域からいきなりFacebookページの担当になられた方、そして「Facebookって何?」という方でも、読み進めながら実践していただける内容を目指しました。

企業のFacebook活用の本質的な意義から、実務面の手順を追った解説、実例紹介まで、即戦力として役立つことを願っています。

ナビゲーターは新人マーケター「あゆみ」ちゃんと、マーケティング部の先輩である「小田先輩」。

図解やイラストを多用し、親しみやすい文章と誌面で、Facebookやマーケティングに詳しくない人でも、ある程度知っていて「一歩先の」知識を手に入れたい人にも、役立つ内容となっています。

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