自然なリンクの8つの条件
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自然なリンクの8つの条件
Vysibility (模倣はできない)
自発的に張られた自然なリンクを分析した記事。次の8つの特徴が見られたそうだ。
ブランド名のリンク ―― サイト名やURLのようにサイト固有のブランド名でのアンカーテキストが多い。
下層ページヘのリンク ―― トップページだけでなくサイト内のさまざまなページへリンクが張られている。
多様なドメイン名からのリンク ―― さまざまなドメイン名のサイトからリンクされている。
偏りのないIPアドレスのサーバーからのリンク ―― リンクしているサイトのサーバーのIPアドレスが偏っていない。
信頼度の高いサイトからのリンク ―― 同じ業界のオーソリティサイトからのリンクを得ている。
多種多様なリンク ―― ブログやディレクトリ、ニュース系サイトなどさまざまなタイプのサイトからリンクが張られている。
nofollowリンク ―― nofollow属性の付いたリンクが混ざっている。
画像リンク ―― テキストでなく画像でのリンクが混ざっている。
筆者がこの記事をピックアップしたのは、上で挙げた条件を満たすリンクを人工で作ることを勧めるためではない。仮に満たそうとしてリンクを作ったとしても必ずどこかで不自然さが出てくるはずだ。自然に張れたからこそ自然な特徴が出てくるのだ。
本当に自然なリンクは人工では決して作れないことを理解してほしい。
ロシアのリンク販売サービスにグーグルが制裁を課す
スパマーへの実質的なダメージは少ない? (Search Engine Roundtable)
ロシアに「SAPE」(おそらく「セイプ」)という名のリンクネットワークのサービスがあるそうだ。リンクネットワークとは検索エンジンのランキングを不正に操作するための組織的なリンク販売サービスだ。
グーグルがどうやらSAPEに制裁を課したようで、かなり大きな順位変動が発生したとのことである。
SAPEはロシアでは有名な有料リンクサービスで、まったく関連性のないサイトのフッターやサイドバーからリンク購入者のサイトへリンクを張るらしい。ときには言語が違ったサイトからもリンクするらしい。
グーグルは黙っていなかったということだろう(余談だが、日本でも似たような手口のリンク販売業者がたくさん存在したが、多くがグーグルに対処された)。
とはいえ、ロシアで最も利用者の多い検索エンジンはYandex(ヤンデックス)でありスパマーはさほどダメージを受けていないのではと疑う声もある。とはいえ、組織だったリンク販売は遅かれ早かれ見つかることをあらためて認識しておいてほしい。
スマホユーザーにもデスクトップ版ページを見せるべき
選択はユーザーに委ねる (HRF SEO Forum)
モバイルサイトの構成についてのアドバイスを求めた投稿がHigh RankingsのSEOフォーラムにあった。2人のモデレータが出していたアドバイスが(質問内容とは直接の関係がないが)参考にしたいものだったので、紹介する。
すべてのモバイル版ページには、対応するデスクトップ版ページヘのリンクを設置しておいたほうがいい。スマホユーザーやタブレットユーザーのなかにはデスクトップ版ページで見たがる人もいるだろう。
これは確かにそのとおりだ。筆者はスマホを使っているときはスマホ版ページで見たいほうなのだが、そうではないユーザーが少なからずいることを知っている。筆者のブログ読者にスマホ版ページと通常ページのどちらがいいかをアンケートしたところほぼ半々だった。
普段から使い慣れたデスクトップ版ページのほうが好きな人もいるだろう。また、モバイル版ページを提供していても機能が不完全だったり逆に使いづらくなっていたりするサイトもある。
モバイル版ページを見るかデスクトップ版ページを見るかは、ユーザーの選択に任せてもいい。
SEOにふさわしい会社案内やプライバシーポリシーの作り方
SEOを抜きにして考える (WebmasterWorld)
WebmasterWorldに次のような質問を投稿したサイト管理者がいた。
あるSEOエキスパートは会社案内や問い合わせ、プライバシーポリシーのページはnofollowリンクにするように勧めている。
別のSEOエキスパートは、そういったページはサイト内の全ページのフッターに設置すべきだと言っている。
私は会社案内ページだけを設置してそこから残りのページへリンクしようと考えている。またプライバシーポリシーや利用規約のページはnoindexにしたほうがいいだろうか。
はっきりとは言葉に出していないが、おそらく質問者は「SEO的に」どうすべきかを尋ねているに違いない。さまざまな意見がフォーラムメンバーによって書き込まれている。
筆者が感じたのは、この質問者が尋ねていることは「SEOとは関係がない」ということだ。会社案内やプライバシーポリシー、利用規約などのページを設けるのは、ユーザーに対して信頼性を伝えるためやトラブルを起こさないためだ。検索エンジンとは関係がない。ユーザーにとってどのように見せるのが適切かを第一に考えるべきではないだろうか。
SEOに取り組んでいるとどうしてもすべてをSEOで考えたくなってしまう(筆者も例外ではない)。だがその問題の本質は本当にSEOと関係があるのかどうかを確かめる習慣を身に付けておきたいものだ。
SEO Japanの
掲載記事からピックアップ
パンダアップデートの影響を受けたかを確認法を解説する記事と、本来あるべきSEO像を語った記事を、今週はピックアップ。
- パンダに襲われた!と騒ぐ前に確認したいこと
日本のパンダはおとなしいけれど役立つ情報 - デザイン&開発コミュニティに分かってもらえないSEO
記事後の滝井さんのコメントも要チェック
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