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事例紹介 - Web共有を重視、ROIを改善・売上拡大~「うわさのリボンブラ体操」話題拡散に隠れた緻密なコミュニケーション設計~「株式会社ワコール」

15 years 2ヶ月 ago
広告営業第五部 兼 西日本担当 リード アカウント マネージャー 山崎志信

先日 Inside AdWords ブログにて、株式会社東芝様の YouTube ご活用事例をご紹介いたしました。今回も引き続き、YouTube のご活用事例として、株式会社ワコール様のケースをご紹介させていただきます。

「うわさのリボンブラ体操」。TV CM や交通広告などでも流れたこのプロモーション動画は、Web でも大きな話題となりターゲット顧客の注目を集めました。この背景には、Web を情報共有手段として位置づけた緻密なコミュニケーション設計がありました。今回のコミュニケーションプランニングについて、株式会社ワコール 総合企画室 広報 宣伝部 WEB CRM 企画課 課長 大藪範子氏にお話を伺いました。

コミュニケーションデザインのポイント

「今回の LALAN リボンブラコミュニケーション策定にあたっては、従来のマス重視のプロモーションから、ROI 向上を重視したプロモーションへとスイッチし、全てのコミュニケーションデザインを組み直しました。」(大藪氏)

これまでワコールでは、新商品のプロモーション時にテレビを中心としたマスプロモーションを基点とし、クリエイティブや他メディアのプランニングをおこなってきました。けれども、より ROI を重視したプロモーションをおこなうためには、インターネットでの話題作りや興味喚起が売上につながる重要な要素であると大籔氏は考え、以下の点をポイントとしてコミュニケーションプランを策定しました。
  1. これまでよりさらに深い消費者インサイトに基づくコンセプトおよびワード開発
  2. クリエイティブ(フィッティングをチェックする体操をコンテンツ化)
  3. 効率的なメディア選択と顧客接点の設計
  4. 顧客接点から Web (自社メディア、外部メディア)へ誘導するためのコミュニケーションデザイン
  5. バイラルなコミュニケーションの想定
一連のクロスメディア施策の中で、Web メディアを情報共有の手段として位置づけ、キャンペーンメッセージを最大化するメディアを選択し、顧客接点を設計しました。それら Web メディアの中でも重要な位置づけを担ったのが YouTube でした。
























YouTube における施策

LALAN リボンブラキャンペーンで生まれた「うわさのリボンブラ体操」は、誰もが口ずさみたくなるような耳に残りやすい歌と印象に残るダンスに、「新開発キープリボンで朝の谷間を長持ちさせる」というリボンブラの商品メッセージを的確に収めたクリエイティブです。ワコールは、この動画を TV CM に先駆け YouTube にアップロードし、動画から公式サイトへの誘導をおこないました。動画は Twitter や掲示板などを介し、口コミで拡がりを見せました。






















そして同社ではさらに、口コミの起点となる「動画への気づき」をさらに拡大するため、YouTube のトップページに広告を掲載。広告を掲載した 2 日間だけで、220 万回以上のインプレッション、32 万回以上の動画再生回数を獲得することに成功しました。


費用は昨年より激減、店頭売上は前年比 180%
ROI の大幅な向上を達成

YouTube にアップロードした動画は、そのコンテンツ自体の魅力による口コミ効果と広告掲載が相乗効果となり、動画のアップロードから 2 週間で 50 万回近い再生回数を獲得することができ、その後も確実な拡がりを見せ、現在では 95 万回を超える再生回数となっています(2010 年 9 月中旬現在)。

また、ワコールでは、今回のキャンペーン施策について指標となる数値を前年と比較し、効果測定をおこないました。「今回テレビの出稿量は抑えましたので、テレビによる露出指数は減少しました。ただ、ブログや YouTube などの共有による話題指数増加量や、販売数など売上指数増加量は前年のポイントを大きく上回りました。YouTube やブログなどを介して話題が拡がり、販売数が上昇しています。」(大藪氏)

[09/10年 各メディアの時系列変化(外部分析会社による指数増加量分析)]


















プロモーション経費は昨年より激減し、店頭売上は前年比 180% と、今回の施策のゴールである ROI は大きく向上し、Web を情報共有手段として活用するワコールの新しいプロモーション手法が確立されることになりました。続く秋冬に向けての新商品でも、YouTube を活用した第 2 弾のプロモーションを展開しています。




















株式会社ワコール      
総合企画室 広報 宣伝部 WEB CRM企画課
課長 大藪 範子氏

「様々なメディアを組み合わせたプロモーションを実施するにあたり、話題のきっかけになるようなクリエイティブはもちろん、注目を集めるために、集中的にクロスメディアでの露出を図ることも大切です。売上は成果の1つであり、高いROIを意識したコミュニケーションプランニングが重要であると考えています。」


ワコール様の YouTube チャンネルはこちら
YouTube への広告掲載方法については、こちらのヘルプページも合わせてお読みください。
noreply@blogger.com (Google Blog)

広島でGoogle Analyticsに関するセミナーを10月に開催(講師からのメッセージ)

15 years 2ヶ月 ago

CSS Nite redux, Vol.2

CSS Niteで過去に好評だったセッションをロングバージョンで行うという試みのシリーズ「CSS Nite redux」(シーエスエスナイト・リダックス)の第2弾、CSS Nite redux, Vol.2 powered by KDDI Web Communicationsを10月1日(金)13:30-17:30、広島国際会議場で開催します。

今回は、権 成俊(ゴンウェブコンサルティング)をお迎えし、Google Analyticsからひも解く、中規模サイトの設計とSEMと題してお送りします。

講師の権さんからメッセージをいただきました。

ec4model1.png当社がGoogle Analyticsに関するセミナーで講演させていただくのももうすぐ50回になります。アクセス解析についてのご相談もこの2年で急増しています。

多くのお客様に触れる中で感じるのは、ほとんど企業においてネットマーケティングが必須になりつつあると言うことです。ウェブサイトは制作する時代から活用する時代に変わってきました。今後ユーザー企業にとってはアクセス解析や、リスティング広告などの知識が必須になりますし、また制作会社などウェブプロフェッショナルにとってもお客様に総合的な提案をするのが当たり前になっています。サイトリニューアルに際して、SEOやアクセス解析を当たり前のように求められる時代になっているのです。

当セミナーはユーザー企業、ウェブプロフェッショナル企業の担当者に向けて、アクセス解析とSEOを軸にウェブマーケティングについての視点を持っていただくことを目的としています。時間の割に広いテーマでお話しますが、入門的な知識と、実用的なテクニックをバランスよく織り交ぜているつもりです。初心者から上級者まで、幅広くご満足いただける内容だと思います。

内容については高評価をいただいております書籍レビューも参考になると思います。 予習としてもご興味があればご一読ください。

当セミナーで学べること(権さんから)

Google Analyticsを活用する上で、一つ一つの指標に追われて全体のイメージが湧かないかたが多いようです。 確かに、セッション数を増やすとか、直帰率を下げるとか、個別の指標を見ていくのは分かりやすいですが、サイト全体の理想的な姿をイメージしにくいのも事実です。なんだかSEOの対策要素を追うのに似ていますね。

当セミナーでは、基本的な指標の理解をベースに、ユーザーシナリオとサイト全体の理想的な姿をイメージしたGoogle Analyticsの活用方法をご説明します。 アクセス解析に関する本やセミナーが初めての方でも理解しやすい内容です。 事例としてECサイトをご紹介していますが、もちろんECサイト以外でも十分に役立つ内容です。

また、小規模サイトを成長させていく際の参考になるよう、デザインテンプレートにコンテンツを流し込んでサイトを構築していく場合の注意点について、ユーザービリティとSEOの視点で述べています。イメージとしては数百ページくらいのサイトで効果的な情報だと思います。

50回に渡るセミナーで練り上げたコンテンツですので、多くの方にご満足いただけると思います。

世界のスマートグリッド市場、2020年には5兆8,170億円

15 years 2ヶ月 ago
2010/9/21の富士経済のリリースから。https://www.fuji-keizai.co.jp/market/10089.htmlスマートグリッド関連市場は、スマートメータ/AMI、通信ネットワーク、ディマンドレスポンス、ホームエネルギーマネジメントシステム、エネルギー貯蔵システム、ビーグルツーグリッド、コンサルティング/プロジェクトマネジメント、システムインテグレーション、配電自動化/系統保護、高圧送電、専用ネットワーク機器等を対象としている。2010年は1兆円超が見込まれ、2020年には2009年比約6倍の5兆8,170億円が予測される。
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

「課題解決!マーケティング・リサーチ入門」を読んだ

15 years 2ヶ月 ago
「はじめに」に書いてある通り、これまでの多くのマーケティング・リサーチの本はリサーチ手法やデータ解析の解説にとどまっているのに対して、この本はビジネス上で抱えている問題をリサーチにどのように置き換えて、解決にまで導くのかという問題に答えようとしている内容になっている。このようなアプローチは当たり前なんだけど、確かに今まで記憶にない。課題解決型だと重複するアプローチ(分析手法など)が出てくるため、重複のない手法などを網羅的に解説する方が、書く方も書きやすかったのかなあと思う。個人的にはメディア・リサーチが主戦場なので、知らない話もいくつかあった。付箋は10個以上付いた。出版社:ダイヤモンド社定価:2,400円+税編著者:田中 洋著者:リサーチ・ナレッジ研究会約320ページⅠ.既存商品のマネジメントⅡ.新商品の開発Ⅲ.効果的な広告展開Ⅳ.魅力的な市場の発見関連リンク:「バイラル・ループ」を読
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

米オンライン広告、ブランド広告のシェアが今後増えていく

15 years 2ヶ月 ago
2010/9/21のeMarketerのブログから。http://www.emarketer.com/Article.aspx?R=1007936ブランド広告のシェアが2010年には35.7%なのが、2014年には41.9%になると予想。ディスプレイ広告は動画のシェアが増加していく。関連リンク:2010年上期米広告費5.7%増、ディスプレイ広告は5.3%増 2011年米インターネット広告市場、278億ドルに(SNL Kagan)2011年米オンライン広告の伸びは14%増に(Borrell Associates)2010年米オンライン広告の6.7%がソーシャルネットワークに(eMarketer)米モバイルディスプレイ広告、5年で4倍に(ABI Research)2010年米インターネット広告費、10.8%増に(eMarketer)米2010Q1インターネット広告は59億ドルで、対前年同期比
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消費者のTwitter の活用目的、53%が情報収集

15 years 2ヶ月 ago
2010/9/21の矢野経済研究所のリリースから。http://www.yano.co.jp/press/press.php/000671http://www.yano.co.jp/press/pdf/671.pdf消費者のTwitterの活用目的は「有名人・著名人の書き込みを読む(53.0%)」など「情報受信」的目的が上位を占める。「友人・知人の書き込みを読む(30.4%)」など、バーチャルよりリアルの人間関係の延長線としての、SNS的利用ニーズも強い。一方、「情報発信」「出会い」「リアルタイム性(時間の共有)」「コミュニケーション」ニーズはさほど強くない。企業メディアに消費者が求めるのは、ウェブサイトへは「新製品・新サービスの情報(70.8%)」「情報の信頼性(37.5%)」、Twitterへは「情報の早さ(27.4%)」「ユーザの声が聞ける(21.8%)」などに集まった。関連リンク
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脱力系の写真で注目を集めたプレスリリース

15 years 2ヶ月 ago
各メディアに毎日大量に届くプレスリリース。 なんとか記者の目に留めたいと広報担当者は苦心しています。 今回はリリースが、その本筋とは違うところで記者の心に響いた(?)例を紹介します。 凶悪強盗自動検出システム「インテリジェント非常通報システム」を発売 http://www.secom.co.jp/corporate/release/2010/nr_20100831.html リリースの内容は、ホームセキュリティ大手のセコムが、重要物のまわりにカメラやマイクを設置し、凶悪映像や音声を分析することで不審者を検知するという凶悪強盗自動検出システム『インテリジェント非常通報システム』を発売&販売開始したというもの。「インテリジェント非常通報システム」の概要や特長、運用イメージまで図入りで事細かく丁寧に説明しています。 タイトルから想像する通り、とても固い内容です。 しかし、このリリースはある点が注目されてこのような形で大きく取り上げられました。  そんな意義深い内容が記されていたのだが、筆者は本筋とは違うポイントで、うっかり笑ってしまった。それはリリースに掲載されていた写真である。" src="http://netpr.jp/images/makoto0909.jpg" width="450" height="238" /> セコムのプレスリリースがすごい(Business Media 誠) - livedoor ニュース http://news.livedoor.com/article/detail/4998870/ そんな意義深い内容が記されていたのだが、筆者は本筋とは違うポイントで、うっかり笑ってしまった。それはリリースに掲載されていた写真である。 へっぴり腰の強盗が3人に増加している。黄シャツのタナカ君は再出演。明らかに人を刺す手の角度になっていない黒パーカー君は、結構イイ奴のような気がする。手作り感漂う画像を見ていると、「マスクやサングラスはドン・キホーテとかで調達したのだろうか」といった余計な詮索までしてしまう。もしかすると、強盗をあからさまな普段着にすることで、「内部犯を疑え」というメッセージを込めているのかもしれない。 セコムのプレスリリースがすごい(Business Media 誠) - livedoor ニュース http://news.livedoor.com/article/detail/4998870/ リリース作成時に、この写真にどんな狙いがあったのかは不明です。 しかし、結果としてこの手作りチープ感あふれる写真をきっかけに、『Business Media 誠』はずいぶん長い記事を掲載し、ライブドアニュースにまで配信されたわけですね。 プレスリリース全体がウケ狙いの軟いものではなく、固い内容を手堅くきっちりまとめたプレスリリースに、ちょっと脱力系の写真をつけているのがポイントかもしれませんね。 リリースをなんとか記者の目に触させたいときに、ちょっと参考になるかもしれません。

世界のブランドマネージャーの6割、この1年にオンライン動画への投資を増やす

15 years 2ヶ月 ago
2010/9/13のBrightcoveのリリースから。http://www.brightcove.com/en/company/press/brightcove-tubemogul-release-q2-online-video-research-reportブランドマネージャーの65%以上が、その主目的が認知向上と回答。21%はリード・ジェネレーション、12%がEC目的。
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

米PCゲーム、小売店販売数をダウンロード販売数が凌ぐ

15 years 2ヶ月 ago
2010/9/20のThe NPD Groupのリリースから。http://www.npd.com/press/releases/press_100920.html2010年上半期にダウンロード販売されたPCゲームは1,120万、かたや小売店で物理的に売られたのが820万。合計した販売額は対前年同期比21%マイナス、数量ベースでも14%ダウン。
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

2010/9/18の週の英検索エンジンシェア、Googleが91.86%

15 years 2ヶ月 ago
2010/9/18の週の英HitwiseのData Centerから。http://www.hitwise.com/uk/datacentre/main/dashboard-7323.html検索エンジン・シェアは過去4週データで、サイト・ランキングは単週のデータ。関連リンク:英検索語でバイクレーサーの富沢祥也が急上昇、2010/9/11の週の英検索エンジンシェアGoogleが91.88%2010/9/4の週の英検索エンジンシェア、Googleが91.85%2010/8/28の週の英検索エンジンシェア、Googleが91.75% 2010/8/21の週の英検索エンジンシェア、Googleが91.72%2010/8/14の週の英検索エンジンシェア、Googleが91.59%2010/8/7の週の英検索エンジンシェア、Googleが91.46%2010/7/31の週の英検索エンジンシェア、
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

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