Web担当者・三ノ宮純二

マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」- 第11話:そして誰もいなくなった

萌絵への想いを振り切るために、過激な数字至上主義に走る三ノ宮に落とし穴が待っていた
原作:宮脇 睦、作画:牧岡ちかひで 2009/9/30 9:00 |

ページ

ここから始まります
三ノ宮純二「萌絵ちゃん!樹莉亜くん!!」
国生さゆり「萌絵さんは樹莉亜さんのお見舞いに行かれ」
「他の方は外回りから直帰だそうです」
三ノ宮純二「え…そ、そう」
「そうだハケンさんこのサイト見てよ!」
「ウチのサイトをパクってんだ!」
「商品の質はウチより劣るけど点数が圧倒的に多くて——」
「きっと人件費の安い海外でサイト管理してるんだよ!」
国生さゆり「今日のノルマ分は終わったので失礼させて頂きます」
「入力以外は業務外ですのでご要望にはお応え致しかねます」
「それから」
「私の名前は“ハケン”ではありません」
「国生さゆりといいます」

第12回に続く

まとめ

「商売はパクられて一人前」という格言があり、これには2つの意味があります。同業者が認めるほど優れているアイデアであることと、同じ位置で立ち止まってはいけないという戒めです。

他者から真似された時点ですでに右足を前に踏み出し、それがキャッチアップされたとしても左足がさらに前に来ていれば追いつかれることはありません。三ノ宮は残念ながら立ち止まっていました。あるいは踊り場で足を止めて大人の階段を値踏みしていたのかも知れません。それは数字を追いかけるだけの鈴木部長への意識下での抵抗だったのかもしれません。

思春期は忘れた頃にやってきます。そして「俺は頑張っている」という「甘え」を他人に押しつけることも……。みんな頑張っているんですよ。

次号はいよいよ最終回。萌絵と会えるのもあと1回です。あ、三ノ宮にも。

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

アクセシビリティ
広義には、障害者、高齢者を含むすべての人間が、同じレベルでサービスや機器、施設を ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]