ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップの経営者が女優とお付き合いできる可能性について、真剣に考えてみた | 竹内謙礼の一筆啓上

7 years 10ヶ月 ago

ZOZOTOWNの前澤友作社長と女優の剛力彩芽さんが交際宣言したのに続き、エンタメ系Webサービス「SHOWROOM」の前田裕二社長と同じく女優の石原さとみさんの熱愛が発覚した。

立て続けに発覚したIT社長と女優の交際報道を見て、「ネットショップの経営者が女優とお付き合いできる可能性」について真剣に考えてみることにした。

前澤社長はTwitterで下記のようなツイートをした。

「IT社長=女優とお付き合いできる」という構図が世間をにぎわせたが、IT業界の隅っこで15年もお仕事をさせてもらっている私の回りには、女優とお付き合いしている経営者には1人もいない(私に言っていないだけかもしれないが)。

ましてや、EC業界だけに絞れば、女優とお付き合いできた経営者はおそらく前澤社長以外皆無だろう。ネットショップの経営者が女優とお付き合いするためには、下記のようなステップが考えられる。

ステップ1 「儲ける」

まず、大前提としてネットショップ運営で「儲ける」必要がある。ネットショップの社長から「お金持ち」を差し引いたら、ただのパソコンとインターネットに詳しいオヤジでしかない。儲からなければ女優は振り向いてくれないし、儲かっていることもひっくるめて男としての魅力だろう。

しかし、現実問題として、ネットショップで儲かる仕組みを構築することは難しい。商品を仕入れて売るというビジネスは利益が薄く、競合店が発生しやすい。

さらにネットショップの場合はページ制作や受注管理等のランニングコストもバカにならない。楽天市場やAmazonに出店してしまうと価格競争や広告費の投資にも追われてしまい、必然的に利益を削る商売を強いられることになる。

流行やトレンドにも左右されて安定した売上を作り続けることも難しいので、小売業の部類に入るEコマースという商売では、女優を振り向かせるほどの稼ぎを叩き出すことは困難だ。

もし、ネットショップでガッツリと稼ぎたいのであれば、やはりメーカーになることである。自社で製造する商品をネットで販売するビジネスであれば、高い利益率を確保することができるし、競合他社との競争にも巻き込まれにくい。

また、付加価値が付けやすく利益率の高い健康食品や化粧品、レンタル事業や業務用の特殊技術を用いたBtoB向けの商品など、儲かることを前提に考えた商品を取り扱うことは、利益率が高く安定した売上を確保できるネットショップ構築への“はじめの一歩”と言える。

ステップ2「出会う」

その次に重要なことは「出会い」である。社内でページ制作や受注管理をしているだけでは、桐谷美玲には会えないし、土屋太鳳と出会うこともない。オフィスに閉じこもりがちなネットショップの経営者は、意識して出会いを作っていかなければ、女優どころか一般女性とも巡り会えない

ちなみに、前澤社長は雑誌『GOETHE(ゲーテ)』の取材で剛力彩芽さんと知り会ったとか。GOETHEの2018年7月の最新号にはプロサッカーの大迫勇也選手が登場しており、4月号の表紙には福山雅治さんがレストランで秋元康氏らと料理に舌鼓を打っている写真が掲載されている。女優とお付き合いすることよりもGOETHEの取材を受けることのほうが難易度が高いかもしれない

「やっぱり一般人が女優とお付き合いするなんて無理なんだよ」と、諦めてしまう人もいるかもしれないが、ネットショップの社長であれば女優と出会える可能性はゼロではない

まず、自社で広告を展開している企業であれば、必ず取引先に広告代理店が存在しているはずである。そして、その先には芸能事務所やモデル事務所が存在しており、そこの人脈をたどっていけば女優と出会える可能性は十分にある。「広告」という武器を使えば、ネットショップの経営者も女優との夢の出会いを手に入れることは不可能ではないのだ。

また、一般人と女優が出会った事例として、「知人の紹介」という話もよく目にする。これも考え方を変えれば、IT社長だから女優と出会えたわけではなく、IT社長として稼ぐことができたから人脈が広がり、人脈が広がったから女優と出会うツテができた、ということのように思える。

そういう意味では前澤社長の「みんなも目指せIT社長!!稼いで稼いで稼ぎまくれー!!」という言葉は、そんなに的外れな発言ではないことが理解できる。

ステップ3「カッコよくなる」

稼いで出会うためのツテができたら、あとは「カッコよくなる」ことである。金があっても男性として魅力がなければ、やはり女優としては「ごめんなさい」だろう。仮に物好きな女優とうまく付き合うことができたとしても、写真週刊誌に撮られたときに、自分の容姿がネットで叩かれるのは辛いだろう。

しかし外見に関しても、お金さえあればどうにかなることが多い。稼ぐようになれば服や持ち物にもお金がかけられるようになるし、経営者は人に見られる仕事が多いので、必然的に体形の維持や髪形、肌の手入れにも投資するようになる。どうしようもないほどダサかった若者が、経営者になったとたんにカッコよく変貌したというようなことは、IT業界においてそんなに珍しい話ではない。

また、経営者となって人付き合いの幅が広がるとお洒落なお店への出入りが増え、会員制のレストランの1つや2つ、顔なじみになるのも決して難しくない。そういう大人の社交場に顔が利くようになることも“モテアイテム”の1つになるだろう。

お金を手に入れることができるようになると、トークの内容も変わってくる。成功体験によって男性としての自信が身につき、大きな夢を語れるようになる。例えば、一部上場して海外に進出する話や、彼女のためにファッションブランドを立ち上げてネットで販売してあげる話など、ネットショップの社長ならではの夢を語ることができるようになれば、多少不細工でも、バーカウンターの暗がりなら、総合評価は1.5倍ぐらい上がるだろう

◇◇◇

ネットショップという小売業の延長戦上にあるビジネスモデルでは、収益構造の問題で「大金持ち」になることが難しいところもあるかもしれないが、儲かる仕組みさえ構築できれば、女優との出会いを作ることも、お付き合いすることも夢物語ではない

ただし、「女優とお付き合いしたい」というモチベーションだけでは、起業の苦難を乗り越えていくことが難しいのも事実である。特にネットショップ運営の場合、販促のトレンドとノウハウの移り変わりが激しいこともあり、経営者に揺るぎない信念と大義がなければ、成功をつかむことは想像以上に困難だ。

そう考えると、前澤社長の投稿の最後の言葉が、実はEコマースにおける成功の本質を突いていると思えてならない。

お金目的になると稼げないから気をつけれー!

こういう大切なことをサラッと言えてしまうところが、女優とお付き合いできる社長の魅力なのかもしれない。

竹内 謙礼

有限会社いろは 代表取締役

竹内 謙礼(たけうち・けんれい)

1970年生まれ。大学卒業後、出版社に勤めた後に観光牧場に転職。企画広報担当を経て2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場、ビッダーズ等で多くのネットビジネスの受賞履歴あり。また、千葉文学賞等の小説、エッセイでも数々の受賞暦を持つ。

大企業、中小企業のコンサルティングはもちろん、サイドビジネスや起業に対しての販促、営業、人材教育のアドバイスを行い、特に実店舗のキャッチコピー制作とネットビジネスへのコンサルティングには定評がある。また、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、180社近いコンサルティング指導を日々行っている。

販促、企画、会計、投資の書籍執筆の他、新聞や雑誌等でも連載を持っており、ラジオのパーソナリティとしても活躍。商工会議所や企業での講演、企業での人材教育等、経営コンサルタントとして精力的に活動している。NPO法人ドロップシッピング・コモンズ理事長。著書多数(詳しくはこちら

竹内 謙礼

巧妙化するECサイトへの不正アクセス。セシールの被害は「二重登録防止機能」の悪用が原因

7 years 10ヶ月 ago

ディノス・セシールは6月8日、今月2日に発生した不正アクセスの原因について、外部調査会社による調査結果を公表した。「セシールオンラインショップ」の新規顧客登録申請時の「二重登録防止機能」を悪用した、リストの「スクリーニング」によるものだったことが判明したという。 

490人分の不正ログインが発生

「セシールオンラインショップ」で6月2日、中国国内の201のIPアドレスによる不正アクセスが発生した。不正アクセスの件数は1938件。490人分で不正ログインが成功した。

不正ログインの被害を受けた490人の顧客情報(氏名、所有ポイント数)が第三者に閲覧された可能性がある。クレジットカード情報が閲覧された可能性はないという。

ディノス・セシールは攻撃元のIP アドレスに対して自動遮断処理を行ったほか、プロバイダー単位のアクセス遮断対応を実施したとしている。 

不正ログインの手口は?

外部の調査機関であるTISに調査を依頼した結果、不正アクセスの手口は、「セシールオンラインショップ」の新規顧客登録申請時の「二重登録防止機能」を悪用したものであることが判明したという。

以下のような手段で不正アクセスの被害を受けた。

  1. 攻撃者は、外部で不正に入手したメールアドレスを用いて「セシール」のEC サイトで「新規顧客登録申請」を行った。
  2. すでに登録があるメールアドレスは登録できないようにする機能(二重登録防止機能)を悪用し、登録済みのメールアド レスを確認。
  3.  ECサイトで登録済みであることが確認ができたメールアドレスでリストを生成し、外部で別途不正に入手してあったパスワードを使って不正ログインを試行。 

深夜0時頃に16万件以上の登録申請

ディノス・セシールによると、6月2日午前0時頃から、16万5038件に上る新規顧客登録申請があったという。16万5038件のうち3533件は登録済みで、新規顧客登録ができなかった。不正アクセス1938件すべてが、3533件に含まれていたという。

同社は6月6日に不正アクセスの被害を公表。不正ログインの対象となった顧客には、希望に応じて新しい顧客IDでの再登録を実施している。今後、一層のセキュリティレベル向上策の検討や実施など、 再発防止に努めるとしている 。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

トイザらスが小型店舗を積極展開する理由

7 years 10ヶ月 ago

玩具やベビー用品を販売する日本トイザらスは6月下旬、店舗サイズが平均的な売り場面積の約2~3割となる小型店を埼玉県内と東京都内の商業施設に出店する。

店頭に陳列する商品は人気商品や定番商品に限定。店頭にタブレット端末を設置し、在庫がない商品はECサイトで販売する。

6月22日に埼玉県富士見市内の「ららぽーと富士見」に出店し、6月29日には東京都立川市内の「ららぽーと立川立飛」内にオープンする。

小型店舗は日本トイザらスの成長拡大に向けた施策の1つ。2016年11月に札幌市と茨城県ひたちなか市、2017年には堺市と仙台市、2018年4月には広島市内に出店した。6月下旬に2店舗が加わり合計7店舗になる。

従来の大型店舗(平均売り場面積約2200平方メートル)に加え、小型店舗を出店の選択肢に加えることで、大都市圏の商業施設など新たなエリアに出店の可能性が広がったとしている。

店頭からオンラインショップに誘導

販売する商品が限定される小型店を積極展開する背景には、実店舗から通販・ECサイトで注文できるプログラム「ストア・オーダー・システム」の推進がある。

トイザらス、ベビーザらス店舗で取り扱いがない商品や欠品商品を、店舗にいながらオンラインストアで注文するプログラムで、204年7月に導入した。店頭で取り扱いがない商品や、店頭在庫が切れた商品は、店頭のタブレット端末を使いオンラインショップで注文できる。

現在、すべての店舗で「ストア・オーダー・システム」を展開。小型店は在庫の種類が従来の店舗よりも少ないため、より積極的に「ストア・オーダー・システム」を活用する。

日本トイザらスは「ストア・オーダー・システム」をオムニチャネル戦略の重要な柱として推進。モバイルの普及やデジタル技術の進化で多様化している消費スタイルに対応している。

日本トイザらスは「ストア・オーダー・システム」の導入店舗を拡充

「ストア・オーダー・システム」は店舗に設置したタブレットやパソコンから注文可能

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

7月は七夕・花火大会・音楽フェスなどネタが盛りだくさん ~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【7月編】~ | Web担当者Forum 特選記事

7 years 10ヶ月 ago

祝日ゼロの6月から一転、7月は「海開き・山開き」「七夕」「海の日」「土用の丑」「花火大会」、さらに2018年はサッカーワールドカップ決勝もあり、イベントネタに困りません。

当連載は、「投稿ネタが思いつかない……」そんなSNS運用担当者のみなさんに向けてお届けしていますが、「投稿ネタがありすぎる」月がテーマだと、読者も減るのでは……と内心ドキドキしています。

ただし、メジャーなイベントが多いということは、ネタかぶりや情報が埋もれてしまうおそれがあるため、工夫も必要です。今回のテーマはそんな7月のシーズンに参考にしたいSNS投稿事例とアイデアを紹介します。また、記事の最後では多すぎるネタの管理に役立つ「コンテンツカレンダー」の活用法も解説しています。

その前に5月・6月の投稿案に困っている方は、ぜひ前回までの記事を参考にしてくださいね。

7月のSNS投稿に役立つネタ
  • 七夕
  • 花火大会
  • 7月の投稿ネタ(一例)
    芥川賞・直木賞の選考会
    スポーツの祭典
    フジロック
    皆既月食

七夕祭り・花火大会など、夏定番のイベントを要チェック

7月といえば気分はもう「夏」です。七夕に花火大会、スポーツ大会や音楽系のイベントなども多く、バラエティ豊かな投稿がSNSを彩ります。なかでも「七夕」「花火大会」のように、毎年恒例かつSNSトレンド入りが間違いないイベントはぜひ投稿したいところですが、各社似たり寄ったりな投稿内容になってしまう懸念もあります。

7月のネタを仕込むときは、押さえるべき定番ネタは押さえつつも、「“2018年の7月”ならではの投稿ネタ」や「自社ならではの投稿ネタ」を加えて、他社との差別化を狙いましょう。

それでは今回も、2017年の投稿事例から見ていきます。今回は、定番の「七夕」「花火大会」の事例を用意しました。

Twitter
トレンド間違いなしの短冊ツイートは、内容・センスこそが重要

7月7日の「七夕の日」にTwitterで毎年盛り上がるのが「短冊」ツイートです。今年もトレンド化するのはほぼ間違いないと思いますので、チャレンジするなら今からネタを考えはじめましょう。

次の投稿は、2017年の「短冊」ツイートのなかでも、いろいろな点で「うまさ」を感じさせたASUS JAPANの投稿です。

台湾に本社を置く、PC・スマートフォンなどのメーカー「ASUS JAPAN」が投稿した「願いごと」は、「ASUSの正しい読み方が浸透するように」というものでした。

もともと「ASUS」の読み方は統一されておらず、「エイサス」「アスース」「アサス」など諸説あったのですが、2012年10月に「エイスース」に統一することが正式に発表されました(その後も、ファンの一部は親しみをこめて、自分のお気に入りの読み方を続けています)。

このツイートは、「七夕」というトレンドにうまく乗りながら自社ブランド名の知名度向上・正しい読み方の拡散にも成功している、実に巧みな事例だといえるでしょう。

チェックポイント!

あえて自分が好きな読み方にこだわり続けるファンたちに対して、ASUS JAPAN公式アカウントがすねたり喜んだり、時にはユーモアを交えながら丁寧に対応するやりとりにも注目です。

これまでも「ASUSの読み方」ネタはたびたび盛り上がっており、「ファンがわざと間違った読み方をする」→「ASUS公式がすねる&感謝する」の流れはまさに予定調和。ファンたちがASUS JAPAN公式アカウントとのじゃれあいにも似たコミュニケーションを楽しんでいる様子がうかがえます。

Facebook
「イタリアの高級スーパーカー」と「日本の伝統行事」の共通点?

次は、前述の短冊の事例と同じく、2017年の七夕にランボルギーニが行った投稿です。

牛のエンブレムが印象的なイタリアのスーパーカーブランド「ランボルギーニ」が7月7日に投稿した画像は、一見、七夕とは無縁に思える真っ赤なスーパーカーでした。しかし、実は「彦星が牛車に乗って、織姫に逢いに行く」という七夕の逸話を「牛のエンブレム」と絡めて、スーパーカーを牛車になぞらえていたのです。

現代版の彦星を描いた投稿内容に、ファンからは「うまい」「彦星カッコ良すぎ」と、賞賛にも近いコメントが寄せられています。

チェックポイント!

七夕にまつわる逸話やトリビアには、面白い投稿ネタになりそうなものがたくさんあります。いくつか例を挙げますので、興味をひかれるものがあればぜひ詳細を調べて、投稿ネタに使ってみましょう。

  • 「織姫と彦星は恋人?夫婦?」
  • 「織姫と彦星の距離は、実際には何km?」
  • 七夕の前日に降る雨 = 「洗車雨(せんしゃう)」
  • 七夕に降る雨 = 「催涙雨(さいるいう)」「酒涙雨(さいるいう)」

Instagram
まるで絵画のようなクオリティ、花火大会の一瞬を捉えた一コマ

続いては、7月から始まる花火大会シーズンにあわせた投稿例です。

2017年8月7日に関西電力がInstagramに投稿したのは、まるで絵画のような、高い芸術性を感じさせる美しい花火の画像でした。そして、添えられたテキストは、26個の厳選されたハッシュタグのみ。画像のすばらしさと適切なハッシュタグの選択によって、多数の「いいね!」が集まっています。

チェックポイント!

夏の行事・イベントで「インスタ映え No.1」といえば、花火大会ではないでしょうか。企業公式アカウントとして花火大会の画像を投稿するのであれば、ぜひ撮影機材やテクニックにもこだわり、妥協なき画像・動画を用意したいところです。

また、Instagramの投稿で重要なのがハッシュタグです。「#琵琶湖花火大会」のように狭い範囲を指すものから、「#花火」「#夏」などの定番ハッシュタグ、そして「#夜景ら部」のようにInstagramならではの人気ハッシュタグまで、バランスよく付けるよう工夫してみましょう。ちなみに、Instagramのハッシュタグの上限は「30個」です。

7月の投稿ネタ(一例)
「芥川賞・直木賞の選考会」「スポーツの祭典」「フジロック」「皆既月食」

ここまで、7月の記念日などに絡めた投稿事例を紹介してきました。ここからは、その他のイベントやニュースネタをいくつか紹介します。

「ファンを楽しませる投稿」=「ネタ」×「自社情報」、この方程式はもう覚えましたよね?

第159回芥川賞・直木賞の選考会(2018年7月18日)

7月18日には、第159回芥川賞・直木賞の選考会が予定されています。ノミネート作品のタイトルや内容、著者のプロフィールなども調べて、自社情報と絡められることがないか考えてみましょう。

芥川賞・直木賞関連のトリビアも、まだ意外と知られていないものが多いので、ネタとして使えるものがあるかもしれません。

スポーツの祭典が目白押し

2018年7月には、有名なスポーツイベントが多数開催されます。開催地や出場選手などを研究して、企業活動や商品サービスと絡められる情報がないか考えてみましょう。各スポーツや大会自体のトリビアを紹介する投稿も、ファンに「驚き」を与えることができそうです。ぜひ事前に準備して、タイムリーな投稿を狙いましょう。

2018年7月に予定されているスポーツ関連イベント

FUJI ROCK FESTIVAL '18(2018年7月27日~29日)

7月27日~29日には、1997年夏に誕生した国内最大級の野外ロック・フェスティバル「フジロック」が開催されます。2018年は苗場で20回目の開催となる節目の年とあって、SNSで話題になる可能性が高いと思われます。音楽やフェスにまったく関係がない企業であっても、発想を広げて投稿ネタに含めてみましょう。

たとえば、フジロック参加者におすすめのグッズや衣類などをリスト化して紹介しているWebページが多くあります。自社の商品でおすすめできるものがないか、ぜひリストを研究して探してみましょう。社内で野外フェスの参加経験者を探して、リアルな意見を取り入れるのもおすすめです。

他にも、アウトドア関連企業なら「テント泊を快適にするコツ・注意点」を紹介したり、地元企業や旅行関連企業などであれば「現地の天候・気温予想と注意点」、防犯関連企業なら「防犯グッズ、危険回避の方法」を紹介したりするなど、専門性を生かすことができれば、ファンに喜ばれる投稿案が浮かぶでしょう。

皆既月食(2018年7月28日明け方)

7月28日明け方には、2018年2回目の皆既月食が起こります。月食観察にあると便利な「双眼鏡」や「望遠鏡」「カメラ」、スケッチするための「画材」などをおすすめするチャンスですね。眠気防止の食品・飲料・グッズの紹介も喜ばれそうです。

また、「皆既月食中の月はどんな色になる?」など、意外と知られていない豆知識をクイズにするのも面白そうです(国立天文台のサイトで答えを確認する)。

◇◇◇

7月は行事やイベントも盛りだくさんの月です。記事で紹介しきれないほどのイベントがあり、SNS運用担当者としては「投稿ネタがありすぎて、どれを投稿すべきか」悩むかもしれません。

そんな時におすすめなのが「コンテンツカレンダー」の作成です。市販のカレンダーやエクセルの表などを利用して、次の2つを順番に記入していきます。

  1. 企業が伝えたい情報(マーケティング系コンテンツ)

    新商品の発表、キャンペーン情報、イベント情報など、必ず投稿したいものを記入します。投稿予定日を(発表日や発売日の関係上)動かせない出来事から優先的にスケジューリングしていきます。

    ただし、SNSは企業の宣伝の場ではありません。たとえ宣伝や販促が目的だとしても、「企業が伝えたい(書きたい)こと」だけを一方的に押し付けるような投稿にならないよう気をつけましょう。

    可能な限り「ファンを楽しませる投稿」=「ネタ」×「自社情報」を意識して、SNSという場に違和感なく、ファンにも喜ばれる投稿を目指すのがおすすめです。

  2. ファン・フォロワーを楽しませる情報(企画系コンテンツ)

    マーケティング系コンテンツのスケジュールを埋めたら、次にファンを楽しませる投稿ネタを考えて、カレンダーを埋めていきます。

    トリビアやお役立ち情報など、楽しんでもらったり、便利だと感じてもらえたりするような投稿ネタを考えてみましょう。

コンテンツカレンダーを作ることで、日々の投稿内容を関係者で検討・共有することができますし、「計画的な投稿」を継続しやすくなります。「担当者が忙しすぎて、つい“時間のある時だけ投稿”」になりがちという企業にこそ、コンテンツカレンダーの活用をおすすめします。

たとえば、筆者所属のコムニコでは、次のようなコンテンツカレンダーを使っています(無料テンプレートも提供しています)。その他にも、新聞社や小売業などが提供する「販促カレンダー」(検索するといくつも見つかります)を応用するのもいいでしょう。

2018年7月を例にしたコンテンツカレンダー
コンテンツカレンダーのサンプル(架空のお菓子メーカー)

オリジナル記事はこちら:7月は七夕・花火大会・音楽フェスなどネタが盛りだくさん ~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【7月編】~(2018/05/09)

後藤真理恵

株式会社コムニコ/一般社団法人SNSエキスパート協会

株式会社コムニコ
カスタマーサクセス局 コミュニティマネジメントチーム マネージャー

一般社団法人SNSエキスパート協会 代表理事

東京大学 文学部卒・中学高校教諭第一免許状(国語)取得。日本オラクル(株)にて、技術者向け研修の開発~実施、講師育成、技術者向け資格試験の問題開発などを担当。その後はマーケティング、パートナービジネス部門などを歴任。

2013年にコムニコに入社。自らも数多くの企業のSNSマーケティングを支援するとともに、9名のコンテンツクリエイターからなるチームをマネージャーとして率いる。同チームが作り出すSNS投稿案は、毎月約1,000本。

2016年11月、一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事に就任。「SNSエキスパート検定(初級・上級)」講座/認定試験の実施を通して、SNSマーケティングの正しい知識を持つ人材育成にも努めている。

著書に『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』(翔泳社・共著)。

後藤真理恵

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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    アプリ経由のCVRはモバイルWebの5 倍超[クリテオ調査]

    7 years 10ヶ月 ago

    Criteoが世界のオンラインショッピングについて調査したグローバル・コマース・レビュー(2018年第1四半期)の分析結果によると、北東アジア(日本・韓国)ではECのアプリ経由のコンバージョン率(CVR)がモバイルウェブサイトの5倍以上だった。

    北東アジア地域におけるECのデバイス別のCVRはアプリが21%、モバイルWebは4%、PCは5%。

    アプリは高いコンバージョン率という(クリテオ調査)

    高いコンバージョン率を生み出すアプリ

    北東アジアでのEC取引におけるデバイス比率は、アプリが50%、モバイルWebが26%、PCが24%。アプリ内決済は世界全体でも拡大しており、前年同期比8ポイント増の44%だった。

    モバイルWebとアプリ、PCで販売している事業者における、ECのチャネル比率を世界の地域別に見ると、多くの地域でオンライン取引の50%以上をモバイルが占めている。北米やアジア太平洋、中東・アフリカではモバイル取引のうちアプリの比率が高い。

    アジア太平洋地域でも、現在オンライン取引の76%をモバイルが占めており、アプリ内売上が圧倒的(クリテオ調査)

    アジア太平洋地域におけるオンライン取引のデバイス別割合

    アジア太平洋地域におけるデバイス別のオンライン取引の比率は、モバイルが76%を占め、アプリの比率はモバイルWebの約2倍。

    オムニチャネルの売上効果は?

    オフラインとオンラインのデータを統合している小売業者は、それ以外の事業者と比べて4倍以上の売上データを活用でき、マーケティング活動を最適化できるとしている。

    オムニチャネルは消費者1人あたりの売り上げが大きい。全世界でオムニチャネルの消費者の割合は全体の7%にとどまるものの、売上全体の27%を占めているという。

    オンラインのみの消費者の割合は全体の44%を占めるが、売り上げに占める割合は24%にとどまる。オフラインのみの消費者は全体の49%で、売上全体の49%を生み出している。

    生涯価値が最も高いのはオムニチャネルの消費者(クリテオ調査)

    オムニチャネル消費について

    「グローバル・コマース・レビュー」では80か国以上の5000以上の小売業者を対象に、消費者の閲覧データと購入データを分析したという。 

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    千趣会子会社のファッションECモール「モバコレ」が「CROSS MALL」と連携、出店者の業務負担を軽減

    7 years 10ヶ月 ago

    千趣会の子会社モバコレは6月5日、ファッションECモール「モバコレ」と複数サイト一元管理システム「CROSS MALL(クロスモール) 」が連携したと発表した。

    「CROSS MALL」をすでに利用しているファッションEC事業者が「モバコレ」に出店しやすい環境を整えることで、「モバコレ」の取扱商品数の拡大を図る。

    「モバコレ」は主に20代の女性をターゲットとしたファッション通販サイト。150以上のブランド、3万アイテム以上を販売しているという。

    「CROSS MALL」は複数のECサイトの商品データや在庫、受注処理などを一元管理できるASPサービス。店舗運営業務を効率化するほか、複数のECモールの在庫を一元化できるため、取扱商品数が多いブランドは「CROSS MALL」を使うことで多店舗展開が行いやすくなる。

    「CROSS MALL」は現在、「Rakuten」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」「Qoo10」「ポンパレモール」「Wowma!」「ZOZOTOWN」「&mall」「SHOPLIST」などと連携している。

    「CROSS MALL」は現在、「Rakuten」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」「Qoo10」「ポンパレモール」「Wowma!」「ZOZOTOWN」「&mall」「SHOPLIST」「モバコレ」などと連携

    「CROSS MALL」は今後も連携ECモールを拡大する予定

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    CtoCの物販EC市場は約1兆円(2017年度)へ。2016年度は6568億円[矢野経調査]

    7 years 10ヶ月 ago

    矢野経済研究所は6月4日、2016年度の物販分野における国内CtoC(個人間取引)市場規模は6568億円との調査結果を公表した。2017年度は前年度比約1.5倍の9950億円に拡大すると予想している。

    調査対象はインターネット上で取引されるCtoCサービスに限定しており、金融サービスや金券売買は含まれていない。

    2016年度はフリマアプリの利用が増加し、メルカリなどの大手を中心に物販分野の市場拡大をけん引したという。近年は中古品買取・販売事業者がCtoC市場に参入するケースも目立つとしている。

    矢野経済研究所は2016年度の物販分野における国内CtoC(個人間取引)市場規模は6568億円との調査結果を公表

    CtoC(個人間取引)物販分野市場規模(流通総額ベース)

    旅行や宿泊(民泊)、スペースシェアといったサービス分野のCtoC市場規模(成約金額ベース)は、2016年度時点で「旅行・宿泊(民泊)」が429億円、「スペースシェア」は45億円、「教育・生涯学習」は24億円、「家事代行・ベビーシッター」は14億円、「カーシェアリング」は11億円としている。

    旅行や宿泊(民泊)、スペースシェアといったサービス分野のCtoC市場規模(成約金額ベース)は、2016年度時点で「旅行・宿泊(民泊)」が429億円、「スペースシェア」は45億円、「教育・生涯学習」は24億円、「家事代行・ベビーシッター」は14億円、「カーシェアリング」は11億円

    CtoC(個人間取引)サービス分野市場規模(成約総額ベース)

    矢野経済研究所は調査結果を「2018 CtoC(個人間取引)マーケットの現状と展望」にまとめている。

    メルカリや楽天の流通額は?

    経済産業省が2018年4月にまとめた「電子商取引に関する市場調査」では、フリマアプリの2017年における推定市場規模は前年比58.4%増の4835億円。ネットオークションのBtoC-ECの市場規模は同3.2%増の3569億円となっている。

    メルカリが公開した有価証券報告書によると、フリマアプリ「メルカリ」を中心とした2017年6月期の流通総額は前期比74.6%増の2480億円だった。直近3期の流通総額は630億、1420億円、2480億円と拡大している。

    楽天が2017年12月期決算で公表した実績値では、CtoC事業の年間流通総額は約1400億円規模(2017年12月度の流通総額から参照)という。

    GMOペパボが運営するハンドメードマーケットアプリ「minne」の2017年の年間流通額は約102億だった。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    2018年夏の消費トレンドは? 楽天が分析した「衣・食・住・遊・驚」5つのトレンド

    7 years 10ヶ月 ago

    楽天は6月5日、楽天市場の購買データやソーシャルメディアなど外部トレンド情報の分析結果をもとにした「楽天市場 夏の消費トレンド 2018」を発表した。

    楽天市場トレンドハンターの清水淳氏は、5つの切り口「衣・食・住・遊・驚」で2018年の夏を象徴するキーワードとトレンドを紹介。なぜ、その商品が売れたのか、購買行動の背景にあるストーリーにも注目して解説した。

    データアナリストとして、消費トレンドを分析した楽天市場トレンドハンター 清水 淳 氏

    衣:消費者主導、トレンドの発信源がテレビ・雑誌からネットへ

    SNSでお気に入りのアイテムやコーディネートを披露するなど、消費者がタイムライン上で流行を発信し、それを発掘して楽しむ消費傾向が広がっている。

    また、フリマアプリの普及によって、1回しか着ていないアイテムをそのままアプリで売るなど、新しい消費トレンドを生み出している。

    楽天市場で売れている特徴的な商品は、「バックシャンアイテム(背中に特徴がある商品)」「透明アイテム」「90年代ファッション」など。90年代のアイテムはファッションに限らず、タピオカなど当時のあらゆるトレンドが人気になりつつあり、「90年代にフォーカスすると、消費者が40代になり懐かしんでいる」という。

    透明アイテムが引き続きヒット。クリアバッグの中にブランドバッグを入れて魅せるといった使い方も

    食:上陸グルメ・お家芸グルメ、食のボーダレス化が進む

    海外から上陸したグルメ、日本のお家芸グルメの定番であるお茶漬けなどが人気を伸ばしている。海外グルメは毎年人気だが、和食への原点回帰現象も起きているという。

    楽天市場で売れている特徴的な商品は、海外で人気のロールアイスが作れる「ロールアイスメーカー」のほか、「ロゼワイン」「高級お茶漬け」など。ロゼワインは、海外では夏に多く飲まれるが、日本でも徐々に夏の消費が伸びており、海外文化が移ってきているという。

    上陸系グルメは引き続きヒット。バブルワッフル、スモアなど、従来のグルメをアレンジした商品が人気

    住:ライフシフト消費、家で過ごす時間の質にこだわる

    ライフスタイルや時間への価値観の変化から、自宅での過ごし方を見直すための消費として、高級寝具や調理器など、本格的な家具や家電の需要が高まっている。家事の時短ニーズ、家族や子供との時間を増やしたいという思いも背景にあると清水氏は分析する。

    楽天市場で売れている特徴的な商品は、睡眠を快適にする「高級寝具」のほか、「低温調理器」「ワイヤレススピーカー」など。ワイヤレススピーカー・イヤホンの売れ行きには、ストリーミングサービスの普及が影響している。

    プロ試用の調理家電が急成長、家事の時間を短縮する時短ニーズも消費に反映されているという

    遊:外中ボーダレス、ストレスフリーにレジャーを楽しむ

    屋外レジャーと、天気に左右されない屋内レジャーのボーダレス化が進む。近年は、猛暑やゲリラ豪雨など、夏の気象が不安定であることから、より手軽にストレスフリーでレジャーを楽しむための商品を集めている。また、今年はお盆休みが長くなることから、親子三代で気軽に楽しい時間を過ごせる「外中ボーダレス」レジャーがさらに活発化すると予測する。

    楽天市場で売れている特徴的な商品は、「ボードゲーム」「流しそうめん機」「バーベキューグッズ」など。自宅で友人たちとスポーツ観戦や映画を楽しむ「プライベートビューイング」のための、大型テレビ、ビールサーバーなども売れ始めているという。

    天候に左右されずに夏の風物詩を楽しめるイエナカレジャーグッズが人気

    驚:逆転消費、夏の時期に店頭では見つけられないアイテムを購入

    夏でもチゲ鍋やおでん、編み物グッズなど、冬の商品が売れる「逆転消費」の動きがあるという。鍋やおでんは、夏の時短料理やスタミナフードとして、あったかグッズは冷房対策やDIYブームなどが背景にあると分析する。

    楽天市場で売れている特徴的な商品は、腹巻きや夏ソックスなどの「あったかグッズ」のほか、「鍋」「おでん」「毛糸」など。編み物系は、冬の50%程度が売れているという。

    夏でも鍋・おでんのあったかグルメが人気

    最後に今年のトレンド発表では、ウェザーニュースの気象予測と楽天市場の購買データを照らし合わせた消費予測も紹介された。たとえば、気温が熱くなると、夏用ファッションの売れ行きが伸びる。特にメンズファッションは、熱くなるとすぐに売れてしまうという。今年は25度を超える日が多く、昨年を上回るペースで水着と浴衣も売れているという。

    池田真也

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。2017年末からネットショップ担当者フォーラムと兼任。

    池田真也

    声で商品を探す「音声検索時代」のSEO対策で知っておくべき3つのポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    7 years 10ヶ月 ago

    検索エンジン最適化のためにメタデータを活用してきたように、今後は音声検索でもデータを効果的にアレンジする必要があります。音声検索では、テキスト検索と比べてより会話に近い内容で、より多くの単語が使われます。

    Amazon Echo(アマゾンエコー)は、2022年には6,000万台も販売されると予想されています。2016年から比べると、その数は10倍です。しかしながら、多くのアメリカ人はこの数字を聞いて驚きはしないでしょう。

    タブレット、スマートフォン、パソコンにいたるまで、アメリカ人の多くは熱心に音声検索を利用しています。Amazon(アマゾン)のAlexa(アレクサ)、アップルのSiri、マイクロソフトのCortanaを使って、道案内検索から商品検索まで行っているのです。

    家庭内では、テキストでキーワード打ち込む検索方法から音声での検索方法に変わりつつあります。音声を利用して商品を買うことが、日々のルーチーンの1つとなっているのです。NPR社とEdison Research社による最近の調査では、調査対象となった人の57%はスマートスピーカーを利用して商品を購入した経験があり、26%はショッピングリストを作るために定期的にスマートスピーカーを利用していると答えました。

    このような状況のなか、企業は音声検索に対応するために、商品データを変更しなければいけないと気づき始めています。検索エンジン最適化のためにメタデータを活用してきたように、今後は音声検索でもデータを効果的にアレンジする必要があります。音声検索では、テキスト検索に比べてより会話に近い内容で、より多くの単語が使われます。

    小売事業者が自身の商品データを精査し、新たに商品情報を作成する際、特に注意すべき点がいくつかあります。

    コンテクスト理解する

    音声検索を使う人たちは、多くの場合、他のことをしながら検索していることを忘れないでください。テキスト検索では、キーボードに手を置いて、スクリーンに目を向けていますが、音声検索は、夕飯の準備など、違うことをしていても可能です。

    ディナーパーティの準備をしているときに、音声アシスタントに「リブステーキに最もあう赤ワインはどれ?」と質問するとします。賢い小売事業者であれば、商品詳細のなかにどのような食事とあうワインなのか、情報を追加することでしょう。

    もしくは、運転している時や、洗濯をしているときに音声検索を利用するかもしれません。洋服を整理している際、消費者が音声アシスタントに聞きそうなのは、「ジーンズについた草シミを取り除くための商品は?」といった質問でしょう。洗剤メーカーはこのような情報を商品詳細に追加したいと考えるでしょう。

    一般的に、音声検索が行われる際、どのようなシチュエーションが考えられるのかを事前に想像して、シナリオにあうように商品詳細を作成する必要があります

    音声検索では会話に近い言葉を使う

    消費者が音声検索を使う時は、友人に話しているような言葉遣いをします。簡潔で、わかりやすいキーワードを使って行う、伝統的なテキスト検索とは大きく異なるのです。たとえば通常のグーグル検索では、「ロサンゼルスで1番人気のレストラン」と打ち込むでしょう。しかし、アマゾンアレクサを使う時は、「アレクサ、ロサンゼルスで1番いいレストランはどこ?」と聞くのです。

    Webサイトの内容や商品データは自然言語のマシンラーニングに対応できるよう、構築されなければいけません。データを最適化することによって、消費者はテキスト検索より多くの単語やフレーズを使う、会話風な話し方で検索することが可能になります。テキストによる検索と異なり、音声検索では1文内に6から10の単語が使われます。多くの場合、「誰が、どのように、何を、どこで、なぜ、いつ」という単語から始まります。

    購入決定にいたるまでの各ステージにあわせて商品データを最適化する

    音声検索のなかでどのような言葉が選ばれているかを調べると、消費者の購入決定に関する、すばらしいインサイトが得られるでしょう。たとえば。「iPhone XとサムスンのGalaxy S9の違いは?」と質問された場合、その消費者はおそらく技術的なスペックや特徴の違いを比較している段階でしょう。一方、「iPhone Xはどこで売っていますか?」という質問の場合、その消費者はすでに購入する準備ができているはずです。

    小売事業者は購入決定にいたるまでの、それぞれのステージにあわせて、商品データに利用する言葉を選ぶことができます。たとえば「この商品を買うべき理由」というセクションを商品ページに付け加えて、まだ迷っている消費者をプッシュすることもできるでしょう。

    音声アシスタントの登場で、新しい販売チャネルが生まれました。そのチャネルでは、総合的で、最新で、かつ最適化された商品情報が必要です。商品情報管理(PIM:product information management)ができる特別なツールを使えば、大変便利になるでしょう。商品情報管理ツールは、Webサイト、紙の通販カタログ、パートナー企業向けのデータなど、チャネルに合わせて商品情報を最適化することができます。音声アシスタントを利用して、インターネットで検索している人たちが欲している情報を与えることができるのです

    ◇◇◇

    音声による検索が急増していることを考慮に入れないと、売り上げを逃すことになります。Comscore社の調査によると、2020年までにはインターネット検索の半分が音声になると予想されています。新しい技術に商品情報を適応させ、新たな売り上げを獲得する機会を逃さないようにしましょう。

    2020年までにネット検索の半数は音声検索になるとコムスコアは予測する
    調査会社のコムスコアは、「音声検索は2020年までにすべてのインターネット検索の半分を占めるようになる」と予測。図はセグメント別ヴァーチャルデジタルアシスタントのユニーク・アクティブ・ユーザー数(出典はTracticaの公表資料)
    • 青:一般ユーザー
    • 赤:企業ユーザー
    • 縦軸:百万人

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    Instagramの「ショッピング機能」を解説! 導入方法&活用事例&支援サービスまとめ

    7 years 10ヶ月 ago

    6月5日、Instagramは米国で3月から開始していたショッピング機能を日本でも開始すると発表した。ユーザーにとってInstagramでのショッピングとはどんな体験になるのか、すでにテスト導入した国内3社はどんな手応えを感じているのか、また、Instagramの製品マーケティングディレクターが語ったInstagramのビジネス利用の現状はどんなものなのかをまとめた。

    Instagramのショッピング機能とは

    ショッピング可能な投稿をすると、フィードやビジネスプロフィール上の写真の左下に、ショッピングバッグのアイコンが表示される(下図①)。

    ①ショッピングバッグのアイコンが付いた投稿を見つける
②写真をタップすると、商品名と価格が書かれたタグが表れる
③タグをタップすると商品詳細ページが表示される
④「購入する」をタップすると商品ページ(外部ECサイト)に移動する
    ①ショッピングバッグのアイコンが付いた投稿を見つける
    ②写真をタップすると、商品名と価格が書かれたタグが表れる
    ③タグをタップすると商品詳細ページが表示される
    ④「購入する」をタップすると商品ページ(外部ECサイト)に移動する
    ビジネスプロフィールのページの「ショップ」をタップすると、ショッピング可能な投稿の一覧が表示される
    ビジネスプロフィールのページ(左)にある「ショップ」をタップすると、ショッピング可能な投稿の一覧が表示される

    ショッピング機能を導入するのに費用はかからないが、Instagramショッピングの承認を受けるには下記の条件が必要だ。

    ショッピング機能の導入に必要な条件
    1. ビジネスで、提供者契約コマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している
    2. Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みである
    3. Instagramアカウントが所有権のあるFacebookページと接続されている
    4. Facebookページでショップセクションを追加もしくはビジネスマネージャでカタログを作成している(あるいはBASE、EC-Cubeなど、カタログ作成をサポートする国内事業者のECプラットフォームと連携する)

    上記の要件が満たされるとInstagramによるアカウント審査が行われ、製品のタグ付けができるようになる。4番目の項目については、各社が関連サービスを発表している。

    導入企業の3社のパネルディスカッション

    6月6日現在、ショッピング機能を実装しているアカウントは、テスト運用に参加した下記6ブランド。

    この中から、Baycrews、BOTANIST、minneの三者がテスト運用に参加した感想を語った。

    株式会社ベイクルーズ EC統括 馬來 真知子氏、株式会社I-ne 販売本部 ECセールス部 部長 小松 悠氏、GMOペパボ株式会社 minne事業部 部長 阿部 雅幸氏
    左から、株式会社ベイクルーズ EC統括 馬來 真知子氏、株式会社I-ne 販売本部 ECセールス部 部長 小松 悠氏、GMOペパボ株式会社 minne事業部 部長 阿部 雅幸氏

    BAYCREWS(ベイクルーズ)

    BAYCREWSのInstagramビジネスプロフィールのページ
    BAYCREWS(@baycrews

    これまでユーザーとのエンゲージメントは「いいね」やコメントだったが、ショッピング機能によってユーザーが気になったり欲しいと思ったりしたモチベーションが高い状態のときに購入への導線を作れるので、今まで以上にエンゲージメントが高められると思っている。また、商品情報だけでなくブランドの世界観を伝えられる。

    サイト流入で新規率が他のソーシャルよりも高い。これまでの集客施策だけではリーチしきれていなかったユーザーがまだまだInstagramにいることを実感している。今回テストに参加したのはBAYCREWS全体のアカウントだったが、今後は各ブランドのアカウントにもショッピング機能を導入し、ユーザーとのエンゲージメントを高めていきたい。(ベイクルーズ EC統括 馬來 真知子氏)

    BOTANIST(ボタニスト)

    ボタニストのInstagramビジネスプロフィールのページ
    BOTANIST(@botanist_official

    Instagramに期待しているのは、ブランドの醸成やイメージ訴求だったが、ショッピング機能で興味関心から購入までシームレスな体験が提供できることに期待している。

    ショッピング機能を導入してまだ1週間ぐらいだが、CTRで他に類を見ない数値が出ている。投稿を工夫しながら波に乗っていければと考えている。フィードを作るのがちょっと大変だったが、効果が出たので苦はない。(I-ne 販売本部 ECセールス部 部長 小松 悠氏)

    minne(ミンネ)

    minneのInstagramビジネスプロフィールのページ
    minne(@minne_official

    これまでInstagramでもらっていたコメントに「どこで買えるんですか?」というものが多かった。買える場所のURLやキーワードは載せていたが、購入までのハードルが高かったようだ。それがタップだけで購入しに行けるようになることは大きい。流入は増えており、もともとURLを掲載していたビジネスプロフィールからの流入が落ちるのではなく、それにプラスして各投稿からの流入が増えている

    minneにとってInstagramは作家さんを助ける手段。ライブ配信でワークショップなどの動画もしており、反応はとても良い。今後も作家さんとコラボレーションしながら、体験を提供する場としてInstagramを活用していきたい。(GMOペパボ minne事業部 部長 阿部 雅幸氏)

    製品マーケティングディレクターが語るInstagramのいま

    Instagram 製品マーケティングディレクターのスーザン・ローズ氏によると、現在のInstagramの月間アクティブアカウントは全世界でおよそ8億。毎日使っているデイリーアクティブアカウントは5億。米国以外の利用者が80%で、日本のアクティブアカウントは2千万以上。日本の利用者の特徴は、1日に何度も頻繁に利用していること

    日本の利用者の5人に1人は朝起きてすぐInstagramでフィードやストーリーズをチェックする。20%は毎日Instagramで検索機能を利用している。42%が検索後、何らかのアクションを起こしている
    日本の利用者の5人に1人は朝起きてすぐInstagramでフィードやストーリーズをチェックする。20%は毎日Instagramで検索機能を利用している。42%が検索後、何らかのアクションを起こしている

    Instagramでは例えば食べ物、ショッピング、旅行、自動車というような、興味関心でつながっている人が多いが、日本のユーザーは検索機能を利用してハッシュタグで検索する人が世界平均より3倍多い。「よりアクティブにInstagramで何かを発見したいと思っている表れだと考えている」(スーザン・ローズ氏)。

    ビジネスの数は現在グローバルで2500万。広告主の数は200万。スーザン・ローズ氏は、Instagramを通じて売上が伸びる、または顧客増える理由として、下記の3つを挙げた。

    • ユーザーが興味関心でつながっているから
    • UXが没入感を持っているから
    • 発見をうながすプラットフォームだから
    広告主の数はグローバルで200万、ビジネスの数は2500万
    広告主の数はグローバルで200万、ビジネスの数は2500万

    ビジネスプロフィールでは文字による説明とWebサイトのURLを掲載でき、スワイプするだけでそのブランドがどんなブランドで、どんな商品を売っているのかがわかるようになっている。また、予約のようなアクションもしやすいように改善している。

    3分の1以上のビジネスアカウントが毎日、何らかのインタラクション(「電話する」「道順」「メールする」ボタンのタップ、DM受信、URLのタップのいずれか「いいね」やコメントは含まない)がある。

    日本のビジネスのうち、毎日Instagram上で利用者と何らかのインタラクションがあるアカウントは3分の1以上
    日本のビジネスのうち、毎日Instagram上で利用者と何らかのインタラクションがあるアカウントは3分の1以上

    1か月あたり1.5億のユーザーが、ビジネスプロフィールを見るだけでなく、おすすめを聞いたり、買える場所を聞いたりといったDMのやりとりをしている。3分の2はそのアカウントをフォローしてない。

    ビジネスプロフィールを訪れるユーザーは1日あたり2億。80%の利用者が何らかのビジネスをフォローしている
    ビジネスプロフィールを訪れるユーザーは1日あたり2億。80%の利用者が何らかのビジネスをフォローしている

    コミュニティーと強固につながってください。利用者は興味関心やビジネスとつながるためにInstagramに来ています。特に日本においてはブランドのことを知りたい、見つけたいという人が意欲的にInstagramを利用しています。また、ショッピング機能はシームレスなショッピング体験です。既存ユーザーとのコミュニケーションや新規顧客の開拓に、ECにたずさわるみなさんにパワフルに使っていただける機能だと思います。(Instagram スーザン・ローズ氏)

    Instagram 製品マーケティングディレクターのスーザン・ローズ氏
    Instagram 製品マーケティングディレクターのスーザン・ローズ氏
    内山美枝子

    内山 美枝子

    ネットショップ担当者フォーラム編集部
    内山 美枝子

    売れるネット広告社の加藤公一レオ氏、テモナなど登壇の食品EC向けノウハウセミナー[6/22開催]

    7 years 10ヶ月 ago

    テモナ、売れるネット広告社、リスティングプラス、通販総研の4社は、食品の通販・EC担当者向けのセミナーを都内で6月22日(金)に開催する。

    食品通販業界に知見を持つ4社が集まり、新規顧客を獲得するための手法やノウハウ、成功事例など食品業界で通用するノウハウを披露するという。

    セミナーを通して学べること

    • ネットで儲かる仕組みを作る方法
    • 申込率(コンバージョン率)の上がるサイトの作り方
    • 定期購入率をあげる方法
    • 購入単価をあげる方法
    • クチコミ率をあげる方法
    • 引上率をあげる方法
    • リピート率をあげる方法
    • 年間購入単価(LTV)をあげる方法
    • 費用対効果(ROAS)をあげる方法

    セミナーは4部構成。登壇者は次の通り。

    第1部:「キレイゴトは一切なし!“100%確実”に売上がアップする”最強の売れるノウハウ”を大公開」(売れるネット広告社 代表取締役社長 加藤公一レオ氏)

    第2部:「ネット広告の最新トレンド ~ネット広告の現状と攻略法~」(スティングプラス 取締役 川口慶太郎氏)

    第3部:「リピート客育成のポイントと事例」(通販総研 代表取締役社長 辻口勝也氏)

    第4部:「月商10万スタートの会社が、数年で億越えした事例を大公開」(テモナ 執行役員CMO リピートエバンジェリスト 青栁陽介氏)

    セミナー詳細

    • 開催日時:2018年6月22日 12:30受付開始
    • 開催場所:TKP新橋汐留ビジネスセンター(東京都港区新橋4-24-8 2東洋海事ビル)
    • 受講料:無料※事前登録制
    • 詳細https://lp.ureru.co.jp/20180622

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    ECサイト構築実績1000サイト超のecbeing、クラウド型ECプラットフォーム「mercart(メルカート)」の提供開始

    7 years 10ヶ月 ago

    ECサイト構築パッケージシステム「ecbeing」を展開するecbeingは6月4日、クラウド型のECプラットフォーム「mercart(メルカート)」の提供を開始した。

    ecbeingの基本機能を必要に応じてオプションとして選択することが可能。事業者ごとに必要な機能を絞り込むことで、サイト構築費用や運用コストを抑えることができる。

    システムは自動でバージョンアップする。フロント機能・バックオフィス機能のカスタマイズにも対応。企業の基幹システムをはじめ、外部システムとも連携可能だ。

    クレジットカードのセキュリティに関する国際基準「PCI DSS」に準拠。セキュリティ対策を手がけるLAC社によるセキュリティ診断を行うなど、パッケージ製品である「ecbeing」と同水準のセキュリティレベルを提供するとしている。

    ecbeingは「mercart」の利用企業に対し、コンサルティングやWebプロモーション、Webデザイン制作などもサポートする。

    「mercart」の利用企業は、事業規模に合わせてパッケージシステムの「ecbeing」に移行することも可能。

    初期費用は300万円から。月額費用は基本料金やオプション料金に加え、ページビュー数に応じた従量課金制。すでに20サイトに導入しているという。

    「ecbeing」を展開するecbeingがクラウド型のECプラットフォーム「mercart(メルカート)」の提供を開始

    「mercart」はさまざまなジャンルのECに対応(画像は編集部がキャプチャ)

    ecbeingはサイト構築からマーケティング支援、サイト制作支援などを手がけている。ECパッケージシステム「ecbeing」のサイト構築実績は累計1000サイト以上。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    ヒットの秘訣は「ネット映え」「FBA」「セルフ広告」、アマゾンで浴衣を人気商品に育てたPBIの施策 | ネットショップサクセスストーリー 私たちがAmazon.co.jpで売れている理由

    7 years 10ヶ月 ago

    20以上のECサイトを通じてファッション通販を手がけるピー・ビー・アイ(PBI)は、約5年前からレディース向けの季節商材の販売にも力を入れている。2017年5月には、販売事業者名「DITA(ディータ)」として「Amazon.co.jp」で浴衣の出品をスタート、同年12月には米国の「Amazon.com」でも販売を開始するなどした結果、初年度で事業拡大の手応えを感じる結果になったという。今後は浴衣以外の季節商材の充実ならびに海外販売の拡大にも取り組んでいく考えだ。

    急な需要が多い浴衣にAmazonのFBAがマッチ

    ピー・ビー・アイが季節商材に注力する中、“気軽に浴衣を着たい”という若い女性を中心とする顧客のニーズに応えるため、ECで簡単に購入できる浴衣セットの開発に取り組んだ。自社で展開する他のECサイトで可能性を感じ始めていた自信作の浴衣セットの販売を「Amazon.co.jp」で始めたのは、ちょうど浴衣のシーズンがピークとなる2017年5月だった。

    準備期間が短かったにもかかわらず、シーズンが終わってみると他のECサイトよりAmazonでの売り上げが約2倍に伸びた

    遠山蘭子マネージャー(EC事業部 店舗運営 レディースチーム)はこのように話す。その理由は、Amazonの在庫保管・配送代行サービス「フルフィルメント by Amazon(FBA)」の活用が大きかったという。

    ピー・ビー・アイ(PBI)の遠山蘭子マネージャー(EC事業部 店舗運営 レディースチーム)
    EC事業部 店舗運営 レディースチーム マネージャー 遠山蘭子氏

    浴衣は「週末のイベントへ間に合わせたい」など、急な需要が増えるケースが多い。そのため、顧客にとって“すぐに商品が届く”というAmazonが想起されやすかったのではないかと遠山氏は推測する。

    ピー・ビー・アイが販売する浴衣は、自分で帯を結ぶ必要がない「作り帯」と下駄がセットになっているのが特長で、価格帯は6000円台が中心。Amazonでの販売にあたり、こうしたセット内容が一目で分かるよう、サイト上の商品写真や商品説明に工夫をこらしている。

    また、浴衣を仕入れる段階から「いかに『ネット映え』する絵柄であるかを意識している」(同)と話す。シンプルな絵柄は実物を見ればかわいく感じても、数多くの商品が並ぶオンラインの画面上ではインパクトに欠け、顧客の印象に残りにくいという。ピー・ビー・アイは、レトロ柄や大柄の花、水玉模様など、鮮やかでわかりやすい絵柄の浴衣を仕入れ、ECで販売している。

    イベントを目前に控えている顧客にとって、届いてすぐに着用できることもポイントとなる。FBAを活用し、Amazonプライム会員であれば「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」が無料で利用できるプライム対象商品として打ち出した。この施策で、「すぐにほしい」といった消費者ニーズを掴むことができたと考える。

    さらに、「届いたらすぐに着られる」ようにするため、浴衣・作り帯の着付け方法や着こなし方のワンポイントアドバイスなどを紹介する「ゆかた着付けBOOK」を独自制作。この冊子を商品に同梱することで、顧客からは「ゆかた着付けBOOKがあったので、簡単に着付けられました」といった声が寄せた。顧客満足の向上にも一役買っているのだ。

    また、Amazonでの販売を通じて、下駄に関するカスタマーレビューが多く寄せられたという。下駄は一般的にはサイズ感はきつめに作られているものだが、カスタマーレビューの書き込みからこうした下駄の特性が顧客に伝わっていないと感じ、サイト上の商品説明文に「性質上、最初はキツメになっております」「事前に数時間履きならすと◎」など細かく補足説明した

    「Amazon.co.jp」上でも事前に消費者の疑問を解決することで、オンラインショッピングへの安心感を高めるよう心がけている。

    ピー・ビー・アイが販売する浴衣は、自分で帯を結ぶ必要がない「作り帯」と下駄がセットになっている
    ピー・ビー・アイが販売する浴衣は、自分で帯を結ぶ必要がない「作り帯」と下駄がセットになっている

    絵柄やアイテムなど細かな検索キーワードで活用するスポンサープロダクト

    「Amazon.co.jp」への出品当初から、クリック課金型広告サービス「Amazonスポンサープロダクト」を利用し、商品の露出を図った。浴衣はその他のアパレル商品に比べて、顧客ニーズやマーケットが明確化しているというビジネス環境がある。

    そんなことを背景に、AmazonスポンサープロダクトのROAS(ロアス:広告費用対効果)は常時、高水準で推移。適切な露出が確保され、ピー・ビー・アイの「ネット映え」する浴衣は、数あるAmazon上で浴衣の中でも十分勝負できたという。

    また、浴衣は「浴衣 アサガオ」「浴衣 作り帯」など、具体的な絵柄や関連アイテムで検索する消費者が大半を占める。そのため、詳細なキーワード設定でコンバージョン率を高めることができたという。

    さらに、多くの消費者が活用する「Amazonランキング(売れ筋ランキング)」は1時間ごとに更新されるので、売れ始めるとすぐにランキング上位に表示され、販売のエンジンがかかりやすい。早い段階でAmazonランキングの上位にランクインすることも重要と説明する。

    ピー・ビー・アイが展開するAmazon内の「Dita(ディータ)」
    「Amazon.co.jp」と相性が良いという「Dita(ディータ)」

    米国でも人気に、今夏からより積極的に展開

    日本での浴衣シーズンが過ぎた2017年12月、米国の「Amazon.com」で販売を開始。海外展開は以前から意欲的に考えていたものの、まずは需要を見極めるため、初年度はシーズン中に日本で在庫が余った浴衣を出品した。

    実際に販売を始めると、どの絵柄・浴衣にも需要があることが分かり、想定以上の反響があった。2018年夏からは米国での販売にも力を入れたい。現時点では、海外で人気が出る絵柄の傾向が読みきれない部分もあるが、日本で好評の浴衣を販売することで、共通点が見えてくるものと思う。また、日本とは異なるニーズがある海外にも販路を確保することで、取引関係のある卸売企業が持つ在庫の販売を弊社で引き受けることができ、双方のビジネスが活性化できると考えている。(遠山マネージャー)

    季節商材にはオフシーズンがある。浴衣に限らず、水着やルームウェア、ハロウィーンコスチュームなど、商品ラインナップを増やすことで、「Amazon.co.jp」「Amazon.com」で年間を通して需要を確保していきたいとしている。

    事業者概要

    アマゾンジャパン合同会社

    CVR5%を実現したコメ兵のカゴ落ち対策とLTV改善策[ブラウザプッシュの効果と活用例]

    7 years 10ヶ月 ago

    リユース品の買取販売を手がけるコメ兵は、アプリを使わずにスマートフォン(スマホ)やパソコンのブラウザにプッシュ通知を配信するツール「Browser Push Factory」を導入し、ECサイトのカート落ち対策や顧客生涯価値(LTV)の向上につなげている。カート落ちした顧客にプッシュ通知を配信したところ、CTR(クリックスルー率)は20%、購入率(CVR)は5%に達したという。

    コメ兵が新たな施策としてブラウザプッシュを導入したのはなぜか。どのような販促を行い、どんな成果をあげているのか。コメ兵IT事業部の甲斐真司次長と、「Browser Push Factory」を提供しているムーヴの向井康祐社長がセッション形式で語った。写真◎ライトプロ

    コメ兵が導入した「Browser Push Factory」とは?

    「Browser Push Factory」は、スマホやパソコンのブラウザにプッシュ通知を配信するツール。特定のアプリをインストールする必要はなく、ブラウザを閉じた状態のスマホ画面にもメッセージを表示できる。

    カート内の商品内容、商品購買履歴、商品閲覧履歴などに基づいて顧客をセグメントし、それぞれ配信条件を設定することで、プッシュ通知を自動送信することも可能。

    「Browser Push Factory」はパソコンでもスマートフォンでも、通知を受け取ることができます。
    「Browser Push Factory」のイメージ

    向井社長によると、「Browser Push Factory」を活用することで、EC事業者は次のような販促施策が打てるようになるという。

    • カート落ち(カートに商品を入れた状態でサイトを離脱)したユーザーに、カート内商品各種情報を自動抽出・反映し、CVRの向上につながるリマインドメッセージを送信する
    • 新規購入者に対し、次回購入時に使用できるクーポンを配信する
    • 単品商品を購入した顧客に対し、商品を使い切る直前のタイミングで「定期引き上げ」を促すメッセージを通知する
    • 定期購入の顧客に対し、解約が多くなるタイミングの直前で、購入サイクル/個数を変更できることを通知する
    独自の機能…見た カートに入れた 買った(商品、金額など詳細)という、ECにおける三大マーケティング要素を活用した、1人ひとりの顧客の好みや状態に応じたおもてなし(パーソナライズ訴求)カート落ち対策施策に強みCV後顧客LTV向上施策に強み
    顧客の購買履歴やサイトの閲覧履歴にもとづき、カート落ち対策やLTV向上施策を打つ

    顧客が「どのページを閲覧し、何を購入したか」といった行動の分析、メッセージの開封率やメッセージ経由のCVRなどを集計することも可能。「Browser Push Factory」を導入したクライアントのサイトでは、高い成果が現れているという。

    カート落ち対策で「Browser Push Factory」を使っているクライアントの実績では、CTRが10%を超えることがほとんど30~40%というケースも珍しくありません。(向井社長)

    ムーヴ株式会社 向井康祐社長
    ムーヴ株式会社 向井康祐社長
    総合広告代理店を経て、2011年にムーヴ株式会社を設立。ECを中心としたクライアントのWeb上の数字を向上させる事業と総合広告代理業との二軸で事業を展開し、ツールの単純な提供のみならず、顧客と一緒にデジタル活用戦略やシナリオを構築し、さまざまな課題を解決している。

    会員登録やメールアドレスの取得は不要

    「Browser Push Factory」でプッシュ通知を受け取るユーザーは、会員登録やメールアドレスの登録などは必要ない。「Browser Push Factory」を導入したサイトにユーザーがアクセスすると、ブラウザプッシュの許諾画面がポップアップで表示される。ここで「許可」をクリックすると、それ以降、ブラウザプッシュ通知を受信する。

    許諾は1アクションのみで完結する。向井氏によると、サイト訪問者全体で平均5%強が許可するという。

    「Browser Push Factory」のオプトインは1アクションで完結する
    オプトインは1アクションで完結する

    会員登録が必要ないため、潜在顧客や未購入の顧客とコミュニケーションを取ることができる点が、「Browser Push Factory」の強みだ。

    会員登録していない顧客に接触する方法は、これまでリターゲティング広告ぐらいしかありませんでした。「Browser Push Factory」を使えば、サイトを訪れた見込み客に対して、個別に最適化した情報を、最適なタイミングで届けることができます。(向井社長)

    「Browser Push Factory」は2018年1月のリリースから約4か月で、EC系ではリユースブランド品のコメ兵、ファッションECの伊藤久右衛門、美顔器大手のMTGなどのほか、単品通販や映画チケットなど、幅広い商品ジャンルの企業に導入されている。

    コメ兵が成果をあげた「カート落ち対策」「潜在顧客の囲い込み」「LTV向上」

    コメ兵は、自社ECサイト「KOMEHYO ONLINE STORE」に「Browser Push Factory」を導入し、「カート落ち対策」「潜在顧客の囲い込み」「メルマガに代わるLTV向上策」に取り組んでいる。

    「KOMEHYO ONLINE STORE」のトップページ
    「KOMEHYO ONLINE STORE」は常時5万点以上の商品を取り扱っており、主力商品は10万円前後のブランドバッグやジュエリー。店頭への取り寄せサービスも行っており、実物を見てから購入できる(画像は編集部がキャプチャ)

    施策1 カート落ち対策でCVR5%

    「カート落ち対策」では、カートに商品を入れたままサイトから離脱した顧客に対し、一定の時間が経過した後、カート内に入っている商品をブラウザプッシュで通知する。カートに入っている商品を自動的にプッシュ通知の本文に反映。プッシュ通知は自動送信しているという。

    カート落ち対策のプッシュ通知のCTRは20%CVRは5%に達しました。弊社のサイトとしては驚異的な数字です。たとえば、メルマガだと開封率が15~16%でCTRは5%、CVRは1%以下ですから。(甲斐氏)

    カート落ち対策基本:カート内商品(画像、商品名、価格など自動反映)、リマインド訴求による購買促進プッシュ通知活用施策→シナリオ(対象ユーザーと訴求内容)
    コメ兵は、カートに入っている商品を自動的にプッシュ通知の本文に反映し、自動送信している
    株式会社コメ兵 IT事業部 次長 甲斐 真司 氏
    株式会社コメ兵 IT事業部 次長 甲斐 真司 氏
    2000年、新卒でコメ兵に入社。2005年頃までブランド時計担当として、ロレックスなどの高級時計の販売および買取、値付け業務に従事。2006年より時計専門のECサイト運営を担当。2009年、WEB事業グループの前身となるWEB事業室の立ち上げに携わり、以後ECサイトの責任者としてEC関連全般を担当。

    施策2 非会員や未購入者など潜在顧客の囲い込み

    「KOMEHYOオンライン」の会員以外のユーザーにも、セール情報などをブラウザプッシュで告知している。一斉通知ではなく、ブランドバックの商品ページをよく閲覧するユーザーにはブランドバックの新着情報やフェア情報を通知するなど、サイトの閲覧履歴に基づき顧客の好みを推測し、セグメントごとに配信内容を変えているという。

    顧客ごとに興味を引く情報を、リアルタイムで配信できるため、販促効率が上がりました。設定の方法も簡単なので、負担なくセグメント配信に取り組めています。(甲斐氏)

    潜在顧客の囲い込み 閲覧、購買内容を加味した、同一カテゴリ対象セール、フェアなど、活用による購買意欲喚起
    サイトの閲覧履歴などから顧客の好みを推測し、セール情報や入荷情報をリアルタイムに配信する

    施策3 メルマガに変わるLTV向上施策

    これまでメルマガで配信していた新商品の入荷情報などを、ブラウザプッシュ通知でも配信している。メルマガの開封率やCTRが頭打ちになる中、「メルマガにとって代わる強力なコミュニケーションツールを探していた」(甲斐氏)。

    コメ兵が扱う商品はリユース品がメインであるため、商品は1点物が多い。魅力的な商品が入荷されたら、すぐに購入しようと考えるユーザーは、新着情報をこまめにチェックする。そのため、新入荷商品の情報は、ECサイトの中で最もアクセスが多いという。

    新着情報をアップする時間をおおよそ決めておき、アップした直後にブラウザプッシュで告知すると、反応が非常に良いです。その際、顧客のサイト閲覧履歴に合わせて、興味が高そうな情報を届けています。こうした施策のCTRは17~20%CVRは約1%に達しており、メルマガの何倍もの効果が出ています。(甲斐氏)

    「Browser Push Factory」流 CEM、LTV向上
    サイト訪問回数や閲覧履歴、カートに入れた商品の種類、購買履歴などを分析し、顧客をセグメントした上で、マーケティングシナリオを走らせる

    コンテンツマーケやオムニチャネルに活用も

    「Browser Push Factory」は販促効果が高いだけでなく、月額10万円以下から利用できるコストメリットも魅力。また、お客さまにお得な情報を提供することで、顧客満足度の向上にもつながっていると思います。(甲斐氏)

    「Browser Push Factory」のメリットをこう説明した甲斐氏。今後、「Browser Push Factory」を活用した新たなマーケティング施策も計画しているという。

    たとえば、コメ兵が運営するオウンドメディア「トケイ通信」にアクセスしたユーザーを、ECサイトのカテゴリーページに誘導することを検討している。閲覧した記事に基づきユーザーの興味・関心を分析し、ブラウザプッシュで関連情報を配信したいという。

    また、ECと実店舗の連携強化にも「Browser Push Factory」を活用する計画だ。たとえば、ECで買い物をしたユーザーに、近隣店舗のセール情報を送って店舗へ送客することも考えている

    ECと実店舗の両方で買い物をしているユーザーのLTVは、ECか実店舗のどちらかだけを利用しているユーザーよりも高いことがわかっています。ECと実店舗を併用するユーザーを増やすために、ブラウザプッシュを活用していきたいと考えています。(甲斐氏)

    「Browser Push Factory」を活用して成果をあげているコメ兵では、「ムーヴは『Browser Push Factory』という良い道具だけに頼らず、それを使いこなすための知見とアイデアもある。足しげく毎月ミーティングを開催してくれるので、最善策を打つことができている」と説明する。

    メールやLINEなど既存販促チャネルとの違い、今後の方針

    深くさまざまな商品を提案できる訴求の深さが特徴の「メールマガジン」。コミュニケーションツールとして双方向のやり取りができる「LINE」。「Browser Push Factory」は、こうした既存販促チャネルと併用していくことで、売上効果を最大化できるという。

    タッチポイントごとやシーンに応じて組み合わせて活用することがベスト」。こう話す向井社長は、次のように既存販促チャネルとの違いなどを説明する。

    1. 「Browser Push Factory」は、ユーザー側から見ると企業とつながりやすい+登録しやすい
    2. セールス的な訴求は意外と嫌がられない。コミュニケーションツールとしての役割があるLINEとは性質が異なる。メッセージ内容はセールス的でも構わない
    3. 「Browser Push Factory」だけで完結するので、コストパフォーマンスが高い。
    4. ブラウザプッシュは開封率が高い。そのためECサイトへの誘導が増える
    5. デスクトップに活用できる。意外にもブラウザプッシュはPC向けでの施策効果が高い

    こうしたことを踏まえ、向井社長は「Browser Push Factory」の今後の開発計画に言及した。

    1つ目は、スマホの位置情報を活用したセグメント配信機能を実装すること。この機能を活用すれば、リアル店舗を持つ企業は、顧客の近隣店舗に関する情報をユーザーに通知し、来店を促進できる。

    そして2つ目は、CPC広告の媒体と連携し、「Browser Push Factory」にオプトインしたユーザーにだけ広告を表示する機能も検討しているという。

    「Browser Push Factory」の機能追加は、クライアントの要望を反映しながら進めています。今後もクライアントと一緒に、ECの売上拡大につながる機能を開発していきます。(向井社長)

    ムーヴ株式会社 向井康祐社長 講演風景

    【関連リンク】

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    ジャパネットが中途採用の応募方法を「自撮り動画」にした理由

    7 years 10ヶ月 ago

    テレビショッピングや通販・ECを手がけるジャパネットホールディングスは6月1日、中途採用の応募方法を刷新し、応募者の「自撮り動画」で受付を行う新たな選考方法を導入した。

    中途採用の応募者は、ジャパネットのアプリでエントリーを行いスマホで動画を撮影。その後、必要事項を記入すると登録される仕組み。

    ジャパネットのアプリのトップ画面に「ジャパネットグループ 中途採用エントリー」というバナーを設けた。

    動画のテーマは「応募理由、最近ワクワクしたこと」。撮影時間は約1分間で、何度でも撮影し直すことができる。

    動画で採用受付を行う理由について、ジャパネットホールディングスは次のように説明している。

    長崎県佐世保市の小さなカメラ店から始まった弊社は、「商品」の良さを徹底的に伝え、その商品を通してお客様の「今」を豊かにし、感動をお届けすることを大切にしてまいりました。これからもその理念をもとに、社会に貢献できる企業であり続けるため、「今」と「未来」に向かっての成長を楽しめる仲間を増やしたいと考えています。

    学歴や経歴だけで判断するのではなく、弊社の企業理念を理解して共感していただける方に参加いただけるよう、自分の言葉で想いを伝えられる動画で応募ができるという新しい採用選考を開始いたします。

    採用の対象者は中途採用のすべての職種。アプリで応募した後、論文や面接の一次選考、面接による最終選考を経て採用が決まる。

    ジャパネットホールディングスが中途採用の応募方法を「自撮り動画」にした理由

    ジャパネットの新採用方法(画像は編集部がキャプチャ)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    ムラサキスポーツがEC拡大に本腰、実店舗連動の公式アプリをリリース

    7 years 10ヶ月 ago

    スポーツ用品を販売するムラサキスポーツは6月1日、ECサイトと実店舗の共通ポイント機能などを備えた公式アプリの提供を開始した。

    アプリ内で買い物ができるほか、これまで公式サイトを通じて発信してきたムラサキスポーツの活動やイベント情報、スポーツの最新情報などをアプリで配信する。

    ムラサキスポーツが提供を始めたアプリ

    アプリの画面イメージ

    アプリのリリースに伴い、ECと実店舗で共通の新たなポイントシステム「ムラポ」を導入した。従来は実店舗とオンラインサイトは別のポイントサービスを提供していた。

    今後、顧客がフォローした店舗からプッシュ通知が届く機能を追加する予定。全国138店舗の実店舗における接客をベースに売上拡大を図る。

    ムラサキスポーツの2017年3月における売上高は338億円。近年はオンラインでの集客やEC事業を強化しており、2018年3月には公式Webサイトをリニューアルした。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    コメ兵、「ZOZOUSED」に続き「LINEショッピング」展開で新規ユーザーとの接点創出

    7 years 10ヶ月 ago

    中古品の買取販売を手がけるコメ兵は5月18日、LINEが運営するポイントサイト「LINEショッピング」への掲載を開始した。消費者との新たな接点を創出し、これまで手薄だった20~30代の顧客を開拓する。

    コメ兵は「LINEショッピング」に参加する理由について、2018年4月開催の「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」で次のように説明していた。

    1. 新規顧客の獲得効率が下がってきていることから、「LINEショッピング」で新しい客層にアプローチしたい
    2. 「LINEショッピング」のユーザーは若年層が多く、コメ兵にとって手薄だった20代後半から30代の消費者を獲得しやすい

    「LINEショッピング」の利用者を年齢別に分類すると、25歳~34歳が35%、35歳~44歳が30%と25~44歳が75%以下を占めている。また、ユーザーに占める女性比率は78%(2018年1月時点のLINE社の公表値)。

    こうしたユーザー属性は、コメ兵がアプローチを強化したい顧客層と重なっていることから、「LINEショッピング」に参加することでユーザーとの新たな接点を持つことができると判断した。

    「LINEショッピング」を入り口とし、自社ECサイト「KOMEHYO ONLINE STORE」へユーザーを誘導する。

    ユーザーは「LINEショッピング」を経由して「KOMEHYO ONLINE STORE」で買い物をすると、ポイント還元率に応じて「LINEポイント」を獲得できる。

    LINEショッピングへの掲載を始めたコメ兵

    「LINEショッピング」への掲載をスタート(画像は編集部がキャプチャ)

    コメ兵は自社ECサイトを中心に据えながら、オンラインの集客チャネルを拡大している。

    3月には、スタートトゥデイグループが運営するリユース品販売サイト「ZOZOUSED」のマーケットプレイスに出店し、衣類やバッグなど約2万点(出店当時)を販売。「自社ECでは売れない商品が売れる」という傾向が続いているという。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    スマホ時代の「売れるサムネイル画像」はシンプルな白背景だった!【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    7 years 10ヶ月 ago

    スマホの画面が大きくなってきたとはいえ、細かいものは見づらいですよね。PC時代のような作り込みに意味がなくなってきていますので、テストツールなどで検証していきましょう。

    ススマホ時代のサムネイル画像はわかりやすさ重視で

    「売れる商品画像」は思い込み?…売れる商品画像講座(1) | 通販通信
    https://www.tsuhannews.jp/52526

    まとめると、

    • 「白背景のシンプルな画像」こそ売れる商品画像
    • シンプルで視認性の高い商品画像でクリックしてもらい、商品ページ内で接客するときにサブ画像としてイメージ画像を使用するのがベスト
    • 商品画像をABテストするツールで検証すると良い

    商品以外の物や風景、あるいは文字など余計な情報が多々写り込んでゴチャゴチャして見えるのです。それがサムネイルになると、画像が小さすぎてお客様に肝心な商品のイメージが伝わりません。

    スワイプで高速にスクロールされると普通の動体視力では認識すらできないのです。

    目に止まらない > クリックされない > 商品ページに入らない > 当然売れない、負のループです。

    商品一覧画面や検索結果画面ではシンプルでわかりやすいものを設定し、その先の商品ページで詳細がわかるものを設定すると良いようですね。とはいっても、PC比率が高いサイトでは違う傾向になるかもしれませんので、画像のテストができるツールを入れて検証してみましょう。

    参考記事

    LTV向上のために定期購入者にアプローチしてみては?

    ~脱・従来型定期購入~お客さま目線の次世代型通販のカタチとは? | 通販通信
    https://www.tsuhannews.jp/52490

    まとめると、

    • 通販は「お客さまありき」「商品ありき」
    • 定期購入の「お得さ」と「手軽さ」はAmazonなどのサポートレベルが上がりすぎてメリットではなくなった
    • テクニック論に寄り過ぎてしまうと、データばかり見てお客さんが数字に見えてしまう

    今思っていることに、1回購入してもらって継続して買ってもらっている中で、どこかでもう1回投資するとLTVが伸びるという2回目のCPOというものがあるんじゃないかと思っています。お客さまに購入を促すために1度投資をします、そののち回収しきれていない期間中にもう1回投資するとさらにLTVが上がるというような事象の指標化できないかと。

    ─株式会社協和 社長室兼EC業責任者 小原田 剛氏

    売るテクニックに偏りすぎて、本来の「商売」を忘れてしまっているショップって多いです。売るテクニックに関してはAmazonなどのモールがどんどん進化していきますので、そこと張り合うのは得策ではありません。引用文にあるように、LTVの考え方をちょっと変えて、継続的に投資をしていく方法などを考えていきましょう。

    「スマホ比率ってもっと高いのでは?」と思った人も多いはず

    企業のBtoC-ECの実施割合は18%。自社EC比率は約7割、モール出店は約4割 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5471

    平成29年通信利用動向調査の結果 | 総務省
    http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000125.html

    まとめると、

    • 電子商取引(インターネットを利用した調達・販売)を行なっている企業の割合は49.0%
    • 電子商取引を行なっている企業のうち「自社サイト」を利用している割合は68.9%、「電子モールへの出店」は42.4%
    • インターネットを利用している企業のうち、ソーシャルメディアサービスを活用している割合は28.9%

    【今回調査結果のポイント】

    1 個人のインターネット利用機器におけるスマートフォンの割合がパソコンを上回った。
     (スマートフォン54.2% パソコン48.7%)

    2 クラウドサービスを利用している企業の割合が初めて50%を超えた。
     (H28 46.9% → H29 56.9%)

    3 インターネット利用時に「不安を感じる」または「どちらかといえば不安を感じる」と回答した個人の割合が上昇した。(H28 61.6% → H29 68.3%)

    平成29年通信利用動向調査の結果 | 総務省

    スマホの割合はとっくの昔に逆転していると思っていたら、全体ではそうではなかったんですね。ECを行っている企業では自社サイトの比率が依然として高いですが、72.0%→68.9%と下がってきていますので、この傾向も気にしておきましょう。

    EC全般

    【楽天SOY受賞店舗 概要調査】平均CVRは4.9%/送料無料やギフトで高水準 | 日流ウェブ
    https://www.bci.co.jp/netkeizai/article/3913

    こちらでは受賞企業の3分の1が、売上の7割以上がスマホになっていることに注目です。

    「Amazon Pay」利用者の5割強が「すきま時間・空き時間」にネット通販【アマゾン調査】 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5473

    手軽に決済できる仕組みなので、すきま時間に買いたい人と相性が良いということですね。

    ビックカメラ、ロッカーに入れるだけで買取受付してくれるサービス | ASCII.jp
    http://ascii.jp/elem/000/001/684/1684912/

    「すき間時間を活用した買取の利用がしやすくなる」。こちらでもすき間時間が登場。

    Googleマイビジネスの投稿タイプに「商品」が追加。検索結果からの販売が可能に | 海外SEO情報ブログ
    https://www.suzukikenichi.com/blog/product-posts-on-google-my-business/

    いろんなところで販売ができるようになっていきますね。日本で使えるようになったら早めに試しておきましょう。

    越境EC初心者のための基本 まずは現状把握と情報整理から始めよう! | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/5671

    越境ECといえどもやることは国内で売る場合と同じ。

    “ECのプロ”が選んだ5つの優れたECサイトがやっている施策まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5449

    売れる商品画像の記事と合わせて読むと効果的。

    再配達削減へ、「宅配事業とEC事業の生産性向上連絡会」が始動 | 通販通信
    https://www.tsuhannews.jp/52428

    「具体的な取り組み事例を10月ごろをめどに公表」。とのこと。

    今週の名言

    人間である以上、ノーミスで棺桶まで行くことはできない。ケガしたり、失敗したり、挫折は絶対ある。それなら、早め早めに失敗を重ねて、『ここやったら行ける』という道を見つけた方が効率的でしょ。人生、なるべく早く失敗した方がいいですよ

    ─山田ルイ53世(髭男爵)

    それでも、人生は続く 一発屋芸人のプライドと流儀 | BuzzFeed Japan(Yahoo! JAPAN限定先行配信)
    https://ex.yahoo.co.jp/buzzfeedjapan/ashitano-interview/15.html

    失敗を経験するとダメなことがわかるので、それをやらなければ「ここやったら行ける」というのがわかるんですよね。

    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之

    ライブコマースLive Shop!がAKB48公認ブランド「UNEEDNOW」と新アイテムを共同企画、6月末に新番組

    7 years 10ヶ月 ago

    動画マーケティング事業のCandeeは6月4日、同社のソーシャルライブコマース「Live Shop!」を活用した、AKB48グループメンバーがモデルを務めるグループ公認ファッションブランド「UNEEDNOW(ユーニードナウ)」の企画販売を開始すると発表した。Live Shop!でAKB48のメンバーが定期的に出演するファッションをテーマにした番組を6月末から配信する。

    会見ではAKB48グループの小田えりなさん(左)、向井地美音さん(中央)、加藤玲奈さん(右)が新企画を発表。UNEEDNOWは、伊藤忠商事、AKS、アナイスカンパニーが共同で立ち上げたECファッションブランド。

    番組では、UNEEDNOWのコンセプト「可愛く、オシャレをまとう」にそったファッションアイテムを、ライブ動画ならではのインタラクティブなコミュニケーションを生かし、ユーザーとともに企画。ユーザーの意見を取り入れながらサンプル商品を作ったり、欲しい商品のアンケートを取ったりするなど、双方向の物づくりを進めていく。執行役員の鍛治良紀氏は、「ライブ配信の醍醐味であるインタラクティブなコミュニケーションによってユーザーと企画を展開していきたい」と語る。

    番組内で毎月発表する新商品のクリエイティブディレクターは、AKB48のメンバーが入れ替わりで勤める。第1回配信の商品は、7月の販売開始を予定している。Live Shop!で共同開発する新商品はUNEEDNOWの新作の一部として、ライブ配信中に先行販売し、UNEEDNOWの公式ショップでも購入できる。

    池田真也

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    家電量販店の法人通販から、Web担当者Forumの前身である『インターネットマガジン』(2006年5月号で休刊)の編集部へ。休刊までの半年ほど雑誌編集を経験し、Web坦の立ち上げを機にネットマーケティングにかかわりはじめ現在へ。編集兼Web担当者。2017年末からネットショップ担当者フォーラムと兼任。

    池田真也
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