社内でSEOを本気にさせる方法&チェックシート

SEOを実施していく際に、いかにして組織を動かしていくか?

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世界的に有名な検索マーケティング関連のイベントといえば、「SES(Search Engine Strategies)」。去る12月に米シカゴで 開催されたSES Chicagoのセッション内容から、企業でマーケティング担当の立場からSEOを推進しようと考えるときにヒントとなるセッションを紹介しよう。ワシントンポストの新規顧客獲得マーケティング担当シニアディレクターである、ロシェル・サンチリコ氏の講演だ。

あなたの会社にいる大多数の人はSEOに無関心である

サンチリコ氏が登壇したのは2日目の「リアルタイムSEO:もう昨日のニュースはいらない」というセッション。ニュースサイトのSEOという切り口でのセッションだったのだが、彼女はそのなかで「SEOを実施していく際に、いかにして組織を動かしていくか?」というテーマでプレゼンテーションを行った。

彼女はマーケティング担当なので編集や制作には関わってはいない。しかし、SEOはしばしばサイトのあり方やコンテンツの展開が関係する施策なので、マーケ担当だけの判断で物事を進めるのが難しいことがある。では、彼女がどのように社内を動かしていったのか。あなたの会社でも参考になるはずだ。

まずプレゼンテーションの冒頭で彼女が披露したのが会社や組織での典型的なSEOの理解度だ。彼女によれば企業に所属する人は以下のように分類できるという。

  • SEOに無関心。もしくはSEOを知らない人 ―― 過半数
  • 多少のSEOの知識を持っているだけで自分がエキスパートだと思っている人 ―― 1/4程度
  • SEOを正しく理解している人 ―― とてもとても珍しい
ふつうの人のSEOに関する分類
グラフはWeb担編集部で作成

つまり、ほとんどの人がSEOに対して正しい知識を持っていないし、そのうちの多数は無関心である。SEOを成功させるには、こういった社内の人たちにSEOを啓蒙したうえでプロジェクトを動かしていかなければいけないということを認識することが大前提になるということだ。

そうした前提を元に、社内に理解者を増やし、プロジェクトを立ち上げ、うまく推進させていくことが一連の作業になる。

社内でSEOを動かすにあたって必要なパートナーたち

大前提を理解したら、実際にプロジェクトを実現するにあたって社内のどのような人たちをパートナーとして巻き込めばいいかを見ていこう。これは、以下の通りである。

  1. アクセス者(Access) ―― (サイト改修などを実際に作業できる人、その権限を持つ人

  2. 責任者(Accountability) ―― SEOがもたらす結果によって直接の利益/損失を受ける人

  3. 強制者(Enforcer) ―― SEOの実践を社内に命令できる人

  4. 補強者(Reinforcement) ―― あなたの他に、SEOの良さを社内にアピールしてくれる人

それぞれ簡単に見ていこう。まず①アクセス者はサイトの改善の作業者である。ワシントンポストの場合、実際にコードを書く人やデザイナー、コンテンツの方向性を考える編集者などがここに含まれる。

彼らを巻き込むのに苦労するのは、「SEOに関する作業は、多くの場合は直接彼らの利益にならない」という事実だ。作業者にとってはタスクが増えるだけということも珍しくないため協力が得られにくい場合もあるだろう。そこで登場するのが③強制者である。

強制者はゼネラルマネージャ、ブランドマネージャ、CTO、CIOといった、組織の人々に作業を命令できる人たちを指す。彼らの承認や協力を取り付けることができればアクセス者たちも動かしやすくなるだろう(ちなみに、シニアマネージャなどの上級職層にプレゼンテーションする際には、実施インパクトのみに終始するべきだとのこと)。

②責任者はSEOの成否によって直接的に利益や損失を得る人たちであり、彼らの協力は取り付けやすいだろう。メディアでいえばサイトのページビュー数などを目標指標として持っている人や、トラフィックの増加で自分の目標にプラスを得る人たちだ。

そして最後に④補強者。これは、自分の代わりとなってSEOの良さを他の人に話してくれるような人たちだ。組織に必ずいる技術オタクや、SEOに造詣の深いマーケターなどがこれに当たるだろう。各部署にいる彼らと良い関係を築くことができればプロジェクト実現に力になるだろう。

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