病院の場所を確認したい
病院の場所を確認したい
さて、次は病院の場所の確認に進もう。トップページでは一番上の中央と、ファーストビューの右下に「地図・交通のご案内」のリンクがあり、すぐ目に付くだろう(図1の青枠で囲んだ部分)。そのリンクをクリックしたのが、下の図2だ。大きな地図と最寄り駅からの所要時間があり、さらに印刷用のPDFも用意されている。
診察の流れを確認したい
次に、診察の流れを確認しよう。グローバルナビゲーションの「患者の皆さま、受診をご希望の皆さま」をクリックしたのが、下の図3だ。
ユーザーが外来患者なのか入院患者なのかによって、次に見るページの振り分けをしている。初診の外来なので、「外来受診のご案内」をクリックした(赤枠で囲んだ部分)。リンク先が下の図4だ。
診療の流れはこのページですべて理解できた。診療申込書など事前に用意できるものはPDFでダウンロードできるのもよい。一番下にあるフロア案内図も、小さいけれど、自分に関係のある診療科がどのあたりにあるのかあらかじめ確かめておくこともできる。「外来受診のご案内」は、3階層目のページなのだが、同じく3階層目にあるページに移動したい場合は、ページの左側にローカルナビゲーションが用意されている(上の図4の赤枠で囲んだ部分)。ほぼどのページでも共通のページの作りになっているので、統一感はある。
診療時間や休診日も明瞭だ。三井記念病院では「診療予約制」を導入しており、紹介状をもらっていれば、コールセンターで予約すればいいことが分かる。電話番号も明記されている。ただ、診療の流れのグラフでの色分けの意味は理解できなかった。
診療日を確認したい
次に診療日の確認に進みたい。「外来診療表」タブをクリックして(上の図4の青枠で囲んだ部分)、自分の診療科の診察日を事前にチェックすることにする。自分の診療科は想像できるので、これで確認して予約の準備は完了だ。
シナリオにはないのだが、公共施設としての病院という観点からは、次の2つの点が気になった。
- 電話番号のみつけにくさ
- 急患のための案内ページの見つけにくさ
まずは電話番号の見つけにくさについて。フッターに小さく代表電話番号があるが、気がつきにくい。
急患のための案内は、サイトをくまなく探せば、「患者の皆さま、受診をご希望の皆さま」→「外来受診のご案内」→ローカルナビゲーションの「時間外受診のご案内」が該当のご案内ページだとわかるのだが、ここまで深いページを探すのは、急いでいて、平常心でないユーザーにとっては難しいかもしれない。
なるべくやっかいな問題に関わりたくないという気持ちがもしかしたらあるのかもしれないが、急いでいる時の電話番号の見つけやすさや、急患の受け入れといった緊急時に知りたい情報の見せ方は不十分なのではないだろうか。
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