ネットショップ担当者フォーラム

電通がスポーツメディアやEC運営のフロムワンと資本業務提携

6 years 10ヶ月 ago

電通は1月18日、スポーツ関連のメディアやECなどを運営するフロムワンと資本業務提携を締結したと発表した。サッカーを中心としたスポーツ関連ビジネスを強化する。

フロムワンは現在、サッカーの総合サイト「サッカーキング」、野球の専門ポータルサイト「ベースボールキング」、バスケットボールの専門サイト「バスケットボールキング」などを運営している。

2010年にはサッカー関連の商品を扱うECサイト「フットボールプラザ(当時)」を開設。2014年にサイトの名称を変更し、現在は「サッカーキング・ショップ」として運営している。

電通はスポーツ関連のメディアやECなどを運営するフロムワンと資本業務提携を締結
フロムワンが運営するECサイト「サッカーキング・ショップ」(画像は編集部がキャプチャ)

電通はフロムワンとの資本業務提携を機に、スポーツ関連ビジネスの幅をさらに広げ、新たなビジネスの開発を推進するとしている。

フロムワンは同日、資本業務提携に関するリリースで次のようにコメントを発表している。

本件を通じて、ビジョンとして掲げる「スポーツ文化の普及啓蒙」により一層貢献するとともに、両社の持つコンテンツとノウハウの相互活用により、強いシナジーを創出する体制を整え、総合スポーツビジネスカンパニーを目指してまいります。

渡部 和章
渡部 和章

フィギュアやプラモデルメーカーの壽屋、中国向け越境ECを「天猫国際」通じて展開

6 years 10ヶ月 ago

フィギュアやプラモデルなどの製造販売を手がける壽屋は1月18日、中国大手越境ECモール「天猫国際(TmallL Global)」に出店した。小売事業の本格的な海外展開を見据え、中国での認知向上と売上拡大をめざす。

店舗名は「KOTOBUKIYA 海外旗艦店」。同社の主力商品である「フレームアームズ・ガール」や「ヘキサギア」といった作品の、フィギュアやプラモデルなどを販売している。

フィギュアやプラモデルなどの製造販売を手がける壽屋は中国大手越境ECモール「天猫国際(TmallL Global)」に出店
「天猫国際」に開設した「KOTOBUKIYA 海外旗艦店」(画像は編集部がキャプチャ)

壽屋は国内で直営店3店舗を運営しているほか、オンラインショップでの直販と、小売店向けの卸売りを手がけている。

2018年6月期の売上高は、前期比10.0%増の88億1100万円。直営店とECを含む「小売販売」の売上高は同8.4%増の27億2600万円だった。

EC売上高は公表していないが、2018年6月期の自社ECサイトの増収率は同35.3%増。ECサイトでは特典付商品や限定品を販売することで、一般流通品と差別化しているという。

卸売事業では、すでに海外向けに販売を行っている。2018年6月における地域別の売上高は、アジアが7億9800万円、北米が5億6700万円、欧州が2億9500万円、その他地域が5600万円だった。海外売上高比率は19.5%。

「天猫国際」への出店を足掛かりに、小売事業での本格的な海外展開を狙う。

壽屋によると、中国の玩具市場は2017年時点で約110億2700万米ドル、2019年までの年間成長率は5~6%で推移する見通し。

中国の玩具市場の規模
中国の玩具市場(画像は壽屋の株主通信から編集部がキャプチャ)

壽屋の設立は1953年。フィギュアやプラモデルの企画・製造・販売を手がけているほか、自社オリジナルコンテンツのライセンスビジネスや、受託製造も行っている。2017年9月にJASDAQに株式上場した。

渡部 和章
渡部 和章

Amazonがサンプル市場に参入。膨大な顧客データで高精度な売上予測が可能に!?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 10ヶ月 ago
ネッ担まとめ

Amazonほどの膨大なデータを持っていれば、試供品を配布するべきユーザーもすぐにわかるんでしょうね。その反応を見て生産計画を立てれば在庫リスクも減ります。

Amazonでマーケティングリサーチができるようになるようです

Amazon「サンプル市場参入」の衝撃ーー AIが購買期待値を予測、試供品広告を表示 | THE BRIDGE
https://thebridge.jp/2019/01/amazon-sample-displayads-ai

まとめると、

  • Amazonが試供品を顧客の閲覧ページに表示させたり、自動的にカートに入れておくディスプレイ広告事業を展開するとの報道があった
  • 過去の購買データを分析し、購買転換率が高いと予測される顧客へ情報を届ける
  • 好みのブランドから無料もしくは低額でサンプル品を受け取れることで、LTVがさらに向上する目算

Amazonの試供品市場参入の最も大きなインパクトは、ブランドが生産ラインを確立する前におおよその売上予測ができてしまう未来がやってくる点にあるでしょう。大量生産を行う前に定量データによって生産するかの意思決定ができるため、在庫を抱えて損失を生み出すリスクが大幅に減るはずです。

Amazonの顧客データを使って需要予測をしてしまおうということですよね。興味がありそうな人のカートに勝手に入ってしまうのはすごいです。無料なのでもらって怒る人もいないでしょうし、配る側もターゲットを絞れるため、相当精度の高い広告になりそうです。他のモールでも広がっていくかもしれません。

ショッピングアプリを毎日起動する人が意外と多い

【2018年】モバイルユーザーのECに関する消費行動まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6114

モバイル市場年鑑 2019:知っておくべき最重要トレンド |App Annie
https://www.appannie.com/jp/insights/market-data/the-state-of-mobile-2019/

まとめると、

  • 18~64歳の13~18%、65~74歳の8%が、小売/ショッピングアプリを1日に1回以上起動する
  • スマホにインストールされているアプリは100超。使用しているアプリは30ほど
  • 「Amazon/Primeビデオ」の契約割合は13%で、スマホで視聴しているのは6%
モバイルが国の経済を上回るペースで成長している上位国(2016年と2018年の比較)GDPの成長に対するモバイル消費支出の成長の乗数(世界全体のアプリストア消費支出の成長に対する各国の同消費支出の成長(2年間)と、世界全体のGDPの成長に対する各国のGDPの成長と比較して算出

日本、ブラジル、英国の3カ国は、モバイルの消費支出が国内総生産(GDP)全体を大きく上回るペースで成長しました。これはモバイル経済の強さを反映した結果であり、インフラ、教育、法制度においてモバイルを優先すれば、引き続きGDP全体にプラスの効果が得られることを示しています。

モバイル市場年鑑 2019:知っておくべき最重要トレンド

1つ目の記事については、ショッピングアプリを毎日起動する人がこれほど多いとは思いませんでした。買う以外にも見るという目的がありそうなので、コンテンツ力を高めると効果が出てきそうです。2つ目の記事については日本に限って言えば国の成長よりもモバイル消費のペースが伸びていることに注目。

在庫切れだからといって放置するのはもったいない!

在庫切れ商品のページにランディングした消費者に購入してもらう方法 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6124

まとめると、

  • 在庫切れのページをどう設定するかはUX、SEO、売上に関係する
  • 関連商品や店頭在庫の表示、同カテゴリーの商品の値引きなどで対応すると良い
  • 再入荷がない場合は関連商品を表示するか、404ページ、301リダイレクトなどで対応

すでに廃盤になっていたり、再入荷がない商品はどうすれば良いでしょうか?

404ページを使いますか? 中規模サイトで再入荷がない場合は、404ページを検討しても良いでしょう

代わりに301のリダイレクトはどうでしょう? リダイレクトをする場合は、クリエイティブになって、関連性の高いページに飛ばす必要があります。消費者をがっかりさせないためにも、ホームページやカテゴリーページに飛ばすのは最適とは言えません。リダイレクトされる理由と場所を説明しましょう。

アパレルの場合は在庫切れのまま再入荷が無いことも多いですよね。そんな時はユーザビリティとSEOを考慮して、適切な404ページと301リダイレクトを使いましょう。リスティング広告を出しているときはエラーにもなります。細かい事ですが、ちゃんとやっておきたい部分です。

EC全般

越境ECデータ&インタビューから学ぶ海外向けECで成功するためのポイント【ペイパルとDHLが徹底解説】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6091

越境ECで最も気になるのは物流面。どうしても送料は高くなってしまうし、荷物が届いたのかがわかりづらいですからね。

ニッセン、ヤマト運輸と連携 PUDOステーションでも商品の受け取りが可能に | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/6347

経産省と国交省、新東名高速道路で後続車無人システム活用したトラック隊列走行の公道実証を発表 | IoTニュース
https://iotnews.jp/archives/113518

配送関連を2つ。無人トラックが走っている高速道路はちょっと怖いような……。でも、当たり前になるんでしょうね。

静止画なのにグリグリ動かせる! クリック率が劇的に上がる「360度バナー広告」のしくみ | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/01/10/31500

これはいろんなもの使えそうですね!「静止画なんだけど動かせる」ので作る方も楽です。

自社ECでパーソナライズされたLINEメッセージの自動配信を実現した「futureshop」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6111

使うしかないのこの機能。カゴ落ちや再入荷通知に使えてしまうのは便利すぎ。

最大41.2%還元!ポンパレモール、過去最大級の大還元祭開始 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/60824

あまり話題になっていないですが、こういったイベントもやっています。しかし、ポイント還元だけだと訴求力が弱い時代になってしまいましたね……。

【ベストバイ】、デジタル棚札拡大!省人化にショールーミング対策にオープンボックスも? | 激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/52067829.html

こちらも気になります。1日だけとか特定の店舗だけどか、いろんな軸ですぐに価格を変更できます。

今週の名言

通信販売はコミュニケーションを核として発展してきたビジネスである。

【2018年総括と2019年展望】JADMA阿部会長が語るこれからの通販・EC業界[要旨] | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6123

通信技術で発展してきたように思ってしまいますが、コミュニケーションが基本で手段が増えていっただけです。ネットショップもコミュニケーションから。

森野 誠之
森野 誠之

【ケフィア事業振興会問題】被害者の救済、その後の進捗は? | 通販新聞ダイジェスト

6 years 10ヶ月 ago

ケフィア事業振興会の破産をめぐる問題は1月15日、被害対策弁護団(団長=紀藤正樹弁護士)が説明会を開催した。被害を訴える顧客の弁護団への委任はこれまでに、954人、被害総額は約70億円に達した。一方で、破産手続きを進めるケフィア事業振興会の資産は、本社ビルの売却を含め10億円超にとどまる。

債権などを除く顧客への配当はわずかになる可能性が高く、説明会に参加した顧客からは諦めの声も聞かれた。今後、警察当局による立件を働きかけつつ、民事訴訟を通じ損害賠償を求めていく。

ケフィアグループをめぐる破産手続きは、これまで関連28社と鏑木秀彌社長、関連のかぶちゃん農園の鏑木武弥社長の2人に至っている。

説明会で、弁護団(=画像)は「(破産は)民事解決の一手段でしかない。全容解明に向け警察当局による立件も働きかけていく必要がある。刑事手続きを通じて民事訴訟の証拠を集め、損害賠償も提起できる」と説明した。

ケフィア事業振興会の破産をめぐる問題 被害対策弁護団
被害対策弁護団

一方、当初、弁護団が把握した被害(約1600人の84億円、昨年8月末時点)からは弁護団への委任は減っている。説明会に参加した被害者からは「(被害額は1000億円に達するとも言われるが)10億円では現状の配当は1%に満たない。結局何%返ってくるのか。実際の返金手続きはいつになるのか」といった質問もあった。

弁護団は一般論として、大規模破産の場合、刑事事件としての立件、破産手続きなどを通じて3年をめどに配当に至ることを説明。配当も1~5%の幅で動くと説明した。ただ、会場を訪れた被害者からは「ほとんど戻ってこない」と諦めの声が聞かれた。

弁護団は「現状で被害回復はおぼつかないが、(10億円はケフィア事業振興会のみの資産)関連28社も破産手続きに移行した。関連会社は60社超に上る可能性もあり、今後も独自に調査を行う。何も資産がないのはおかしい。グループの資産がどこかにあるはず。被害救済し、今後、同様の被害を出さないため協力してほしい」と呼びかけた。

昨年11月には、鏑木秀彌・武弥親子に加え、ケフィア事業振興会監査役で、秀彌社長の娘である辻秀子氏を相手取り、1億7567万円の損害賠償を求める訴訟を提起した。秀彌・武弥親子に対する訴訟は破産手続き中のため停止することになるが、辻氏を対象にした訴訟が今後行われることになる。被害解明を通じて鏑木秀彌・武弥親子以外の役員や従業員の責任も追及していく。

ケフィア事業振興会の破産をめぐる問題 被害対策弁護団
ケフィア事業振興会のHPでは破産管財人からのお知らせを掲載している(画像は編集部がキャプチャし追加)

ケフィア事業振興会は昨年9月に破産。負債総額は、1053億円、債権者は約3万人に上った(関連3社含む、当時)。同社は、顧客と「オーナー制度」と呼ぶ買戻し特約付の売買契約を結んでおり、多額の支払い滞納から弁護団結成に至った。

通販新聞

「PayPay」のカード決済は本人認証で上限25万円、3Dセキュア対応で上限金額を変更

6 years 10ヶ月 ago

ソフトバンクとヤフーの共同出資会社PayPayが提供するQRコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」は1月21日、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応、本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定した。

本人認証されていないクレジットカードでの決済上限金額は、過去24時間で2万円、過去30日間で5万円とした。

QRコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」は本人認証サービス(3Dセキュア)に対応、本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定した
本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定(画像は編集部が「PayPa」のお知らせをキャプチャ)

本人認証サービスとは、事前にクレジットカード会社に登録したパスワードなどを入力することで本人認証を行い、不正利用やなりすましを防ぐ仕組み。

本人認証サービスの利用には、①クレジットカード会社での本人認証サービスの利用設定やパスワードなどの事前登録②PayPayでのクレジットカードの本人認証手続き――の2手順が必要となる。

「PayPay」にクレジットカードを新たに登録する場合、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力した後、クレジットカード会社の認証ページに移動。認証ページで、事前に登録したパスワードなどを入力すると、クレジットカードの本人認証が完了するという。

PayPayではこれまで、セキュリティ対策を施すための対応策として、クレジットカードでの決済金額と「Yahoo! Japanカード」からのチャージ金額の上限として、30日間(720時間)で5万円(複数のクレジットカードを登録している場合も合計5万円まで)とする措置を実施。決済金額は1日あたり2万円までとする上限措置を行っていた。

「Yahoo!ショッピング」は2019年2月に「PayPay」対応

12月4日からスタートした「PayPay」の「100億円あげちゃうキャンペーン」が12月13日23時59分に終了。当初のキャンペーン期間は2019年3月31日までで、「付与金額が100億円に達した場合、本キャンペーンは途中終了」としていた。

「PayPay」は2019年2月から「Yahoo!ショッピング」と「ヤフオク!」を皮切りにオンライン決済に対応する(4月からは「LOHACO」でも使用可能となる予定)。

「PayPay」残高のネット通販利用など、EC事業者の注目は「Yahoo!ショッピング」での施策に集まっている。

瀧川 正実
瀧川 正実

KDDIから「Wowma!」にやって来たau「三太郎シリーズ」名付親の矢野副社長に聞く「これからのWowma!」

6 years 10ヶ月 ago

ECモール「Wowma!」を運営するKDDIコマースフォワードの副社長へ就いた元KDDI宣伝部長の矢野絹子氏。CM好感度4年連続1位となった「au」のCM「三太郎シリーズ」の名付け親でもある。今後、「Wowma!」をどう変えていくのか? ブランディングをどう仕掛けていくのか? 矢野副社長に聞いてみた。

「三太郎シリーズ」名付け親に聞く「au」CMが人気を集めた理由

――CM好感度(CM総合研究所調べ)で4年連続1位となった「au」のCM「三太郎シリーズ」は、矢野さんがKDDIのコミュニケーション本部 宣伝部長時代に手掛けたCMだと聞きました。

2015年1月1日に始まった「三太郎シリーズ」は宣伝部長時代に携わったCMで、たくさんの関係者の尽力で誕生しました。

当時、「au」の課題と言えばブランドイメージがなかったこと。KDDIの調査では、NTTドコモは「安定感」「大手」「安心」、ソフトバンクは「チャレンジング」「先進感」といったイメージが強かった。そのなかで、「au」はどうだったのか? 何をやるにも2番手、3番手というイメージを抱いていた消費者は多かったと思います。

「au」というブランドを伝えるためにどうしたらいいのか? その課題を解決するためのCMとして、「三太郎シリーズ」が誕生しました。

KDDIコマースフォワード 代表取締役副社長 矢野絹子氏
KDDIコマースフォワード 代表取締役副社長 矢野絹子氏
日本移動通信(現KDDI)入社。コンシューマ事業で料金施策などを担当した後、KDDI コミュニケーション本部 宣伝部 部長に就任。auのCM“三太郎シリーズ”の名付け親

「三太郎シリーズ」が誕生する前の2012年に、「au」は「あたらしい自由。」というスローガンを打ち出しました。“新しい”を掲げていたけれども、抽象的でわかりにくかったかなと。このスローガンをわかりやすく訴えるために考え出されたのが「新しい昔話」をテーマにした新シリーズでした。

昔話って誰もが知っていて、固定概念化されていますよね? 桃太郎(松田翔太さん)、浦島太郎(桐谷健太さん)、金太郎(濱田岳さん)の“三太郎”が登場し、若者たちが今時の言葉で話していく――こうした新しいストーリーで昔話の概念を壊し、視聴者へ「au」の考える「あたらしい自由。」を訴えようとしました

――「三太郎シリーズ」の好感度が高い要因はどのように考えていますか?

親しみや意外性ではないでしょうか。桃太郎や浦島太郎、金太郎は、小さいお子さんから、おじいさん、おばあさんまで知っている昔話。「その昔話は本で読んだことがある」という親しみ……でも、「本で知っていた内容と違うぞ」という意外性。これが話題や好感度を集めたと考えています。

CMは、“三太郎”が楽しそうに会話をし、最後に商品やサービスのことに触れるといった構成です。商売っ気をなくし、CMっぽさを押さえたところも良かったのかもしれません

「三太郎シリーズ」はTVCMでスタートしましたが、同時にネットにも波及していきました。たとえば、桐谷健太さんが歌うCMソング「海の声」。TVCMでは15秒や30秒が一般的ですが、Webサイトにフル楽曲を用意すると、徐々に視聴が拡大。年末の歌番組で桐谷さんがCMソングを歌うとネットでのアクセスが増え、カラオケで歌われるという状況に。マスメディアからネットに広がるという好循環が生まれました。

桃太郎(松田翔太さん)、浦島太郎(桐谷健太さん)、金太郎(濱田岳さん)の“三太郎”が登場する「三太郎シリーズ」
桃太郎(松田翔太さん)、浦島太郎(桐谷健太さん)、金太郎(濱田岳さん)の“三太郎”が登場する「三太郎シリーズ」

「Wowma!」の課題、今後の施策は?

――そんな矢野さんから見て、「Wowma!」のブランディングに思うところは?

「Wowma!」の特長やコンセプトを、お客さまにわかりやすく伝え、理解してもらうにはどうすればよいだろう? と考えています。

大手競合がEC市場において大きなシェアを占める中、私たちはお客さまに対して「Wowma!」の特長などをしっかりと打ち出し、理解してもらわなければ、埋没してしまいます

店舗に足を運ばなくても商品を購入できる利便性、比較検討のしやすさ、お手頃な価格等は総合ショッピングモールとしてしっかり追求することは重要。並行して、「『Wowma!』は他のECサイトとは違うよね」と感じてもらうためのブランディングが必要となります。価格や機能だけではない特長を打ち出し、「Wowma!」を思い出してもらわなければなりません。

――ECモールのブランディングは難しそうですよね。

ECモールのプロモーションは、「名称の認知」「セール告知」「アプリダウンロード」といった手法が多いですよね。「au」のようなイメージブランディングだけでは難しいと思っています。ただ、まったく可能性がないわけではないので、チャレンジの仕方、方法はないのか模索しています。

――auショップとの連携も始めましたね。

12月1日から始まったauショップに来店されるお客さまに「Wowma!」を紹介する取り組みも「Wowma!」の認知を高めるための1つです。全国に約2500店舗あるリアル店舗は「au」の大きなアセットの1つ。auショップに来店されるお客さまは比較的多いのが50~60代の方々。デジタル施策ではアプローチしにくい層のため、大きな接点となっています

店頭での紹介の際、「Wowma!」で販売している商品の掲載カタログ「by W」をauショップで配布しています。来店される方々の多くが手に取るカタログですが、auショップに置いてあるのは端末などに関するものが多い。今回刊行したカタログは店内では異色のテイスト。ファッション誌のように読んでもらうためのコンテンツを掲載し、来店されるお客さまの印象に残るようにという狙いです。

そして1月16日から「Wowma!」でのお買い物金額に応じて、携帯電話のご利用料金が割引になる「au通信料金還元」も始めました。

KDDIとKDDIコマースフォワード、沖縄セルラーの3社は2019年1月中旬以降、総合ショッピングモール「Wowma!」における購入金額の最大10%相当額を、uaの携帯電話の通信料からり割引くサービスを開始
通信料金に還元するサービスのイメージ

“通信料金が割安になる”と言ったような試みは、母体が通信会社の「Wowma!」だからこそできるサービスだと思っています。今までのポイント還元だけではなく「au」通信料金還元を選べることになりますので、お客さま1人ひとりに合ったサービスを提供することで、お客さまの満足度を高めていきたいと考えています。

まだECサービスの利用が習慣化されていないお客さまや「Wowma!」以外でのECサービスを利用しているお客さまに、「au」の利用料金の支払いが安くなるという明確なメリットを感じていただき、「Wowma!」を利用するきっかけ作りにつなげたいと考えています。

KDDIとKDDIコマースフォワード、沖縄セルラーの3社は2018年1月中旬以降、総合ショッピングモール「Wowma!」における購入金額の最大10%相当額を、uaの携帯電話の通信料からり割引くサービスを開始
還元率について

――「Wowma!」の課題はどのように感じていますか?

「Wowma!」の基礎的な力に大きな課題があるということを実感しています。認知度を引き上げる活動、お客さまへのアプローチを強化する活動、品質を向上させる活動――この3つの活動をしっかりやらないといけないと感じています。

2017年にテレビCMを行い、アプリのインストール数の増加などある一定の成果は出ました。その後もどのようにお客さまにアプローチしていくか検討してきましたが、まずは「au」という顧客基盤にしっかりアプローチし、サービスを磨き、ブランドを築いていく。それを強化するによって、「au」以外のお客さまにとっても使っていただきやすいサービスにつながると考えています。

KDDIコマースフォワード執行役員兼MD営業部 部長の島崎匡織氏、代表取締役副社長 矢野絹子氏
執行役員兼MD営業部 部長の島崎匡織氏(写真右)がインタビュー後に登場。談笑が始まった
瀧川 正実
瀧川 正実

EC強化の東急電鉄、沿線情報誌「SALUS」ブランドの通販サイトなど1/29にスタート

6 years 10ヶ月 ago

東京急行電鉄(東急電鉄)は1月29日、地域特化型ECをコンセプトとした通販サイト「SALUS ONLINE MARKET」を開設する。

沿線情報誌「SALUS」で過去に紹介した商品を販売するほか、東急線沿線にある小売店50店舗が出店する。

また、東急ストアや東急百貨店のギフトECサイト「ギフト日和by TOKYU BELL」も同日オープン。すでに運営している東急ストアのネットスーパー「東急ストア/プレッセネットスーパー」と合わせ、3つのECサイトを展開することになる。

「SALUS ONLINE MARKET」は、月間23万部を発行し、過去に約累計2500店舗を紹介してきた沿線情報誌「SALUS」のブランドを掲げている。過去に掲載された食品や雑貨などに加え、各ショップとタイアップしたオリジナル商品も販売する。

東京急行電鉄(東急電鉄)は地域特化型ECをコンセプトとした通販サイト「SALUS ONLINE MARKET」を開設
約累計2500店舗を紹介してきた沿線情報誌「SALUS」のWebサイト(画像は編集部がキャプチャ)

東急電鉄は2020年度を最終年とする3か年計画において、重点施策の1つとしてショッピングセンターや百貨店、ECなどリテール事業の再構築を掲げている。地域特化型のECサービスは、東急電鉄の3カ年経営計画におけるリテール事業EC戦略の柱。

顧客と沿線店舗、東急電鉄にメリットが生まれるサービスを提供し、持続的な沿線の活性化をめざす。

東急急行電鉄はリテール事業再構築に取り組んでいる
重点施策として、リテール事業再構築に取り組んでいる(画像は決算説明会資料をキャプチャ)
渡部 和章
渡部 和章

楽天の総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」で新センター2拠点(流山・枚方)が稼働

6 years 10ヶ月 ago

楽天は、楽天市場の出店者を対象とした総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の物流拠点を拡充した。

1月18日に千葉県流山市内で新センターが稼働したことに続き、1月21日には大阪府枚方市内で稼働する。千葉県市川市内と兵庫県川西市内の拠点と合わせ、合計4拠点体制となる。

楽天は1月18日に千葉県流山市内で新センターが稼働したことに続き、1月21日には大阪府枚方市内で稼働する
千葉県流山市内の新センター

「楽天スーパーロジスティクス」は、「楽天市場」に出店している店舗の商品の保管から出荷まで、楽天が一括で担う総合物流サービス。ギフトラッピング、チラシの同梱、翌日配送「あす楽」などに対応している。

新たに稼働するセンターでは、これまでに培った倉庫内オペレーションのノウハウを活用するとともに、最先端のマテリアルハンドリングシステムを導入し、運営の効率化や省人化に取り組むという。

また、新センターは、楽天が手がける自社配送サービス「Rakuten EXPRESS」の仕分けや出荷の拠点としても活用する予定。「楽天スーパーロジスティクス」の拠点は、今後も順次拡大する計画だ。

楽天は、国内物流業界で不在再配達の増加や人手不足などが社会問題化したことを受け、「楽天市場」における商品の注文から配送までを一気通貫で管理する包括的な物流サービス「ワンデリバリー」構想を打ち出した。「楽天スーパーロジスティクス」の物流センター新設も、「ワンデリバリー」構想の一環。

千葉県流山市の新施設

  • 名称:「Rakuten Fulfillment Center Nagareyama」
  • 所在地:千葉県流山市南261番地
  • 稼動開始:2019年1月18日
  • 面積:約7万9200平方メートル

大阪府枚方市の新施設

  • 名称:「Rakuten Fulfillment Center Hirakata」
  • 所在地:大阪府枚方市長尾谷町1丁目2-1
  • 稼動開始: 2019年1月21日
  • 面積: 約7万5900平方メートル
渡部 和章
渡部 和章

ニッセンが商品の受取方法を拡充、宅配便ロッカーとヤマト直営店に対応

6 years 10ヶ月 ago

ニッセンは1月15日、通販の荷物をオープン型宅配便ロッカー「PUDO(プドー)ステーション」や、ヤマト運輸の直営店で受け取れるようにした。通販の再配達を減らすため、ヤマト運輸と連携して荷物の受取方法を拡充した。

従来の受取場所は、①顧客の自宅②顧客の勤務先など指定場所③セブン-イレブンの店頭、の3種類だった。

「PUDO」を利用するには、ニッセンの会員登録とログインが必要。会員登録後、2回目の注文時から利用できるという。

利用条件は、3辺の合計が100cm以下の箱に入り、梱包重量が10kg以下の商品。

指定場所に商品が到着すると、ヤマト運輸から納品完了メールが届く。メールに記載されたパスワードでロッカーを解錠し、荷物を受け取る。

ニッセンは、通販の荷物をオープン型宅配便ロッカー「PUDO(プドー)ステーション」や、ヤマト運輸の直営店で受け取れるようにした
「PUDO(プドー)ステーション」での受け取りスキーム

「PUDO」は3619か所に設置

「PUDOステーション」はヤマト運輸以外の宅配会社も利用できるオープン型の宅配ロッカー。Packcity Japan(パックシティージャパン)が運営している。

Packcity JapanのWebサイトによると、国内の設置件数は3619か所。

Packcity Japanは、ヤマト運輸と、フランスの郵便機器製造を行うネオポストシッピングによる合弁会社として2016年5月に設立された。出資比率はネオポストシッピングが51%、ヤマト運輸が49%。

渡部 和章
渡部 和章

ZOZOが「WEAR」のビッグデータを活用したレコメンドエンジンの研究、同志社大学と共同実施

6 years 10ヶ月 ago

ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは1月15日、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のビッグデータをレコメンドエンジンなどに応用する研究を、同志社大学の研究グループと共同で実施すると発表した。

共同研究を通じ、将来は「自社サービスの検索性向上」「保有データを解析することによるトレンドの発見」「より精度の高いレコメンドエンジンの開発」といったサービスの実用化を検討している。

共同研究の期間は2019年1月15日から2020年3月31日まで。研究名は「ファッションアイテム・コーディネート推薦手法の開発」。

「着用時のシルエット」と、それが人に与える印象の関係を研究し、ユーザーの好みをより正確に把握することで、精度の高いレコメンドエンジンの開発を目指すという。

また、「WEAR」に投稿されたコーディネートと、そのコーディネートにタグ付けされたファッションスタイルの関係性も研究する。

ZOZOは、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のビッグデータをレコメンドエンジンなどに応用する研究を、同志社大学の研究グループと共同で実施
「WEAR」は1200万人が使うファッションコーディネートアプリ

共同研究は、ZOZOグループでファッション研究を手掛けるプロジェクトチーム「ZOZO研究所(ZOZO RESEARCH)」と、同志社大学の桂井麻里衣助教の研究グループによるもの。

ZOZO研究所は、ファッションを科学的に解明することを目的としたプロジェクトチームで、2018年1月31日に設立。現在、東京と福岡に拠点を構えている。

桂井助教の研究グループは、ビッグデータを活用したデータマイニングやソーシャルネットワーク解析、マルチメディア処理などをテーマに、情報技術を研究しているという。

渡部 和章
渡部 和章

在庫切れ商品のページにランディングした消費者に購入してもらう方法 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

6 years 10ヶ月 ago

在庫切れ商品のページにどう対応するかは、ユーザーエクスペリエンスやSEO、売上にも影響をおよぼします。消費者が欲しいものが在庫切れだった場合でも、売上を作るための賢い方法をご紹介します。

ずっと探していた商品をECサイトで見つけたと思ったら、在庫切れだった……あなたならどうしますか? きっとがっかりしますよね? もしくは、なんとかして手に入れる方法を探しますか? 他の方法が見つからない場合はどうでしょう?

在庫切れの商品ページにたどり着いた消費者が、離脱した時の損失を想像してみてください。消費者はがっかりすると同時に、そのECサイトへの信用をなくすはずです。

精一杯努力を重ね、マーケティングにもある程度のお金をかけて、やっとECサイトに訪問してもらった消費者を取り逃さないようにしましょう。消費者にはECサイトに滞在してもらい、類似商品を購入してもらったり、入荷後にまた来てもらったりすることが可能です

在庫切れの時に売上を逃さない方法を解説する前に、現在行われている典型的な間違いをおさらいしてみます。

在庫切れ対応における典型的な間違い

  1. 説明なしでカテゴリーページに飛ばされる
  2. 404ページが表示される
  3. 説明なしで類似商品のページに飛ばされる

在庫切れの商品をナビゲーションから削除した後も、検索やブックマークでたどり着いた消費者のためにページをアクティブにしているECサイトがあります。在庫切れを予想していない消費者にとってはメッセージがわかりづらく、最後にはストレスが溜まります。

在庫切れの例1
在庫切れの例2
在庫切れの例3

在庫切れ商品ページの主な間違い

①ユーザーエクスペリエンス(UX)

失望やストレスに対応するにはUXが役立ちます。在庫切れの商品ページは失望やストレスを引き起こしやすいものです。いくつかのシナリオを考えてみましょう。

  • 購入するつもりで商品ページを見たら在庫切れだった → UXが悪く消費者をがっかりさせます
  • 説明もなくカテゴリーページに飛ばされる → UXが悪く消費者をがっかりさせます
  • 404ページが表示される → UXが悪く消費者をがっかりさせます
  • 説明もなく類似商品のページに飛ばされる → UXが悪く消費者をがっかりさせます

犬のワッフルを登場させてもダメです

AmazonのWaffles

消費者のストレスや失望を最小限に抑えるには、以下のようなことを試す必要があります。

  • 素早く伝える
  • 明確に伝える
  • 関連性の高い別の情報を提供する

②SEO

在庫切れ商品ページへの対応は検索順位にも影響します

  • 404ページを頻出させることは、グーグルに「自身のサイトにエラーがある」と伝えているようなもので、クロールも無駄になります
  • 404ページではリンクの価値は失われます
  • Webサイトの構築が甘い場合、301でリダイレクトするとサイトのパフォーマンスに影響を与えることがあります。当然これもグーグルにネガティブなサインを送ることになります
  • ページをそのまま放置しておくと、グーグルに「コンテンツが更新されていない」と伝えていることになります

自然検索されたページの場合は特にダメージが大きくなります。

③売上

もちろん、在庫切れページで売上は立ちません。すべてのサイト訪問者が購入に至るわけではありませんが、在庫があれば買った人たちもいるでしょう。売上を失わないためにできるのは、以下のようなことです。

  • 「再入荷があった時に知らせる」とアピールする
  • 類似商品または関連商品を提案する
  • 同じカテゴリーの商品で割引を提供する

一時的に在庫切れの商品ページを最適化する方法

一時的に在庫切れの商品ページを最適化するにはコンバージョンを調べ、アイデアを洗い出し、優先順位を付けて試し、分析するなど、いろいろ試してみましょう。以下の点に注意して、コンバージョンを調べてみましょう。

①できる限りわかりやすくしていますか?

なぜその商品が在庫切れなのかを簡潔に説明し、いつ頃再入荷があるのか伝えましょう。在庫切れの理由は、以下のようなものでしょう。

  • シーズナリティ
  • 予期せぬ需要過多
  • 製造の問題

Hammock Town」の事例を見てみましょう。

「Hammock Town」の事例

在庫は「1つあり」になっていて、それ以上の数はカートに入れられません。商品ページの在庫切れ(もしくは、もうすぐ在庫切れになる場合)は、明確に表示することが大切です。

②在庫切れを早めに表示していますか?

サイト訪問者がサイト内検索やナビゲーションを通じて商品ページにたどり着く場合、在庫切れをあらかじめ伝えることも可能です。そうすれば、商品ページをわざわざ確認する必要がなくなります。「East Coast Lifestyle」の事例を見てみましょう。

「East Coast Lifestyle」の事例1

素晴らしいブランドですが、「在庫切れ」に関してはあまり情報が提供されていません。まず初めに、見逃してしまうほど情報が小さい上に、「販売中」と間違えてしまう表示方法です。

「East Coast Lifestyle」の事例2

③サイズの在庫と混同していませんか?

iPhone用のケースを販売しているとしましょう。iPhone X用のケースが在庫切れだったとしても、ほとんどのサイト訪問者は商品ページでサイズを選ぶまで在庫切れに気付きません。すでにサイズを選択して購入するつもりの消費者にとっては、大きなストレスになるでしょう。

アパレル企業の事例を見てみましょう。

アパレル企業の事例

ドロップダウンを使ってサイズをクリックする前に、消費者は画像や商品詳細、サイズガイドなどを確認するでしょう。その上で、サイズを選んでカートに入れようと思ったら……。イギリスサイズの14以上を注文しようと思っていた場合、今までの時間は無駄だったことになり、消費者はがっかりするでしょう。

④類似商品もしくは関連商品を提示していますか?

サイト訪問者が探している商品が在庫切れの場合、販売のチャンスをみすみす逃しても良いのでしょうか? サイト訪問者が喜ぶような別の商品ページにリダイレクトすることを検討しましょうeBay社は以下のような方法をとっています。

eBayの事例1

同じブランドを表示していますが商品は少し違います。次に選んでもらえそうな、売れそうな商品を表示しているのです。

スクロールすると、より多くの選択肢が表示されています。

eBayの事例2

関連商品で興味を持ってもらえない場合は、同じカテゴリーの売れ筋商品か割引商品が提案されます。

類似・関連商品を表示する際には、以下のことを検討してみましょう。

  • 選択肢を与え過ぎると威圧感があり、選択肢が少な過ぎるとつまらなくなります
  • サイト訪問者はどのように買い物していますか? ブランド別? 商品カテゴリー別?それとも、色や価格でしょうか? 特徴を確認しましょう
  • その商品を閲覧しても購入しない人たちは最終的に何を買っていますか? 傾向を見てみましょう
  • サイト訪問者が最初に欲しがっていた商品よりも高価な商品を提案する場合は、割引か特典を検討してみてください

⑤連絡先を取得していますか?

商品の在庫がない場合、他の商品ページにリダイレクトするのではなく、個人情報を取得することを考えましょう。多くのECが、再入荷のお知らせを約束することで連絡先を取得しています。以下がその事例です。

連絡先を取得している事例1

簡単にメールアドレスの登録ができます。

連絡先を取得している事例2

⑥店舗での在庫を表示していますか?

規模の小さいECで実店舗もない場合はこのセクションは飛ばしてください。BestBuyでは商品ページよりも前にオンラインと店舗の在庫が表示されています。

BestBuyの事例1

オンラインで在庫切れの場合でも、近くの店舗で販売されていることがわかれば、すぐに買いに行きますよね? 同様に近所のお店で商品が在庫切れなら、喜んでオンラインで購入するはずです。「Chapters」でも商品ページで同様のことをしています。

「Chapters」の事例

「9点在庫あり、25ドル以上の注文で送料無料」というような、細かい有益な情報も表示しています。

あなたのサイトで商品が在庫切れだった場合、消費者は他の場所で買うか、まったく買わないのです。選択肢を与えることができれば、消費者との接点が保たれます

ずっと在庫切れの商品ページを最適化する方法

ここまでは再入荷の見込みがある商品について話してきました。では、すでに廃盤になっていたり、再入荷がない商品はどうすれば良いでしょうか?

404ページを使いますか? 中規模サイトで再入荷がない場合は、404ページを検討しても良いでしょう

代わりに301のリダイレクトはどうでしょう? リダイレクトをする場合は、クリエイティブになって、関連性の高いページに飛ばす必要があります。消費者をがっかりさせないためにも、ホームページやカテゴリーページに飛ばすのは最適とは言えません。リダイレクトされる理由と場所を説明しましょう。

結論

在庫切れの商品ページがあったからといって、腹を立てた消費者からの大量のクレームや、莫大な売上損失があるわけではありませんが、以下のことは覚えておいてください。

  • 在庫切れの商品ページにどう対応するかが、ユーザーエクスペリエンスやSEO、売上に影響します。
  • 商品が一時的に在庫切れの場合は、コンバージョンを調べる時に、下記を自問してみましょう。

    ・できる限りわかりやすくしていますか?
    ・在庫切れは早めに表示していますか?
    ・サイズの在庫と混同していませんか?
    ・類似商品もしくは関連商品を提示していますか?
    ・連絡先を取得していますか?
    ・店舗での在庫を表示していますか?

商品の再入荷がない場合は、

  • 関連商品の提案を盛り込んだページを残しておく
  • 404ページにする
  • 説明付きで301リダイレクトする、ある期間を過ぎたら非表示にする

という方法があります。

Internet RETAILER
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    内山 美枝子

    Amazonはなぜ成功したのか――ジェフ・ベゾス氏と同じ道歩む金融系元開発者が語る躍進の秘訣

    6 years 10ヶ月 ago

    Amazonの創業者兼CEOジェフ・ベゾス氏は創業前、金融システムの開発、ヘッジファンドのアナリストとして活躍していたが、小売業に携わった経験はない。小売経験がないのになぜeコマースで成功できたと思う? それは金融の考え方をオンラインショッピングに活用したからだよ。

    Amazonが世界的企業に成長した秘訣(ひけつ)の1つに、ジェフ・ベゾス氏の「金融システムの開発者」「アナリスト」という金融業界での勤務経験が大きく影響していると分析するのは、米国の金融センター「ウォール街」で金融システムの開発に従事し、現在は顧客行動分析をリアルタイムで行うことでECサイトのマーケティング活動をサポートするツール「Fanplayr」を開発・販売する米FanplayrのVice PresidentであるDerek Adelman氏だ。

    ジェフ・ベゾス氏が金融システムの開発などを経験した後、EC業界に参入したのと同様、Derek Adelman氏も金融システムの開発者を経て、EC業界に足を踏み入れた。

    大学卒業後、金融向けソリューションなどのReuters/TIBCO でディーリング(銀行・証券会社などが自己の勘定で有価証券や外国為替の取引を行うこと)システムの開発に従事。ウォール街を去った後、ディーリングシステムの設計思想を取り入れたという「Fanplayr」の企画・開発に携わった。

    Derek Adelman氏が、ジェフ・ベゾス氏と同様にウォール街からEC業界に転じた経験を踏まえ、Amazon成功の秘訣にあげた「金融システム」「アナリスト」について解説する。

    FanplayrのFounderでVice PresidentのDerek Adelman氏
    Derek Adelman氏はウォール街で金融系システムの開発に従事していた。FanplayrのFounderでVice President。Fanplayrはグローバル展開しており、アジア・パシフィック地域を担当している

    ジェフ・ベゾス氏は金融システムの思想をコマースに活用した

    1990年代のウォール街では、「証券取引場からデータを収集してさまざまな情報を一元化し、リアルタイムでチャート分析、リスク管理を行って自動売買できるディーリングシステムが運用されていた」と話すDerek Adelman氏。

    システムの連携先である各証券取引所の処理能力から売買銘柄、株価などさまざまなデータをリアルタイムでディーリングシステムへ収集して蓄積。証券会社といった金融機関のデータも同様に、ディーリングシステムへ取引情報などを収集し、蓄積していた。

    さまざまなデータが蓄積されるこのディーリングシステムでは、収集したさまざまなデータをリアルタイムで分析。蓄積された過去のデータに加え、リアルタイムで収集した市況データを分析することで、リスク管理を行いながら投資家の自動売買をサポートしているという。

    Derek Adelman氏は、「このディーリングシステムの設計思想を、ジェフ・ベゾス氏はAmazonの運用に活用している」と元金融業界出身者の視点で分析する。

    リテール業界では製品知識がないと成功できないと思われていた。だが、Amazonは成功した。それは、ジェフ・ベゾス氏がオンラインの消費者行動データを重要視し、販売に役立てようと当初から考えていたからだ。(Derek Adelman氏)

    1990年代、リテール業界でECが新しい販売手法として登場してきても、重要視されていたのは製品知識だったという。だが、元金融マンであるジェフ・ベゾス氏の視点は違った。

    ディーリングシステムは、蓄積した過去データ、リアルタイムで収集した取引データなどをもとに、リスク管理を行いながら自動売買が行えるようになっている。投資家などは、ディーリングシステムに集まったデータから、市場を理解しようとする。ジェフ・ベゾス氏はその発想をeコマースに持ち込んだ。製品知識ではなく、システム上で蓄積される消費者の行動データに注目した。つまりビジターの行動データを蓄積、リアルタイムで分析することで消費者を理解し、販売に役立てようとした。(Derek Adelman氏)

    Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏
    Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏。小売業の経験はなく、ディーリングシステムの開発、ヘッジファンドのアナリストなどを経て起業した

    Amazonは生み出した利益を先行投資に回し「10年近く赤字経営を続けてきた」(Derek Adelman氏)。Derek Adelman氏の分析によると、「まずは消費者の行動を理解することが大事という考え方に基づき、顧客を管理し、消費者の行動をリアルタイムで可視化し、分析できるようなシステム作りなどに投資を続けてきた」(Derek Adelman氏)と言う。

    Amazonが事業規模を拡大させる一方、米国のリテール業界ではリアル店舗が経営不振に陥るケースが増えた。そんなリアル店舗はECに力を入れようとするが、Amazonとの差は開く一方だ。

    大手小売企業は製品情報があれば売れると思っていたが、ネットの世界ではそう単純ではない。Amazonはスタート当初から消費者の行動理解に価値があると考えていたため、消費行動に基づいたさまざまな施策を打った。書籍の販売から商品群を広げたのは第一弾の施策。Amazonプライムをスタートしたり、自社物流網を整備したり。リアル店舗では重要視されていた商品情報や知識の優位性だけでは、Amazonに太刀打ちできなかったのだ。(Derek Adelman氏)

    そんなAmazonが高級食品販売チェーンのWhole Foods Market Inc.,(ホールフーズ・マーケット)を買収したのは記憶に新しいところ。現在、ホールフーズではAmazonプライム会員向けの優待価格などを展開し、Amazon顧客の店舗利用を促進している。Derek Adelman氏は、「Amazon顧客が店舗で買い物をする行動データはもちろん。Amazonをあまり利用しない店舗利用客の行動データの理解を進めようとしている」と指摘する。

    なぜ書籍からECをスタートしたのか。生きたアナリスト経験

    Amazonが書籍の販売からスタートした点には、ジェフ・ベゾス氏が経験したアナリストの視点が生きているという。

    本の種類は豊富で、政治、経済、歴史、芸能、エンターテイメント、アート、建築、思想、宗教、健康、料理、教育、趣味など多岐に渡る。そのため、「消費者の趣味嗜好、興味関心などが顕著に理解できる商品群である」(Derek Adelman氏)。

    Amazonは書籍の販売からスタート
    書籍の販売からスタートしたAmazon

    ジェフ・ベゾス氏は、書籍の販売から得られる消費者データには、いろいろな使い道があると思ったのだろう。データドリブンの考え方を当初から持っていた。モノを売るというよりも、消費者は何がほしいのか、どんなことに興味を持っているのか、というデータを得ることに重きを置いたつまり顧客理解だ。(Derek Adelman氏)

    そして、リアル店舗よりも多くの品ぞろえを確保できるという優位性、そして行動を収集、蓄積するための製品ページも数多く展開できる点も、ジェフ・ベゾス氏のアナリスト経験が生きているという。

    製品ページが多ければ多いほど、消費行動を把握し、消費者の行動を理解できるようになる。訪問者のリファラは? eメール経由なのか? 広告経由なのか? 最初の訪問から過去の閲覧履歴まで可視化しているはずです。ジェフ・ベゾス氏はこうした発想を持ってeコマースを始めた。行動データの重要度を理解しているからこそ、いろいろな施策を打つことができる。(Derek Adelman氏)

    書籍のECからスタートしたAmazonの商品展開はご存知の通り。書籍で蓄積した消費者の行動データを活用し、さまざまな商品群へ取り扱いを広げていった。

    ◇◇◇

    2008年、ウォール街を襲ったリーマン・ショック。多くの金融システムに関わる開発者もウォール街を去った。だが、これを契機に「ウォール街出身の開発者の設計思想がEC業界にも流れていった」(Derek Adelman氏)と言う。

    たとえばマーケティングオートメーション(MA)。Derek Adelman氏によると、2010年前後、米国内でMAツールを提供するベンダーが急増し、MAを活用するEC企業が拡大した。その急増したベンダーの中には、ウォール街出身開発者が関与したケースが少なくないという。

    ディーリングシステムには金融機関など投資家があらかじめシナリオを設定し、自動売買をサポートする機能がある。その設計思想は「MAツールの開発などに役立っている」(Derek Adelman氏)。

    EC業界未経験でウォール街出身の開発者が立ち上げた米Fanplayrの「Fanplayr」も、Derek Adelman氏が分析するAmazonと同様、ディーリングシステムの設計思想を基に、消費者行動をリアルタイムで収集・蓄積・分析することに重きを置いたECサイト向けのツールである。

    現在、本社は米国、支社をイタリア、アルゼンチン、フランス、オーストラリアに構え、大手ECを始め、航空会社やポータルサイトなどが「Fanplayr」を導入。顧客理解を促進しようとする企業の利用が急増しているという。

    日本市場は元ロイター/TIBCOの金融システム事業に携わった上田英明氏が立ち上げたJAMU株式会社が、日本を含むアジア・パシフィック地域の窓口となり、事業を展開している。

    FanplayrのFounderでVice PresidentのDerek Adelman氏と、JAMU株式会社の社長である上田英明氏
    写真左がロイター/TIBCOの金融事業に携わった上田英明氏。Derek Adelman氏らとは旧知の仲という
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    【2018年総括と2019年展望】JADMA阿部会長が語るこれからの通販・EC業界[要旨]

    6 years 10ヶ月 ago

    公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が1月11日に開いた新年賀詞交歓会で、冒頭のあいさつで登壇した阿部嘉文会長は、参加した500人以上の通販・EC企業の参加者に対し、変わりゆく業界動向を踏まえて今後の業界の見通しなどを語った。その内容を要約して紹介する。

    市場は拡大も、勝ち組・負け組が色分け

    2019年はラグビーW杯、2020年は東京オリンピック、2025年には大阪万博と、大きなイベントが目白押し。世界の人から見られる日本、世界の中の日本、という時代がいや応もなくやってくる。

    2018年はいろいろなことがあった。宅配問題は落ち着きを取り戻したが、災害が非常に多く、経済活動にも大きな影響を及ぼした1年だった。

    通販業界においては、通信などに関する技術革新が一層進み、(業務などに)非常に影響を与えた1年だったと感じている。

    通販市場の規模は年々拡大し、確実に成長している反面、勝ち組、負け組が色分けされつつあるネット社会、グローバル社会への対応など、さまざまな課題が待ったなしで突きつけられている

    平成の時代を振り返ると、通信販売は平成の時代とともに発展してきた。通販各社は時代の先頭を走ってきたのではないか。事業の中身だけではなく、2018年に話題となった働き方改革においても、一般的な価値観とは違う価値観でさまざまな働き方、環境を用意してきたということにも、そういったことが言えようと思う。

    こういった中、時代が大きく変わりつつある。ネットの発展とともに、社会はさらに新しいものを求める時代に突入しようとしている何を変えなければならないのか? 一方で、変わりゆく時代の中で通販本来の強みはどこにあるのか? こういったものを今一度考えてみる機会ではないだろうかと考えている。

    公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)の新年賀詞交換会であいさつした阿部嘉文会長
    阿部嘉文会長

    今後はコミュニケーションの質が問われる時代に

    課題はそれぞれの企業、ビジネスモデルよって異なるが、私自身はITなどの先端技術によるイノベーションだけで課題が解決されるわけではないと思っている。

    たとえば、F2転換と呼ばれる2回目以降の継続購入。店舗一般よりも通販は転換率が高い。通販は“Face to Face”ではないから人のつながりが弱いと思われるが、実はその逆。人と人のコミュニケーションをうまく取ることによって、企業が発展してきた。コミュニケーションの密度が高いのが通信販売の特徴である。

    通販はテレビなどとの相性がいい。そして、SNSとも相性がいい。通信販売はコミュニケーションを核として発展してきたビジネスである。

    ITやネットを生かした利便性の追求は、サービス業である以上、これからの時代は必須要件である。コミュニケーションの在り方次第で、特徴、ビジネスの価値、サステナビリティは伸びる余地、発展の可能性がまだまだあると考えている。

    価格中心のコミュニケーションになるかもしれない。一方で、価格だけではない価値を数多く持つことが通販の強みである。

    2019年10月に消費増税がある。政府が経済対策を行っている。過去2回の消費増税の際、消費増税の負担額は8兆円を超えていたが、今回は日本銀行の試算によると家庭の負担額は2.2兆円。消費増税は逆風ではあるが、(日銀の家庭負担の試算を見ると)今回はさほど大きな規模ではない。

    むしろ、新しい時代の変化のなかでどういったコミュニケーションを取るか、コミュニケーションの中でどういった価値を提供できるのか。コミュニケーションの質が問われる時代になる

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    自社ECサイトを強化するTSI傘下のサンエー・インターナショナル、その施策は? | 通販新聞ダイジェスト

    6 years 10ヶ月 ago

    TSIホールディングス傘下のサンエー・インターナショナルは、実店舗との連携を強化して自社EC売上高を伸ばしている。

    店頭からEC送客で成果、雑貨などのネット限定品も好調

    同社は、「アドーア」と「ヒューマンウーマン」「ジルスチュアート」「アッシュ・スタンダード」の4ブランドを手がけるが、店舗数や商品の価格帯、認知度などが異なるため、それぞれのブランドに合ったEC強化策に取り組んでいる。

    今上期(3~8月期)におけるTSIグループ全体のEC売上高は前年同期比13.9%増の140億円強だが、サンエー・インターナショナルのEC売上高は同30%増と高成長を維持。とくに、EC売上高に占める自社ECの割合が50%超と高く、グループの自社EC売り上げをけん引している。

    2019年上期(2018年3~8月期)におけるTSIグループ全体のEC売上高は前年同期比13.9%増の140億円強
    TSIグループの2018年3~8月期における売上高(画像は編集部が決算説明会資料をキャプチャして追加)

    上期はリアル店舗との連携を強化。店頭スタッフがスマホアプリのダウンロードやEC会員登録を促し、消費者がリアル店舗に来店できないときでもリーチできる層を増やしてEC送客につなげた

    顧客が来店しているときでも、例えば、店頭で欠品している商品があれば自社通販サイトでの購入を薦め、送料分はクーポンで負担できることを伝えて再来店の手間をかけない提案も行う。同社では店舗ごとにクーポンコードを設けているため、クーポンを利用したEC購入については送客した実店舗の評価に反映させることでリアル店舗の協力を得ている。

    同施策は実店舗数が約70店舗と多い「ヒューマンウーマン」でとくに実績が大きく、自社EC比率を押し上げているのに加え、実店舗からの送客分が自社EC売上高の2割程度を占めるまでに拡大している。

    サンエー・インターナショナルの「ヒューマンウーマン」
    「ヒューマンウーマン」の公式通販サイト(画像は編集部が追加)

    「ヒューマンウーマン」については、顧客属性から店舗を3つのタイプに分け、タイプ別のMDを組んでいるが、自社ECではすべての商品をそろえているため、「店頭スタッフが自分の店舗にはないアイテムをEC経由で案内することもできる」(倉田亮マーケティング室Webセクションチーフ)とする。

    一方、「ジルスチュアート」ではスマホアプリを運用していないため、メルマガ会員の獲得強化に加え、2018年春夏シーズンにはLINE@のアカウントを開設。自社ECで利用できるシークレットクーポンの付与やフラッシュセール直前告知などメルマガやLINE@だけで配信する特典を用意して新客開拓を進めている。

    同ブランドは認知度が高く新規流入も多いものの、商品単価が高いため、「サイト訪問者にいかに買ってもらうかが課題」(倉田チーフ)で、コンバージョン率の高いメルマガなどを通じて会員化を図ることで初回購入につなげる。

    プロモーション面では、雑誌などでブランドを露出する際はEC別注品やEC先行販売アイテムなども打ち出す戦略が奏功。EC限定品の販売が好調で、とくにネットでも買いやすい雑貨の動きがいいという。

    同社によると、EC限定品は好調なものの、通常アイテムの販売は計画に達していなかったという。ただ、6月にバニッシュ・スタンダードが提供する店頭販売員向けのコーディネート画像投稿アプリ「スタッフスタート」を導入。サイト訪問者が参考にできるコーディネートのコンテンツが充実したことで、通常アイテムやアパレル商材の販売比率が高まっているようだ。

    販売員のコーデ画像を充実、経由売上6割のブランドも

    サンエー・インターナショナルは、店頭販売員が撮影したコーディネート画像を簡単に通販サイトやSNSに投稿できる業務用アプリ「スタッフスタート」を導入し、自社EC売上高の底上げにつなげている。

    同アプリはコーデ画像経由で商品が購入された場合、当該コーデを投稿したスタッフが分かるため、評価にも反映できるツールだ。同社では顧客へのウェブアンケートを通じ、サイズ感や着こなしに関するコンテンツの充実を望む声が多く、同ツールであれば販売員が隙間時間にコーデ投稿できるのに加え、スタッフの身長も記載することでリアルな着こなしの参考になることからコンバージョン率の改善も期待できると判断。まずは人気ブランドの「ジルスチュアート」と「ヒューマンウーマン」で同ツールの運用を開始した。

    とくに、「ジルスチュアート」の自社ECでは導入初月の2018年6月から売り上げの約50%がショップスタッフのコーデ画像経由となるなど成果がすぐに表れた。同比率は「スタッフスタート」導入サイトの平均値よりも高いようで、同ブランドの場合は外国人が着用モデルを務めていることから、体型が消費者と近い販売員の着こなしを参考にしてもらうためにも同ツールを導入したことが奏功した。

    サンエー・インターナショナルの人気ブランドの「ジルスチュアート」と「ヒューマンウーマン」に通販サイトやSNSに投稿できる業務用アプリ「スタッフスタート」を導入
    「ジルスチュアート」に導入した業務用アプリ「スタッフスタート」(画像は編集部が追加)

    同ブランドでは下期(18年9月~)に入るとコーデ画像の販売が自社EC売上高の60%を占めるまでに拡大。「商品購入に必要な情報として機能している」(倉田亮マーケティング室Webセクションチーフ)という。

    「ジルスチュアート」は“高見せ”させたいブランドのため、モデルを起用したコンテンツがトップページの上部に並び、スタッフコーデは最下部に配置しているものの、新着商品を中心にコーデ画像を投稿しているため更新頻度、情報鮮度が高く、PV数はトップページの次に多く、スタッフコーデ画像非経由に比べてコンバージョン率は3~4倍に高まるという。また、新着商品の投稿が多いことからプロパー品にも効果があるとする。

    同ブランドでの実績を受け、10月には「アッシュ・スタンダード」に、11月上旬には「アドーア」にも「スタッフスタート」を導入。同社が手がける4ブランドすべてで運用を始めている。

    サンエー・インターによると、自社EC売上高が拡大しているものの、実店舗しか利用していない顧客はまだ多く、そのうち、シーズン中に1回しか購入しない消費者の割合も高いことから、店頭スタッフのリアルなコーデ情報は次の購入を促す上でも大事だという。

    一方、「アッシュ・スタンダード」では現在、スタッフコーデをトップページの一番上に配置している。16年にスタートし、認知度が他ブランドに比べて低いため、コーデ画像をVMD戦略に則って目立つ位置に掲載するとともに、インフルエンサーの投稿コンテンツもサイト上部で展開することで買い上げにつなげる狙いだ。

    ブランドによってコーデ画像の戦略は若干異なるが、各ブランドとも1週間で更新するコーデ投稿数を決め、運用に慣れてきたら対象の店舗数、スタッフ数を増やす形で段階的に導入を進めている。投稿画像のクオリティーを高めるために、慣れたスタッフによる講習会も実施。コーデ投稿を続けることで、店頭に立つスタッフの着こなしの質も上がると見ている。

    ただ、ブランド側が良いと思うコーデと、消費者に支持されるコーデが違うケースもあり、各ブランドのMD戦略をベースにしながらも、「コーデ経由売り上げの大きいスタッフが着たいと思うアイテムを増やすこともあっていい」(倉田チーフ)としている。

    運用面の課題としては、スタッフが少ない店舗では何人も売り場から離れられないため、コーデ画像をセルフ撮影できる体制を整備する必要があるようだ。

    通販新聞

    オンワードがデジタル戦略子会社設立、社長に元ベイクルーズEC統括・村田昭彦氏

    6 years 10ヶ月 ago

    オンワードホールディングスは3月1日、グループのEC事業やデジタルマーケティング事業を担う完全子会社「オンワードデジタルラボ」を設立する。1月11日に発表した。

    オンワードグループのデジタルトランスフォーメーション実現に向け、体制を強化して事業戦略を加速させる。

    代表取締役社長には、オンワードホールディングスの村田昭彦常務が就任する(現職と兼任)。村田氏は2018年1月まで、アパレル企業のベイクルーズでEC統括を務めていた。

    2018年9月1日付でオンワードホールディングス常務執行役員・デジタルトランスフォーメーション担当に就任した。

    オンワードデジタルラボの資本金は1億円。従業員数は50人を予定している。本社は東京・港区。

    オンワードHDはEC売上高275億円を計画

    オンワードホールディングスの2018年2月期における国内EC売上高は、前期比37.9%増の189億3700万円だった。海外事業は同22.7%増の13億3200万円。

    オンワードメンバーズ会員は期末時点で204万人(同28%増)。直営ECサイトの比率はグループ全体の約75%。

    2019年2月期のEC事業の売上高計画は、前期比35.7%増の275億円。国内約258億円、海外約16億円という内訳。

    2018年3~8月期(中間期)のEC売上高は113億7700万円で、前年同期比31.4%増だった。

    オンワードホールディングスのEC売上高
    オンワードホールディングスのEC売上高(画像は編集部が決算説明会資料からキャプチャ)
    渡部 和章
    渡部 和章

    【2018年】負債1000億円の倒産など……通販・訪販企業の倒産件数は66件で過去2番目

    6 years 10ヶ月 ago

    東京商工リサーチによると、2018年1~12月における通信販売や訪問販売を手がける小売企業の倒産件数は、前年比24.5%増の66件だった。調査を開始した2009年以降、年次ベースでは2015年の77件に次いで2番目に多い。

    通信販売・訪問販売小売業の倒産 年次推移
    通信販売・訪問販売小売業の倒産 年次推移

    倒産企業の負債総額は1037億円で、前年の30億6300万円から急増した。食品通販のケフィア事業振興会(負債1001億9400万円)の大型倒産が影響した。

    倒産66件のうち、破産(企業の解体・消滅)が64件で全体の約97%を占めた。

    倒産の原因は「販売不振」が46件、「事業上の失敗」が8件、「他社倒産の余波」が6件、「運転資金の欠乏」が3件。従業員数別では、5人未満の企業が61件。

    EC市場は拡大続く

    経済産業省の調査では、日本国内の消費者向けEC市場規模は、2017年時点で16兆5054億円(前年比9.1%増)。

    BtoC-ECの市場規模およびEC化率の経年推移
    BtoC-ECの市場規模およびEC化率の経年推移(経産省の資料から編集部がキャプチャ)

    分野別では「物販系分野」が前年比7.5%増の8兆6008億円、ホテル予約など「サービス分野系」は同11.3%増の5兆9568億円、「デジタル分野」は同9.5%増の1兆9478億円。

    物販系分野を対象としたEC化率は5.79%(同0.36ポイント増)。スマートフォン経由の物販ECは3兆90億円だった。

    BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率
    BtoC-EC市場規模および各分野の構成比率(経産省の資料から編集部がキャプチャ)

    訪販市場は約1.7兆円

    通信販売と訪問販売の専門紙「日本流通産業新聞」が2018年12月に実施した、訪問販売実施企業を対象とした売上高調査によると、ランキングに掲載されている250社の合計売上高は1兆7340億200万円。前年調査と比較可能な104社の実質成長率は1.8%増となっている。

    渡部 和章
    渡部 和章

    セブン&アイ、AR+AIチャットボット活用のショッピングを「オムニ7」で期間限定展開

    6 years 10ヶ月 ago

    セブン&アイ・ホールディングスは1月10日、グループを横断したショッピングサイト「オムニ7」に、仮想現実(VR)やAIチャットボットなどを活用したショッピングサイト「VALENTINE PARADISE VR」を開設した。

    バレンタインデー向けの商品約400種類を販売している。開設期間は2月10日まで。

    セブン&アイ・ホールディングスは、グループを横断したショッピングサイト「オムニ7」に、仮想現実(VR)やAIチャットボットなどを活用したショッピングサイト「VALENTINE PARADISE VR」を開設
    AIやVRを活用したショッピングサイト「VALENTINE PARADISE VR」(画像は編集部がキャプチャ)

    ECサイトのカート機能と、VR技術を組み合わせて架空の店舗を再現。VR空間に商品を陳列しており、AIチャットボットが、対話形式で操作方法の説明や商品の案内を行う。

    AIチャットボットのプラットフォームは、BEDOREが提供する対話エンジン「BEDORE(べドア)」を採用し、コールセンター大手のトランスコスモスが導入と構築を行った。

    「VALENTINE PARADISE VR」では、再生中の動画をフリックし、動画からECサイトの商品ページに直接移動できる「フリックショッピング」に対応した動画も配信している。

    渡部 和章
    渡部 和章

    WOWOWがワインの定期販売ECをスタート、テレビ番組と連動

    6 years 10ヶ月 ago

    WOWOWは1月11日、オンラインショップ「wowshop」でワインの定期販売を開始した。ワインを紹介するグルメ番組「The Wine Show」で取り上げたワインを販売する。

    定期販売の価格は5000円と1万円の2種類。番組で取り上げたワインや、関連するワインをソムリエが選ぶ。特設サイトでワインの味や特徴を解説している。

    「The Wine Show」は1月12日に放送を開始した。番組担当者が「番組を観ながら紹介の1本を飲めたら、ワインはもっと美味しくなるのではないか」「五感を使うことで番組の魅力を、もっと深く味わえるのではないか」と考え、定期販売を開始したという。

    WOWOWはオンラインショップ「wowshop」でワインの定期販売を開始
    WOWOWが始めたワインの定期販売

    「wowshop」はWOWOWのグループ会社、WOWOWコミュニケーションズが運営しているオンラインショッピングサイト。2013年10月にオープンした。2018年2月にサイトをリニューアルしている。

    渡部 和章
    渡部 和章

    現金のバラマキが話題の昨今。楽天市場のメルマガはバラマキから「個別化」にシフト【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    6 years 10ヶ月 ago
    ネッ担まとめ

    広告はバラマキ過ぎると効果が無いどころかブランド価値を下げるので逆効果。一方、お金のバラマキは広告を凌駕する圧倒的な効果。時間をかけて信頼を勝ち取るか、札束で決着をつけるかの二択です。

    世の中に対応したシステム変更。店舗側も流れに合わせましょう

    2019年前半から始まる「楽天の新システム」を一挙紹介&深読みしてみる|コマースデザイン
    https://www.commerce-design.net/blog-staff/190108-rms-new-system/

    まとめると、

    • 1月から始まる「R-Message」は「シナリオメール」と「レコメンドメール」の2種類。前者はちょっと高い
    • 「楽天アフィリエイト」については店舗側ですることは無い。アフィリエイターに対するコミュニケーションより重要になる
    • 「R-Chat」の会員ID連携はスタッフが少ない場合は負荷が大きい。コールセンターの運用など効率化が必要
     	ばらまき(旧型)	個別化(新型)
メルマガ	数撃ちゃ当たる「一斉配信」	「購入体験」を細かく設計する
「シナリオメール」
アフィリ	数重視の「とにかくリンク型」	紹介者の信用を活かす「紹介型」
店内回遊	膨大な商品と情報を載せて
「無人セルフサービス」	対話しながら案内し、売上と信用を得る
「有人チャット接客」
商品画像	膨大な情報を画像に詰め込む
「大盛り型」	情報量を抑え最優先事項だけ伝える
「ひとくち型」
    楽天市場の施策分類(「2019年前半から始まる「楽天の新システム」を一挙紹介&深読みしてみる」より編集でキャプチャ)

    「ばらまき」から「個別化」にシフトしてきた楽天。世の中の流れに合わせてきたと言えますが、店舗側の負担は金額面でも人的な面でも増えてきそうです。2019年は自分たちの身の丈に合った売り方やショップを考える年になりそうです。

    「売れる」と確信できるまで考えること

    何から手をつけたらいいかわからない… 「売上を昨対5倍にして」と言われた時の対処法 | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/6306

    まとめると、

    • 商品に関わるすべての人たちと現状を分析し、「どう頑張っても足りない」という「壁」を認識することから始める
    • 注目すべきは「一番売れている商品」「新規顧客」「既存顧客」
    • 売れそうな気がするアイデアが「間違いなく売れる」と思えるまで仕組みを考える

    そこで僕がやるのは、出てきたアイディアが売上に結びつくような仕組みを一から考えていくこと。「Xさんが宣伝してくれたら確かに売れそうな気もする。でも、『それ間違いなく売れるね!』ってならないのはなぜだろう」というのを突き詰めて考えていくんです。この考える工程が抜けているケースが、意外と多いのではないかと思います。

    ─アクティブ CEO 藤原尚也氏

    他社の事例からなんとなく売れそうなアイデアは出てきますよね。「売れる」という確信が得られるまで考えないショップが多いのではないかと思います。真似をするだけではなく、自分たちのやり方で売れる方法を考えてみましょう。

    「個」に対応するためにPDCAをどれだけ回せるかがポイント

    トップマーケターが語る2019年の展望①【奥谷孝司、石川森生、緒方恵、長田新子】 | Agenda note
    https://agenda-note.com/brands/detail/id=907

    トップマーケターが語る2019年の展望②【音部大輔、鈴木康弘、世耕石弘、富永朋信】 | Agenda note
    https://agenda-note.com/brands/detail/id=918

    トップマーケターが語る2019年の展望③【友澤大輔、西井敏恭、本田哲也、山口有希子】 | Agenda note
    https://agenda-note.com/brands/detail/id=929

    まとめると、

    • 2019年はモバイルペイメントが日本に定着するかどうかが決まる年。本格的に定着が進む2020年あたりに展望をどう描くかが小売業にも求められる
    • 意思決定と社会実験・実装を素早く、スモールスタートで物事を進められるかがポイント
    • 認知ユーザーの背中をひと押しするための、いわゆる「Call to Action」の分野は期待大
    • 消費者が力を持つ時代において、重要なのは信頼を築くこと

    個人的に気になった部分を抜き出してみました。「個」が基準となって、その人たちに「信頼」してもらい、背中をひと押しするための方法をたくさん、少しずつ実施するのがポイントのようです。

    関連記事

    EC全般

    ZOZO前澤社長、Twitterで「100万円を100人にプレゼント」 340万以上の応募、「RT日本記録更新」 | ITmedia NEWS
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/07/news048.html

    前澤氏1億円バラマキ企画が示す、「広告」から考える時代の終わり | Yahoo!ニュース(徳力基彦)
    https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20190107-00110412/

    アパレル業で私が知ってる事 余談。ZOZOについての雑感。というか百貨店の凋落時のお話。 | note(松田 剛)
    https://note.mu/alex_t_m/n/n6d7951618cf7

    ついに始まる?アパレル「ゾゾ離れ」の現実味 | 東洋経済オンライン
    https://toyokeizai.net/articles/-/258612

    広告の考え方を変えたPayPayと今回のZOZOのバラマキ。メルマガなどの広告のバラマキは嫌われても現金のバラマキは強烈な効果があることが判明しました。その一方で、ZOZO離れが進んでいるという記事も。しばらくはZOZOの動きに注目ですね。

    無人配送が進む中国のEC市場、EC直販最大手のJD.comが「スマート配送ステーション」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6105

    アマゾンがFBAの手数料を改定へ。配送代行は増額、在庫保管は減額に | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6098

    宅配便の再配達率は15.2%(2018年10月度調査)、1年前と比べて0.3ポイント改善 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6094

    配送関連をまとめて。省力化に投資できるところは伸び、できないところは費用負担が増えていく構図ですね。

    ネットの罠体験ショップ
    http://shishohi.main.jp/index.php/

    商品ページを見てカートに入れるとその問題がわかるというサイト。参考になりますが、特商法の表記などがちゃんと書かれていないのは、わざとなんでしょうか?

    「PayPay」のカード決済に1日2万円までの利用上限を追加、決済金額は30日間で5万円までの上限設定も継続 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6103

    あっという間にしぼんでしまった感のあるPayPay。ポイントが使えないなどの報告も上がっているので、利用ユーザーは減っていきそうな……。

    今週の名言

    まずみんなが喜ぶ仕組みを考えるところから始めると、やっているこちら側としても楽しいんですよ。

    ─東郊住宅社 社長 池田峰氏

    朝食100円、入居者専用食堂が話題沸騰!“異端”の不動産屋に学ぶ、新規事業のつくりかた | 未来を変えるプロジェクト
    https://mirai.doda.jp/series/interview/mine-ikeda/

    売れることを考えるよりも、喜んでもらうという考え方が基本ですよね。

    森野 誠之
    森野 誠之
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    15 分 37 秒 ago
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