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広告マンの遺伝子組み換え

14 years 4ヶ月 ago

 企業のマーケティング活動は、キャンペーン施策中心から、マーケティング装置化したオウンドメディアを中心とした継続的かつPDCAサイクルを短周期で廻すことを前提としたものになり、いわゆる「広告」は短期的な認知獲得に役割が限定されていくようになります。(と思います。)だからと言って「広告」が死滅するわけではありません。ただ、潜在層(ターゲット)の認知を獲得するという機能を、できるだけ短期に効率的に果たせる機能がないと「広告」として生き残ることは難しいのです。しかもその効果はしっかり測定できないといけません。
 そうなると、テレビのプッシュメディアとしてのポジションはいっそう磐石となるかもしれません。ただ測定可能にするかどうかについて、またオーディエンスを選べるかどうかについてテレビは本気で考えないといけないでしょう。逆にテレビ以外のマスメディアのポジションは、いわゆる4スクリーンに対してかなり劣勢を余儀なくされると思います。

 いずれにしても、広告会社がマス広告の「枠」を売ることを前提に、その機能と職能を確立させてきていて、今もその「型」から脱却できないでいることはたいへんなリスクです。しかしどう脱却したらいいものかよく分からないというところでしょう。
 まず、広告会社の営業は何を売る人かを再定義しなければなりません。広告主(という言い方も変えないといけない)は「広告」が買いたい訳ではありません。マーケティング目標を達成するための手段のひとつとして「広告」も買っているのです。従来の広告会社の営業はマス広告の枠を買ってもらうために、クリエイティブ、マーケティング、プロモーション、PR・・・といったスタッフ機能を集め、メディア扱いをゲットするのが仕事でした。昔はいちおうマスメディアに関しては知見を有していて、クライアントにその情報を持ってきては丁々発止できました。しかし現在、広告会社の提供サービスも幅広くなり、専門スタッフが後方に待機していて、その都度クライアントに出向くようになりました。アカウントプランナーという機能が注目されるようになるのは、こうした広告会社でフロントに立つ者の総合プランニング力やプロデュース力が重要になってきたからですが、デジタルメディアによって変化してきたマーケティングに対応する能力を、従来の広告会社の営業フロントラインに期待するのは本当に難しいということは、ここ10年の試行錯誤で十分過ぎるくらい分かりました。従来の成功体験の上に知見を積み上げた人は、どうにもこうにも、デジタル対応の知見に組み替えるのは極めて難しいのです。それこそ遺伝子組み換えが必要です。


前回のエントリーで「自動車メーカーの経営トップが『ハイブリッドカーがどうやって駆動するか理解していない』などと言うことは有り得ないが、広告会社ではそういうことが起きている。」と書いたら、この一文に一番反応がありました。


やはりこの期に及んでデジタル知見がほとんどない人間がコミュニケーション産業の一端を担う会社の経営をしていてはいけません。
 もちろん経営トップだけでなく、次の層(経営者のはしくれには)にも、単に知識とするだけではダメで、経験と見識と知恵をもって未来型を構想する力がなくてはなりません。そして会社の未来のために最適なことを純粋に構想することが求められますが、会社の未来のためとは今の会社の人員と体制を維持するということではありません。少なくても20代30代の若手社員が生き残るためにはどういう業態変革を受け入れるかということです。
 広告業としてやってきた遺伝子の組み換えを受け入れるのです。今の業態継続が叶わないと理解し、それに替わるビジネスモデルの構想力が自身にないなら一刻も早く若い社員のために退陣すべきでしょう。若い社員も自分たちのことなのですからもっと勉強して、具体的な変革プランを上にぶつけていかないといけません。若手にそうした意識や意欲、才覚のないようなら、その会社には希望はないでしょう。
 個々の社員も生き残りをかけて自ら遺伝子組み換えにチャレンジしなければなりません。広告マン個人としての変革をし、会社は生き残らなくても、個人は次の時代もマーケティングコミュニケーションの世界で新たな飛躍をしていかなければいけません。
 それには何はともあれクライアントと直接コミュニケーションのとれるフロントに立って仕事をするということです。また出来ればクライアントのなかに常駐させてもらいましょう。最近の広告主は短期のキャンペーンの企画と実施を求めているというよりは、マーケティング施策を継続的に、様々なトライを続けるマンパワーを借りたいというのが本音です。広告マンの方も、ペイドメディアならともかく、オウンドメディアやアーンドメディア対応の本当の知見は広告会社の中にいて得られるものではありません。どんどんマーケター企業に入って行って、オウンドメディアの運用知見を自らのものにしなければなりません。広告主企業もそうしたスキルや素養のある人材が全く不足しているので、ウェルカムでしょう。そもそもマーケティングコミュニケーションに携わる人間は、出来ればマーケターとしての仕事とサプライヤーとしての仕事の両方のキャリアがあると鬼に金棒です。これからのマーケティングは正にそうで、トリプルメディアを統合的に関わることでしか得られない知見があります。

 未来の広告会社が(広告だけを売る会社ではなくなっているでしょうが)提供するサービスの付加価値は、広告マン個人個人の知見を育成していった後にしか再編成することができません。(これも出来ない人員をリストラして入れ替えてしまうことが出来れば別ですが・・・)
今の箱の中から飛び出していく気概がない広告マンは全く期待できません。企業の箱の中にいて良いのは、そこに居れば将来役立つ職能が身につく場合です。先輩にデジタルマーケティングの知見がない、スキルトランスファーが期待できない会社にいても意味がありません。若いのに、大企業だからと言って安閑としている者は将来生き残れないでしょう。そういう業種にいるのです。

先達の創ってくれたビジネスモデルはもうしゃぶりつくされました。またもうすぐ卒業するだけの人たちに改革を期待するのはバカです。若い広告マンは自らどうやって自らの遺伝子を組み替えるかよくよく考えてみてください。まだ若いのだから比較的簡単に組み替えられます。またネット専業にいる広告マンは「ネットにクローズドのマーケティング」だけではオペレーション力を買われるだけだということを考えましょう。だからその付加価値は決して高くないことを認識しましょう。ネットではなく、もっと広い概念のデジタルマーケティングを志向しましょう。ブランディングやコミュニケーションとは何かを知り、マス広告やリアルなプロモーション、PRの実態も経験しましょう。その方法論については、場合によってはベムがご教授します。

ソーシャルメディア進化論

14 years 4ヶ月 ago
エイベック研究所の武田隆氏の著書「ソーシャルメディア進化論」をいただいた。12年の歳月をかけて積み上げられた「企業コミュニティ」の理論と手法が紹介されている。ここでいう「企業コミュニティ」とは、企業が自社のウェブサイトに開設するソーシャルメディアであり、フェイスブックやツイッターのような外部のソーシャルメディアではない。フェイスブックやミクシィのような現実生活を拠りどころとするソーシャルメディアは、知人との連絡網として機能するが、つながればつながるほど息苦しくなり、匿名の自由な発言が成立しないという。しかし、著者の考えに反論するわけではないが、フェイスブックやミクシィでも企業は消費者とつながることができる。そこで成立するコミュニティーは、著者の志向するようなコミュニティーではないかもしれないが。「ソーシャルメディア進化論」に続編があるとしたら、外部のソーシャルメディアを活用する理論と手法を読みたい。その続編を書く機会は、すべてのマーケッターに開かれている。
noreply@blogger.com (Kenji)

米国モバイル広告市場、グーグルが過半を占有

14 years 4ヶ月 ago
イーマーケッターは、2011年のアメリカのモバイル広告費を、前年比89%増の14億5,070万ドルと推計。2012年は80%増の26億1,000万ドルと予測。2011年のアメリカのモバイル広告費のうち、51.7%はグーグルが占有。モバイルのディスプレイ広告費に限定しても、占有率首位はグーグルで24.8%。
noreply@blogger.com (Kenji)

スマートフォン広告の接触回数と認知率を調査

14 years 4ヶ月 ago
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムが、スマートフォンのヤフーにおけるディスプレイ広告について、フリークエンシーと広告認知率を調査した。フリークエンシー4回で広告認知率は約50%となっていた。ただし、フリークエンシー1回でも広告認知率が38%であることに注意。
noreply@blogger.com (Kenji)

サイジニア、グーグルのネットワークで第三者配信

14 years 4ヶ月 ago
サイジニアは、Fringe81などと同じように、グーグルから「Google ディスプレイネットワーク(GDN)」の第三者配信事業者と認定された。個人の嗜好により最適化する広告「デクワス.AD」を、アイレップ、オプト、サイバーエージェントと協業して、GDNで配信する。オプト「ADPLAN」またはサイバーエージェント「CAMP」のタグが設置してあるウェブサイトは、サイジニアのタグを設置しなくても同社のサービスを利用できるようになった。
noreply@blogger.com (Kenji)

掛け算の順序が違うといって×にする教育には考えさせられる [週刊IFWA 2011/12/26]

14 years 4ヶ月 ago
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■ 掛け算の順序が違うといって×にする教育には考えさせられる

「4人に3個ずつミカンを配るとき、ミカンは何個必要?」という問題を計算するとき、「掛け算には順序がある」という理由で、4×3とすると不正解にするという先生がいるらしいです。

掛けられるものと掛けるものがある、だから順序があるということらしいのですが、その説明を受けるとなるほどそういう考え方は間違いではないと思いましたが、考え方のプロセスはそんな画一的ではないだろうとも直感したのでしょうか、大変違和感がありました。

教育の仕方としても、思考のプロセスまで一つの正解を押しつけるのはどうなのだろうという疑問も持ちました。教育の話は、恐らく皆さん誰もが持論を持っていることだろうとは思いますし、これが正解だと言いきれるような世界ではないでしょうけど。

皆さんはどのようにお考えでしょうか。私の知人にも賛否両論あるようでした。私自身統計とかにはうるさいですし、おかしな数字の解釈には批判する人間ですが、掛け算は3個×4人、4人×3個どちらでもいいと考えます。もちろん3人×4個のように、付ける単位が間違えていたら不正解です。

そんな話を年末考えさせられたのですが、今年は皆さんにとって如何でしたでしょうか。3月の震災も含めて様々なことが起こり、時代はますます早く動いているように感じます。もう数日で今年も終わります。

スピードばかり求められる時代においても、変だなあ/おかしいぞと思ったことに対して、立ち止まって、じっくり考える時間を持つことも大事だと再認識しました。

本件もそういう意味では、自分だったらどういう説明を人にするだろうということを考えさせられたことの一つです。まず自分で考えてから、人の意見を聞く・読むとよいと思います。例えば下記の記事もご覧になってみてください。私がもやもや感じていたことに近いことをきちんと解説してくれています。

文書化能力向上コンサルタントの開米瑞浩氏のブログから。
http://blogs.bizmakoto.jp/kaimai_mizuhiro/entry/3987.html
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

独自のデザインで見る人を混乱させるユーザーインタフェースの愚 [週刊IFWA 2011/12/19]

14 years 4ヶ月 ago
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■ 独自のデザインで見る人を混乱させるユーザーインタフェースの愚

初めて訪問する場所へ出かける時、必ず地図を紙に写して持参することにしています。自分は方向感覚は優れている方だと思っていますが、用意は怠りません。

さて先日のことですが、自分で用意した地図を持ちながら、地下鉄新橋駅改札を出たところで地図を見ました。しかし自分の用意した地図と全く一致しません。3分はその地図を見ていたでしょうか。でも結局その地図が理解できず方向感覚が定まりません。

仕方なく改札の駅員さんに、JR鳥森口改札って一体何番出口から出るのがいいのかを聞いた上で、さらにその地図に戻りました。瞬時に方向感覚は戻りませんでしたが、暫くして謎は解けました。その地図では、なんと上が南南西を向いていたのです。

しかも今居る立ち位置から左右が一致している訳でもなさそうでした。鳥森口というようなヒントになる記述もありません。幾つかの手掛かりで補正することもできなかった訳です。

そう言えば、その地図には人だかりがして、その人達も中々立ち去らずにスマートフォンと見比べている人達が大勢いました。多分皆さんも迷っていたんでしょう。

地図なら基本的に上が北を示すように書くという暗黙のルールがあります。デザインの格好良さなのか、地図の書きやすさなのか、どういう理由なのか判りませんが、南南西が上を向いているこの地図には混乱させられました。

ウェブサイトのユーザビリティなどでも、一般的でない横スクロールだとか、初めて来た人には全く理解のできないユーザーインタフェースを提供しているサイトがたまにありますが、ユーザーはそのサイトの斬新なユーザーインタフェースを学びに来ている訳ではありません。

当たり前のことですが、デザインはユーザーにとって判りやすいことを犠牲にするための独り善がりのものではないと思います。決められたルールやフォーマットの制約の上で、素晴らしいデザインをして欲しいと願っています。

(「デザイン」という広義な言葉使いが自分でも気になりましたが、そのあたりはご容赦下さい。)
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

フェイスブック広告を支援する無料便利ツール

14 years 4ヶ月 ago
フェイスブック広告管理ツールを提供するソーシャルアズツールが、顧客以外にも便利なツールを無料で公開している。「Word Stats」は、フェイスブック広告のパフォーマンスを(興味ターゲティングで指定した)キーワードごとに分析できるツール。フェイスブックがオンラインで提供するレポートでは不可能な分析ができ、ターゲティング条件の見直しに役立つ。「Social Stats」というツールでは、国別のフェイスブック利用者数とその属性を確認できる。広告のターゲットとする性年齢や興味を指定すると、配信対象の利用者数、入札価格、推奨予算、クリック数などが計算される。
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Free Facebook Marketing Tools
http://www.socialadstool.com/free-tools
Social Ads Tool
http://www.socialadstool.com/
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ソーシャルアズツールは、フェイスブック広告の管理画面からは指定できない「Action Spec Targeting」(「Spotifyで音楽を聴いた」などのようなオープングラフのアクションによる広告のターゲティング)にも対応しているようだ。
noreply@blogger.com (Kenji)

Google appsの利用時間シェア、Android Marketが35%を占める など

14 years 4ヶ月 ago
Google appsの利用時間シェア、Android Marketが35%を占める
2012/1/27のNielsenのブログから。
http://blog.nielsen.com/nielsenwire/global/in-india-google-leads-the-smartphone-app-race/

この1年でEU5カ国でスマートフォンでウェブやアプリ、コンテンツのダウンロードをする人は62%増
2012/1/27のcomScore Data Mineから。
http://www.comscoredatamine.com/2012/01/mobile-media-usage-sees-strong-growth-across-eu5/
2011Q4世界のiPhone出荷台数は3,700万台
2012/1/27のCanalysのリリースから。
http://www.canalys.com/newsroom/top-smart-phone-vendors-hit-record-volumes-q4

2011世界のスマートフォン出荷、Samsungが9,500万台でトップ
2012/1/26のiSuppliのリリースから。

http://www.isuppli.com/Mobile-and-Wireless-Communications/News/Pages/Apple-Retakes-Smartphone-Lead-in-Q4;Samsung-Grabs-Top-Spot-for-Full-Year-2011.aspx

Abdroidタブレットのアプリ利用回数ベースのシェア、Kindle Fireが36%と急上昇
2012/1/27のFlurry Blogの記事から。
http://blog.flurry.com/bid/81151/Amazon-Lights-the-Android-World-on-Fire

2011Q4世界のハンドセット出荷4.1億台の36%の1.5億台がスマートフォン
2012/1/27のABI Researchのリリースから。
http://www.abiresearch.com/press/3841-As+China+Eats+Android’s+Tail%2C+Apple+Cuts+Off+its+Head
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

『プレイス検索SEOで真っ先にやるべき3つの施策』::海外&国内SEO情報ウォッチ

14 years 4ヶ月 ago


「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『プレイス検索SEOで真っ先にやるべき3つの施策』、『スマートフォン版Googlebotに関する質問にグーグルが公式回答の第二弾』、『ページの読み込み時間が1秒遅れるとCVRが7%ダウンする』など10記事+2記事。

- 『プレイス検索SEOで真っ先にやるべき3つの施策』::海外&国内SEO情報ウォッチ -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM

CSS Nite back2basic #5「CSS3」が終了しました

14 years 4ヶ月 ago

2012年1月24日(火)、KDDIウェブコミュニケーションズ セミナールームにてCSS Nite back2basic #5「CSS3」を開催し、70名弱の方にご参加いただきました。

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アンケートで次のようなコメントをいただきました。

  • シンプルにわかりやすく説明してもらえて良かったです。IE対応、jQueryでしかしてなかったので、filterの使い方を知れて良かったです。
  • 今回も“やってみたい”と思える内容でとても有意義でした。自社リニューアルサイトに使っていますが、もう少し生かしたデザインを考えてみようと思いました。HTML5のセクションも見直している所ですが、CSSも同時に考えていきたいと思います。ありがとうございました!
  • 覚えればよいプロパティ11個。これを教えていただいてCSS3に取り組むのがやりやすいような気分になりました!勉強して活用したいと思います。
  • ついつい簡単にできそうに思ってしまうくらい面白かったです。ありがとうございました。
  • CSS3が網羅されていて大変役に立ちました。ありがとうございました。less使ってみたいですね…。
  • デザイン的な要素もマークアップ担当に求められる時代になっているのですねー。
  • ムダなくスッキリまとめていただいて、これからやっと始めようという私にとっては大変助かりました。ぜひ自分で手を動かして書いてみます。
  • ずっと新規の案件を制作する機会がなくて、CSS3に手を付けられずにいましたが、思いの外色々なことができるのだと、今さらながら便利そうな印象をもちました。背景画像を複数設定できるのは助かると思いました。何ができるかを覚えてしまえば、簡単そうなので、どんどん使いたいと思います。

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