ネットショップ担当者フォーラム

楽天・三木谷社長が語る送料無料ライン全店舗3980円以上を行う理由と今後の物流戦略 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

6 years 3ヶ月 ago

楽天グループが開いた「Rakuten Optimism 2019」の2日目(8月1日)に行われた「楽天市場 戦略共有会」。登壇した三木谷浩史会長兼社長の講演で多くの時間が費やされたのが、楽天独自の配送ネットワーク「ワンデリバリー」構想について。購入者の送料負担を0円とする送料無料ラインを3980円以上に設定した経緯などを、三木谷社長などの講演内容などをもとにまとめた。

「ワンデリバリー」構想への投資額は2000億円超

「楽天市場 戦略共有会」冒頭で流された動画

(物流への)大型の投資をしなければ将来の成長はできない」。三木谷社長は来場した「楽天市場」出店者にこう宣言し、「ワンデリバリー」構想の実現に向けた投資状況について説明した。

投資計画は2000億円超。「第1フェーズで700億円の投資がほぼ終わった。これから1300億円の投資をしていく」(三木谷社長)。

楽天の「ワンデリバリー」構想の実現に向けた投資額は2000億円以上

積極投資を行っているものの1つが楽天の総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」。現在、大阪(牧方)、兵庫(川西、尼崎)、千葉(市川、流山)、神奈川(相模原)の6拠点体制から、2020年までに8拠点体制とする。

新たに新設する物流拠点は千葉(習志野)と神奈川(中央林間)。野村不動産が開発する大型物流施設「Landport東習志野」の全フロア、ダイワコーポレーションの大型物流施設「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」の一部フロアを貸借する契約をそれぞれ締結する予定。

楽天の総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の拠点

物流拠点を増やすことで、楽天独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」の配送対象エリアを拡充する。「Rakuten EXPRESS」は楽天が運営する配送サービスで、日用品のECサービスを提供する「Rakuten Direct」、「楽天ブックス」「Rakuten BRAND AVENUE」、「楽天スーパーロジスティクス」で担う「楽天市場」の出店店舗の一部商品を楽天が配送している。

また、「Rakuten EXPRESS」の品質面の拡充も進めている。たとえば「置き配」。楽天ブックスでは「置き配」を通常の配送方法として追加し、「置き配」のシェアが急激に上がったという。「苦情、クレーム、事故はほぼゼロ。お客さまにとっても便利。将来的にはトラッカーを導入したい。そうすれば盗まれても荷物を追跡できる」(三木谷社長)

楽天では、深夜不在再配達、置き配、集荷サービスなどを始めている
楽天では、深夜不在再配達、置き配、集荷サービスなどを始めている
楽天ブックスが「置き配」を通常の配送方法として追加。「置き配」のシェアが急激に上がった
楽天ブックスが「置き配」を通常の配送方法として追加。「置き配」のシェアが急激に上昇した

「Rakuten EXPRESS」の人口カバー率は現在約30%。「人口カバー率を6割まで上げ、2021年には『楽天市場』で扱う物量の5割を『Rakuten EXPRESS』が配送できるようにする」と三木谷社長は言う。残る期間は2年。配送シェアを一気に引き上げる一丁目一番地の策が、送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を「楽天市場」全店舗共通で税込み3980円以上にする送料施策だ。

「Rakuten EXPRESS」の人口カバー率は現在約30% 2021年には『楽天市場』で扱う物量の5割を『Rakuten EXPRESS』が配送できるようにする

“送料無料ライン”全店舗共通で税込み3980円以上とした理由

「購入金額●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」全店舗共通で税込み3980円以上にすると発表した楽天。三木谷社長は「2020年の2~3月までにはスタートしたい」と言う。

楽天は8月1日、「購入金額●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」全店舗で税込み3980円以上にすると発表
「Rakuten OPTIMISM」で三木谷会長兼社長が発表した

対象の配送地域は日本全域。メール便・宅配便(160サイズ以下)にて配送する商品が対象となる。冷蔵・冷凍品などのクール便、家具などの大型宅配便で配送する商品は対象外。

出店者が送料を負担する“送料無料ライン”を3980円未満にする場合のライン設定は、自由に設定することが可能。こうした「楽天市場」の“送料無料ライン”設定について、三木谷社長は次のようにコメントしている。

この構想を発表したとき(2019年1月)に、南米の例(南米最大のマーケットプレイスと言われる「メルカドリブレ(MercadoLibre)」が、出店型のマーケットプレイスでありながら送料無料ラインの統一を断行した事例)を紹介した。バラバラだった料率を統一したことで、物流量、GMSが30%以上アップした。「楽天市場」も送料を統一することが、売り上げの劇的な向上につながる

「メルカドリブレ(MercadoLibre)」の事例

楽天では「楽天市場」全店舗を対象に3か月間テストを行ったところ、送料無料ラインを3980円に統一したことで、購買金額は約15%増、店舗あたりの新規獲得客は約14%増となったという。「これを導入すれば、10%以上の売上増が見込めると思っている」(三木谷社長)

「楽天市場」全店舗を対象に3か月間テストを行ったところ、送料無料ラインを3980円に統一したことで、購買金額は約15%増、店舗あたりの新規獲得客は約14%増となった

出店型のマーケットプレイスは個々の店舗で扱う商材が異なる。メーカーもいればNB(ナショナルブランド)を仕入れて販売する小売店などさまざま。特に仕入れ商材を扱う企業には大きな負担となる。こうした状況もありながらも全店舗統一に踏み切ったのは、「楽天市場」の送料に関する消費者の不満が大きいことがあげられる。

三木谷社長はこう言う。

消費者もバカじゃない。“送料無料”でもどこかでコストがかかるとわかっている。ではどうすればいいのか? 64%の消費者が送料無料ラインを統一してほしいと考えている。送料無料ラインの統一がなければ、一緒に成長していくことは困難。消費者目線に立ち、合意をいただいて前に進めていきたい。

ECサイトの送料についての楽天市場ユーザーの抱える不満
「楽天市場」ユーザーが抱える送料への不満など

決済・物流を制すものが、通販・ECを制す

三木谷社長の講演の後、出店者限定の戦略説明会が行われた。その説明会では、矢澤俊介執行役員(マーケットプレイス事業ヴァイスプレジデント)が登壇。そこでも“送料無料ライン”統一についての説明が実施された。

出店者によると、主要サイズにおける配送両の他社比較として、FBAマルチチャネルサービスと楽天の物流・配送サービスの料金比較に関するスライドを公表。それによると、次のような料金比較が示されたという。

  • ポスト投稿サイズ
    楽天:248円
    FBAマルチチャネルサービス:550円~650円
  • 宅配60~100サイズ
    楽天:496円
    FBAマルチチャネルサービス:700円~800円
  • 宅配120サイズ
    楽天:648円
    FBAマルチチャネルサービス:1000円~1025円

また、楽天が出店者の倉庫へ集荷に伺う集荷サービス、楽天の配送拠点に出店者が持ち込みを行えるサービスの提供もスタート。日本郵便の「ゆうパック」が特別料金で利用できる「楽天特別運賃プログラム」は9月1日に値下げされるという。

“送料無料”ラインの統一による店舗負担を下げようと、楽天はさまざまな物流・配送関連の施策を実行。出店者によると、登壇した矢澤氏は「年間物流での損失は200億ぐらいで考えている」と楽天のコスト負担を説明したという。

現在、楽天が扱う「楽天市場」の物流量は約10%。2021年末までに「楽天市場」における物流の50%を楽天が担うとしている。

現在、楽天が扱う「楽天市場」の物流量は約10%。2021年末までに「楽天市場」における物流の50%を楽天が担うとしている

消費者との最後の接点であるラストワンマイルの急速な整備を進める楽天。通販・EC業界には「決済・物流を制すものが、通販・ECを制す」という格言がある。楽天の“送料無料”ラインの統一施策は吉と出るか――。

瀧川 正実
瀧川 正実

佐川急便とセイノーが業務連携で基本合意、共同配送などで

6 years 3ヶ月 ago

SGホールディングスとセイノーホールディングスは8月2日、持続的かつ利便性の高い物流サービスを提供していくことを目的に、業務連携に向けた検討を進めることについて基本合意したと発表した。

幹線輸送の共同運行や共同配送などの連携に向けて協議を行い、トライアルを実施することで合意した。

連携の骨子は以下の通り。

  • 日本の社会的課題である人手不足を解消するため、幹線輸送の共同運行や共同配送など、両社の得意分野やリソースを生かした連携により、より効率的かつ高度な物流で価値を提供する
  • 業界の効率を上げることで、労働関係法令をはじめとしたコンプライアンスを徹底するほか、交通事故の抑制や環境負荷の低減などにより、業界全体を持続可能なものにする
  • 両社がガバナンスを強化することにより、業界全体の秩序維持を図り、社会を支えるインフラとしての責任を果たす

今後、連携の骨子に基づき、両社でワーキングチームを組成し、今後の本格的な業務提携に向けた検討を進めるとともに、業務提携の実効化を高めるため、特定の運行ルートやエリアなどでトライアルを実施する。

両社が属する運輸・物流業界はEC市場の拡大に伴う輸送機会の増加や、顧客の物流に対するニーズの高度化・多様化が進む一方、トラックドライバー不足やそれに起因する人件費増加などが顕在化しており、厳しい経営環境が続いている。

このような状況の中、両社は持続可能でより利便性の高い輸送サービスを提供していくことが運輸・物流事業者としての社会的使命であるとの認識のもと、企業の枠組みを超えた連携に向けて協議を行っていくことで合意した。

石居 岳
石居 岳

「ボタニスト」I-neの新設子会社に日本コカ・コーラが資本参加、飲料マーケットで価値創造めざす

6 years 3ヶ月 ago

「BOTANIST(ボタニスト)」を展開するI-neが2019年7月に設立した飲料事業の子会社Endian(エンディアン)に、日本コカ・コーラが資本参加する。

日本コカ・コーラが持つ商品企画や販売、マーケティングのリソースを活用し、I-neが手がけるリラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」の販売を強化する。2社は共同で、飲料の事業領域において新しい価値の創造を目指す。

8月5日にI-neと日本コカ・コーラが資本提携を発表した。日本コカ・コーラの出資比率は非公開。

I-neは2016年11月に「CHILL OUT」を発売。主にオンラインショップや「ナチュラルローソン」などで販売している。2019年秋以降、飲料子会社のEndianが「CHILL OUT」の販売をI-neから引き継ぐ。

「CHILL OUT」は「リラクゼーション」をコンセプトにした飲料。ヘンプシードエキス、テアニン、GABA、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、葉酸などを配合している。価格は1本あたり税別185円。

「BOTANIST(ボタニスト)」を展開するI-neが2019年7月に設立した飲料事業の子会社Endian(エンディアン)に、日本コカ・コーラが資本参加する
「リラクゼーション」をコンセプトにした飲料「CHILL OUT」

I-neの理念「Chain of Happiness」のさらなる飛躍のため、この度飲料事業を新会社Endianに事業移管し、展開していくことになりました。日本コカ·コーラの持つ飲料ブランドの開発・運営ノウハウと、I-neの培ってきた既存の手法に因われないアイデアで新たなイノベーションを起こしていきます。

2016年に誕生したI-neの飲料ブランド「CHILL OUT」は、「ストレス社会にエナジーではなく、“リラクゼーション”を提供する」というコンセプトで販売をスタートし、一部から熱狂的な支持を得ております。「チル」という言葉も、今、若い世代でトレンドになってきており、潮流を感じております。しかし、飲料ブランドの運営・拡大に当たり、いくつかの課題を抱えていました。

そんな中、日本コカ·コーラからお声がけをいただき、互いの理念や戦略方針に共感し合えたことから、合同会社の設立に至りました。今後両社の強みを活かして、新しいカテゴリー、新しい消費者価値を皆様に提案していきます。ご期待ください。

I-neはボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト」を中心に、ヘアケアやボディケア、スキンケア、雑貨、美容家電などを販売している。売上高は2017年時点で200億円

渡部 和章
渡部 和章

「商品価格にのせるしかない」。楽天の送料無料ラインに対する川添さんのコメントのわかりみが深い【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 3ヶ月 ago
ネッ担まとめ

楽天市場の送料無料ラインの話題。購入価格が3,980円以上の場合は、一律義務付けというのも乱暴すぎやしませんかねぇ。楽天全体を見ればこれで良いのでしょうが、楽天市場はお店の集まりなので不利益を被るところも多いはず。

全店舗の送料無料ラインを3,980円に統一

楽天市場の送料無料ラインは「3980円」、20年2月以降に開始へ | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/70887

まとめると、

  • 楽天は8月1日、楽天市場の店舗で商品を購入した際の送料無料ラインを3,980円(税込)に統一すると発表した。開始時期は来年の2月〜3月
  • メール便、宅配便(160サイズ以下)で日本全域に配送する商品が対象。クール便や家具などの大型便は対象外
  • これまで3,980円を上回る送料無料ラインを設定していた店舗や、送料無料ラインを設定していなかった店舗も、一律で3,980円の送料無料ラインの設定が義務付けられる

ECエバンジェリストの川添さんのツイートがすべてかなと思います。客単価もお店ごとに違いますので、ちょっとこれは無茶すぎませんかねぇ。「ラフな予測だが、約10%の売上増が見込める」とのことですが、これは楽天全体のことであって店舗単位ではこうならないはず。買う側としてもちょっともワクワクしないですし。

関連記事
  • 「楽天市場」グルメの実食&「楽天ペイ」体験などが楽しめる「Rakuten OPTIMISM 2019」レポート | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6701

無印の人気はデータ重視じゃないから?

無印良品がアマゾンをズルいという理由 15期連続で売上高が過去最高 | PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/29299

まとめると、

  • 良品計画の目標は「最良の生活者を探求しましょう」といったものなので、他の企業と違って答えがない。その「答え」を常に探し続けている
  • VRやAIなどテクノロジーは進化していくとだろうが、人間がそれで本当に満足するかどうかははなはだ疑問
  • AmazonのCEO ジェフ・ベゾスの頭の中には、買い物というのは、人間にとってワクワクする楽しいものだ、という発想はないだろう

僕はね、ビッグデータなんて必要ないと思っています。アマゾンがやっていることは、「僕は明日きっと、あんなものと、こんなものを、あの店に買いにいって、夜はこんな彼女とこんなディナーを食べるだろう」と自分の行動を予測するということです。それはもちろん、統計的には正しいのかもしれないけれど、それは過去のデータの蓄積から見たもの、“バックミラー”でしかありません。人間ならバックミラーからものを考えるのではなく、「望ましい生活ってなんだ」というところから、答えを探していくべきです。ビッグデータを見て予測するやり方は、あるべき望ましいものを追求していくことには、たぶん勝てないのではないか、と思っています。
良品計画 会長 金井政明氏

ちょっと引用が長いですが、金井会長のおっしゃっていることは私も納得です。何でもかんでもデータから出てくるわけではなく、考え抜いた先にある今までにないものの方が魅力的だと思います。AIによって奪われるものは仕事ではなくてワクワク感なのかもしれません。

7Payとはいったい何だったのか

7Pay 謎の全利用者パスワードリセットを実施 | 楠 正憲(国際大学GLOCOM 客員研究員)
https://comemo.nikkei.com/n/na3850339b245

7pay終了へ 記者会見の一問一答まとめ | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/news108.html

「ファミペイ」1カ月で300万ダウンロード突破 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/news071.html

これに関しては記事タイトルのままです。一斉リセットはかなり乱暴で、紹介した記事にもあるように、残高やクーポンなどが消失したという情報もTwitterに上がっているそうです。そして、きちんとした対応せずにサービス終了。その一方でファミペイは着実に利用者数を増やしています。

EC全般

アスクル社外取締役らが声明文、ヤフーの議決権行使を批判 「深く憂慮する」「ガバナンスを蹂躙している」 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/29/news076.html

こちらはいろいろ動きがありましたが、まとまった記事もないですし、どうなるかも流動的ですね。

ヤフーと三越伊勢丹がビッグデータとAIを活用してファッショアイテムを開発。検索ワードや知恵袋から悩みを抽出 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6683

悩み事をユーザーに聞く前に知恵袋からというのは正解かも。

小島健輔が問う『しまむら再生の道筋』 -- 成功体験の反芻で顧客が離反 | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/1889

しまむらがスマホで注文&店頭受け取りのアプリ「しまコレ」をスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6110

「しまコレ」は「注文後1週間前後で商品が店舗に届く」そうです。遅い……。

通販・EC売上ランキングまとめ【2019年夏】トップはAmazonで1.5兆円、上位300社の合計売上高は7.5兆円 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6692

Amazonが圧倒的に強いです。伸び率も14.3%と驚異的。

メルカリ、無償の梱包コーナー「つつメルすぽっと」の実証実験エリアを全国50ヵ所の郵便局に拡大 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/31692

これは増えて欲しいですね~。郵便局は全国どこにでもありますので。

ヤマトHD1Qは97億円の赤字、人件費急増・荷物量が減少 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/70851

値上げをしたことによって、大口法人顧客が自前配送を強化していることもありますよね。

今週の名言

すべての企業活動はビジョンに繋がる。繋げなければならない。

中川政七商店のビジョンファースト経営について | note(中川政七商店 取締役 緒方 恵)
https://note.mu/keiogata/n/ne739c8a77b9e

無印の金井会長のお話もこれでしたよね。

森野 誠之
森野 誠之

アスクルとヤフーの攻防で岩田彰一郎元社長が伝えたかったこと | 通販新聞ダイジェスト

6 years 3ヶ月 ago

アスクルの岩田彰一郎社長の退陣要求や両社で運営してきた日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の事業運営などを巡り、対立が続くアスクルとヤフーの攻防戦が8月2日開催のアスクルの定時株主総会という一応の最終局面に近づき、非難の応酬や提携解消のための株主の売渡請求権発動への動きなど一段と激しさを増している。渦中にあるアスクルの岩田彰一郎社長が本紙の単独インタビューに応じ、その胸中を明かした。改めて筆頭株主であるヤフーと対決するという“捨て身”ともいえる一連の行動を起こした背景、そしてこれからの想いなどを語った。

※この記事は通販新聞が8月1日に掲載したものです。アスクルが8月2日に開いた定時株主総会で、筆頭株主のヤフー、第2位株主のプラスが岩田彰一郎社長らの再任に反対する議決権を行使したことにより、株主総会終了後、岩田社長は退任しています(ネッ担編集部)

ガバナンス無視はあってはならない

――約45%の株式を持つ筆頭株主のヤフー、また約11%の株式を持つプラスと対立している状況が続いている。勝ち目のない捨て身の行動のようにも見えるが、改めて一連の行動に出た理由は。

「2社あわせて60%近い株式というのはすべてを決定できる絶対的なカードだ。ただ、そうだからと言って、2000年の上場以来、上場会社として作り上げてきたコーポレート・ガバナンスを完全に無視するような支配株主の行動はあってはならないことだと考えた。上場企業は公器であり、上場会社の社長は公職だ。独立社外取締役などからなる指名・報酬委員会の意見を受け、取締役会での決議を経て、取締役を選任し、株主総会で決定するというルールがあるにも関わらず、それらをすべてすっ飛ばして、株主総会目前になって支配株主らが絶対的なカードを見せて『こういう結果に決まったからこうしなさい』という強引な意思決定がまかり通ってしまったら、上場している意味もこれまで作り上げてきたコーポレート・ガバナンスも意味をなさなくなってしまう。自分ことはどうであれ、やはり言うべきことはきちんと言い、世間に“おかしさ”を問うていこうと考えた」

独立役員再任反対でみえた“本性”

――7月17日にヤフーおよびプラスが8月2日開催のアスクルの定時株主総会で岩田社長の再任に反対する議決権行使の意思を公表し、アスクルもヤフーに資本業務提携の解消の申し入れを公表し、世間的に両社の対立が表面化して以降、目まぐるしく状況は動いており、24日にはヤフー、プラスとも岩田社長のほか、独立社外取締役3人の再任にも反対する議決権行使を行った。

「アスクルの企業価値とそれを守るためのガバナンス・プロセスを重視してあくまでも公正・中立の立場から客観的に意見を述べてきた3人の独立社外取締役を一斉に切るということは日本のコーポレート・ガバナンスの根幹を揺るがす行為ではないか。コーポレートガバナンス・コードの求める独立社外取締役の役割・責務を真っ向から否定し、上場子会社のガバナンスを蹂躙しているものであろう。役員選任プロセスを無視して私に社長辞任を迫ったということもそうだが、今回、独立社外取締役を皆変えたということで“本性”が見えた。今回の一連の騒動は(アスクルの社長を巡る)ポジション争いのように思われるかもしれないが、その本質はアスクルという会社をソフトバンクグループが自由にしたい、つまり、会社の乗っ取りをはかろうとしていることでそれが露わになった。乗っ取りでロハコや物流機能を切り離されたりと『自由にされること』はソフトバンクやヤフーの利益になるかもしれないが、アスクルの少数株主にとって利益にはならないと考えている。このあと、ヤフーのいうことを聞く社外取締役を入れ、取締役会を傀儡政権のようにして(TOBのようなことも)なんでも自由にできてしまうわけでありえない話だ」

ヤフーとの対立、元アスクル社長の岩田彰一郎氏が語る胸中
岩田彰一郎氏

“保身”のしようがない

――議決権を行使したプラスの発表の中に今回の岩田さんの行動がアスクルの業績の維持向上のためではなく、現体制維持と保身のための行動にほかならないと捉えているという意見があった。

「先ほど申し上げたが、すべてを決定できるカードを出されているわけで保身のしようがない。その上であえて行動を起こしている。保身のつもりはまったくないし、当然、私は社長にしがみつくつもりはない。ただ、残された社員や大勢のステークホルダーの皆さまに対する責任がある。私の最後の仕事として、アスクルという会社が上場企業としてきちんとガバナンスが機能する仕組みを残すことだと思っている。すでに議決権は行使され、(社長再任はない状態となり)投了しているにも関わらず、私が声を上げているのはこういう状態はおかしいと世間の皆さんに知っていただき、ウォッチして頂きたいと考えているためだ」

ロハコは共同責任

――ヤフー側としては業績低迷の責任で岩田社長の辞任を求めているという立場だ。プラスも「ロハコ」事業の赤字を問題視しているとしている。トップとしての責任論はどう考えるか。

「ロハコは12年にヤフーと業務資本提携そして両社がイコールパートナーとして、一緒に日本一にしましょうという精神でスタートした。そのため毎月1回、ステアリング・コミッティという会合を開いて、当初はヤフーは(ヤフー前社長の)宮坂さんと私が出て、その後は(ヤフー常務の)小澤さんとアスクル側が私を含む役員皆参加して、ロハコの進捗とか状況につて話し合い、一緒に育ててきた。スタートから物流拠点の火災や宅配クライシスなどがあり、厳しい局面もあったが、現場のみんなの努力で乗り越えていき、前期の第4四半期には限界黒字化するなど回復してきた。もちろん、その間、成長のスピードが落ちたりもしたが、ヤフーもプラスも一緒に議論をしてやってきた。責任をということであれば本当は共同責任であり、それでもトップの責任を問うならば、きちんとしたプロセスで行うべきだ。私は社長にしがみつくつもりはない」

迫る株主総会どう動くか?

――取締役の再任などを決定する8月2日開催の定時株主総会が目前に迫ってきた。これまで訴えてきた話し合いによる資本提携の解消はヤフーと水面下で進んでいるのか。

「話し合いの申し入れはしているが、(ヤフー側は)全く会う気はないようだ。黙って期日(8月2日に株主総会)が来れば事は終わり、(時間が経てばこの騒動を)世間は忘れてしまうと思っているのではないか」

――12年にヤフーと結んだ資本提携時に一定の条件を満たした場合、ヤフーが保有するアスクル株を買い戻せる権利、売渡請求権が条項に入っている。行使するのか。

「検討中で近々、発表する(※7月26日に売渡請求権を発動するかに審議や決議を行う取締役会を8月1日に召集すると発表)」

――このままいくと株主総会以降、岩田さんはアスクルの社長ではなくなるわけだが、1%超を保有するアスクルの株主ではある。7月18日の記者会見では裁判の話も出ていたが今後はどういう行動をとっていくのか。

「そこは完全な個人としての行動になる。アスクルは私にとって大切な会社なので、株主として、個人として皆さんとともにこれからのアスクルを外からウォッチしていく。必要とあれば株主としての意見も申し入れていく」

――株主総会以降、COOの吉岡氏または吉田氏が新たな社長になる交換が高いと思うが、二人とも今回の一連の行動を岩田社長と共にされてきた。そうすると今後、苦しい立場になる。

「本当に大変な立場になるだろう。ただ、今回、これまで表にあまり出てこなかった支配株主によるガバナンスを無視した一連の行動について、声を上げたことで明らかにあった。これは企業のガバナンスに対する問題点として『アスクルの事件』として、ガバナンスが蔑ろにされるとこうした結果になってしまうという代表的な事例として世の中に残ると思う。ガバナンスに基づいた経営できなければ、本来、注力すべきお客様に対するよいサービスではなく、マネーゲームの道具になってしまう。そういう中で次の経営陣が大株主の意向通りでなく、ガバナンスに沿った意思決定がきちんとできるようマスコミの皆さんなど社会の目でしっかりと監視して頂き、見届けなければいけないと思う」

アスクルの今後を見てほしい

――8月2日の株主総会を前にした今の想いは。

「我々は上場以来、上場企業として、少数株主、個人株主の皆様を大事にしていくために、ガバナンスの整備をして、中立的に厳しいことをたくさん言って頂ける方々に独立役員になって頂き、重要な意思決定を行う際なども個人の好き嫌いや意思、執行だけの考えだけでなく、きちんとしたプロセスを経て、意思決定をしてきた。一生懸命に作ってきたガバナンスが今、崩されている。大株主の考えですべてはその通りになる、プロセスなど吹っ飛ばしてもかまわないという前例を作っては絶対にいけない。アスクルがどうなるか。皆様に見ていってほしい」

◇◇◇

このインタビューを行った7月26日以降も両社の攻防戦は続いており、26日夕方にはアスクルから株主総会の前日の8月1日にヤフーに対する売渡請求権の発動を決める取締役会の招集されることが発表。株式の売渡先についても国内企業や国内外のファンドと好調中であることを明らかにした。また28日には再任反対の議決権行使を受けた独立役員がヤフーを非難する声明を発表した。対するヤフーはアスクルの社長や独立役員の再任に反対する理由についてこれまでよりも詳細に説明した見解を29日に公表。そして同日、アスクルもその見解についての反論などを表明した。一応の最終局面となる8月2日の株主総会には両陣営はどのような行動をとることになるのか。注目されそうだ。

通販新聞

アマゾンの次は楽天が「TOKYO Fashion Week」冠スポンサー契約を締結

6 years 3ヶ月 ago

楽天は8月1日、国内の大規模ファッションイベント「TOKYO Fashion Week(東京ファッション・ウィーク)」の冠スポンサー契約を締結したと発表した。ファッション領域におけるブランディングを強化するのが目的。

2019年10月に開催される第29回から、イベントの名称は「Rakuten Fashion Week TOKYO」になる。

同イベントは2016年秋から今年3月(第28回)まで、アマゾンジャパンが冠スポンサーだった。

「東京ファッション・ウィーク」は毎年春と秋に開催され、今秋で29回目。2019年秋は10月14日~20日、2020年春は3月16日~21日、2020年秋は10月12日~18日に開催される予定。

毎回、約50のブランドの若手デザイナーや有力ファッションデザイナーが参加し、5万人以上が来場するという。

楽天は国内の大規模ファッションイベント「TOKYO Fashion Week(東京ファッション・ウィーク)」の冠スポンサー契約を締結
「Rakuten Fashion Week TOKYO」のWebサイト(画像は編集部が「Rakuten Fashion Week TOKYO」からキャプチャ)

楽天の三木谷浩史会長兼社長は次のようにコメントしている。

このたびの冠スポンサー契約を通じて、日本ファッション・ウィーク推進機構さまと日本のファッションシーンの活性化に取り組むことができることを大変嬉しく思います。楽天のECサービスにおいても、ファッションは急成長している分野の1つです。本取り組みを通じて、日本のファッションを、国内はもちろん、世界中の方々に発信し、ファッション業界をエンパワーメントし、よりエキサイティングな体験をユーザーに提供していきたいと思っています。

楽天は2012年にファッション通販サイト「Rakuten BRAND AVENUE」の運営を開始。現在は1100以上のファッションブランドショップが出店しているという。

渡部 和章
渡部 和章

日本生協連の個人向け宅配供給高は1兆2860億円、宅配のネット受注は3181億円[2018年度]

6 years 3ヶ月 ago

日本生活協同組合連合会(日本生協連)はこのほど、2018年度の地域生協による個配(個人宅への宅配事業)の供給高は、前年度比2.0%増の1兆2860億5200万円だったことを公表した。

個配供給高は2015年度が1兆1873億円、2016年度が1兆2257億円、2017年度は1兆2607億円と増えている。

宅配事業はインターネット経由の注文が年々増加。第69回通常総会議案書参考資料によると、2018年度の宅配事業におけるインターネット経由の供給金額は、同9.9%増の3181億円。10年前と比べて約2倍に増えた。

日本生活協同組合連合会(日本生協連)はこのほど、2018年度の地域生協による個配(個人宅への宅配事業)の供給高は、前年度比2.0%増の1兆2860億5200万円だった
宅配事業におけるネット供給金額推移(画像は『第69回通常総会議案書参考資料』から編集部がキャプチャ)

インターネット経由で注文する登録組合員は、前年度比11%増の375万人。週ごとの利用人数は平均118万人(同9%増)だった。スマートフォンを中心にネット注文を推進したという。

ネットスーパーは4つの会員生協・8店舗で実施し、2018年度の供給規模は約11億円。

SNSを活用して生協の情報を発信しており、主にFacebook、Instagram、 YouTubeを運用している。

渡部 和章
渡部 和章

【アジアの小売】BtoC-EC売上は47%がマーケットプレイス経由、トップ企業はアリババ

6 years 4ヶ月 ago

国際的な小売市場調査会社であるユーロモニターインターナショナルは8月1日、「アジアの小売業者TOP100」と題した調査レポートを発表した。

それによると2018年、デジタルコマース(BtoCに限定)の総売上の47%がマーケットプレイスモデルによるもので、2009年の27%から大幅に伸びている。アジアにおける2018年小売業者のトップはアリババで、日本企業ではセブン&アイ・ホールディングスが3位。

ユーロモニターインターナショナルが発表した「アジアの小売業者TOP100」と題した調査レポート
アジアの小売業者上位5位(「アジアの小売業者TOP100」から編集部がキャプチャ)

アジアにおけるデジタルコマース市場の成長要因は、アリババや京東商城、楽天といった大手マーケットプレイスが、幅広い品ぞろえの提供に加え、決済に安全性を、配送に信頼性をもたらしたことが成長に寄与した。

アジアは2018年、世界のデジタルコマースの41%を占めているが、消費者がより裕福になってきていることに加え、高齢化、都市化、単身世帯数の増加が、アジア地域の消費者の購買行動に大きな影響を与えた。

ユーロモニターインターナショナルによると、2023年までにアジア太平洋地域におけるEC市場は2018年から約2倍の1兆6000億米ドルに達すると予測している。

2018年から2023年にかけて、インドネシア、マレーシア、インドを筆頭に、アジアの世帯可処分所得が上昇すると見込まれており、大手小売業者は事業拡張計画において、広域なアジア市場に重点を置き続けると見込まれている。

ユーロモニターインターナショナルは、世界各国のさまざまな産業やサービスに関するデータ・分析レポート提供する、国際市場調査のリーディングカンパニー。210か国・30産業にわたる幅広く詳細なデータや分析レポートは、世界各国の顧客企業に利用され、幅広い評価を得ているという。

石居 岳
石居 岳

「ヨドバシ.com」が顧客満足度の高いECサイトで6年連続1位、5指標でトップを獲得

6 years 4ヶ月 ago

公益財団法人日本生産性本部が7月29日に公表した、国内の企業やブランドを対象とした顧客満足度調査「2019年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」第2回調査で、通信販売部門における顧客満足度スコアの1位は「ヨドバシ.com」だった。ヨドバシは6年連続で1位。6つの評価指標のうち5つでトップを獲得した。

公益財団法人日本生産性本部が実施した、国内の企業やブランドを対象とした顧客満足度調査「2019年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」第2回調査
6指標の順位表(「2019年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」第2回調査から編集部がキャプチャ)

通販部門のランキングの対象は22の企業・ブランド。顧客満足スコアの2位は「オルビス」、3位は「Joshin web」、4位は「山田養蜂場」、5位は「FANCL online」。「ヨドバシ.com」は2016年度以降、スコアが上昇している。

「2019年度 JCSI」は「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6つの評価指標について点数を付けている。「ヨドバシ.com」は「顧客期待」を除く5つの評価指標でトップだった。

公益財団法人日本生産性本部が実施した、国内の企業やブランドを対象とした顧客満足度調査「2019年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」第2回調査
通信販売内サブカテゴリ―の順位表(「2019年度 JCSI(日本版顧客満足度指数)」第2回調査から編集部がキャプチャ)

ランキング対象企業

amazon.co.jp、QVC、ジャパネットたかた、SHOP CHANNEL、Joshin Webショップ、セシール、 ZOZOTOWN、ディノス、ニッセン、ビックカメラ.com、ベルーナ、ベルメゾン、Yahoo!ショッピング、ヨドバシ.com、 楽天市場、オルビス、サントリーウエルネスOnline、DHC公式onlineshop、ドクターシーラボ、FANCL online、 山田養蜂場、ユニクロオンラインストア

調査概要

  • 調査期間:2019年5月23日~6月20日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 回答者数:2万7568人
  • 調査対象:6業種(自動車販売店、通信販売、銀行、事務機器、銀行、地方銀行)の94企業・ブランド(各企業・ブランド、300人以上から回答を確保)
渡部 和章
渡部 和章

「楽天市場」グルメの実食&「楽天ペイ」体験などが楽しめる「Rakuten OPTIMISM 2019」レポート | 忙しすぎて疲れているあなた。ちょっとしたECの小ネタでブレイクタイム

6 years 4ヶ月 ago

横浜のパシフィコ横浜で7月31日から開かれている楽天の一大イベント「Rakuten OPTIMISM」(8月3日まで)。広い会場内でビジネス カンファレンスや5G時代を体験できる未来体験エリアなどが繰り広げられていましたが、ランチ代わりに訪れた「うまいもの&いいもの祭り」ゾーンがとっても楽しかったのでレポートします。

会場内は完全キャッシュレス

買い物の前に大事なことはアプリのインストール。「Rakuten OPTIMISM」では現金で買いものができないのでした。

Rakuten OPTIMISM会場 いいもの&うまいもの祭り
「会場内キャッシュレス挑戦中」と書いてあります

「楽天ペイ」アプリは使ってなかったので、会場でダウンロードしてみました。

Rakuten OPTIMISM会場 支払い方法掲示
可能な支払い方法は「楽天ペイ(アプリ決済)」「楽天Edy」、交通系電子マネー、クレジットカード、ブランドデビットカード、「楽天ポイントカード」(一部店舗)など

アプリを入れたらいつもの楽天IDでログインし、「QR読み取り」をタップしてレジのQRコードを読み込みます。自分で金額を入力して店員さんに見せれば支払い完了です。

Rakuten OPTIMISM会場 レジ周辺
会場内には複数の「キャッシュレスサポートデスク」があったので、わからなかったら聞きに行こうと思っていましたが、レジの方も教えてくれたので何とかなりました

ざっと見ていた感じでは、半分以上が楽天ペイで決済して、その他の人がクレジットカードという印象でした。

いざ実食

美味しそうなものがずらりと並んでいたので悩んだのですが、最初に私を捕らえたのは「神戸牛」という言葉。

Rakuten OPTIMISM 神戸牛専門店 辰屋 神戸牛牛めし
よくある牛丼のように見えますが、お肉が柔らかくてビックリ! 私が知ってる牛丼じゃない。紙の器で食べるレベルじゃなーい。あっという間に完食です

次に私の目に飛び込んできたのは「松阪牛」という言葉。

Rakuten OPTIMISM 松阪まるよし 松阪牛コロッケ
揚げたての松阪牛コロッケをいただきました。甘みがあって最っ高。

「次はデザートだな」と見回したら「なかほら牧場」を発見。

Rakuten OPTIMISM なかほら牧場 ソフトクリーム
口に入れた途端、風味だけを残して消えていく、世にも美味しいソフトクリームでした!

アイスを食べ終えて会場を見いると、梅干しの試食を持って手招きする人と目が合ってしまいました。

Rakuten OPTIMISM 丸福本舗
紀州南高梅 丸福本舗さん。塩分濃度が違う果肉の厚い梅干しを次々と試食させてくれるので、つい買ってしまいました。最近、しょっぱすぎる梅干しを買ってしまって落ち込んでいたもので……
Rakuten OPTIMISM 丸福本舗アイス梅
ピンぼけで恐縮ですが、初めて食べた「アイス梅」です。これ新食感。ただ梅干しを凍らせただけじゃないんですって(当たり前か)。「商品を買う」と言った人にだけ試食させてくれるスタイルです(笑)

ということで、仕事で来たはずが5,000円近く買いものをしてしまいました。しかも私ダイエット中のはずだったのに、どういうことでしょう。

会計画面

でも期間中、会場内は55%ポイントバックなのです! といっても、特典上限1人合計1,000ポイントまでなので、私の場合は1,000ポイントですね。「特典ポイントは2019/10/31(木)頃までに、2019/11/30(土)23:59までご利用いただける期間限定ポイントで進呈いたします」とのこと。楽しみにしてまーす。

お買いものパンダエリア

お買いものパンダコーナーも充実していました。

Rakuten OPTIMISM お買いものパンダ
グッズコーナーには行列が。夕方には完売商品も出ていました
Rakuten OPTIMISM お買いものパンダ
インスタ映えしそうな可愛らしいスイーツやドリンクも
Rakuten OPTIMISM お買いものパンダ
個人的に驚いたのは、お買いものパンダの仲間に猫とロボットが増えていたことです
内山 美枝子
内山 美枝子

楽天市場の送料無料ライン決定/賢い施策の回し方【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 4ヶ月 ago
  1. 「楽天市場」の送料無料ラインは購入金額3980円以上に決定

    「購入金額●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」全店舗で税込み3980円以上にすると発表

    2019/8/1
  2. 初めからKPIを設定するのはナンセンス。コメ兵 藤原さん流「施策の回し方」【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき、2019年7月22日〜28日のニュース

    2019/7/30
  3. 通販・EC売上ランキングまとめ【2019年夏】トップはAmazonで1.5兆円、上位300社の合計売上高は7.5兆円

    通販新聞社が7月に実施した「第72回通販・通教売上高ランキング調査」によると、上位300社の合計売上高は7兆5927億円、伸び率は昨年同時期調査と比べ5.6%増だった

    2019/7/31
  4. 24億円も海外向け通販で売る再春館製薬所の越境販売を推進する体制作りとは

    2018年度の海外事業の売上高は前年度比6.6%増の24億3000万円。海外事業においても製造とサービスの拠点は熊本県内の本社に置き、外国籍社員の雇用と教育に力を注いでいる。

    2019/7/30
  5. 国内決済サービス統一QR「JPQR」普及事業スタート

    岩手、長野、和歌山、福岡で先行実施。メルペイ、LINE Pay、楽天ペイ、au PAYなどが準拠

    2019/8/1
  6. ABCマートが進めるオムニチャネル戦略とは

    戦略パートナーにecbeingを選び、「スマートフォンを中心にしたECの利便性向上」「EC×店舗による在庫有効活用と店舗受取サービスの拡充」「s NAVIによる接客サービスの向上」を進め、EC×店舗の総合的なサービスの向上を図る

    2019/7/31
  7. AOKIのオムニチャネル強化策――店舗購入のみだったパーソナルオーダースーツのECをスタート

    Webサイトのリニューアルを行い、自由に生地やオプションの選択・購入まで連動させた購買体験を提供する。オムニチャネル強化策の一環

    2019/7/26
  8. セブン&アイが「7pay」の不正アクセスで「7iD パスワード」を一斉リセット、「omni7」などにも影響

    「7iD」は「7pay」のほか、 グループを横断したECサイト「omni(オムニ)7」、イトーヨーカドーやセブンイレブン、ロフト、アカチャンホンポといったグループ各社のアプリのログインにも必要

    2019/7/31
  9. カジュアル衣料品のハニーズHD、EC売上は77%増の18億円。3年後に50億円をめざす

    EC化率は前の期の2.2%から3.7%に上昇。フルフィルメントの強化などに取り組み、3年後にEC売上高50億円、EC化率10%をめざす

    2019/7/26
  10. ヤフーと三越伊勢丹がビッグデータとAIを活用してファッショアイテムを開発。検索ワードや知恵袋から悩みを抽出

    企業間ビッグデータ連携による事業者向けデータソリューションサービス「DATA FOREST(データフォレスト)」実証実験の一環

    2019/7/29

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    「楽天市場」の送料無料ラインは購入金額3980円以上に決定

    6 years 4ヶ月 ago

    楽天は8月1日、「購入金額●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」全店舗共通で税込み3980円以上にすると発表した。

    「2020年の2~3月までにはスタートしたい」(三木谷浩史会長兼社長)と言う。

    楽天は8月1日、「購入金額●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」全店舗で税込み3980円以上にすると発表
    8月1日に開いた「Rakuten OPTIMISM」で三木谷会長兼社長が発表した

    対象の配送地域は日本全域。メール便・宅配便(160サイズ以下)にて配送する商品が対象となる。

    冷蔵・冷凍品などのクール便、家具などの大型宅配便で配送する商品は対象外。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    9/11 大阪開催。ビームス、ディノス・セシール、エトヴォス、大都、ナチュラムなど登壇、全15講演

    6 years 4ヶ月 ago
    本イベントのお申込受付は終了いたしました。
    多数のお申込ありがとうございました。
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    ネットショップ担当者フォーラム & Web 担当者 Forum ミーティング 2019 in 大阪
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    ネットショップ担当者フォーラム & Web 担当者 Forum ミーティング 2019 in 大阪

    ネットショップ担当者フォーラム、Web担当者Forumでは、地域におけるeコマース市場の現状と課題を把握し、その方策を導くため、「ネットショップ担当者フォーラム/Web担当者Forumミーティング2019 in 大阪」を開催します。

    基調講演
    ビームス矢嶋氏が自社の事例で語るオムニチャネル戦略 ~ビームスの取り組みと実績から学ぶ「うまくいく自社EC&オムニチャネル」~
    講師
    株式会社ビームス
    開発事業本部 EC統括部 部長 兼 碧慕絲股份有限公司 董事
    矢嶋 正明
    株式会社ビームス
    ファシリテーター
    株式会社CaTラボ
    代表 オムニチャネルコンサルタント
    逸見 光次郎
    ゼネラルセッション
    デジタル全盛期にディノス・セシールが紙活用にこだわる理由 ~「EC+紙」でコンバージョンUP、ロイヤリティ顧客作りに挑むディノス・セシールの実例~
    講師
    株式会社ディノス・セシール
    CECO (Chief e-Commerce Officer)
    本部長
    石川 森生
    株式会社ディノス・セシール
    ニトリHD上席執行役員、JIMOS社長歴任のエトヴォス田岡COOが語る「勝つEC企業の条件」 ~田岡氏&元千趣会のEC責任者・中山茂氏が導き出す「ECビジネスの現在と未来」「これから勝ち残るEC企業の条件」~(仮)​
    講師
    株式会社エトヴォス
    取締役COO
    田岡 敬
    株式会社エトヴォス
    ファシリテーター
    中山茂マーケティングデザイン株式会社
    代表取締役
    中山 茂
    クロージング講演
    デジタル時代を小売&EC専業が勝ち抜くために必要なこと ~ECの雄「ナチュラム」、創業80年の老舗ベンチャー「大都」が実例を基に本音で語る~
    パネリスト
    株式会社大都
    代表取締役
    山田 岳人
    株式会社大都
    パネリスト
    ナチュラム・イーコマース株式会社
    執行役員 営業企画部長
    橋本 英浩
    ナチュラム・イーコマース株式会社
    モデレーター
    株式会社CaTラボ
    代表 オムニチャネルコンサルタント
    逸見 光次郎
    Coming Soon
    講師
    執行役員 営業企画部長
    --> Bytedance株式会社
    TikTok

    ご来場プレゼント

    当日、主催者アンケートにお答えいただいた方に下記をお渡しします。

    「EC ビジネス最前線 楽天、Amazon、ヤフー 次の戦略&成長企業の事例12選」

    • 発行:インプレス
    • 発売:2018年10月31日
    • 定価:本体1,350円+税
    「EC ビジネス最前線 楽天、Amazon、ヤフー 次の戦略&成長企業の事例12選」

    開催概要

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    イベント名
    ネットショップ担当者フォーラム & Web 担当者 Forum ミーティング 2019 in 大阪
    日時
    2019年9月11日(水)10:00~17:30(受付開始9:30)
    場所
    大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F(地図
    交通アクセス
    JR「大阪駅」より徒歩3分
    地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩3分
    阪急「梅田駅」より徒歩3分
    参加費
    無料(事前登録制)
    ※ご参加いただいていないセッションの協賛企業からも、個別に電話・メール等でご連絡を差し上げる場合がございます(イベント全体協賛企業)。ご了承ください。
    主催
    株式会社インプレス ネットショップ担当者フォーラム、Web担当者Forum
    協賛企業
    • アマゾンジャパン合同会社
    • SATORI株式会社
    • 株式会社Faber Company
    • 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
    • 株式会社ヤプリ

    ※50音順

    協力

    TEK 東海イービジネス研究会

    特別協力

    一般社団法人ウェブ解析士協会

    定員
    240人
    このページのURL https://netshop.impress.co.jp/event/201909osaka
    お問い合わせ
    株式会社インプレス イベント事務局
    TEL:050-3356-0787
    受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
    ※ 8/13~8/16は夏季休暇とさせていただきます
    集客ページURL https://netshop.impress.co.jp/event/201904tokyo

    タイムテーブル※講師・講演内容は予告無く変更される場合があります。予めご了承ください。

    10:00~10:45
    K-1 基調講演
    ビームス矢嶋氏が自社の事例で語るオムニチャネル戦略 ~ビームスの取り組みと実績から学ぶ「うまくいく自社EC&オムニチャネル」~
    講師
    株式会社ビームス
    開発事業本部 EC統括部 部長
    兼 碧慕絲股份有限公司 董事
    矢嶋 正明
    矢嶋 正明
    ファシリテーター
    株式会社CaTラボ
    代表 オムニチャネルコンサルタント
    逸見 光次郎
    逸見 光次郎
    セッション概要

    ビームスのECビジネスは、スタートしてからEC売上は13年連続増収、自社ECサイトは立ち上げから9年連続で増収を達成しています。「ZOZOTOWN」でスタートしたビームスのECビジネスの変遷を踏まえ、“利益を稼ぐ”という経営者視点で運営している自社ECサイトでの取り組み、オムニチャネル施策を解説していきます。今回のセッションで聞き手を担うのは、元キタムラの執行役員で現在はオムニチャネルコンサルタントの逸見光次郎氏。逸見氏自身の経験も踏まえ、経営者視点によるECサイト運営の重要性、自社ECサイトを伸ばすコツ、オムニチャネルを成功させるためのポイントなどをお伝えします。​

    プロフィール
    株式会社ビームス
    矢嶋 正明

    2000年ビームス入社。店舗での販売業務等を経て、2005年に責任者としてEC部門を立ち上げEC事業全般の拡大に取り組み、2009年に自社ECサイトを開設した。以降、店舗と自社ECのサービス共通化を進め、2016年には自社ECを完全直営化。その後、全てのオウンドメディアを統合したメディアコマースサイトを構築。2018年には台湾で直営の自社ECサイトを開設。現在は、全社のオムニチャネル化を推進中。

    株式会社CaTラボ
    逸見 光次郎

    学習院大文学部史学科卒。
    三省堂書店本支店勤務、イー・ショッピング・ブックス(現:セブンネットショッピング)立ち上げ、アマゾンジャパンブックスMD、イオンネットスーパー立ち上げとデジタルビジネス戦略担当、カメラのキタムラ執行役員EC事業部長のち経営企画オムニチャネル(人間力EC)推進担当を経て独立。現在は株式会社CaTラボ代表オムニチャネルコンサルタント。個人コンサル以外にプリズマティクス社アドバイザー、GMOメイクショップオムニチャネルスーパーバイザーを兼務。流通問題研究協会 特別研究員。

    続きを読む
    11:00~11:40
    A-2 講演
    インスタグラムを活用したビジュアルマーケティングの事例紹介
    講師
    株式会社ecbeing
    次世代マーケティング推進室
    室長
    井上 純
    井上 純
    セッション概要

    日本では月間のアクティブユーザーが3,300万人を超えたと発表され、ビジネス活用でも勢いが増すインスタグラム。
    単にインフルエンサーマーケティングでブランドのエンゲージメントを高めるだけでなく、インスタグラムを活用しクリエイティブを多様化させる事例が急増しています。
    スマートフォンデバイスに移り変わり”読む”よりも”見る”に意識が向きやすくなった消費者の行動背景がある中で、ビジュアルマーケティングを推進するvisumoサービスから100サイト以上の導入から見える最新の事例や今後の展望を紹介いたします。

    プロフィール

    2012年にWebインテグレーション会社からecbeing社に入社。
    アパレル・雑貨系商材を中心としたブランドのECサイト構築および運用支援のコンサル営業に従事し、50サイトを超えるプロジェクトに参画。
    2017年より新設した次世代マーケティング推進室に異動し特定企業の事業推進支援をしながら、デジタル活用の社内外における企画立案および越境EC・海外進出案件の推進担当としても活動中。
    またインスタ連携ツール“visumo”の事業責任者および東南アジアでの販売を中心としたグローバル推進を担当。
    2019年4月1日に株式会社visumo設立と共に取締役に就任。

    内容のレベル感

    中級

    参加対象者

    自社のデジタルマーケティングを推進する事業者の担当者様

    受講するメリット

    国内外含め新しいクリエイティブ活用や顧客コミュニケーションの事例が学べます

    こんなニーズや悩みに応えられる内容です

    ブランド認知やサイト改善において既存ではやっていない新しい取り組みを模索している

    続きを読む
    B-2 講演
    成長通販500社から学ぶ、CRMを成功させた共通点とは ~自社EC成長の必須テーマ:CRM/MAの失敗しない活用法~
    講師
    株式会社プラスアルファ・コンサルティング
    執行役員 カスタマーリングス事業部
    副事業部長
    山崎 雄司
    山崎 雄司
    セッション概要

    ネットショップを取り巻く環境は、新規獲得の鈍化、慢性的な作業負荷などに起因したCRM(MAを含む)に対する期待や注目度が高い状態が続いています。
    ところが「CRM戦略の強化」は必須にもかかわらず、上手く行かないケースが後を絶ちません。本講演では、国内トップクラスの実績を持つCRM/MAツール:カスタマーリングスのデモを交えながらテキストマイニング×CRMによる技術トレンドや、CRM成功企業の事例を振り返り、成功に至る共通点を解説します。

    プロフィール

    大学卒業後、大手テレマ会社を経て2011年株式会社プラスアルファコンサルティング入社。一貫してCRMの推進をライフワークとし活動を続けており大手から中小にわたる様々な企業向けに電話やwebによるマーケティング支援/CRMプロジェクトを経験。そのノウハウを生かし数多くの通販企業向けに、データマイニング/テキストマイニングなどIT技術を駆使したデータ活用から、マーケティング現場の付加価値を向上させるMAツールの企画・推進に従事している。
    また、オウンドメディアにおいて、「マーケティングオートメーションLAB」として業界トレンドも執筆中。

    内容のレベル感

    大規模店舗向け、中規模向け

    受講するメリット

    CRMの成功を支援するシステムにおいて必要な事
    CRM成功企業の共通点、秘訣をお伝えします。

    こんなニーズや悩みに応えられる内容です

    LTV向上、顧客ロイヤリティ向上、オムニチャネル(店舗・ECのデータ活用)、LINEなどマルチチャネルでのコミュニケーション、システム活用(MA)による作業負荷軽減、CRMツールの情報収集するにあたり、選定の基準を考えている。
    過去CRMツール導入をしたがうまくいかなかった。
    現在のツールに不満がある。

    続きを読む
    11:55~12:35
    LA-3 ランチセッション(軽食をお出しします)
    Coming Soon
    講師
    株式会社ヤプリ
    執行役員 CCO エバンジェリスト
    金子 洋平
    金子 洋平
    プロフィール

    大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。

    続きを読む
    LB-3 ランチセッション(軽食をお出しします)
    情報分析で売上2.5倍に! ~データ活用マーケティング戦略の実例~
    講師
    株式会社Nint
    ECソリューション
    株式会社Nint エバンジェリスト ECショップ経営者
    友田 和宏
    友田 和宏
    セッション概要

    ECでは商品を用意する商品企画や仕入に関する川上の業務と、PVやCVRを用いた内部分析・販促といった川下の業務の2種類にわけられます。
    後者に関しては定量的な分析が進んでいる一方、前者に関しては勘や経験によって運営される傾向が未だ強いのが現状です。
    本セミナーでは楽天市場やYahoo!ショッピングにおいて、より確実なヒット商品作りの方法とその後の運用方法についてマーケティングの基礎的な手法を用いて解説していきます。

    プロフィール

    2014年アドウェイズテクノロジー入社(2018年4月より株式会社Nint)。
    アフィリエイターとしての経験からショップを立ち上げ、運営開始から三カ月で月商500万達成の実績を持つ。
    競合データ分析ツール「Nint for ECommerce」の立ち上げから実際の運営経験をもとにデータを活用した商品戦略や販促方面への結びつけを様々な店舗様に対して支援を行う。
    2018年1月よりECショップ経営者として独立。

    内容のレベル感

    入門・脱初級・中級・上級

    続きを読む
    12:50~13:30
    A-4 講演
    Coming Soon
    講師
    株式会社インターファクトリー
    取締役COO
    兼井 聡
    兼井 聡
    講師
    株式会社デイトナインターナショナル
    柳田 慎太郎
    柳田 慎太郎
    プロフィール
    株式会社インターファクトリー
    兼井 聡

    2006年に株式会社インターファクトリーにSEとして入社。2007年、取締役に就任。
    エンジニア歴約15年を経て、開発チームを統括。
    現在はカスタマーサクセスを推進し、営業チームのマネジメントに従事する。

    株式会社デイトナインターナショナル
    柳田 慎太郎

    2009年に株式会社デイトナ・インターナショナルに新卒で入社。実店舗でのアパレル販売、ギアの卸事業などを経て2013年にEC事業部へ異動。
    自社EC、ECモール全般の営業戦略を主務とし約3年間従事したのち、自社ECの運営責任者となる。
    現在はフロントからバックエンド業務まで自社ECにまつわる全般を管理している。

    内容のレベル感への補足

    大規模店舗向け、中規模向け

    参加対象者

    自社ECサイトを構築されるEC事業部関係者様
    経営戦略・マーケティング担当者様
    これからECサイトの構築・リニューアルを検討されるEC事業者様

    こんなニーズや悩みに応えられる内容です

    ・これからECサイト構築、リプレイスを検討されている
    ・オムニチャネル施策に課題をもたれている
    ・EC事業における今後の展開について課題をもたれている

    続きを読む
    B-4 講演
    顧客満足をあげるオムニチャネル時代のコミュニケーションとは? ~顧客接点は「カスタマーサポート」から「コミュニケーション」へ~
    講師
    株式会社エクレクト
    エンゲージメントマネージャー
    徳山 友紀
    徳山 友紀
    セッション概要

    これからの時代、顧客対応に求められるのは単なる「カスタマーサポート」ではなく、“コミュニケーション”を通じた顧客接点です。スマホとSNSの急速な普及に伴い顧客接点もオムニチャネル化が求められるようになりました。対応チャネルを増やし、さまざまなチャネルからの問い合わせを一元管理し、いかに社内で共有してサービス向上に反映させるか。こういったコミュニケーションの強化が顧客満足度向上はもちろん企業の収益にも大きく影響します。
    世界160か国・約14万社が使うカスタマーサポートツール『Zendesk』で実現できる「オムニチャネルコミュニケーション」について解説します。

    プロフィール

    3D CAD・MS officeのインストラクター、WEB制作会社でのディレクター、大手ECモールでの出店企業向けセミナー講師など幅広くIT業界を渡り歩く。9年間在籍したECシステムベンダーでは、大阪拠点の立ち上げメンバーとして、営業・カスタマーサポート、運営コンサルなど幅広く従事した後、エバンジェリスト兼戦略企画部長を担う。その後、Zendeskの可能性とメンバーに魅了され、2019年2月に株式会社エクレクトへ入社。

    内容のレベル感

    脱初級・中級

    こんなニーズや悩みに応えられる内容です

    ・顧客満足度向上およびリピート促進したい
    ・CXの実践に取り組みたい
    ・顧客対応チャネルを増やしたい
    ・顧客対応および社内問合せ業務を効率化したい
    ・社内ツールがバラバラなので統合管理したい

    続きを読む
    13:45~14:25
    KA-5 ゼネラルセッション
    デジタル全盛期にディノス・セシールが紙活用にこだわる理由 ~「EC+紙」でコンバージョンUP、ロイヤリティ顧客作りに挑むディノス・セシールの実例~
    講師
    株式会社ディノス・セシール
    CECO (Chief e-Commerce Officer)
    石川 森生
    石川 森生
    セッション概要

    ディノス・セシールではECとカタログ、DM等の「紙」をリアルタイムで連携させたCRMを本格運用しています。ECサイト「ディノスオンラインショップ」では、「カート離脱」の顧客に対し、最短24時間で紙のDMを印刷・発送する取り組みをスタート。また、顧客が購入した商品に合わせて掲載内容を変える小冊子「dinos lookin’」の発行も始めています。なぜデジタル時代に紙媒体が有用なのか、当社の実例を基に解説し、ECビジネスにおける新たなCVRアップ、ロイヤリティ顧客作りのヒントをお伝えします。

    プロフィール

    SBIホールディングス入社後、SBIナビ 現ナビプラスの立ち上げ。その後、ファッション通販・マガシークでマーケティング責任者として、サイトリニューアルやサイト改善 PDCA確立、広告 CRM最適化、海外の最先端ソリューション導入推進。株式会社タイセイのWEB部門を分社化し株式会社TUKURUを創業。2016年2月にディノス・セシール入社、現在に至る。

    続きを読む
    KB-5 ゼネラルセッション
    ニトリHD上席執行役員、JIMOS社長歴任のエトヴォス田岡COOが語る「勝つEC企業の条件」 ~田岡氏&元千趣会のEC責任者・中山茂氏が導き出す「ECビジネスの現在と未来」「これから勝ち残るEC企業の条件」~(仮)
    講師
    株式会社エトヴォス
    取締役COO
    田岡 敬
    田岡 敬
    ファシリテーター
    中山茂マーケティングデザイン株式会社
    代表取締役
    中山 茂
    中山 茂
    セッション概要

    化粧品通販のJIMOS社長、ニトリホールディングス上席執行役員を経て、現在は化粧品ECのエトヴォスで取締役COOを務める田岡敬氏が、さまざまな企業で通販・ECビジネスを実践してきた経験を踏まえ、競争激しいEC業界で今後勝ち残るために必要なことなどをお話します。聞き手は千趣会、大丸松坂屋百貨店でEC責任者を務めた中山茂氏。“ECのプロ”は今後のECビジネスをどう考えているのか? なぜエトヴォスに移ったのか? 現在の市場環境を踏まえ、将来のECビジネスの構築、戦略を立案するためのヒントなどをお伝えします。

    プロフィール
    株式会社エトヴォス
    田岡 敬

    リクルート、ポケモン法務部長&US子会社SVP、マッキンゼー、ナチュラルローソン執行役員、IMJ常務執行役員、JIMOS代表取締役社長、ニトリホールディングス上席執行役員を経て化粧品会社エトヴォス取締役COO。現在アジェンダノートにてインタビュアーとして連載企画『ビジネスにイノベーションを起こす「思考法」』を担当:
    https://agenda-note.com/serialization/?contents_type=48

    中山茂マーケティングデザイン株式会社
    中山 茂

    1985年株式会社千趣会入社。商品企画を担当経て96年にダイヤルアップ接続時代にベルメゾンネットを手作りで立ち上げ。当初年間ネット売上20万円からスタートし、2008年担当部長として年間ネット売上700億円に至るまで責任者を務める。その後新規事業開発部門、戦略立案部門長を歴任。2014年EC・マーケティング部門執行役員に就任。
    2017年大丸松坂屋にてWeb事業責任者、実店舗を連携させたオムニチャネル構築を経験。2018年独立開業。

    続きを読む
    14:40~15:20
    A-6 講演
    Coming Soon
    講師
    アマゾンジャパン合同会社 開発事業本部 EC統括部 部長
    兼 碧慕絲股份有限公司 董事
    矢嶋 正明 氏 -->
    B-6 講演
    ”検索意図”と”背景”を捉える
    「ユーザーに選ばれるコンテンツ設計」超実践編
    講師
    株式会社Faber Company
    エグゼクティブ・マーケティング・ディレクター
    月岡 克博
    月岡 克博
    セッション概要

    検索上位を狙うために、今やらなければならないことは?ユーザーの検索意図を特定するだけでなく、「なぜ検索したのか」その背景まで捉えることが大切です。また、検索ユーザーに「分かりやすく伝える」ための情報・ページ設計も重要なポイント。検索ユーザーに選ばれるコンテンツ設計法を、SEO初心者にもわかりやすく解説します。今日から使える検索流入を狙えるテーマの選び方、検索ユーザーに選ばれるコンテンツづくりの手順をお持ち帰りください。

    プロフィール

    1982年生まれ。SFA導入コンサルタント、CRMセールスを経て、2014年にFaber Company参画。SEOやコンテンツマーケティングの営業・コンサルに従事した後に、マーケティングを担うIMC部門を新設。SEOプラットフォーム「MIERUCA」を中心に自社マーケティング全般(リード管理、ブログ執筆、セミナー登壇など)と広報&PRを担当。

    内容のレベル感

    入門・脱初級

    内容のレベル感への補足

    SEOの専門知識はいりません。初心者でも分かりやすい内容を目指します。

    参加対象者

    メディア・オウンドメディアの編集担当者
    コンテンツマーケティング担当者
    ECサイトなどの特集ページ企画構成を行うWeb担当者

    こんなニーズや悩みに応えられる内容です

    コンテンツってどうやって作ればいいの?
    コンテンツを作っているけど成果がでない、アクセスが伸びない
    狙っているキーワードで上位表示されない

    続きを読む
    15:35~16:15
    A-7 講演
    ECサイトのデジタルトランスフォーメーションで顧客体験を最適化 ~顧客データを売上アップのためにどう活用するか~
    講師
    NTTレゾナント株式会社
    スマートナビゲーション事業部
    シニアコンサルタント
    北岡 恵子
    北岡 恵子
    セッション概要

    ECサイトの運営の中では、さまざまな情報が蓄積していくと思います。流入元、購入導線といったアクセスログ、それに購買データ、ユーザーレビュー。様々な情報が集まっているにもかかわらず、それらを十分に活用してサービス運用をするのは非常に難しい作業です。
    本セミナーでは、ECサイトにとっての「宝」でもあるユーザーの行動ログをどう活用し、サービスに生かしていくのかという観点から、売上アップの施策を事例を交えてご紹介します。

    プロフィール

    2007年 NTTレゾナント株式会社に入社。「goo」サービスのプロデューサーを経て、アプリ開発者支援サービス「Remote TestKit」の国内外マーケティングを担当。現在はEC向けサイト内検索「goo Search Solution」の導入支援をしている。

    内容のレベル感

    脱初級・中級・上級

    参加対象者

    ECサイト事業者

    続きを読む
    B-7 講演
    Coming Soon
    講師
    株式会社ユーザーローカル 開発事業本部 EC統括部 部長
    兼 碧慕絲股份有限公司 董事
    矢嶋 正明 氏 -->
    16:30~17:30
    KA-8 クロージング講演 パネルディスカッション
    デジタル時代を小売&EC専業が勝ち抜くために必要なこと ~ECの雄「ナチュラム」、創業80年の老舗ベンチャー「大都」が実例を基に本音で語る~
    パネリスト
    株式会社大都
    山田 岳人
    山田 岳人
    パネリスト
    株式会社ナチュラム
    営業企画部長
    橋本 英浩
    橋本 英浩
    モデレーター
    株式会社CaTラボ
    代表 オムニチャネルコンサルタント
    逸見 光次郎
    逸見 光次郎
    セッション概要

    ECの浸透、とりわけアマゾンの台頭によって小売業、EC専業企業のビジネスの在り方は大きく変わってきました。メーカー商材をメインに扱うナチュラム、大都はビジネス環境の大きな変化を受けながら、さまざまな苦労を経験。一方、消費行動の変化に合わせたビジネスモデルの構築によって、逆風に打ち勝つ企業作りを進めてきました。今セッションでは、さらにデジタル化が進む将来に渡って、小売&EC専業企業が勝ち続けるために必要なことなどを実例を基に解説していきます。

    プロフィール
    株式会社大都
    山田 岳人

    1969年11月生まれ。石川県出身。大学卒業後、リクルートに入社。
    6年間の人材採用の営業を経て、
    1998年に総合金物工具商社であった大都に入社。
    2002年にEC事業を立ち上げる。2011年、代表取締役に就任。
    2014年、リアル店舗「DIY FACTORY OSAKA」
    2015年東京二子玉川ライズに「DIY FACTORY FUTAKO」をオープン。
    2017年にGreenSnap株式会社を子会社化し、同年カインズと資本業務提携を結ぶ。
    2018年、一般社団法人ベンチャー型事業承継の理事を務める。
    (社)日本DIY協会が認定する「DIYアドバイザー」の資格を持つ。

    株式会社ナチュラム
    橋本 英浩

    総合通販会社に在職中、Eコマースの将来性に魅力を感じ、「Eコマースを極めるため」に2008年ナチュラムに入社。
    以来、ECにおけるマーケティング、広告、店舗運営、様々な販促やサービス企画立案、自社ブランドのプロモーションなどを一貫して行う。

    株式会社CaTラボ
    逸見 光次郎

    学習院大文学部史学科卒。
    三省堂書店本支店勤務、イー・ショッピング・ブックス(現:セブンネットショッピング)立ち上げ、アマゾンジャパンブックスMD、イオンネットスーパー立ち上げとデジタルビジネス戦略担当、カメラのキタムラ執行役員EC事業部長のち経営企画オムニチャネル(人間力EC)推進担当を経て独立。現在は株式会社CaTラボ代表オムニチャネルコンサルタント。個人コンサル以外にプリズマティクス社アドバイザー、GMOメイクショップオムニチャネルスーパーバイザーを兼務。流通問題研究協会 特別研究員。

    続きを読む
    KB-8 クロージング講演
    Coming Soon
    講師
    Bytedance株式会社 スマートナビゲーション事業部
    シニアコンサルタント
    北岡 恵子 氏 -->
    スポンサー
    • アマゾンジャパン合同会社
    • 株式会社ecbeing
    • 株式会社インターファクトリー
    • 株式会社エクレクト
    • Zendesk
    • エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
    • 株式会社Nint
    • 株式会社Faber Company
    • 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
    • 株式会社ヤプリ
    • 株式会社ユーザーローカル
    • Web担当者Forumミーティング2018秋
    • EC物流フォーラム2018
    -->
    高嶋 巌

    ワコールが下着ブランドの米国DNVB企業を買収

    6 years 4ヶ月 ago

    ワコールホールディングスは7月30日、「LIVELY(ライブリー)」のブランド名で女性用インナーウエアなどの商品企画と小売りを行っている米国のDNVB(デジタル・ネイティブ・ヴァーティカル・ブランド)企業、Intimates Online,Inc.(io社)の発行済み株式のすべてを、米国の連結子会社Wacoal International Corpを通じて取得すると発表した。

    株式の取得は米国時間で8月2日の予定で、取得価額は約91億8000万円。io社とともに、米国をはじめとするEC市場での成長機会の創出と競争力の強化を図ることで、海外での事業展開を加速させる。

    DNVBとは、自社で商品の企画を行い、製品品質にも責任を持ち、その商品を自社のECチャネルで直販する事業モデル。川上から川下まで、垂直的にすべてのバリューチェーンに責任を負うブランドとなる。自社ECが主要チャネルのため、顧客情報を直接保有するのが特徴となっている。

    D2Cのプラットフォームとの本質的な違いは、顧客と一緒になってブランドの共創を行う点。ブランドの理念や体験した価値への共感を、SNSなどのデジタルメディア上で展開・共有しながら、消費者の行動を連鎖的に喚起する。

    io社をグループに取り込むことで、従来の中心顧客とは異なるミレニアル世代の顧客を獲得し、EC売り上げやデジタルマーケティング手法を通して将来の成長を取り込むことができる。さらに、グループが有する企画・製造機能や事業インフラを活用することで、io社の成長スピードをより一層高めることができる。

    io社の2018年12月期の業績は、売上高が前期比116.2%増の12億4100万円、営業損失3億9800万円、当期損失4億300万円。

    石居 岳
    石居 岳

    国内決済サービス統一QR「JPQR」普及事業スタート

    6 years 4ヶ月 ago

    総務省 統一QR「JPQR」普及事が8月1日からスタートする。「JPQR」普及事業とは、国内の決済サービスが個別に発行していたQRコードやバーコードの規格を統一化し、1つのコード「JPQR」にまとめる取り組み。一般社団法人キャッシュレス推進協議会が技術的な統一仕様の確立に取り組み、2018年3月にガイドラインを策定している。

    7月31日に行われた総務省 統一QR「JPQR」普及事業 広報大使任命式では、吉本興業所属のお笑いコンビ「銀シャリ」が広報大使に任命された。

    総務省 総括審議官 秋本芳徳氏と、広報大使をつとめる銀シャリの2人

    「JPQR」による事業者側のメリットは、これまで店頭にバラバラに置かれていた各決済サービスのQRコードを整理できることや、一度の申し込みで複数の国内決済サービスと同時に契約できること。決済手数料の優遇などのキャンペーンもある。「キャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)」への同時申し込みも可能。

    「JPQR」普及事業は岩手、長野、和歌山、福岡の4県で先行実施される。2019年8月1日(木)午前3:00から対応を開始するのは、au PAY、銀行Pay(OKIPay、はまPay、ゆうちょPay、YOKA!Pay)、メルペイ、LINE Pay、楽天ペイ(アプリ決済)、りそなウォレット。

    統一QR「JPQR」普及事業で利用できる 決済サービス
    統一QR「JPQR」普及事業より編集部でキャプチャ(7月31日現在)

    「JPQR」には利用者がQRコードを読み取るMPM方式(店舗提示型コード決済)と、利用者が提示するバーコードを店舗スタッフが読み取るCPM方式(利用者提示型コード決済)がある。

    利用者側では「JPQR」のマークのある店で普段使っている決済アプリを利用するだけで、特に変更することはない。

    イベントでは銀シャリによるQR決済のデモンストレーションが行われた

    岩手、長野、和歌山、福岡の4県のサポーターとなる「住みます芸人」によるPR動画も披露された。「住みます芸人」とは吉本興業が2011年から行っている、全国47都道府県に芸人を居住させ、現地メディアの番組などを通して、地元観光地や特産品のPRなどを行うプロジェクト

    アンダーエイジ(岩手)、こてつ(長野)、わんだーらんど(和歌山)、ぶんぶん丸(福岡)など「住みます芸人」のみなさん
    アンダーエイジ(岩手)、こてつ(長野)、わんだーらんど(和歌山)、ぶんぶん丸(福岡)など「住みます芸人」のみなさん

    NHKの世論調査によると、平成の30年間で良くなったものの1位は情報通信環境だった。しかし振り返れば携帯電話も電子マネーも「どうせ普及しない」「どうせできない」と指摘されてきた。この2つの指摘はものの見事に外れた。この経験から「どうせ普及しない」と指摘されても、技術的に可能なことは制度上、実務上、可能にしておく方が良いと確信している。(総務省 総括審議官 秋本芳徳氏)

    総務省 総括審議官 秋本芳徳氏
    「今年は令和元年であると同時に5G元年でありJPQR元年」と語る総務省 総括審議官 秋本芳徳氏
    内山 美枝子
    内山 美枝子

    商品撮影と同時に自動でリネーム。商品登録作業を効率化する「ZenFotomatic RENAMER」をグラムスがリリース

    6 years 4ヶ月 ago

    グラムスは7月22日、商品画像のファイル名自動編集・管理ツール「ZenFotomatic RENAMER(ゼンフォトマティック リネーマー)」をリリースした。

    手持ちのバーコードリーダーをPCに接続した状態で「ZenFotomatic RENAMER」を起動し、バーコードリーダーで商品のバーコードを読み取り、PCに接続したカメラで撮影すると、撮影画像のファイル名にバーコード情報にもとづいた連番の子番号が自動で割り振られる。

    手作業でファイル名を変更する必要がなくなるため、商品登録業務における人為的なミスを防げるほか、作業時間も大幅に短縮できる。

    また、サムネイルをドラッグ&ドロップすることで番号が自動更新されるため、撮影しやすい順に撮影し、後から写真の順序を入れ替えられられる。連番の桁数や、バーコード情報と連番を接続するハイフンやアンダーバーなどの記号は自由に設定できる。

    バーコードで商品管理をしていない場合でも、バーコードラベル発行機能により、画像名に使用する商品番号などのコードをまとめてコピー&ペーストし、バーコードを作成できる。

    「ZenFotomatic RENAMER」は同社が提供する商品画像の全自動加工ツール「ZenFotomatic」と連携しており、同一アカウントで利用できる。「ZenFotomatic RENAMER」で撮影後、商品画像を1クリックで「ZenFotomatic」に送信すると、自動で美しい商品画像に加工される。

    料金は月額制と年間契約の2プラン(1週間のフリートライアルあり)。

    • 月額プラン……1,980円(税抜)/1アカウント/30日
    • 年間契約……11,760円(税抜)/1アカウント/365日

    グラムスでは大手リユースECサイトやファッションECサイトなどで約1年間のテスト運用を実施し、改善を重ねた。特にリユースECサイトにおいては、効率化によるコストの軽減だけでなく、商品の買取から商品登録までの時間が大幅に短縮され、商品の回転率に大きな向上が見られ、利益率も向上した。

    内山 美枝子
    内山 美枝子

    視覚障害者のネット通販もサポートするアマゾンのアクセシビリティは何がすごい? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 4ヶ月 ago

    他の多くのオンライン小売事業者とは違い、アマゾンは視覚障害者でも欲しいものを見つけて購入できるようにWebサイトを設計しています。アマゾンが視覚障害者のオンラインショッピングをどのように促進しているかをご紹介します。

    視覚障害者にとってのオンラインショッピング

    最近、アマゾンで姪のためにTシャツを購入しました。購入は簡単ですが、私のような視覚障害者にとって、オンラインショッピングは難しいこともあります。利用したいWebサイトがアクセシビリティを考慮して作られていない限り、使うことはできません。

    幸いなことにアマゾンでは、スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)に頼っている視覚障害者が、検索、発見し、色やサイズを指定し、最終的には商品の注文を行うことができます

    アメリカの他のオンライン小売事業者の多くは、サイトが使えないという理由だけで我々のような視覚障害者とのビジネスができていません。これらの小売事業者はWebサイト開発においてアクセシビリティを優先事項としていないため、年間69億ドルにも上る市場を失っているのです

    スクリーンリーダーが理解できないサイトは使えない

    視覚障害者がオンラインで買い物をする時の主な方法は、Webサイトを案内してくれるスクリーンリーダー・アプリケーションを使用することです。このテキスト読み上げ技術は、サイトのコンテンツを解釈して声で読み上げてくれるため、選択、タップ、またはスワイプするタイミングと場所がわかります。

    ただし、ページレイアウトとマークアップ、画像、動画、およびその他の要素がアクセシブルな方法で設計または開発されていない場合、スクリーンリーダーはサイトを理解できず、ユーザーに正確に伝えることができません。

    では、アマゾンはどのようにしてこの問題を解決しているのでしょうか? 私のようなユーザーが必要な商品やサービスを見つけて購入したり、他の商品やサービスに関心を持ったりするのに役立つ、3つの重要なアクセシビリティに焦点を当てます。視覚障害者のeコマース利用の際、なぜそれらが重要なのかを見てみましょう。

    見出しと目印

    どのWebページにも視覚的な手がかりがあり、ページをより理解しやすいように細かく区切られています。ページを見て検索機能に気付くかもしれません。もしくは商品、現在の売上、以前に購入したアイテム、または再購入が必要なアイテムをおすすめするセクションに目が行くこともあるでしょう。

    画面を見ることができない人にも、スクリーンリーダーが同じ情報を提供できるように、埋め込まれた見出しと目印が必要です。

    アマゾンは見出しや目印をうまく利用して、消費者にとって有益なページのセクションを強調しています。私がよく使用する検索機能の場所を、重要な目印がどこにあるか「示して」くれるのです。また、見出しを利用して、売上やおすすめアイテムなど、ページの重要なセクションを示してくれます

    スクリーンリーダー「NVDA」が、このTシャツのサイズやフィット感、色の選択肢を読み上げくれる

    見出しや目印がない場合、スクリーンリーダーを使用している人は、ページ上のすべての情報を読んで、そこに何があるのか、ページのどの部分を使用するべきか判断する必要があります。また、ページのコンテンツの大部分を覚えていないと、興味のあるセクションに戻ることができず、とても面倒です。

    ページ全体の音声を聞いて、必要なものが途中のどこかにあることに気付き、必要な部分を見付けるためにその半分をもう一度聴く必要があることを想像してみてください。さらに、見出しと本文が同じ文章のように並んでいるところを想像してみてください。どこまで忍耐が持つでしょうか? 結局そのサイトを離れて、それらの機能を備えた他の小売店を探すことになるのです。

    アクセス可能なコントロール

    次に必要なのは、コントロール (リンク、ボタン、チェックボックス、ラジオボタンなどすべてのインタラクティブな要素) です。これらは多くの場合、画像で表示されています。目が見えていればこうした視覚的な手がかりは簡単に理解できます。たとえば、「今すぐ購入」ボタンを見れば、明らかに意味がわかるでしょう。

    ただし、コードが正しく記述されておらず、「今すぐ購入」ボタンに「image.jpg」という要素しか埋め込まれていない場合、スクリーンリーダーが読み上げるのは「image.jpg」のみです。「今すぐ購入」という意味がわからなければ、ボタンとしての意味は失われます。代替テキストなしで画像が埋め込まれていたり、ボタンとして正しくマークアップされていない場合、「image.jpg」が購入機能に相当するかどうかを知る方法はないのです

    アマゾンはこれらのコントロール画像にラベルを付けて、視覚的な手がかりを見られない人でもページを操作できるようにしています。一部の視覚障害者はマウスを使用できませんが、キーボードまたはキーボードに似た技術を使用できます。

    アマゾンは、これらのコントロールがキーボードからもアクセスできるようにしています。たとえば、コントロールにはラベルが付けられており、スクリーンリーダーで読み上げられるため、画面をスキャンしたりマウスに触れたりしなくても製品を検索できます。

    アマゾンで検索すると多くの商品が出てくるので、検索フィルターを使う必要があります。アマゾンは、視覚障害者が自分の好きなブランドを選んだり、平均的なレビューやその他の有益なパラメータによって結果をソートできたりするように、フィルターを利用可能にしています

    スクリーンリーダー「NVDA」は、利用可能な検索フィルターとカテゴリー検索ボタンを読み上げてくれる

    アクセス可能なプロセス

    これは最も重要なアクセシビリティ機能です。なぜなら、購入を完了するために必要なすべての手順を網羅する必要があるからです。つまり、ショッピングカートに追加する、配送オプションと支払いオプションを指定する、最後に「購入」をクリックする、という手順を踏まないと、不満を抱えた消費者がサイトを離れ、別のサイトで買い物をすることになります。

    最近、視覚障害者がオンライン取引の3分の2を破棄しているという調査を行いました(Nucleus Research社が実施)。アマゾンは、この重要性を正しく理解している少数派です。

    姪のTシャツに話を戻しましょう。私はスクリーンリーダーと協力して、アマゾンのアクセス可能な検索機能を使い、商品を簡単に見付けることができました。キーボードとスクリーンリーダーを使用して、適切なサイズと色を選択することができました。

    私はそれをショッピングカートに追加し、商品を発送したい場所と配達と支払いのオプションを選択する手続きをしました。このプロセスでは、見出し、目印、アクセス可能なコントロール、プロセスがすべて役割を果たしました

    Tシャツのサイズ、フィット感、色について、読み上げられた選択肢から選択できる
    ◇◇◇

    なぜ小売サイトでアクセシビリティが重要な役割を果たすのか、そして、なぜアマゾンがEコマースでこれほど支配的になっているのか、その理由が理解できたのではないでしょうか。

    障害者者はコストや品質などにも関心を持っていますが、アクセシビリティの有無によって、どのような選択肢を選び、誰と取引するかが決まります。企業が障害者とのビジネスに関心があると示してくれれば、生涯にわたる顧客を手に入れられるかもしれません。アクセシビリティを優先事項とすることで、約70億ドルの市場シェアを獲得できるのです。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    セブン&アイが「7pay」の不正アクセスで「7iD パスワード」を一斉リセット、「omni7」などにも影響

    6 years 4ヶ月 ago

    セブン&アイ・ホールディングスは7月30日、バーコード決済サービス「7pay」に対する不正アクセスが発生したことを受け、7iDとパスワードの一斉リセットを同日実施したと発表した。再度ログインする場合のパスワードの設定条件も変更した。

    7iDで利用できるサービスは「7pay」のほか、グループを横断したECサイト「omni(オムニ)7」、イトーヨーカドーやセブンイレブン、ロフト、アカチャンホンポといったグループ各社のアプリなどがある。

    パスワードの新規設定の条件は、アルファベットの大文字と小文字を1文字以上使用し、かつ数字か記号を組み合わせて9文字以上。

    セブン&アイ・ホールディングスは7月30日、バーコード決済サービス「7pay」に対する不正アクセスが発生したことを受け、7iDとパスワードの一斉リセットを同日実施
    「omni(オムニ)7」でのパスワード再設定のお願いのお知らせ(画像は「オムニ7」から編集部がキャプチャ)

    セブン&アイ・ホールディングスは7月1日に「7pay」を開始した。直後に不正アクセスが発生し、不正注文による被害も発生。「7pay」への不正アクセスによる被害金額は7月29日午後5時時点で3860万5335円となっている。被害者数は807人。7月中旬以降、新たな被害は確認されていないという。

    セブン&アイHDのEC売上高は1131億円

    セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円だった。EC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。

    セブンネットショッピングやセブンミール、アカチャンホンポ、そごう・西武、ロフトが売り上げを伸ばし、2年連続でグループのEC売上高が1000億円を超えた。ただ、期初に設定した売上高計画1250億円には届かなかった。

    渡部 和章
    渡部 和章

    「楽天市場」での購入商品の配送追跡通知機能を佐川急便が配送する荷物にも拡大

    6 years 4ヶ月 ago

    楽天は7月29日、ECモール「楽天市場」の配送追跡通知機能(本通知機能)において、佐川急便と連携したと発表した。本通知機能の対象商品が「楽天市場」で購入された場合、佐川急便が配送する商品にも拡大する。

    配送追跡通知機能は、「楽天市場」で対象商品を購入したユーザーに対し、商品の配送状況を「楽天市場」トップから参照できる「お知らせ」機能や、「楽天市場アプリ」のプッシュ通知、楽天グループの無料通話・メッセージングアプリ「Rakuten Viber」でのプッシュ通知およびメッセージで知らせるもの。

    ECモール「楽天市場」の配送追跡通知機能(本通知機能)において、佐川急便と連携

    ユーザーは自ら配送状況を確認しなくても、商品の受け取りや再配達の依頼などのアクションが必要なタイミングで通知を受け取ることができ、商品購入後の配送状況が把握できるようになる。今後も対象商品を拡大するとともに、通知手段を多様化するなど、本通知機能のさらなる利便性向上を図る。

    楽天と佐川急便はこれまでも、「楽天市場」の商品を対象にコンビニ受け取りサービスを導入するなど、EC物流における不在配達削減に向けて連携してきた。楽天は今後も、ECがより便利に、健全に発展することを目指し、配達の効率化を推進するとしている。

    石居 岳
    石居 岳

    通販・EC売上ランキングまとめ【2019年夏】トップはAmazonで1.5兆円、上位300社の合計売上高は7.5兆円 | 通販新聞ダイジェスト

    6 years 4ヶ月 ago

    通販新聞社が7月に実施した「第72回通販・通教売上高ランキング調査」によると、上位300社の合計売上高は7兆5927億円、伸び率は昨年同時期調査と比べ5.6%増だった。伸び率は昨年調査の9.3%増を下回ったが、ネット販売企業の成長が依然として著しい。ただ、10月に控えた消費増税、そして依然として課題となっている宅配便問題など先行き不透明感も漂っている(※表は週刊通販新聞本紙で掲載した1~300位までの売上高ランキングの中から上位10位のみを掲載。11位~300位および、利益率・増収率ランキングなどは本紙のみに掲載しておりす

    通販新聞社が7月に実施した「第72回通販・通教売上高ランキング調査」
    通販・通教売上高ランキングTOP10社

    5.6%増の7.5兆円に、ネット販売企業に勢い2>

    上位300社の合計売上高が7兆円台半ばに達した。昨年同時期調査(7兆1912億円)から約4000億円を上乗せした。また、上位200社の合計売上高は7兆1378億円となり、初めて7兆円台に到達。上位200社の伸び率は6.1%増で、上位300社を上回っている。

    売上高ランキング調査の上位60社を見ると、増収は35社と半数を超え、減収は15社、不明等が10社。昨年調査(増収40社、減収11社、不明等9社)と比べ、増収企業は減少しているものの、依然としてネット販売企業を中心に顕著な伸びが見られる。

    通販新聞社が7月に実施した「第72回通販・通教売上高ランキング調査」 上位300社の合計売上高推移
    上位300社の合計売上高推移

    トップとなったアマゾンジャパンは昨年と同様に2桁増(14.3%増)になった。売上高は1兆5281億円。2位は3874億7000万円のアスクルで、今期は4000億円台到達を見通している。3位にはアスクル同様に3000億円台のミスミグループ本社がランクインした。

    4位はジャパネットホールディングス、5位がベネッセコーポレーションと続く。上位5社までは昨年同時期調査と同じ顔ぶれとなった。

    6位は昨年同時期調査で7位だった大塚商会がランクイン。売上高は前年比4.2%増の15900億3200万円で、今回7位となったジュピターショップチャンネルを上回った。

    10位にはZOZOがランクイン。上位10位入りは初めてのことで、売上高は1184憶500万円と、1000億円台到達とともに上位10社入りした格好だ。なお、1000億円以上は昨年同時期調査より1社減り12社となっている。

    11位以下では、19位のオイシックス・ラ・大地、20位のユニクロ、30位のMOA、33位のニトリなどが大幅な増収を達成しているのが目を引く。

    通販新聞
    確認済み
    1 時間 15 分 ago
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