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優れたブログ記事を書く誰でもできるやり方(前編)

ブログで「内容をしっかりと掘り下げたコンテンツ」を作るのに必要なステップを、わかりやすいポイントで解説する。

優れたブログのコンテンツとは

僕はよく、ブログを“マットレス”にたとえる。どんなマットレスも、大切なのは柔らかさと硬さのほどよいバランスだよね。

それでいくと、「10の~リスト」とか、1週間のニュース総まとめとか、オピニオン記事とかっていうのは、マットレスを柔らかくする詰め物だと思うんだ。

でもって、内容の充実した記事リサーチに基づく記事新たな重要情報を伝える記事なんかは、マットレスのスプリングだね。

ブログを成功させるカギは、この2つのバランスをうまく保つことだ。マットレスの硬さの好みが十人十色なのと同じで、ブログコンテンツの剛柔のバランスにしても、読者の好みはさまざまだ。どっちの種類の記事も芸術的な繊細さが必要で、同じくらい重要なんだけど、一貫して書き続けるのがはるかに大変なのは後者の記事なんだよ。

そこで今日は、そういうしっかりと内容を掘り下げた(スプリングのような)ブログ記事を書くのに役立つ知恵をいくつか紹介しよう。

まずは心構え

そぶりだけの専門家にならないこれは直感に反してるかもしれないけど、実は理にかなったことなんだ。経験の浅いブロガーの多くは、実際にはそんなことなくても、自分の書いてることはさも重要で評判を呼んでいるように見せたがる。業界のリーダーを模倣するっていうのは、たしかに理屈のうえでは成功への近道だから、これは非常に犯しやすい過ちだ。でも、惑わされちゃいけない。真の成功は、有効なやり方で自分を差別化することから生まれるのであって、自分ではない何者かのふりをすることから生まれるのではない。

思いつきに頼らない思いつきは、つまらない記事への第1歩だ。無理やりしぼり出すようにしてアイデアを思いついたところで、おそらくあまり出来のいいブログ記事は書けないだろう。優れたブロガーというものは、自分が書く必要があると感じたことを書いているんだ。そうやって書けば、出来上がった記事は、他人が見ても読む必要があると感じるものになる。

読者を知るブログを書くうえで理想的な状況は読者のために書くことが、そのまま自分のために書くことになるような状況だ。優秀なブロガーなら、毎日何百と掲載されるブログ記事のなかから、果たして自分ならその記事を選んで読むだろうか、と自分に問いかけてみなければならない。答えがノーなら、なぜ読まないのか、その理由を考えてみよう。

何か新しい情報を入れる優れたブロガーは、他に誰も知らない情報を見つけ、作り出す方法を心得ている。自分が投稿しようとしている記事は、他の人がすでに取り上げたことを、ただ言葉を変えて繰り返すだけのものになっていないだろうか。自分に問いかけてみよう。

Techmeme
多くのブロガーが、同じ公式発表を取り上げている状態では、あなたの記事は印象的にはなりにくい。

リサーチあるのみ新しい情報を仕入れるのに、秘密の情報源など持つ必要はない。新しい情報は自分で作ればいいんだ。時間はかかるかもしれないけど、公開されているデータをユニークでおもしろいやり方で組み合わせ、分析すれば、必ずヒットするブログ記事が書ける。

雑誌編集者のように考える雑誌に「~~トップ10」という記事を載せれば、読者は手に取ってくれるだろう。でも、定期購読までしてくれるのは優れた記事が読める雑誌だけだ。ブログにも同じことが言える。まずは目に留まる記事で読者の興味を引き、掘り下げた内容の記事で読者をキープしよう。

やる気を奮い立たせてくれる人たちと接するブログの執筆って、時間はかかるし、難しいし、時には落ち込むこともある。自分のモチベーションを高く保つ最善の方法は、自分を前に進ませてくれる人たちと接することだ。最初のうちは、オンラインや実生活で交流のある人たちでかまわない。でもやがては、君の読者がそういう存在になるはずだ。

さあ書いてみよう

最初の下書きはブログの入力画面でなくワープロソフトで自分の書いたものを真剣に受け取ってほしいと思うなら、書く方も真剣に書こう。大半のワープロソフトはスペルや文法のチェック機能が付いているから、という理由もあるけど、それだけじゃなく、仕事の文書を作成するときと同じ環境でブログ記事を書くことが、上質な記事を書かなければというプレッシャーになるからだ。

Post In Draft Form In a Word Processor
僕はもちろん、この記事の下書きをワープロソフトで書いた。

主要なアイデアは最初に書き留めておく主要なアイデアを文字にしておくことは考えを整理するのに役立つし、準備が万全に整っているか確認できる。アイデアが出揃ったら、あとはそれを膨らませて、空白部分を埋めていけばいい。

リサーチあるのみ僕はブログの記事を書くとき、1本につきグーグルで100回ぐらい検索する。そのとき自分が書こうとしていることのエキスパートになりたいからね。自分が書くことの一言一句を、具体的な事実で裏付けられるように知識を仕入れておこう。他の形式の文書と違って、ブログ記事は長期間、誰でもアクセスできる状態で残るんだから。

google search web history
以前にブログ記事を書いたときの僕のグーグル検索履歴(緑色が濃いほどたくさん検索している)

この記事は前後編の2回に分けてお届けする。後編では、文章の推敲や投稿後の対応について、優れたブログを書くためのヒントをお伝えする。

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