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2012年をちょっと振り返ると・・・

12 years 11ヶ月 ago

デジタルマーケティングの2012年をちょっと振り返ると・・・

 今年2012年、DSPはかなり普及したが、まだまだ「DSP=リタゲ」というレベルに留まっているということと、リタゲの精度がまだ低いことで課題を残した感がある。

 RTBの本当の効用を得るのはこれからだ。

 また、「アトリビューション」はバズワードとしてはかなり浸透したが、実践にもまだほど遠い。第三者配信サーバーでコンバージョンパスデータを取得するのはいいが、そもそもリ・アロケーションするために必須の入札コストデータなどを捕捉しておかないと意味がない。こうした整備がされ始めるのはやはり来年2013年からだろう。

 当然、マス広告を含めた「トータル・アトリビューション」も今年認識はされ始めたが、実行に着手できるのは来年からとなりそうだ。デジタルのマーケティング装置を使って、ネットだけでなく、マーケティング施策全体の最適化を目指す流れは始まりつつあると言っていい。

 そういう意味では、もろもろ本格的な動きは2013年に持ち越した。

米国IABでも、今年e-GRPの基準策定が検討されていたが、しっかりした合意形成に至らなかったようだ。動画が、DSP展開とスマホへの拡大で、来年大きく動く可能性が高い。クリックで評価する意味があまりないこうした動画配信については、新たな指標を要する。

 さて、恒例の年初の業界予測を書く準備に入ろうと思う。

意表を突かれた!? GoogleがXmas直前にパンダアップデート更新を実行 (2012/12/21)

12 years 11ヶ月 ago

Googleは、パンダアップデートのデータ更新を実施したことをTwitterの公式アカウントで明らかにした。通算で22回目の更新となる。一般ユーザーが気付く程度の順位変動は英語の検索においておおそ1.3%とのこと。大きくはないにせよホリデーシーズン中にランキング変動を起こすような更新を実行することは異例。

- 意表を突かれた!? GoogleがXmas直前にパンダアップデート更新を実行 (2012/12/21) -

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【海外SEO】鈴木謙一

ビデオ広告の効果を左右する要因を調査

12 years 11ヶ月 ago
ビデオの再生方法(クリックして再生か自動再生か)、ビデオの大きさ、ビデオの位置、ウェブサイトの品質が、ビデオ広告の効果に与える影響を、アンダートーンが調査。広告認知率への影響が最も大きいのは、ビデオの再生方法だった。自動再生されるビデオでは広告が認知されやすい。しかし、クリックして再生するビデオの広告は、自動再生されるビデオの広告よりポジティブな感情の反応を引き起こした。購入意向率への影響が最も大きいのは、ビデオが再生されるウェブサイトの品質だった。品質の高いサイトで再生されたビデオ広告は、購入意向を高める。
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Webcast: Understanding Drivers of Standout Video Experiences
http://blog.undertone.com/2012/12/webcast-understanding-drivers-of.html
White paper
http://undertone.com/downloads/white-papers
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noreply@blogger.com (Kenji)

CSS Nite @Co-Edo 「マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座」を2013年1月11日と1月29日に開催

12 years 11ヶ月 ago

CoEdo1-logo.png

2013年1月11日(金)と1月29日(火)、19:00-22:00、コワーキングスペース茅場町Co-EdoにてCSS Nite @Co-Edo, Vol.1 「マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座」を開催します。

講師は、長谷川恭久さん(could)。2012年11月、岡山で開催されたamplifizr, Vol. 3の再演版として、都内では初開催です。

ワークショップがあるため、定員は24名。1月11日(金)と1月29日(火)それぞれ同じ内容です。12月26日からお申し込み受付を開始します。

下記のFacebookページにて告知しますので、チェックいただければ幸いです。

CSS Nite実行委員会

数字は作るもの、決算だって作るもの [週刊IFWA 2012/12/24]

12 years 11ヶ月 ago
定期メルマガの巻頭コラムのアーカイブです。メルマガの登録はこちら↓からどうぞ。

■ 数字は作るもの、決算も作るもの

アクセス解析のデータの話をするときに、類似の例としてよく挙げるのが企業会計です。こちらは税法、会計法など法律で決められているという制約があり、アクセス解析のように自由気ままではありません。

それでも決算は作るものです。よくニュースになるのは当局と「解釈が違った」と追徴課税される大企業が報道されることがありますが、それは決算が意図して作るものだからです。一定のルールの中でも解釈の幅があるからです。

結構懇親会などではこの話をするし、このメルマガでもお話しているような気もしますが、年末調整の作業などを集中してやっていて、この話を書きたくなりました。

こういう話をすると意外だと思われることも多いのですが、「売上」だって、「費用」だってある程度操作はできます。もちろん合法的にです。例えば大金を払って買った固定資産は、徐々に費用として計上することができるのですが、これは「減価償却費」といわれるものです。

で、この減価償却費は、定率法や定額法という費用計上の方法を選択できるのです。もちろん去年と今年でころころ変えるというのはできませんが、費用計上は二通り選択できるのです。つまり数字は一つだけにはならないのです。

まあこれは一例ですが、こういう例が幾つもありそうだというのは、容易に想像できますよね。こういう話をすると成程を納得していただけます。どんな世界でも、数字は何らかのルールに則って作るもの。

そのルールもグレーはつきものです。だから国と企業、国と国の争いになるのです。国と国では移転価格税制というのがあって、一言で言えば、何をどちらの国で課税するかって話です。全てが大人の事情で調整されるということで、交渉事であることがわかるでしょう。

必ずしも告発される会社の方が悪とは限らない場合も多いのですよ。知らなかったでしょ。見せしめも当然あります。僕らは案件毎に本当の悪か生贄にされたのかかを見極めるリテラシーを持っておくべきだと考えてます。

アクセス解析も何をどういう方法で取得し、どう集計しているのかという基礎がまずは大事だということです。その上での解釈や判断というリテラシーも必要です。
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

インターネット利用時間、平成18年と比べて1.5倍に など

12 years 11ヶ月 ago
インターネット利用時間、平成18年と比べて1.5倍に
2012/12/21の総務省の平成23年社会生活基本調査から。

http://www.stat.go.jp/data/shakai/2011/gaiyou.htm#a03

2012Q3日本の携帯デバイス市場、スマートフォンが好調で前年比25.6%増に
2012/12/21のIDCのリリースから。

http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJP23893012#.UNVEbuSqPh4

携帯電話・スマートフォン法人利用実態調査2013、総合満足度KDDI(au)が1位
2012/12/21の日経BPコンサルティングのリリースから。

http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2012/1221hk/
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

総合広告会社とネット広告会社の「クリエイティブ」の解釈の違い ~そしていいとこ取りした融合を考える~

12 years 11ヶ月 ago

 私がADK-i社長の時に毎週水曜日の昼に1時間実施していた座学講座「横山塾」は、デジタル広告の最前線だけに、とかくデジタルメディア戦術だけに嵌りがちなメンバーのために、川上で何が行われているかを知る講座だった。もちろんデジタル領域も知るべきことが次から次に出てくるので、その道のエキスパートの方に講師になってもらってインプットしていた。全部で80週分のコンテンツになっている。
 川上で何が行われているかというのは、ブランドの表現戦略とメディア戦略が、どういうブランド課題や目標設定のもとに設計されていくのかを知るということだ。クリエイティブは何を訴求し、どんな課題を解決しようとしているかTVCMとしてアウトプットになる手前を理解することが、メディア戦略の一部となっているネット広告を担う人間にも大事だ。

 もちろん、ネットのスペシャリストももっとマス広告の実際を知るべきだ。私がDACの新人研修の講師をするときは、最後に必ずテレビスポットの作案演習をやらせる。おそらくTVの仕事はすることはないだろうが、マス広告がどんな取引形態で、そんなプランニングが行われているか「知っている」方がいいのは当然だ。

 「横山塾」の講座内容は、このマトリックスにプロットしていた。網羅しているかと、最新情報を得ると、以前の話はどこがどう変わるか(これを私は「上書き保存能力」と呼んでいた。)がすぐ理解できないといけない。

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 さて、最近、ネット広告代理店がやっている「クリエイティブ」って、私が昔やっていたマス広告の「クリエイティブ」と概念や解釈がちがうよね・・・という話をする機会があった。ひとりはアサツーで同僚だった佐藤達郎氏(多摩美術大学教授)、もうひとりはDSP/RTBオーディエンスターゲティング入門」の共著者の菅原健一氏だ。

 ネット広領域では、広告の「クリエイティブ」と言っても、例えばリスティングの広告文作成やバナーでも出来合いの素材を使ってレイアウトする程度(といったら怒られるかな)ではある。リスティングの広告文もメソッドみたいなものがあって創られるようだ。
時折、こういうメソッドを破って、マス広告のコピーライターに書いてもらってものを使うと中にはえらいCTRを叩き出すものが出てくるらしい。
 
 菅原氏と話していて、野球に例えると、ネットのクリエイティブはバントヒットを狙って3つか4つを試して、どの辺に転がると出塁率がどのくらい上がるかという野球だが、マスのクリエイティブは1000回バットを振り回して、打席に立ってホームランを狙う野球だという話になった。ただしマスはどうしてホームランが出たか、またどうして凡打に終わったかは検証しない。とにかく1000種類くらいバットの振り方を考えて、その1打席にかけるのである。

 この話は佐藤氏と話したことと、まったくリンクする。マスのクリエーターは、とにかく1000本ノックをするので、発想を一度大きく拡散させる。でっかいホワイトボードにカードにコンセプトワードやコピー案をたくさん書いて貼りまくる。(この手書きがいいんだと思うが)
 そして、一回拡散させた案を収斂させるプロセスに入る。こうした拡散と収斂というプロセスはネット系にはない。
 私が思うに、パソコンで文字打ってつくるとPC画面をはみ出す発想に拡張できないんではないかと思う。

 とはいえ、マス系クリエイティブも基本マス広告のフォーマット(15秒のCMとか15段広告とか)を前提にしか発想できない「CM職人」化が問題かと思う。

 そこで、ネット系の広告マンに、伝統的なマス広告のクリエーターがどういう開発プロセスで発想するのかを演習したり、マス広告のメディア戦略設計やマス広告のプランニングの実務を研修する講座をやってみようという話になった。
 もともとPDCAを廻すことに身についている人たちに、もっと豊かなクリエイティブ発想の実践を応用することにチャレンジされたい。
 
 詳細はTATEITO社からセミナー実施要領が発表されるかと思う。

私は、刈取りの部分で顧客化のプロセスをよく見ているネット広告系アドマンに、刈取りから上流に上がってアウェアネスを設計するチャレンジをもっとしてほしいと思う。
 特にサーチは「顧客インサイト」そのものである。サーチに対応しているスキルを1000本ノック(文脈)でコピーを考えられるようになって欲しいのだ。

 こうしたハイブリッド人材の育成が、きっと日本のマーケティングに貢献できるものと思っている。


グーグル公式「中小企業のための10分でわかるSEO」ガイド【海外&国内SEO情報ウォッチ】

12 years 11ヶ月 ago

「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『グーグル公式「中小企業のための10分でわかるSEO」ガイド』、『グーグルの再審査リクエストの正しい書き方』、『301リダイレクトとrel="canonical"の違いとどちらを使うべきか?』など10記事+4記事。

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