Web担当者・三ノ宮純二
マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」- 第11話:そして誰もいなくなった
萌絵への想いを振り切るために、過激な数字至上主義に走る三ノ宮に落とし穴が待っていた
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![三ノ宮純二「萌絵ちゃん!樹莉亜くん!!」
国生さゆり「萌絵さんは樹莉亜さんのお見舞いに行かれ」
「他の方は外回りから直帰だそうです」
三ノ宮純二「え…そ、そう」
「そうだハケンさんこのサイト見てよ!」
「ウチのサイトをパクってんだ!」
「商品の質はウチより劣るけど点数が圧倒的に多くて——」
「きっと人件費の安い海外でサイト管理してるんだよ!」
国生さゆり「今日のノルマ分は終わったので失礼させて頂きます」
「入力以外は業務外ですのでご要望にはお応え致しかねます」
「それから」
「私の名前は“ハケン”ではありません」
「国生さゆりといいます」](https://webtan.impress.co.jp/sites/default/files/images/blank.gif)
まとめ
「商売はパクられて一人前」という格言があり、これには2つの意味があります。同業者が認めるほど優れているアイデアであることと、同じ位置で立ち止まってはいけないという戒めです。
他者から真似された時点ですでに右足を前に踏み出し、それがキャッチアップされたとしても左足がさらに前に来ていれば追いつかれることはありません。三ノ宮は残念ながら立ち止まっていました。あるいは踊り場で足を止めて大人の階段を値踏みしていたのかも知れません。それは数字を追いかけるだけの鈴木部長への意識下での抵抗だったのかもしれません。
思春期は忘れた頃にやってきます。そして「俺は頑張っている」という「甘え」を他人に押しつけることも……。みんな頑張っているんですよ。
次号はいよいよ最終回。萌絵と会えるのもあと1回です。あ、三ノ宮にも。
コメント
なんと!次回で最終回ですか
はじめまして。いつも配信を楽しみにしています。
もう次回で最終回なのですね。
読みやすい漫画で記事が分かりやすかったので、残念です。
またこんな風に漫画での記事を掲載してくださいね。
ありがとうございま
ありがとうございます!
ひとえに牧岡先生の表現力と担当編集者の辣腕によります。
厚顔にも私の手柄をあげるとするなら「リアル」でしょうか。
コンサルタントでもマーケターでもない商売現場のリアルを限られた紙面で可能な限り盛り込みました。これが牧岡先生と編集者の頭を痛ませたわけですが。
あと、一回。
ミヤワキ的「Webとは?」の答えを三ノ宮が語ってくれます。
応援よろしくお願いします!
あとがき、のようなもの
気がつけば連載も11回目。
仕事をしていると一年ってあっという間ですね。
学生時代と社会人の自分を比べて一番違うのは・・・時間の感覚と腹回りの太さだろうかと思う作画担当の牧岡です。
樹莉亜が倒れ萌絵が離れ、孤立を深める三ノ宮。
仕事を一生懸命しているはずなのに・・・ど~してこうなるの!、なトホホ状態。
う~~ん、自分も経験ありますです。アイタタタ。
「夜明け前の闇が一番深い」と言いますが、ダ-クサイドの底でもがく三ノ宮の行く末は?!
あのキャラこのキャラあんなキャラ、いろんなキャラが出演の最終回をお楽しみに!!
「ハケンの品格」を観ながらただ今鋭意作画中で~す。