Web担当者・三ノ宮純二
マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」- 第12話:Webの真価とは(最終話)
利益最優先で合理化を推し進めた挙句に、社内で孤立してしまった三ノ宮
原作:宮脇睦(みやわき・あつし)
プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。制作、営業の双方の現場を知ることからWebとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、『月刊宝島』などに寄稿。
作画:牧岡ちかひで
元はお堅い経理マン、初めて応募した新人漫画賞で佳作受賞。まぐれ当たりが人生の分かれ道、脱サラして漫画家に人生軌道修正。一般、広告からお色気まで森羅万象、この世のすべてを漫画にするのが秘めたる野望。「子作りからあの世まで」をモットーに、地図の無いマンガ街道をただ今邁進迷走中!!
最近(過去90日間)の記事で、Facebookの「いいね!」が多かった記事をお見逃し無く。
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コメント
Webは人と人を結ぶもの。に共感しました。
最終回楽しませていただきました。
Webの仕事をしていますが、クライアントと利用者の橋渡しがWebの役割だと思っています。
そういう意味で今回のお話は再認識させられました。
とかくクライアントから「フラッシュって言うんですか?あの動くヤツ、あれ入れてもらえませんか?」と要求を受けます。必要最小限の場面ではデザイナーに頼み込んで作ってもらいますが、ページのほとんどは文字と写真だけです。でも文章がそのほとんど。
文章離れと言われますが、メールを書くのが日常になっているので、ネットのなかった学生時代に比べればよっぽど文章を書く機会が増えていると思います。
それゆえに、文章の推敲は何度も繰り返し、作った文章は画面で見るとさっと流されてしまうので、一度印刷して紙に書かれた文章とにらめっこ。そこに赤ペンを入れ何度も何度も繰り返してページが出来上がります。
何を伝えたいのか?を追求すればフラッシュなどを使うよりはじっくり読ませてそれを補てんする写真やイラストが入れば十分と考えています。
私はこの手法で作ったWebサイトで人と人を結びつけています。
人をつなげるためのWeb
シッペさん、コメントありがとうございます。
以前、「長い文章は読まない」をテーマに書きましたが、本当に求めている人にとって文章長短はまったく問題ではありません、仰るように中身の問題であり、さらに述べれば文章力は好みであり上手い下手よりも行間に込められた「思い」に客は動きます。
そしてシッペさん。人をつなげるためのWeb。素敵です。
LINK。これがHTMLの最大の発明という考えもありならばWebとリアルのをつなぐhref=の先に注力したいと。
三ノ宮をイジメ続けて1年。ようやく彼に卒業証書を与えようと思い・・・ましたが、まだ仮免にしておきます。萌絵に告白もできないようでは(笑)。
企業は人也、云いますが
よく云われつつ、ほぼ伝わらないのが、人也。
Webに限らず、店頭ポップ、接客用語、身形だナンだ、突詰めれば人×人。
追われているとそれに気付けないままでに進んでしまう訳で(^^;
いつか数字や手段だけに囚われる。 ←意図的にこの字で
難しい線引きなんですよね。
民間企業、経営は数字=実績あってこそ。
実績がなきゃ銀行は金貸してくれません。
人の思いだけで上手く行くならイイんですが、そう簡単な代物じゃないのが商売。
「あきない」とはよくいうものです。
あれって「あきない」より「あきさせない」なのかなと(^^;
人×人の会話と同じですよね、Webも。
介在するものがWebというだけで、イコール・ツール。
鉛筆かボールペンかシャープペンか、そういう道具の違い。
結局は使い手の問題だったりすることの、多いことよ。
今回のシリーズ、マンガとして楽しく読ませていただきました。
絵師様、構成の皆様、お疲れ様でした。
私は、こういう媒体を通してのストーリーの側面の方を考えました。
自分の立場なら、それが企業側だったり/顧客側だったり/取引先側からだったり。
マンガの最初の頃と途中と、そのあたりの切り口が違いますものね。
意図的(^^)?
実は。
某原作者様のコメントで「あ・このWeb画面の向こうにも作った人達が居るじゃんか」と(^^;
やっぱり私、まだ「企業(仕事)は人也」を解ってないなぁ、と(^^;
ありがとうございました(^^ゞ
応援、ありがとうございます
Jinさん、コメントありがとうございます。
漫画として楽しんでいただいたとのこと、なによりの言葉です。
「漫画で分かる●●」によくあるパターンの
「解説をキャラクターに説明させているだけ」
を避けるためにご指摘のとおり「立ち位置」を変えさせています。
実はこれはとても大事なことで、発注者と受注者、制作者と利用者、社内で言えば営業と内勤、あるいは販売者とデザイナーを入れ替えることでより理解が深まるのです。
ところがどうしても自分の仕事を中心に他人を理解しようとしてしまい袋小路にはまります。
「彼も人なり」
と考えることで、社内の連携もうまくいき、さらにお客さんの気持ちに近づくことができる・・・と、私は体験からそう考えます。
・・・とはいえ、私も牧岡先生の原稿があがってくるたびに
「プロってスゲェ」
と、原稿の向こう側の牧岡先生の苦労など気にせずに、三ノ宮を虐めていたわけですが。
一年間の応援、ありがとうございました。
あとがき、のようなもの
Web知識はメールとネット通販だけ!な作画担当の牧岡です。
全12回、72ページお楽しみいただけましたでしょうか。
原作の宮脇先生と担当編集氏が用意・下ごしらえしてくださった鍋を火加減に気をつけながら時にコトコト、時にグツグツ、時にジャンガジャンガ煮込んで「マンガパウダー」を振りかけたら・・・三ノ宮の出来上がり☆☆
私自身初のサラリーマンマンガということで楽しみながら描かせていただきました。
思えば昨年、某誌に描いた突撃体験レポートマンガがきっかけで「三ノ宮」の打診メールが来たわけです。
仕事とメールが私をまったく縁のなかった業界、そして「三ノ宮」に繋いでくれました。最終ページの三ノ宮を作画しながらいろいろ考えさせられました。
宮脇先生、担当編集氏、お二人に感謝感謝であります。
そしてご愛読いただいた読者の皆さまありがとうございました~☆
自分のブログにて
http://blogs.dion.ne.jp/mangablog/
11月4日つけで
『 「Web担当者 三ノ宮純二」最終回記念』の題で製作裏話的なものとおまけイラストなどを描いておりますので、よろしければ。
牧岡ちかひで先生、
牧岡ちかひで先生、ありがとうございました。
担当のNさんとふたり、ネームに落とし込むご苦労を顧みなかったことこの場を借りてお詫びいたします。
漫画家は監督であり役者、編集者は予算に合わせて尺を決め、各種の調整するプロデューサー、原作はやはり原作。
入稿する度に原稿が上がるのを誰よりも楽しみにしていました。
その気持ちを率直に述べればこうです。
「俺の仕事は終わった(笑)」
冗談はさておき、牧岡先生の「演出」により三ノ宮や萌絵がいきいきと動きだし、樹莉亜と剛田のキャラがたち、国生もイメージを越える仕上がりで、なにより鈴木がイヤな奴に仕上がったことを嬉しく思います。
そして先生のブログで公開されている「その後」の彼らのイラストを眺めているとジョンレノンの「スターティングオーバー」が流れてくるようです。
残暑見舞いでいただいた萌絵のイラストは額に入れて飾っております。
本当にありがとうございました。
最後にひとつだけ述べておきたいことが。
牧部かたる名義の「携帯漫画」。えっちです。
宮脇先生へ
お詫びなどととんでもない、私などより初マンガ原作の宮脇先生の方が企画原案段階から最終回までご苦労多かったことと思います。
ジョーとの一戦に挑む力石のごとく回を追うごとにスリムに、ビジュアル化しやすくなる、月イチ連載向きに変化してゆく原作を読みながら「きっといろいろ割愛されているんだろうなぁ」と思いつつ、適応力に感心していました。
マンガ原作者も有名無名いろいろな方がいて、原作も小説形式~ネーム形式~箇条書き~口述~単なる名義貸しでなんにもなしetcといろいろです。
原作を目にしたことがそう多くない私でも同業他者から聞いたり、アシスタント修行していた先で実際に見たケースなどで、「さすが!」というものから「これで描くの!?」というものまで。
宮脇先生の原作は、5W1Hがはっきりした情景がイメージしやすい部類で、原作モノ初体験の私としては良い筆おろし・・・もといペンおろしさせていただきました。
良い原作をほんとうにありがとうございました~~。
マンガ業界の原作にまつわるいろんな話はまた何かの席でご一緒した時にでも!
<追記>
携帯マンガの方、チェックしていただいたみたいで恐縮です(汗)
このジャンルでの修行が女性キャラの描写に活かせたのかもしれませんねw