ユーザー視点のウェブデザインガイド

ユーザーの行動を読み解くアイトラッキング分析

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ユーザーの行動を読み解くアイトラッキング分析

これまで述べたように、アイトラッキング調査を利用することで、ユーザーのサイト内の行動を把握できるだけでなく、サイトのどこが見られており、どこが見られていないのかを細部に渡るまで抽出することができる。

しかし一方で、アイトラッキング調査で得られたデータは、あくまでユーザーの目線移動と注視ポイントを示すものであり、ユーザーがなぜそのように動いたのか、そのとき何を考えていたのかという点までは知ることはできない。

また、ある対象物を注視していた結果が出たとしても、それを「好ましい」と感じていたのか、逆に「好ましくない」と感じていたのかはアイトラッキングデータだけでは判断することは不可能である。

このため、データが得られた後には、ユーザーとともに内容を振り返りながら行動をひも解く「アイトラッキング分析」を行うことが重要となる。実際にユーザーがサイトの内容をどう捉えたかという洞察を行うことで、よりよいサイト改善に繋げるということだ。

具体的には、サイトを使ってもらった被験者(ユーザー)とともに、得られたデータ、特にユーザーの行動経緯を記録したGaze Plotを見ながら、「このページではどうしてこのあたりを注視されたのでしょうか?」、「このページではナビゲーションをよく見ていましたが、どんな情報を探していたのですか?」といった形で、行動パターンに沿ったヒアリングを行う(図5)。

図5 調査を実のあるものにするには、事前準備と事後分析が何よりも重要となる。

被験者は、自分のとった行動をすべて正確には覚えていないものだが、アイトラッキングによるデータを提示しながら行動を振り返ることで、よりそのときの記憶をリアルに思い出してくれるため、精度が高く有意義な意見を聞くことができる。

このように、アイトラッキング分析を用いたユーザビリティ調査を行うことで、より精度の高いロジカルな分析、さらには改善のためのインプットを獲得することが可能になる。

最後に、アイトラッキング分析によるページデザインの問題点発見とその改善例を示す(図6)。


図6 アイトラッキング調査によるデザインの改善例。
  1. 調査結果
    Hot Spot分析をしたところ、ユーザーに押してほしいボタンがまったく見られていないことが判明。見られていたのは画面中央部のテキストリンクだった。

  2. 改善画面とその結果
    見られない領域にあったボタンを見られる領域内に移動し、さらにテキストリンクに変更することで、ボタンに視線が集まるようになった。

アイトラッキング分析はこんな場合におススメ
  • 制作した広告が実際に見られているかどうか効果検証したい。
  • サイト利用者が注目して読んでいる箇所を知りたい。
  • 視線の動きから、サイトを設計・リニューアルする際の参考にしたい。

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