ネットショップ担当者フォーラム

リテールメディア広告市場は2023年に3625億円、2027年は9322億円に拡大

2 years 8ヶ月 ago

市場調査やコンサルティングを手がけるシード・プランニングの子会社デジタルインファクトがCARTA HOLDINGSと共同で実施したリテールメディア広告市場に関する調査によると、リテールメディア広告市場は2023年に前年比21.5%増の3625億円になると予想した。

2023年におけるリテールメディア広告市場の内訳は、EC事業者が同19.6%増の3405億円、実店舗事業者が同63.0%増の220億円。実店舗事業者による220億円の内訳は、デジタル広告が同100.0%増の130億円、デジタルサイネージが同28.6%増の90億円と見込む。

リテールメディア広告市場規模の推移と予測

この調査では、実店舗事業者とEC専業事業者が提供する各種オンラインメディア広告の総称をリテールメディアと定義。広告主によるリテールメディア広告への年間支出総額を調査対象としている。

2027年には2023年の約2.6倍となる9332億円にまで拡大すると予測する。大手EC事業者が提供するリテールメディア広告に対する広告主からの高需要が継続。実店舗事業者のリテールメディア広告への需要増加によって、市場は今後も高い成長を持続する見通し。2027年には2023年と比べて約2.6倍の9332億円規模に拡大すると予測した。

実店舗事業者によるリテールメディア広告も拡大する。大手GMSによるリテールメディア事業への注力、大手コンビニのリテールメディア事業の組織整備、デジタルサイネージなどの設備投資が進むため、2027年における市場規模は1390億円まで広がるとしている。

実店舗事業者のリテールメディア広告市場規模の推移と予測

調査概要

  • 調査主体:CARTA HOLDINGS
  • 調査時期:2023年9~12月
  • 調査方法:広告・小売業界関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
  • 調査対象:リテールメディア広告市場
  • 調査機関:デジタルインファクト
松原 沙甫

2023年のEC業界振り返り&2024年に起きそうなこと【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years 8ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年のニュースと2024年の展望

なんといっても「ChatGPT」に代表される生成AIが話題になった2023年。2024年もその傾向は続きそうです。cookie規制で自社データも重要度が増してきます。広告を含めた集客に関しては頭の切り替えが必要ですね。

2023年の展望はどうだった?

2022年のEC業界振り返り&2023年に起きそうなこと【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10512

2023年1月に私が書いた予想というか展望というか、「こうなりそう」というのを最初に。

「法規制」「原材料・物価高」「ポイント」「CtoC」が中心のキーワードで、「AI」「メタバース」「越境EC」「GA4」「タイパ」あたりも話題になりそうです。

値上げはせざるを得ないので、従業員さんたちの賃金を増やすことも考えて価格を決めていきましょう。ポイント付与ではモールには勝てないのでお得感で勝負です。

いずれにしても、変化の激しい年になりそうなので、業務の整理、マニュアルや資料のデータ化などDXを進めておかないと対応しきれません。売ることよりも組織強化に注力を。「タイパ」の流れは止まらないので、じっくり説明するところと、ぱっと見でのわかりやすさを使い分けることになりそうです。

消費者の可処分時間の奪い合いになるのは間違いないので、リアルとネットの接点の維持を意識しましょう。

ほぼこんな感じの1年でしたね。ステマ規制はありましたし、値上げはまだまだ続きそうですし、AIもメタバースも「GA4」もそれなりに話題になりました。AIを使いこなそうとすると元のデータがきちんとしていないといけませんので、DXを進めて整理していた企業は動きが速かった印象があります。リアル回帰も顕著でしたね。ECの売り上げが落ちた人も多かったのでは。

【1月】楽天が2024年に「配送品質向上制度」を導入すると発表

「楽天市場」、「配送認定ラベル」を2024年導入 配送日で商品を選びたい顧客ニーズに対応 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/7959

認定基準は、「店舗基準」と「商品基準」の大きく2つから構成されている。「店舗基準」「商品基準」を共に満たす商品において、認定ラベルを表示する。

「店舗基準」の案では、①納期遵守率96%以上 ②6日以内お届け件数比率80%以上 ③出荷件数が月100件以上 ④共通の送料込みラインの導入――などの基準を検討している。

Amazonに負けない配送を作るために、楽天が「配送品質向上制度」を発表しました。発表から1年くらい経過して準備しているショップも多いと思いますが、「『RSL(楽天スーパーロジスティクス)』に預けられない商品をどうするのか?」という問題も残っています。「物流2024年問題」と相まって2024年は難しい対応を迫られそうです。

物価高、景表法、SEOの新しい考え方である「EEAT」なども話題になった1月でした。

【1月の主なニュース】

【2月】「Yahoo!ショッピング」、ポイント戦略転換で「売れない」状況に

ヤフー、ポイント戦略大転換の反響は? 日曜日の高還元施策の廃止に「売れない」の声 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10622

影響は非常に大きい。もともとポイントが付く日でないと売れないモールだったのに、ここまでポイントが付かなくなるとユーザーにとってのメリットがなくなるのではないか。ヤフーにおける商売自体を考え直さなければいけない。

これは実際に私も似たようなことを聞きました。「とにかく売れなくなってしまった」と。ZHDとヤフーLINEが合併する影響もありましたし、「Yahoo!ショッピング」にとっては厳しい2023年でした。その一方で楽天とAmazonは順調な伸び。引き続き法規制と物流問題も。

【2月の主なニュース】

【3月】「ChatGPT」を利用したEC支援サービスが広がる

GMOペパボ、3つのEC関連サービスにて「ChatGPT」APIを活用した機能を提供 | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/129/4129551/

iOSアプリ上の商品設定の画面よりカラーミーAIアシスタント(β)のアイコンをタップするだけで、最短10秒程度でユーザーが登録している商品情報をもとにAIがSNS投稿用の宣伝文章を作成。また、最適なキーワードやハッシュタグ・絵文字を含んだ文章が生成されるため、ユーザーはより効果的な投稿を行なえるだけでなく、SNS投稿のためのリサーチ時間も削減できる。

ChatGPTによる革新的な開発: 全工程をChatGPTが主導し、AI商品説明文生成機能を2.5日間で実現 | EC-GAIN
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000035743.html

ChatGPTは、機械学習技術を用いて、商品の特徴を理解し、簡潔で魅力的な商品説明文を自動生成することができます。

この機能により、ブランドやクリエイターは、高品質な商品説明文を短時間で作成することができるようになり、商品の魅力をより効果的に伝えることができます。

今では多くの人が業務に利用している「ChatGPT」。3月の時点ではまだまだ珍しくて、「自動で説明文を作ってくれるのはすごい!」という状況でした。2024年もますますAIが進化すると思いますので、取り残されないようにしたいですね。悪徳商法も依然として多く、「ゆっくり」が注目された3月。

【3月の主なニュース】

【4月】なくならない悪質商法とクレカ不正利用

注意!ネットの定期購入 規制強化なのにトラブル急増 | NHK解説委員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/482269.html

増えていているのは、「特別割引クーポン」を使ったら、知らないうちに契約内容が変わっていた。それから、「いつでも解約可能」とあるのに解約できない。というトラブルだということです。

その「¥」表示は本当に日本円の表示ですか?-通貨をよく確認しないと約20倍の価格になってしまうため要注意!! | 国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230419_2.html

カリグラフィー(欧文の文字を美しく書く技法)のガイドブックなどをインターネット上で販売する「Calli-Calli」について、「『¥』表示を見てクレジットカード決済で申し込んだところ、日本円(JPY)ではなく、中国人民元(CNY)で決済され、約20倍の価格で購入したことになっていた」との相談が複数寄せられています。

クレカ不正利用の被害額は436億円、ECなど非対面取引の番号登用被害は411億円 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/10836

一般社団法人日本クレジット協会が実施しているクレジットカード発行不正利用被害実態調査によると、2022年通年の不正利用被害額は436億700万円(前年比32.3%増)に達した。被害額は過去最大。

法規制されたにもかかわらず、逆に巧妙化してしまったのが定期購入。よーく見ないとわからない注意書きなどは依然として多いです。\マークの件も同じく。クレカの不正利用被害は拡大しているので、被害にあった人も多いのでは? 「ネット通販が怖い」と思われてしまうと業界自体に影響があるので、こういったのは無くなってほしいですね。

Amazonが600万点以上の模倣品に対処していて、「Yahoo!ショッピング」の落ち込みが大きいことがわかった4月でした。

【4月の主なニュース】

【5月】「Temu(ティームー)」が登場。圧倒的急成長を遂げる

開始からたった半年!あのシーインをあっさり抜き去った中国の最強EC「Temu」とは何か? | ダイヤモンド・チェーンストアオンライン
https://diamond-rm.net/management/businessplan/442533/

Temuは昨年9月から米国での事業を始めたばかりだ。それにもかかわらず、ウォールストリートジャーナル(The Wall Street Journal)が5月に報道した記事「Fashion Giant Shein Raises $2 Billion but Lowers Valuation by a Third」によれば、アプリのアクティブユーザー数でシーインを追い抜いたという。同メディアが示すグラフによればこの半年でシーインはアクティブユーザー数を500万人ほど増やした一方で、Temuは2700万人以上をゼロから集めて抜き去ったことになる。

「『SHEIN(シーイン)』が安い!」と話題になっているうちに新たなモンスターが登場しました。それが「Temu」です。このころは「『SHEIN』と何が違うの? まだまだ小さいんでしょ?」といった感じでしたが、今では肩を並べるようになっていますね。ほんの数年でとんでもなく成長してしまう中国のビジネスは脅威です。

「楽天市場」のSKU対応が引き続く難しくて、「ChatGPT」の使い方がわかってきた5月。

【5月の主なニュース】

  • 【楽天店舗必見】「楽天SKUプロジェクト」に対応できていますか? 新たな店舗管理のポイントまとめ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/10901
  • Shopify、世界経済に与えたインパクトをまとめた調査「Shopify Entrepreneurship Index」ベータ版を発表 | コマースピック
    https://www.commercepick.com/archives/35159
  • 今話題のChatGPT ECビジネス成長に寄与する使い方は?基礎知識からリスクまで網羅的に解説 | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/12702
  • 楽天、1Qの国内EC流通総額は12.2%増の1.4兆円 三木谷社長「他社は苦戦、われわれは好調」 | 日本ネット経済新聞
    https://netkeizai.com/articles/detail/8754?
  • ヤマト運輸、宅配便の2023年度平均単価は4.7%上昇の見込み。「法人顧客に対しても、(値上げの)交渉を進めている」 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/10948

【6月】「送料無料」表示の見直しが始まる

「送料無料」表示の見直しを求める政府の方針とは? 過去には経産省幹部が「送料は当社負担という表現に」と業界に要請 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11025

「送料無料」表示の見直しについては、以前から課題にあがっていた。政府が2013年に閣議決定した「総合物流施策大綱(2013-2017)」では、送料無料記載にまつわる問題として、「送料無料と銘打った商品の販売が広く行われ、消費者が物流コストを正しく認識しづらい状況にある」と指摘。

こちらの議論がどうなったかは皆さんご存じですよね。2024年問題の本質ではない部分ではありますが、一般消費者のイメージが「送料無料」になってしまうのも問題。「送料当社負担」などを心がけたいところ。2024年はこの表現が広がるでしょうか?

ヤマト運輸が「ネコポス」を順次終了、「Yahoo!ショッピング」が「原則1社1店舗」を検討するなどの動きもありましたね。

【6月の主なニュース】

【7月】「GA4」が本格稼働。戸惑いも多く

自社ECで役立つGA4の基礎と活用法とは? UAとの違い、注意点、レポートの活用法などを運営堂の森野氏が解説! | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11151

ECサイトにおけるタグの設置の場合、ASPの主要なカートであればGA4の測定IDを入れるだけで計測できる機能が実装されているので、その機能を使うようにしましょう。

独自のイベントを作りたい時は、Googleタグマネージャーを設定する必要があります。ECサイトでこの設定は少し難しいため、上述のようにカートの機能を活用するのが一番良いでしょう。

GA4導入のはじめの一歩!ネットショップが、やっておくべき4つの初期設定 | BASE U
https://baseu.jp/29921

GA4を活用するさい、おすすめの初期設定は、以下の4つです。

  1. 除外する参照のリストの登録
  2. データ収集のGoogle シグナルの有効化
  3. データ保持の期間変更
  4. GA4とGoogle Search Console との連携

とくに、3つ目の「データ保持」は、未設定だとのちのち困ることになるので、要注意です。

ついに本格稼働となった「GA4」。切り替わった2023年7月時点ではその変貌ぶりに面食らった人も多いのでは? かなり癖のあるツールですし、現在も進化中なので対応に困りますよね。改善点を見つけようとするのではなくて、決まりきった数字を取るところから始めましょう。ここができれば機械学習機能なども使えるようになってくるはず。

送料無料よりも実は気持ちの面が売り上げに与える影響が大きいこと、Amazonが着実に配送網を整えていることがわかった7月。

【7月の主なニュース】

【8月】「Shopify」に「Sidekick」というAIアシスタント導入

【超速報】Shopify Editions Summer ’23で公開された主要トピックを解説【2023年版】 | Shopify 日本
https://www.shopify.com/jp/blog/editions-summer23_jp

今回のAIに関しては、大きく分けて3つの役割を果たしてくれるかなと感じてます。1つはUI/UXを含むデザイン、もうひとつはCS(カスタマーサクセス)、もう1つはマーケティングの効率化です。デザインの部分に関しては、デモ動画では商品ページで『夏色の感じを出して』と言えば一瞬で夏色のページができたじゃないですか。これはデザイナーの効率化につながり、リソースをもっと有効に使えます。2つ目のCSに関しては、メールの返信やShopify Inboxでのチャット機能における自動返信の効率化ができる。3つ目としては、マーケティングのところで、これもデモンストレーションにありましたが、「CV(成約)につながる効果的な割引施策を考えて」とプロンプトを書くと何パターンか割引の実例を出してくれたじゃないですか。(水野氏)

ShopifyがどんどんAIを導入していくという発表がありました。引用文にある通り、さまざまな業務を効率化してくれます。このときは半信半疑の人もいたかもしれませんが、今では当たり前に使っているような機能もあります。「Shopify」の進化についていければECの進化にもついていけるので、頑張っていきたいところ。

ヤフーから小澤社長が退任、「楽天市場」の「配送認定ラベル」が検索順位決定の要素になることがわかった8月。

【8月の主なニュース】

【9月】BtoC-EC市場規模は22.7兆円

電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました | METI/経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002.html

令和4年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、22.7兆円(前年20.7兆円、前々年19.3兆円、前年比9.91%増)に拡大しています。また、令和4年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は420.2兆円(前年372.7兆円、前々年334.9兆円、前年比12.8%増)に増加しました。

また、EC化率※1は、BtoC-ECで9.13%(前年比0.35ポイント増)、BtoB-ECで37.5%(前年比1.9ポイント増)と増加傾向にあり、商取引の電子化が引き続き進展しています。

国土交通省、令和4年度 宅配便・メール便取扱実績を発表 宅配便取扱個数は前年度比1.1%増、メール便は5.9%減少 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/40337

〇令和4年度の宅配便取扱個数は、50 億588 万個で、前年度と比較して5265 万個・約1.1%の増加となった。
〇令和4年度のメール便取扱冊数は、40 億3223 万冊で、前年度と比較して2 億5490 万冊・約5.9%の減少となった。

統計データが2つ出ました。BtoC-EC市場規模はコロナの影響で伸びるのは当然。気にしないといけないのは、2024年夏ごろに出てくるであろう2023年の数字ですね。宅配便は依然として増加、メール便は減少ということでヤマト運輸さんが「ネコポス」をやめるのもわかります。

「メルカリShops」で越境ECができるようになって、MakeShopではアプリが使えるようになった9月。

【9月の主なニュース】

【10月】ECでのAI活用法が見えてきました

【ECとAIの未来】坂本さんの接客・業務視点、河野さんのブランド視点から見えたものとは【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11463

接客用AIの進化では、消費者の行動習慣の変化、ECモールのAIの実装、中小EC事業者の対策を議論しています。業務用AIの進化では、EC事業者向けのAIツールの増加やその活用方法について触れています。

生成AIの活用がECサイトのUI/UXを根本的に変える可能性があるとし、生成AIを活用するには過去のデータを有効に使用することが重要であると指摘。ブランドは信用の獲得が生き残る手段であり、AIを活用して客観的な判断を下すことが大切であると述べました。

ECでのAI活用法がわかってきました。とにかくAIを使っている人はそれによって自身もAI対応の人間になっていきますので、そんな人たちの意見は近い将来を表しているんだと思います。業務を楽にしてくれるAIを活用するのか、AIが活用できるような自社データを用意するのか、どちらにするのか早めに決めないといけないですね。

2024年のヒット予想が「QRコード決済」で、事業者からは「送料無料見直し」の効果が懐疑的という意見が出た10月。

【10月の主なニュース】

【11月】BASEが格安カートからのイメージチェンジをめざす

グロースプラン料金改定と新機能の大幅拡充に関するお知らせ | BASE
https://product.thebase.com/price

BASEの2つのプラン、スタンダードプランとグロースプランのうち、 グロースプランの月額費用のみ、4,980円→16,580円 ※1に料金改定いたします。ショップの売上規模が大きくなっても使いやすい料金体系を維持するために、グロースプランの決済手数料はそのままで、固定費(月額費用)のみを改定させていただきます。

グロースプランの決済手数料 2.9%※2と月額費用無料のスタンダードプランに変更はありません。

「とりあえず『BASE』でネットショップを作る」というイメージは定着してきたものの、売れてくると卒業するショップが多かったのも事実です。その対策のためのグロースプランの料金改定かなと思っています。カートの引っ越しはリスクが大きいですし、いわゆるASPカートのように機能が豊富で自由度が高いものになっていけばいいですからね。オーナーズ調査の結果は2023年もあまり変わっていないので、2024年の結果で料金改定がどれくらい影響しているのか見ておきたいですね。

「Yahoo!ショッピング」で販促関連の動きがあって、スクロール360さんが大手モール対応の配送サービスをリリースしました。

【11月の主なニュース】

【12月】「送料無料」表示規制見送り。解約料が問題になりそう

消費者庁、「送料無料」表示の規制見送り。「送料当社負担」「〇〇円(送料込み)」などへの自主的な見直しを求める | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11731

ECサイトなどで「送料として商品価格以外価格の追加負担を求めない」旨を表示する場合、通販・EC事業者などは表示についての説明責任があると指摘。「関係事業者などに送料表示の見直しを促すとともに、従業者の自主的な取り組み状況を注視していく」との方針を示した。

「解約料」のあるべき姿を議論 価格戦略とも密接…消費者庁が研究会 | AdverTimes.
https://www.advertimes.com/20231211/article442697/

消費者庁は12月11日、「解約料の実態に関する研究会」の初会合を開催した。月1回の開催で、約1年程度の期間を想定する。

契約解除時などに消費者が支払う、いわゆる「解約料」の実態把握のほか、不当な解約料の条件や「解約料」にまつわる消費者トラブルを減らす方策を探る。

「送料無料」表示問題は自主規制に。この記事のまとめを読んでいただければ、なんでこうなったのかはわかりますね。2024年問題の本質をもう少し議論してほしかったと思います。そして、新たに「解約料」が問題になってきました。BtoCはもちろんBtoBでも解約トラブルは多いので、またもや規制になるかもしれないです。

「葉書」の料金が値上げになって、「Yahoo!ショッピング」が反転攻勢に転じた12月でした。

【12月の主なニュース】

2024年の予測

今年は「物流2024年問題」が話題になるのは間違いなさそうです。「人手不足」「物価高」「AI」「リテールメディア」「LINEヤフー」あたりも注目キーワードです。売り上げが上がっても物流の問題で配送できない、人がいなくて対応できない、物価が上がって利益が出ないというのは想像できます。

AIに関しては使わないことには理解できませんので、まずはどんどん使って時代の流れに対応しましょう。「リテールメディア」は小売業者のファーストパーティーデータとあわせて考えましょう。「LINEヤフー」は「Yahoo!ショッピング」ともかかわってきますし、広告ともかかわってきますからね。

AIを使った業務の効率化、自社データ=ファーストパーティーデータの活用、LINEヤフー、Google、Microsoftなどの大企業の動き、この3つがポイントだと思いますので、目先のEC業務以外にも目を向けるようにしましょう。

今週の名言

東スポが「餃子」「からあげ」「ポテチ」を売る新聞社に…57歳「新社長」に聞く、読者を元気にさせるビジネスの秘訣(全文) | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/01031044/?all=1

一番大切なことは、コンテンツ作りに関しては絶対に手を抜いてはいけないことだと思います。しっかりした記事を書くためには時間も、場合によってはお金もかかるでしょう。その努力を惜しんではいけないのです。写真も同様です。

ECもコンテンツ作りが大切なのは同じですね。自社が発信するコンテンツでユーザーを集めてデータも集めることがこれからの強みになります。集客はコンテンツから。

筆者出版情報

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寝具のエアウィーヴ、売り上げが右肩上がりで伸びている理由とは? 高岡社長が語る通販戦略+2024年の展望 | 通販新聞ダイジェスト

2 years 8ヶ月 ago
2024年のパリ五輪でオフィシャル寝具サポーターに採用されたエアウィーヴ。注力してきたブランディングのほか、通販と実店舗の両軸でタッチポイントを増やし、売上アップにつなげている。戦略の詳細に迫る

寝具類の製造・販売を手がけているエアウィーヴでは、実店舗だけでなく通販事業も年々右肩上がりで伸びている。2023年夏には日本通信販売協会(JADMA)に入会し、通販ビジネスに関する情報収集活動などを積極化。来年(編注:通販新聞が2023年12月に掲載した記事を転載しているため、「来年」は2024年を指します)はパリ五輪で選手村全16000床の寝具供給を行う大仕事も控えている。国内外に活躍の場を広げている同社のブランディング戦略や通販活用について高岡本州会長兼社長に聞いた。

エアウィーヴ 高岡本州会長兼社長
エアウィーヴ 高岡本州会長兼社長

寝具市場における新たな価値を創造

売り物は寝具ではなく「睡眠の質」

――現在の寝具市場全体の市況について。

寝具は大きく分けて、ナショナルブランドと地方の小規模な会社がある。一つ言えることは、全体が今すごく伸びているという市場ではなく、新規参入も多くはない。寝具はサイズが大きいため、物流が発展するとともに会社が大きくなり、集約化されていった。

当社の考え方としては寝具を売ろうと思って事業を行うわけではなく、睡眠の質を提供するという点で業界に新しい価値を持ち込んでいる。

たとえば、「iPhone」が出たことで、携帯が機械としての装置ではなく、社会とつながる情報を伝える窓口になった。電話というだけではなく社会とのつながりを作ったこと自体が、iPhoneの最大の功績だと思う。当社も眠る道具ではなく睡眠の質を提供するという考え方が今の事業をやる上で大事になっている。

自社ECサイトでも睡眠の質を訴求している(画像はエアウィーヴ公式オンラインストアから編集部がキャプチャ)
自社ECサイトでも睡眠の質を訴求している(画像はエアウィーヴ公式オンラインストアから編集部がキャプチャ)

――コロナを境にした市場の変化は。

コロナで家庭内消費というものが進んだことで、寝具業界が潤った面はある。今はコロナが落ち着きはじめ、23年度の寝具業界全体で見ると前年よりもマイナスになるのでは。

そういう中で、顧客はより本質的なものを求めるようになっている。当社の場合は前年と同等以上に売れており、我々が取り組んできた睡眠の質を提供するという部分が評価されているのではと思う。

コロナ禍で通販ビジネスの重要性を再認識

――JADMA入会の経緯や狙いとは。

以前から(通販による)非対面の販売は行っていた。しかし、コロナになってから実店舗に訪問できない人が増えたことで、非対面での販売の重要性に改めて気づいた。そのためのわかりやすい商品の伝え方など、いわゆる非対面での販売方法について、学びたいと思う。さまざまな情報収集活動や勉強をしているところ。

――通販で売れ筋の商品とは。

やはり世の中の人が一般的に通販に期待するのは、多少安くなるということ。通販は店頭販売と違い、双方向のやり取りではなくどうしても一方向になり、複雑な内容や多くの情報量を伝えにくい部分もある。一方で、絞った情報量については、通販ではかなり強く伝えることができる。最も強くてシンプルなメッセージを出せる部分や商品に絞って展開するということなのだろう。

当社の初期の頃は薄いパッド1枚だけだったが、今はそのパッドのなかでも硬さを変えた商品を出したり、もう少し複雑な機能を持たせたものもある。

実は、ベッドマットレスも通販でよく売れるもの。1つには(オフィシャル寝具パートナー契約を結んだ)東京五輪の時に、3分割できるマットレスを選手村に提供したことがある。こうした情報は認知された人がかなりの数でいたため、その商品を通販で見せるとかなり購入される。通販でこのような高価格帯のベッドマットレスが売れるのは当社くらいしかないのではないか。

3分割できるマットレスの一例(画像はエアウィーヴ公式オンラインストアから編集部がキャプチャ)
3分割できるマットレスの一例(画像はエアウィーヴ公式オンラインストアから編集部がキャプチャ)

また、実店舗の場合、商品だけを置くことはなく、必ず販売員がいるため顧客と双方向で情報交換が起きる。通販のような一方向の場合は、大きく商品露出して認知されれば大きく売れる。ただ通販は、多くの商品種類を同じチャネルで見せると顧客も迷ってしまう。そのためチャネルに応じた最も強い商品を1つ見せるようなやり方に絞っている。

――通販で展開している商品は。

自社ECについては実店舗と同じで商品が全部揃っていて、同じプライスで出している。商品構成を変えることはない。一方で自社ECではなく、紙媒体、テレビ、ラジオでは1商品で行う形。ここは双方向でのやり取りが難しいために、顧客が迷うことにもなるため、精査した情報を出している。

リアル販路との連携を強化

テレビ通販放送後は店舗顧客が増加

――通販・実店舗の連携効果などは。

たとえばテレビ通販について。これは一方向の情報発信だが、さまざまな角度から顧客の質問をイメージして網羅的に情報を出している。

たとえばこのマットレスは眠りが深く取れるとか、清潔であるとか、分割構造や梱包の簡単さ、今はリサイクルもできるということなど。特にテレビ通販では多くの情報量を出すことができる。時には演者に寝てもらい、使用感を語ってもらうこともある。これは顧客が実店舗で実際に寝ているような疑似体験が得られる効果もあると思う。

もちろん、テレビ通販で情報を理解した上で実物に触りたい人もおり、そうした人は来店する。そのため、テレビ通販の放送後は実店舗への来店が増えることもある。

実店舗と通販、両軸でのタッチポイント増加を意識

また、実店舗はポップアップで大きなイベントを行うこともある。

顧客はそこで商品を見ることになるが、寝具の場合、購入にとても慎重になるため、1回の来店だけでは買わないケースもある。家に帰ってからネットを見て買う場合もある。結局は情報をさまざまなところから出して、最後は顧客が買うルートを自身で選ぶという話になるのだろう。そういった意味では通販(ネット)と実店舗(リアル)は必ずつながりがある。トータルで顧客の利便性を高める上で、実店舗と通販との連携はとても大事なことだと思う。

世の中の人に寝具を欲しいかと聞いても、誰も「欲しい」とは言わない。しかし、良い眠りを欲しいかと聞くと「イエス」と答える。つまり、当社は睡眠の質という誰もが欲しいものを売ろうとしているわけだ。眠りに対しての潜在的な需要を顕在化させることが、我々のビジネスの売り上げを作る。潜在的な需要のままだと売り上げにはならないため、実店舗や通販で商品を広く見せていけるよう、タッチポイントを増やしている。

通販事業伸長の理由とは

誰もが憧れるブランドに採用、ブランディングに寄与

――通販事業が伸びている理由は。

実店舗も含めて全体的に伸びているが、当然、通販も一緒に伸びている。やはり、当社の商品は実際に試してもらえると購入される比率が非常に高くなる。おそらく半分ぐらいは購入されているのではないか。通販の場合は、実際に商品を試すことができないわけだが、それでも伸びている理由の1つには、我々がブランディングということに非常に早い段階から取り組んできた部分が影響していると思う。

当社は(マットレス販売を)2007年に始めて、最初の頃はあまり売れていない時期もあった。ただその間でも、コストをかけながらさまざまなブランディングを行ってきた。

これまでに行ってきたものでは、10年に和倉温泉の加賀屋さんの部屋に入れさせてもらったり、13年からはJALさんのファーストクラス・ビジネスクラスで使われたり、ほかにも、パリ国立オペラ座バレエ学校であったり、誰もが憧れるようなところで採用してもらっている。

――ブランディングが重要な要素だと。

ブランドは一体何かというと、その商品を信頼するだけの実績があるかどうかだと思う。そこには認知度を上げるために広告的に社名を気づかせるようなマーケティングも必要だが、同時にこうした(導入)実績作りも大事になる。実物に触ることができなくても、この商品を買うことで、自分が憧れるような世界が体験できるというように信じてもらえる部分がないと、やはり通販ではわかってもらえない。

当社はそういういった訴求を行えるポイントが抜群に多いと思う。これは決してお金を出せばできるということではなく、我々の会社自身が「The Quality Sleep」というミッションを掲げているからこそさまざまなところに商品を入れてもらえるのだと思う。

アンバサダーに浅田真央さん

また、そうした部分を可視化するメッセージとして、ブランドアンバサダーに(フィギュアスケートの)浅田真央さんを起用した広告を出しており、我々が取り組んできたことが浅田真央さんという光によって人々に伝わっている。そういう総合的なものがあってブランドができているということなのでは。

売り上げはブランド力アップに比例

――23年の通販事業の状況は。

23年もテレビ通販などを積極的に利用している。テレビ通販の場合、過去にずっと行っていると、おおよその予算が局によって決められてくる面がある。「この時間帯にこれだけの尺だと、これくらいの売り上げになる」というように。こうした予算は前年からどんどん上がっているが、当社の場合はブランド力が毎年強くなっているため、(上がっていく)予算はすべてクリアしている。

現在はテレビやネットのほかに、新聞などでも通販を行っており、また、ラジオ通販でも非常によく売れている。当社で購入される層は値段を考えると、やや年齢層が高く、ファミリー世帯が中心。ただ、22年に(タレントの)田中みな実さんとの共同プロデュースで開発した枕については、ネットでとてもよく売れた。こちらは、明らかに(メイン顧客との)世代が異なると思う。やはり商品によって分かれるイメージだ。

田中みな実さんと共同開発した枕(画像はエアウィーヴ公式オンラインストアから編集部がキャプチャ)
田中みな実さんと共同開発した枕(画像はエアウィーヴ公式オンラインストアから編集部がキャプチャ)

通販向けに(卸で)販売している商品は、多少価格帯が安くなっているが、ただ単に店頭にあるものをディスカウントしているわけではない。ある程度機能などを絞り込むことで、通販でも購入しやすいような価格に設定している。もちろん、決して機能を落としているということではない。

通販に期待する役割

マーケティングの正確性

――社内で通販事業に期待する役割とは。

実店舗での販売行為のなかでは、接客している当社の販売員が顧客の声を聞くことになる。顧客からの声は非常に貴重なものだが、販売員を通すことでワンステップ置くことにもなる。400人ほどの販売員がいるが、やはり人間である以上、どうしても聞き取った情報に対してそれぞれのフィルターがかかってしまう。

ところが、通販の場合はこちらが発信したメッセージに対してダイレクトに顧客が反応してくれる。そのため(実店舗と比べて)情報のバラエティー度はやや下がってしまうが、正確性は上がる。こうしたことをきちんと行うことで、いわゆるマーケティング的な施策、消費動向の捉え方というものが、より正確にできると考えている。通販を通じて得られた情報が新規商品開発といった、何らかのアイデアにつながることもある。

実店舗がない地域への訴求

そしてもう一つは実店舗との(補完)関係。当社は首都圏や大都市圏、あるいはそれ以外の地域での百貨店、GMS(編注:総合スーパー)、家具店などでも商品が売れている。ただ、人が住んでいるところであっても店舗がない場所も当然ある。そのようなところの顧客はなかなか商品に触れる機会が得られない。いわば空白地帯であるためだ。ところがそうした場所の人達に対して、通販はダイレクトに訴求することができる。

面白いもので、ネットで商品が売れている地域を調べると、やはり実店舗があるところが多かったりもする。そのため、通販事業のなかで、もし、あるエリアの周辺で高い需要が得られているということがわかれば、当然、そこに実店舗を新しく作るということにもなる。要するに店舗立地のアイデアにつながるというわけだ。

24年は五輪での採用効果に期待

――2024年の展望や計画について。

当社ではあまり、これくらいの売り上げにしていこうという話をすることはなく、我々が終始一貫しているのは、売り上げではなくてコトづくり。24年の一番大きな目標としては、(オフィシャル寝具サポーターとして)パリ五輪にきちんと寝具を入れて成功させようということ。

我々にとって、21年は(オフィシャル寝具パートナーとして寝具を提供した)東京五輪があって、22年はその流れで商品を変えていった。ただ、23年はブランディングのアクティビティということで言うと一番底にある。準備はしているが、モノを出せないからだ。そうした面で、23年はブランド露出も少なかったが、それは意図的なことなのでしょうがないだろう。経営は山もあれば谷もある。23年は谷で、24年はパリ五輪があるため、かなりの大きな山ができるはずだ。

選手村に寝具を約1万6000床提供する(画像はパリ五輪オフィシャル寝具パートナーとしての特設ページから編集部がキャプチャ)
選手村に寝具を約1万6000床提供する(画像はパリ五輪オフィシャル寝具パートナーとしての特設ページから編集部がキャプチャ)

――東京五輪に続いての採用となるが。

やはり、五輪の効果はとても大きいと思う。日本の寝具メーカーがフランスで採用されるということはなかなか無い。五輪というものはナショナルマターであり、どうしても開催国の企業が有利になる。

ところが今回、ベッドの本場であるヨーロッパにおいて、日本の企業が1社で1万6000台を納めることができた。五輪で使われるマットレスは、3分割構造でそれぞれ表裏で硬さが異なり、自分の好みに合わせて入れ替えることもできるもの。すべて選手ごとに個別化されているというわけだ。そういったことで、24年は大いに期待できる年だと考えている。

新たなチャネル開拓に意欲

――通販関連での取り組み予定としては。

たとえば今も多くの通販企業との付き合いがあるが、各社でそれぞれ(保有している)顧客については色々と特徴があるかと思う。この通販企業はこうした顧客層に強いということであったり、あるいは各々得意とする販売チャネルなどもそれぞれあるかと思う。

チャネルに応じて顧客が変われば、マーケティング手法も変わってくる。自社で持っているブランドのメッセージをどうやって出していくのかということだと思う。

当社としては、やはり、窓口をもっと増やしていきたいと考えている。もちろん、既存の取引先もあるが、今後もさまざまな新しいチャネルを作っていきたい。理由は、それぞれのチャネルに応じた顧客がいるからだ。そこに対して売れるようにすることで、対面販売ではまだ伝わっていなかった人たちを発掘できることになる。

認知後の商品力に自信

私はよく英語で「We Are still unknown」という言葉を使う。「我々は未だに知られてない」ということだ。つまり、「エアウィーヴ」というものがまだ知られていない。しかし、知ってもらうことができれば、商品には自信があるため購入してもらえると考えている。そのために、「unknown」を「known」にしてもらえるようなチャネルを開拓していきたい。若い層や海外向けなどさまざまあると思う。

いずれにしても、今後、通販も実店舗も前年以上に伸ばしていくということは間違いない。ここはかなり強く意識しているところだ。

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通販新聞

銀行がECモール事業!? 地域経済の活性化に出店者の地元企業と挑む阿波銀コネクトのEC奮闘記

2 years 8ヶ月 ago
2016年の銀行法改正に伴う金融緩和後、地域経済の発展に向け、全国の地方銀行に先駆けてECモールを立ち上げた阿波銀行。出店者サポートの工夫や今後の取り組みについて、モールを構築した「ebisumart」とのディスカッションで解説する
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全国各地で地域経済の停滞や低迷が叫ばれているなか、阿波銀行が地方創生の手段として着目したのがECだった。徳島県内の魅力的な商品の発掘と発信を目的に立ち上げたのが、ECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」。EC子会社の阿波銀コネクトを通じて、EC未経験である事業者の販路拡大を支援している。記事では、阿波銀行がECモール事業を始めた背景、「ラシクルモール」を通じた地域創生の思い、知見ゼロから立ち上げたECビジネスの取り組みなどを取材した。

徳島県の地域経済発展に向け、県産品を販売する「ラシクルモール」を開設

阿波銀行は2021年1月に、ECモール事業を営む阿波銀コネクトを設立、同年4月に徳島県内の事業者の商品を取り扱う「Lacycle mall」を開設した。

「地方銀行は、それぞれの地域のリーディングカンパニーとして地域経済を活性化させる使命を担っている」と話すのは阿波銀コネクト代表取締役の小林克仁氏。日本各地が抱える課題と同様、徳島県でも少子高齢化と人口減少が急速に進んでおり、県の経済を守り、発展させる一助となるために阿波銀コネクトを設立したという。

阿波銀コネクトの代表取締役 小林克仁氏 ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
阿波銀コネクト 代表取締役 小林克仁氏

事業者が出店・出品するECモールを採用した背景には、2016年の銀行法改正に伴う金融緩和により、銀行が事業者を支援できる範囲が拡大したことがある。銀行本体の融資業務などを通じ、事業者からは「売り先がほしい」「販路を拡大したい」といった支援を求める声が多くあがっていたものの、金融緩和前はこうした事業者に対して、銀行が直接消費者に販売するといった取り組みを通じた販路拡大の支援は難しかったのだ。

銀行法改正により、「銀行業の高度化につながり、地域経済の発展やお客さまの利便の向上に資する事業」であれば銀行自らが金融業務以外も手がけることができるようになった。つまり、強いコネクションを生かしたBtoBビジネスのマッチングという役割に加え、事業者の商品を消費者に販売するBtoCビジネスでも融資先などを支援できるようになったのだ。

そこで、阿波銀行自らが積極的に地域資源を発掘し、県外への発信・販売をサポートできる体制を整えようと、全国の地方銀行に先駆けて100%子会社によるECモールの運営に着手したという。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
阿波銀コネクトが運営する「ラシクルモール」

「ECは安い、速い」の考えを打ち崩す。持続可能性を重視した「ラシクルモール」

「私“らしく”」と「サイクル(循環)」をかけ合わせた造語である「ラシクルモール」の主なコンセプトは、「SDGs」「徳島の地域経済を支える─」など。

「環境のことや食べる人のこと、そして未来の子どもたちのことなどを考えて、こだわりのあるモノ作りをされている事業者が県内にはたくさんいる」(営業部長 井上裕美子氏)。良い商品を発信するECモールを運営するという考えから、MDなども含めてSDGsの観点に重点を置く。

阿波銀コネクト 営業部長 井上裕美子氏 ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
阿波銀コネクト 営業部長 井上裕美子氏

そして、新たな販路であるECモールを通じて、地方銀行として県内事業者の販路拡大を後押しし、地域経済を元気にしようという意気込みを込めている。

そのため、大手ECモールなど一般的なECとは一線を画す。たとえば、価格競争やスピード配送。「安くてすぐ届く」が当たり前に考えられがちだが、過度な価格競争やスピード配送により、多方面で無理が生じている。

「ラシクルモール」は安さやスピードを優先するのではなく、環境や未来に配慮した商品、持続可能な運営と消費で地域経済を元気にしていく――という思いや商品などを消費者に提案していくという。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール ラシクルモールがめざすこと
「ラシクルモール」がめざすこと

販売手数料のみで、撮影代行から登録作業まで出店者を手厚く支援

事業者がECで販路拡大を図る場合、大手ECモールでの出店・出品も選択肢に入るだろう。阿波銀行はこれまで、モールを紹介して取り次ぐといったことは多々あったものの、ECの運営ノウハウや出店費用などが大きなハードルとなり、出店に踏み切れない事業者も多かった。

実際、「ラシクルモール」に出店している事業者は、約3割がまったくのEC未経験。パソコンを購入することから始めたケースも少なくない。これまでECに参入していなかった事業者が「ラシクルモール」に多く集まっている理由は、阿波銀コネクトによるきめ細かな個別サポート、販売手数料のみという負担の軽さがある。

「ラシクルモール」は初期費用や月額費用は無料。発生するのは商品が売れたときの販売手数料のみ。こうした料金体系の下、阿波銀コネクトはEC未経験者などに徹底したサポートを施す。つまり、完全な成功報酬型。

手軽にECサイトを運用し、販促や支援を通じて売れる環境を作らなければ、阿波銀コネクトに収益が入らない。それゆえに、パソコンを持っていなかった事業者も、丁寧な伴走の下、低いハードルでECを始めることができている。

たとえば、商品画像のない事業者には撮影を代行し、商品情報の説明文を書くリソースのない事業者には、商品の特徴や生産者の思いをヒアリングしながら説明文を代行して書き上げている。登録作業は阿波銀コネクトが行う。もちろんサポートの一環のため無料だ。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール 事務所内に併設したスタジオ
事務所内に併設したスタジオ

こうした手厚いサポートを提供する根底には、事業者は本業に専念してほしいという思いがあるため。すべての商品ページに阿波銀コネクトの手が入ることでトンマナ(トーン&マナー)が統一され、「ラシクルモール」の世界観が維持できるというメリットもある。

また、景品表示法や薬機法などに抵触する文言がないか厳密にチェックできるなど、ECモール運営側のメリットも少なくないという。

「ラシクルモール」のオープン当初は、「ネットにアップすれば売れるというほどモノを売るのは簡単なことじゃないのに、銀行員にECモールの運営ができるのか?」といった厳しい声も少なくなかった。しかし、出店者への支援を徹底し、コンテンツを制作・発信しながら集客と販促を続けて実績を重ねてきた結果、今では事業者からの信頼も厚いECモールへと存在を確立できている。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール 写真撮影、商品説明、デザインなどを阿波銀コネクトスタッフが行い、トンマナの統一を心がける
写真撮影、商品説明、デザインなどを阿波銀コネクトスタッフが行い、トンマナの統一を心がける

2023年9月時点で出店者数は130店舗、商品点数は800点超に達した。商品ジャンルでは特に食品が多くを占め、ほかにも木製品や藍染製品、和紙製品などの特産品も豊富に取りそろえている。

阿波銀コネクト 総務部長 早雲路氏 ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
阿波銀コネクト 総務部長 早雲路氏

地方創生ECモールが「ebisumart」を選んだ理由と今後への展望

初めてECモールを開設・運営する阿波銀コネクトにとって、ECプラットフォームの選定は重要な要素だった。取引のあるシステム会社や同業者などから情報を得たりしながら数社に絞り、サポートや価格などを踏まえて最終的に選んだのが、インターファクトリーが提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」だった。

地域経済の発展をめざし、全国の地方銀行のなかでも先駆者的に銀行自らが主体となってECモールの運営を始めた阿波銀コネクト。現在の課題や新たな取り組み、そして地方創生にかける思いとは――。小林代表取締役、阿波銀行から異動した阿波銀コネクトのスタッフ、インターファクトリーによるディスカッションを見てみよう。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール 阿波銀コネクトとインターファクトリーのスタッフでディスカッション
阿波銀コネクトとインターファクトリーのスタッフがディスカッション

生産者や作り手の話を聞き、それをECサイトで表現、やり続けることが重要

――「ebisumart」を選んだ理由を教えてください。

阿波銀コネクト 小林克仁代表取締役(以下、小林):カスタマイズ不可で機能が制限されているシステムが多いなか、SaaS型でカスタマイズ可能な「ebisumart」は他に類を見ないなと思いました。フルスクラッチほどの仕組みは不要だが、やりたいことを実現できる柔軟なカスタマイズが可能なところが、「ebisumart」を選んだ最大の理由です。カスタマイズには大なり小なり費用がかかってしまう。「ebisumart」はSaaS型のため、標準機能が随時拡張される点、そしてセキュリティ面も選定理由として大きかったですね。

阿波銀コネクトの代表取締役 小林克仁氏 ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
小林氏は阿波銀コネクトへの異動前、阿波銀行でデジタル推進担当部長を務めていた

インターファクトリー 兼井聡取締役(クラウドコマースプラットフォーム事業責任者)(以下、兼井):できる限り「ebisumart」の標準機能をフル活用していただきたいとお伝えしていました。標準機能は自動的にアップデートされ、個別に必要な機能はカスタマイズで対応できますから。

阿波銀コネクトさまから最初にご相談いただいた時、地方銀行が地域の企業を盛り上げるためにECモールを立ち上げる事例はありませんでした。ECになじみのない事業者にどう出店のアプローチをして、どうやってWeb上にコンテンツを載せていくのか……課題はたくさんありました。

阿波銀コネクトさまには、「県内には良いものがたくさんあるので、各所にアプローチしながらそれらを売っていきたい」という強い思いがあり、商品情報の作成や商品画像の撮影などをすべて無料で支援しています。実際、販売実績にもつながっているからこそ、このような出店者が売りやすい環境を整備しているのではないかと想像しました。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール インターファクトリー 兼井聡取締役
インターファクトリーの兼井氏はエンジニア歴約15年。現在は「ebisumart」を主とするクラウドコマースプラットフォーム事業を統括する

阿波銀コネクト 井上裕美子営業部長(以下、井上):阿波銀コネクトがスタート段階からほとんどの画像を撮影し、商品情報の説明文もアドバイスさせていただくことが多かったのですが、そういったサポートを続けているうちに成果も出てきました。

銀行本体で融資担当をしていた時は、取引先企業と「今期はいかがですか?」といったコミュニケーションはしていましたが、今は話す内容がまったく異なります。出店者が強い思いやこだわりを持って商品を作っていることなどを知ることができ、「ラシクルモール」で貴重な経験をさせていただいていると実感しています。

阿波銀コネクト 営業部長 井上裕美子氏 ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
阿波銀行時代は融資を担当。社内公募に自ら応募し阿波銀コネクトへ異動した井上氏

阿波銀コネクト 早雲路総務部長(以下、早雲):銀行員時代は取引先企業の経営者や経理担当者と、数字や事業について話すことがほとんど。「ラシクルモール」の運営を通じて作り手の方々と話をする機会ができ、事業者とこれまでの銀行業務では得られなかった新たな接点が持てるようになりましたね。

阿波銀コネクト 総務部長 早雲路氏 ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール
阿波銀行時代は窓口業務や事務に従事していた早雲氏。「これまでの銀行業務とはまったく違うので、転職と同じくらいの感覚」と言う

兼井:ECで最も重要なのは、商材の説明や作り手の思いがサイト上にしっかり掲載されていること。デジタルの世界で思いを届けることはすごく難しいですが、生産者や作り手の話をしっかりとヒアリングし、それをECサイトで表現するというベースの考え方、それをやり続けることを、阿波銀コネクトさまは実践していますね。

価格でもポイントでもないアプローチでファン作りを

――ECモール、ECサイトを成功に導くためのポイントは?

兼井:コンセプトと商材が重要です。ふるさと納税モールや、市区町村、テレビ局、百貨店などが各地の商材を集めて販売しているECサイトが増えてきていますが、成功しているところは、商材の素晴らしさをしっかりアピール・訴求していますよね。

「ラシクルモール」も商材はもちろん、価格とスピードにとらわれないSDGsの観点で運営しているコンセプトがとてもユニークで、差異化要因になっていると感じました。

小林:たとえば、 1円でも安い商品を選べる仕組みや訴求方法は、果たして持続可能なのかと疑問に思っていました。「ラシクルモール」は無理して安売りするのではなく、商品の価値を理解してもらい、買ってもらうという考えを大事にしています。なので、アップする商品の価格を出店者と決める際も、「自分の思う価格設定でいいんじゃないですか?」と提案するほどです。

兼井:安さやポイント付与などのインセンティブでファンを作るケースはよく見かけますが、ファン作りの方法は必ずしもそれだけではありません。地場の商品や独自のサービス、コンセプトなどに注目する消費者もたくさんいます。「ラシクルモール」は商材とコンセプトを起点に、多くの消費者がECモールのファンになるのではないかと期待しています。

井上:ファンを増やす取り組みとして、生産者や作り手を取材したコンテンツを載せるメディアサイトも運用しています。記事を見て面白いと感じたユーザーが、「ラシクルモール」で実際に商品を買う導線を作っていこうと考えているところです。

兼井:すごく良い取り組みです。消費者心理的には、「売りたい!」という意思が前面にあるサイトよりも、生産者の顔や声、商品説明など、商品の背景が見える化されたサイトの方が、「ここで買いたいよね」という安心感が醸成されやすくなります。コンテンツをしっかりと拡充し、ページ内に「『ラシクルモール』で買えますよ」というボタンを付けるだけで、ユーザーの流入が見込めるでしょう。

「ebisumart」では、それぞれの商品を売り物ではなく、記事やコンテンツとして登録することが可能です。記事一覧として表示する見せ方もできます。

阿波銀コネクト ラシクルモール インターファクトリー ebisumart ECモール 読み物コンテンツの発信
「ラシクルモール」では「読み物」コンテンツをスタッフ自ら取材し、制作している

システムから物流まで、「ラシクルモール」に関わるすべての人が地方創生を実現するパートナー

――「地方創生」への考えや、今後の取り組みについてお聞かせください。

兼井:インターファクトリーでは、阿波銀コネクトさまのような地方創生に尽力している企業に対して、市場調査から営業フェーズまで広く貢献していきたいと考えています。EC初心者から大規模サイトまで幅広い企業や団体などの担当者が使いやすいと感じるECプラットフォームになるよう、「ebisumart」の機能性や操作性などのシステム改善を続けていきます。

同時に、利用者がECの理解度やノウハウを高めることができるように、ebisumart Academy(インターファクトリーが「ebisumart」ユーザーに提供している機能活用講座)の内容も充実していきたいですね。こうした取り組みで、阿波銀コネクトさまのように全国で地方創生に取り組む企業へ「ebisumart」を広げていき、地方創生に貢献していきたいです。

小林:阿波銀コネクトは「地域資源の活用と新たな価値創造により、地方創生と地域活性化に貢献すること」を経営理念としています。ECモールを軸に、生産者や地域に関するコンテンツ発信も強化し、ゆくゆくは地元の魅力的な観光資源も広く知ってもらえるような取り組みも推進していきたいと考えています。

ただ、ビジネスは1社だけでは成功できません。システム会社さんや物流業者さんなど、ECモールに関わるすべての皆さまが、地方創生を実現させる大事なパートナー。インターファクトリーさまにも今後、一緒に地域の発展に向けて取り組んでいただきたいです。

インターファクトリーが提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」
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吉田 浩章

【2024年の景気見通し】やや回復も「踊り場」が4割超、懸念材料は「原油・素材価格の上昇」「人手不足」「為替」など

2 years 8ヶ月 ago

帝国データバンクが実施した「2024年の景気見通しに対する企業の意識調査」によると、「回復」局面になると回答した企業は12.8%で、2023年の景気見通し予測に比べて1.3ポイント増えた。「踊り場」局面と回答したのは42.1%で2年ぶりに40%を超えた。

帝国データバンクが実施した「2024年の景気見通しに対する企業の意識調査」
2024年の景気見通し

一方、「悪化」局面を見込む企業は20.3%で、前年比5.0ポイント減。「世界情勢・国内情勢ともに明るい話題がないため、マイナス方向に動く感じがする」(運輸・倉庫業)、「物価高騰、増税、人手不足、高齢者人口の増加、2024年問題など明るい材料が見当たらない」(建設業)といったコメントが寄せられた。

景気見通しについて「分からない」と回答したのは24.8%だった。

帝国データバンクが実施した「2024年の景気見通しに対する企業の意識調査」
景気見通しの推移

2024年の景気に悪影響を及ぼす懸念材料を聞いたところ、「原油・素材価格(の上昇)」が59.0%で最多。「人手不足」が40.5%、「為替(円安)」が37.4%、「物価上昇(インフレ)」が26.7%、「金利(の上昇)」が17.8%で続いた。

働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用されることで、運送会社では収入減少によるドライバーの離職や売上減、荷主企業は運賃値上げの可能性などが危惧されている物流業界の諸問題を指す「2024年問題」を懸念する意見は17.0%だった。

帝国データバンクが実施した「2024年の景気見通しに対する企業の意識調査」
2024年の懸念材料

景気回復に必要な政策では、「人手不足の解消」が40.7%で最も多かった。前年比では12.0%の増加。補助金・給付金などの「中小企業向け支援策の拡充」で34.8%、「原材料不足や価格高騰への対策」が34.6%、「個人向け減税」が33.1%、「個人消費の拡大策」が32.4%で続いた。

企業からは「人手不足への対応が全業種のカギとなる。人手不足により設備を稼働できないことや、発注はあるが対応できないなどの影響が出てしまうと、業況の回復が足踏みしてしまう」(金融業)といったコメントが寄せられている。

調査概要

  • 調査期間:2023年11月16~30日
  • 調査対象:全国2万6972社
  • 有効回答:1万1396社で、回答率は42.3%
松原 沙甫

「健康美容産業議連」発足、狙いは健康・美容サービス産業の健全化。将来的には法整備を視野に | 通販新聞ダイジェスト

2 years 8ヶ月 ago
自民党は2023年11月に「健康美容産業議連」を発足。法整備や経営体制の改善など課題の多いエステなどの業界に対して整備を進める方針だ

自民党の野田聖子議員を代表発起人として11月16日(編注:発足は2023年の11月)、「健康美容産業振興議員連盟」が発足した。自民党議員17人が参加。健康・美容サービス産業の健全発展に向けた環境整備を進める。団体乱立や規制対応、政治、行政とのパイプの弱さなどの課題を持つ産業の議連発足は、同様の課題を持つ健康食品業界にとってもモデルケースになりそうだ。

自民党 野田聖子 健康美容産業振興議員連盟 全国ヘルスケアサービス産業協会 JHCI

狙いは健康・美容産業の健全化

議連は、健康・美容サービス産業に対する消費者の関心が高まる一方、人手不足や長時間労働、施術ミス、コンプライアンス上の問題を指摘する声を受けて発足した。同日の設立総会で、会長に野田議員を選任。幹事長、事務局の選任は会長に一任された。

健康美容産業は、個人事業主も多く、関連法規や経営知識が乏しい従事者も少なくない。エステサロン、フィットネスジム、整骨院、鍼灸治療院、セルフエステ・ジム、リラクゼーションサロンなどさまざまな業種業態に分かれ、団体も乱立、細分化している。

互助的な活動が大半で政治的なアプローチもほとんど行われていない。議連は、業界団体の全国ヘルスケアサービス産業協会(=JHCI)と連携して環境整備に取り組む。

JHCIは、20年設立で業界団体として新しい。エステサロンなど運営のプロラボホールディングスの佐々木広行会長らが中心になり、消費者クレームの削減や就労環境の健全化、従事者の育成支援を目的にした私的な研修会を重ね、団体として発展してきた。会員は、エステサロン等の従事者・個人事業主を中心に3342人(2023年11月時点、エステ関連が約8割)に上る。

サロン運営事業者など17社も賛助会員として加盟する。一定の規模に成長したことから、政治、行政への働きかけを強める。サプリメントや化粧品を扱うメーカーの参加も受け入れる。

将来的に法整備を視野

団体では、業界の課題に、薬機法や医療法、景品表示法など関連法規に対する理解度の低さ、健康・美容系の施術マシンに関するガイドラインの未整備など法令順守、従事者の関連法規、経営知識の欠如をあげる。

法整備を目的とした場合、議連は超党派が基本だが、政治・行政との関係構築、基準づくりは与党・自民党での発足が機動的に動きやすい。当面は政治・行政との関係強化に努め、将来的に法整備を含む活動も見据える。

エステ産業の課題は健食にも多数共通

健食業界も定義や法整備、規制対応をめぐる問題を長く抱える。背景の異なる団体の乱立、新規参入が容易なことから事業者のコンプライアンス意識も異なり、政治、行政へのアプローチが弱い点も共通する。エステ産業の議連の取り組みは参考になるだろう。

議連に参加する自民党議員は、野田議員のほか、衆議院議員が勝目康氏、川崎ひでと氏、神田潤一氏、塩崎彰久氏、鈴木英敬氏、鈴木隼人氏、高見康裕氏、中川貴元氏、長谷川淳二氏、平沼正二郎氏、堀内詔子氏、宮路拓馬氏。参議院議員が生稲晃子氏、白坂亜紀氏、中田宏氏、広瀬めぐみ氏、三原じゅん子氏。

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「楽天」「Amazon」「ヤフー」出店者から寄せられた相談件数は2000件超。「デジタルプラットフォーム取引相談窓口」の運用状況+改善事例を経産省担当者に聞いてみた

2 years 8ヶ月 ago
経済産業省が2021年4月に設置した「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(DPCD)」。設置から2年半が経過するなかでどういった成果を出しているのか。経済産業省の担当者に聞いた
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大手ECモールに対する不満や相談などを受け付ける窓口で、寄せられた相談からECモール運営の改善に向けた取り組みを進めている「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」(DPCD)。2021年4月の開設から約2年半が経過。DPCDには事業者からさまざまな相談や情報提供が寄せられている。この取り組みを主導する経済産業省商務情報政策局情報経済課デジタル取引環境整備室の仙田正文室長、デジタル取引環境整備室の法令専門官である皆川征輝弁護士に、DPCDに寄せられた相談内容や改善事例、課題などについて聞いた。

「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」(DPCD)とは

「DPCD」は、経済産業省からの委託を受け、公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が2021年4月1日から運営を開始した、デジタルプラットフォーム運営事業者(ECモール)を利用する事業者の相談窓口。

JADMAは、特定商取引法の第30条に位置づけられた通信販売における自主規制などの中心的な業界団体。「DPCD」は、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(以下「透明化法」)の実効的な運用を図るための手段の一つとして、運営されている。

◇◇◇

「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(「透明化法」)とは

2020年5月27日に成立し、同年6月3日に公布された法律。デジタルプラットフォーム提供者が、透明性及び公正性の向上のための取り組みを自主的・積極的に行うことを基本とし、国の関与や規制は必要最小限のものとすることを規定する。

デジタルプラットフォームのうち、特に取引の透明性・公正性を高める必要性の高いプラットフォームを提供する事業者を「特定デジタルプラットフォーム提供者」として指定し、規律の対象としている。ECプラットフォームではアマゾンジャパン、楽天グループ、LINEヤフーの3社を特定デジタルプラットフォーム提供者に指定している。

窓口に寄せられた声をプラットフォームの改善につなげる「モニタリング・レビュー」

記者 記者:「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」の設置背景を教えてください。

経済産業省 皆川氏(以下「皆川氏」) 経済産業省 皆川氏(以下「皆川氏」):デジタルプラットフォームと利用事業者間の諸問題に対応するために、2020年5月に「特定デジタルプラットフォームの透明性および公正性の向上に関する法律」、いわゆる「透明化法」が成立し、2021年2月に施行しました。これに合わせてデジタルプラットフォーム取引相談窓口を開設し、経済産業省の委託事業として、オンラインモール(ECモール)はJADMAに運営を委託しています。

指定対象分野は「オンラインモール分野」と「アプリストア分野」、そして2022年からは「デジタル広告分野」も追加し、3分野それぞれに取引相談窓口を設置しています。今回は「オンラインモール分野」について説明します。

経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 デジタル取引環境整備室 法令専門官 弁護士 皆川征輝氏
経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 デジタル取引環境整備室 法令専門官 弁護士 皆川征輝氏

記者 記者:DPCDに寄せられた声はどのように生かされるのでしょうか?

皆川氏 皆川氏:大きく分けて次の2点です。1つ目は、ご相談いただいた利用事業者に寄り添い、悩みを解消すること。これは、DPCDの最も重要な使命です。この観点から、DPCDを運営するJADMAは、通販・ECに関する知見、デジタルプラットフォームに関する規約の見方などの面から、相談者にアドバイスをしています。

もう1つは、「モニタリング・レビュー」という政府のモニタリングの仕組みのなかで、窓口に寄せられた声をさまざまな議論につなげています。

各社が開設している苦情相談対応窓口とモニタリング・レビューのフロー

各社が開設している苦情相談対応窓口の例
各社が開設している苦情相談対応窓口の例

<モニタリング・レビューのフロー>

  • 特定デジタルプラットフォーム提供者より提出された報告書と、DPCDに相談者から寄せられた声を、有識者や利用事業者の業界団体などからなるモニタリング会合での議論に反映。特定デジタルプラットフォーム提供者の運営状況についてレビューを行う
  • モニタリング会合での議論の結果を踏まえ、経済産業大臣による評価を報告書の概要とともに公表
  • 大臣評価を受けて、特定デジタルプラットフォーム提供者は運営改善に努める

記者 記者:「透明化法」施行後約3年が経過しました。法律の趣旨を教えてください。

経済産業省 仙田氏(以下「仙田氏」) 経済産業省 仙田氏(以下「仙田氏」):デジタルプラットフォームでの取引は、取引条件などを記載した利用規約やガイドラインに基づいています。デジタルプラットフォーム提供者が設定した利用規約などについて、デジタルプラットフォームを使う事業者はそれを把握・理解することが必要です。

BtoBの取引では、本来、取引条件を変更する際には、両事業者間で協議がなされるべきですが、数多くの利用事業者の取引条件を一括して取り扱う関係で、こうした取引条件の変更について利用事業者の声が反映されにくい状況があります。また、取引条件の変更に当たり、変更の理由がわかりやすく示されないこと、利用事業者側が対応するための準備時間が十分に確保されないこともあります。

そこで、「透明化法」では、利用事業者の声を寄せていただき、その声を踏まえてデジタルプラットフォームでの取引の透明化や公正化をめざしていく。これが法律の趣旨になります。

その意味で、「透明化法」を最大限生かすには、プラットフォームを利用されている事業者の声が大事です。自分の悩みを取引相談窓口に持ち込んでよいのか不安に思われる利用事業者の方もいらっしゃるでしょう。その内容は外部に漏れることはありません。ぜひ声を寄せてください。

経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 デジタル取引環境整備室 室長 仙田正文氏
経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 デジタル取引環境整備室 室長 仙田正文氏
デジタルプラットフォーム相談窓口 JADMA オンラインモール

対応日時:平日9時~12時、13時~17時(土日・祝日・年末年始などを除く)
問い合わせ先:https://www.online-mall.meti.go.jp/
メールアドレス:[email protected]
電話番号:0120-088-004
FAX:03-5962-3907

第1回大臣評価では「改善見られる」

記者 記者:モニタリング・レビューのフローを教えてください。

仙田氏 仙田氏:毎年度の春に、特定デジタルプラットフォーム提供者が「透明化法」に基づいて報告書を提出するのがファーストステップです。それと並行して、DPCDには年間を通じて利用事業者から情報が常に寄せられています。

特定デジタルプラットフォーム提供者から出された報告書や利用事業者の声をもとに、有識者がモニタリング会合の場で議論し、特定デジタルプラットフォーム提供者に求める運営改善の方向性を話し合います。その結果を踏まえ、経済産業大臣が特定デジタルプラットフォームの透明性や公正性についての評価を行う――というフローです。

記者 記者:2022年の年末に大臣評価が初めて出されました。どんな感触でしょうか?

仙田氏 仙田氏:たとえば、利用事業者に対する取引条件の情報開示、苦情処理・紛争解決の体制整備は、一定の前進が見られました。大臣評価全体としては、さまざまな運営改善を求めているところであり、本年度のモニタリング・レビューの過程でフォローアップを進めているところです。

モニタリング・レビューによるプラットフォームの改善サイクルのイメージ
モニタリング・レビューによるプラットフォームの改善サイクルのイメージ

大臣評価

大臣評価とは、経済産業大臣が特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性について行う評価のこと。2022年12月22日に初めて経済産業省が取りまとめを発表した。「透明化法」上、規制対象である「特定デジタルプラットフォーム提供者」は、評価の結果を踏まえ、プラットフォームの透明性と公正性の自主的な向上に努めなくてはならない。大臣評価では、特定デジタルプラットフォーム提供者には下記の取り組みを期待するとしている。

  • 利用事業者にとって重要な情報が埋もれてしまうことがないよう、わかりやすく開示する取り組み・工夫
  • 利用事業者や社会全体から信頼を確保し、相互理解を促進するための手続・体制の整備
  • 苦情処理・紛争解決に係る取り組みの客観的な評価に資する情報の積極的な開示

記者 記者:大手のデジタルプラットフォームが改善に向けて取り組みを進めています。実際に変わってきたと感じている点は。

皆川氏 皆川氏:大臣評価を初めて公表したのが2022年の年末で、次の定期報告書が2023年5月。準備時間が短く、まだ「抜本的に大きく変わった」というフェーズではありませんが、各社改善に向けてさまざまな検討を進めているといった報告が見られました。

たとえば、取り引きが大規模になっていく過程で、規約がどんどん複雑になっていきます。そうしたなか、今後に向けて規約をわかりやすくするために努力しているという報告がありました。このような動きについて記載があったことは前進だと見ています。

苦情相談に対応するための各モールの取り組み

大臣評価では「透明化法の施行により、特定デジタルプラットフォーム提供者による提供条件等の情報開示は総じて改善している」と評価されている。苦情処理・紛争解決などの体制整備についても、前向きに取り組んでいる姿勢が伺えたという。

経済産業省の発表によると、利用事業者向けのアンケート調査結果では、約7~8割の利用事業者が「特定デジタルプラットフォーム提供者による情報開示や相談窓口での対応がよりわかりやすく丁寧になった」と回答した。

DPCDに寄せられる相談を通じて、特定デジタルプラットフォーム提供事業者から利用事業者への対応が今後も改善されることが期待できる。

◇◇◇

自社優遇行為の改善状況は?

デジタルプラットフォームの利用事業者からは、違反行為に対する措置、商品・アプリの表示順位、利用事業者の事業活動に関するデータ利用などの場面で「特定デジタルプラットフォーム提供者が自社や関係会社を優遇しているのではないか」と懸念する声も多い。

これまでのモニタリング会合では、各社から、自社優遇行為の有無などについて説明された。大臣評価では「利用事業者との相互理解に向けた第一歩として評価できる」とする一方、「各社には、自社及び関係会社の優遇の有無、自社優遇がある場合はその正当性について、客観的に検証できるようなかたちで情報開示や体制整備を進め、その内容を説明していくことを期待する」とも記されている。

記者 記者:長期的な目線が必要ということですね。

皆川氏 皆川氏:そうですね。「透明化法」では、政府が指定対象事業者の取り組みをモニタリングしていくという仕組みを採用していますので、長期的な視点が必要です。

現在もモニタリング・レビューをしており、有識者や利用事業者の業界団体など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々に議論いただいています。2024年1月9日現在、2023年度の大臣評価案のパブリックコメントを募集しています。その後、正式な大臣評価を公表する予定です。それを踏まえて、今後も徐々に変化や改善を進めていくイメージです。

記者 記者:改善のための“現場の声”として、出店している利用事業者の声が大切なのですね。

皆川氏 皆川氏:そうです。「定期報告書に書かれていることと実際の現場では異なる」といった気付きは、当事者である現場の声がなければわからない。経済産業省はデジタルプラットフォーム提供者でもなければ、出店する利用事業者でもないからです。

デジタルプラットフォーム側が「改善している」と言っても、利用事業者に寄り添う改善が本当にされているかどうかはわかりません。それを判断する意味でも、利用事業者から寄せられる声はとても重要です。

2022年度の情報提供件数は2045件。相談上位は「苦情の申し出又は協議の申入れをするための方法に関する事項」「取引条件の変更に関する事項」

記者 記者:これまで特定デジタルプラットフォーム利用事業者からDPCDに寄せられた情報提供の件数を教えてください。

皆川氏 皆川氏:2022年度の件数は、合計で2045件です。JADMAがDPCDで受け付けた声のほか、経済産業省に直接入ってくる声も加えています。またこの件数には、ネガティブな問い合わせだけではなく、ポジティブな内容や不明点を確認するだけの内容も含みます。

我々は、JADMAから報告を受けた相談件数だけを見ているのではなく、毎週、JADMAとミーティングを行い、内容を把握するとともに、対応策について話し合っています。定期的なミーティングだけでなく、ホットラインでつながっていますので、緊急対応することもあります。JADMA、特定デジタルプラットフォーム提供者を交えた3者協議を行うこともあります。

記者 記者:利用事業者からの相談内容は。

皆川氏 皆川氏:特定プラットフォーム提供者に対する「商品等提供利用者(利用事業者)からの苦情の申し出又は協議の申し入れをするための方法に関する事項」が最も多いです。「ECモールに対して苦情の申入れや相談をしたけど、納得のいく対応をしてもらえない」といったご相談です。

これと同じくらい多い相談内容として、「取引条件の変更に関する事項」があげられます。デジタルプラットフォーム側による取引条件の変更理由は、一定程度の開示が進んでいるのは確かですが、まだ変更理由が不明確だったりすることもあります。それに関連する相談も多いですね。

2022年度に「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」に寄せられた情報提供の内訳
2022年度に「デジタルプラットフォーム取引相談窓口(オンラインモール利用事業者向け)」に寄せられた情報提供の内訳

相談者事業者の事業者名は秘匿

記者 記者:相談する側は、DPCDに連絡をしたり、経産省に相談したりすることに対して、情報の扱われ方などの面で心理的なハードルがあるのでは。

皆川氏 皆川氏:情報管理は厳格に運営しています。情報を寄せていただいた事業者側に同意を得ることなくプラットフォーム提供者に個社の具体的な名前を出したりすることは決してありません。事前に事業者側の許諾を得て、ご希望を踏まえた上で我々が動くというスタンスです。

相談料は無料ですし、フリーダイヤルなので電話代の負担もありません。また、ホームページにはWebフォームを設けています。

事業者はWebからも「DPCD」窓口に相談できる
事業者はWebからも「DPCD」窓口に相談できる

仙田氏 仙田氏:利用事業者にはご不安なく、どんどん相談や意見を寄せてほしいです。デジタルプラットフォーム提供者は報告書で「こういう措置を講じました」と記載しますが、そうした取り組みを評価する際に、利用事業者からの視点が大事になります。

現場目線のリアルな反応をデジタルプラットフォーム提供者側にフィードバックすることにより、デジタルプラットフォームの円滑な運用改善につながると考えています。

デジタルプラットフォーム デジタルプラットフォーム取引相談窓口

利用事業者からの声(2022年4月以降に相談窓口に寄せられた声の一例)

アカウント・出品停止措置について

  • 商品やアカウント停止措置にあたっては状況に合わせた判断をする印象で、その判断に理不尽さは感じない
  • 商標権の区分が異なっているのに商標権の侵害についての申し立てを受け付けてしまう
  • アカウントを停止され、指摘通り改善をしたがアカウントが復活しなかった。何回もやりとりをしたあげく、問題が判明して復活した。すべての指摘について、なぜ違反なのか、その理由もきちんと回答してくれなかった

提供条件の変更について

  • 各プラットフォームとも事前の告知が丁寧にされるようになった
  • プラットフォームの一方的な利用規約変更による取引条件の変更があった。どのプラットフォームでも理不尽と思われる規約やルール変更が行われて、従わざるを得ない

苦情処理・紛争解決の状況について

  • 担当者は問い合わせにも応えてくれるし、アドバイスもくれる。罰点制度へも「これは不可」と教えてくれ、0点を保持できている
  • 出店者にアンケートを募り意見を積極的に反映している。アンケート結果も開示し、実際に改善されている
  • 担当者の知識不足、質問への適切な回答が得られないと感じる
  • 問い合わせ・相談の連絡先がわからない、またはわかりにくい

返品・返金の取り扱い

  • 「品質不良」として返品されたが実際は9割が使用済みだった。「品質不良」であれば9割も使用するはずもなく、申し立てをしたが、「倉庫内または配送中の破損、紛失以外は対象外」として補てんを受けられなかった
  • 商品を注文して受け取らない顧客がいるが、商品差し戻しとなった場合でも、いったん送った送料は事業者負担しなくてはならない

自社及び関係会社の優遇・検索順位について

  • 自社サービスを使っているところが優先とわかりやすい
  • 強制退店のガイドラインができて正当な業者が検索順位で上に行きやすくなった
  • 実際に順位の決め方などは不透明に思える。広告枠の中の表示順についても何が反映されているかわかりにくい
  • 仕組みの説明は受けているが、販売実績などを総合的に加味して決定されるため、実際にどうやったら検索順位が上がるか明確ではない。配送日数を短縮するなどプラットフォームが指定する条件をクリアしても、条件を満たしていない店舗が上位にくることが多々ある

その他

相乗り出品に伴う課題

  • 同じ商品なので相乗りしていたがサイズ違いでカタログが2つ存在していたらしく、それが1つになったらサイズ表記に誤りが生じた。自分にカタログの修正権利が無いので修正を依頼したが直してもらえない
  • 購入した商品が壊れたので修理を依頼したらメーカーから偽物だと言われた(消費者)
  • 最初は自分の商品だけだったが、そのうち偽物を作るメーカーが相乗りしてきてその商品の購入者から「偽物だった。」とレビューをされ、本物を売っている自分のところの商品まで偽物だと思われて売れなくなってしまった
  • 自分のところで商品を作って販売しているが、転売ヤーに相乗りされてしまって消費期限の過ぎた化粧品を売られてメーカーである自分のところにクレームが来てしまった
  • メーカーとして出品しており商品を売り切ったので廃番にしたが、転売ヤーが相乗りで商品を掲載しているためメーカーなのにカタログを削除することができない

不正行為の取り締まり

  • 他のオンラインモールの出品者に無断で画像などを使用され、無在庫転売の被害に遭っていることを出店しているオンラインモールに相談したが、店舗同士で解決するように回答するだけであった
  • 競合他社と思われるところから当面の在庫枠を押さえられてしまう数の不正注文があり、前払いの入金待ちの一定期間を過ぎるとキャンセルや勝手な返品など妨害行為と思われる注文が続いている。それによってこちらの健全性を落として自社がカートを取ろうという魂胆
  • 月に4000件の架空注文を入れられて、もちろん発送できず、在庫は押さえられて受注できず、結果キャンセルとなり健全性も悪くなった。出品停止の解除はしてくれたが、その悪意ある相手先の取り締まりなど何もしてくれない

商品の販売価格の推奨

  • 競争力のある価格に設定せねば、販売件数が激減する
  • 競争力のある価格でないと判断されると、おすすめ出品に掲載されず、当該カタログ上におすすめ出品の基準を満たす商品がないと在庫切れかのような簡素な表示になるため、値下げせざるを得ない

販売手数料の事前説明なしの設定・変更

  • 販売していたカテゴリーとは異なる販売手数料カテゴリーの手数料率(商品カテゴリーに当てはめた場合よりも高い手数料率)で手数料を請求された
  • カテゴリーが違っていることについて質問をしたが、なぜその販売手数料カテゴリーが正しいのか説明を受けることができなかった

業界発展をめざして継続的にモニタリング

記者 記者:「透明化法」の施行から約3年が経過しました。今後の展望を教えてください。

仙田氏 仙田氏:デジタルプラットフォームは、技術の進展とともにビジネスモデルが変わります。このため、継続的なモニタリングが重要です。現在は、2022年度の大臣評価を踏まえ、2年度目のモニタリングを進めています。モニタリングの手法についても、確立されたものがあるわけではなく、過年度の経験を振り返りながら、より良い在り方を追求していく必要があります。

記者 記者:これまでの「透明化法」を振り返って、評価できるところは。

仙田氏 仙田氏:デジタルプラットフォーム提供者の運営改善に向けた取り組みについて「見える化」がなされた、との声をいただいています。運営改善がある程度なされた課題もある一方で、継続的に運営改善を求めていく必要がある課題もあります。我々としても、PDCAを回しながら、法律の執行に当たっています。

記者 記者:「透明化法」のもとで対策を進めていくにあたって、今後の展望を教えてください。

仙田氏 仙田氏:デジタルプラットフォーム提供者と利用事業者の間の取引環境を改善することを通じて、市場全体を発展させていくことをめざしています。そのためにも、デジタルプラットフォームを利用している事業者にDPCDを積極的に利用いただきたいと思います。

「DPCD」の窓口の様子
「DPCD」の窓口の様子
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キヨハラサトル
吉田 浩章

景表法への対応、売上アップにつなげる運用施策、成功事例などを学べる無料のアフィリエイト運用セミナーを1/24に渋谷で開催【広告主向け】

2 years 8ヶ月 ago

一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)は1月24日(水)、「広告主向けアフィリエイト運用実践セミナー」を東京都渋谷区とオンラインで開催する。

▼広告主向けアフィリエイト運用基礎セミナーはこちら

第1部では日本アフィリエイト協議会事務局より、アフィリエイト・ビジネスの基礎知識や運用面での基本施策、広告主側が知っておかなければならない法律(景品表示法、薬機法、医療ガイドラインなど)、アフィリエイターによる不正・違反行為の対応策などについて解説する。

第2部では鈴木珠世氏(すずきたまよ事務所)が、アフィリエイト広告を利用している広告主のアフィリエイト担当者、代理店を対象に、運用方法の基礎、アフィリエイト運用の課題へのアプローチについて解説する。

アフィリエイト・プログラムを利用している広告主、またはアフィリエイト広告の出稿を検討している事業者が対象。アフィリエイト運用を手がける広告代理店、ASPも参加可能(JAO正会員限定)。

●セミナープログラム

 13:40~14:00 受付(オンライン配信開始)

 14:00~14:50 日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局講座

 14:50~15:00 休憩

 15:00~16:15 鈴木珠世氏によるアフィリエイト講座

 16:15~16:30 質疑応答

 16:30 オンライン配信終了

 16:30~17:00 個別相談&個別質問タイム(現地参加者限定)

 17:00 終了予定

 17:15~19:15 懇親会(任意参加)

●開催概要

  • セミナー名:【JAO】広告主向けアフィリエイト運用実践セミナー
  • 日程:2024年1月24日(水)
  • 時間:14:00~17:00 (受付&オンライン配信開始13:40~)
  • 場所:アットビジネスセンター渋谷東口駅前 306号室 東京都渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル3階[地図]
  • 参加費:無料(懇親会参加費は5000円)
  • 定員:現地参加は先着20名(1社あたり2人まで)、オンライン視聴・録画視聴は条件あり
  • 主催:一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)事務局
  • 詳細と申込み:https://www.japan-affiliate.org/news/koukoku241024/
藤田遥

スイーツECの「おいもや」、上場企業の傘下に。「アルファベットチョコレート」の名糖産業が買収

2 years 8ヶ月 ago

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(楽天SOY)」常連店でスイーツECを手がける、おいもや」が、食品メーカーの名糖産業の傘下に入る。

名糖産業はアルファベットチョコレートなどの製造・販売を手がける東証プライム市場、名証プレミア市場の上場企業。おいもやと、おいもや代表取締役の関谷夕佳氏が大株主で干し芋と焼き芋の製造・販売を手がける平松商店の全株式を取得し、完全子会社化する。株式の譲渡実行予定日は1月22日。

おいもやの株主は合同会社おいもやセブン、平松商店の株主は関谷氏を含めた4人。名糖産業はそれぞれの株主から全株主を買い取る予定。

おいもやは、「楽天SOY」のスイーツ部門で16年連続ジャンル賞を獲得するなどスイーツECの有力店。干し芋・焼き芋の製造・加工会社である平松商店のネット通販部門を独立する形で、関谷氏が2007年に立ち上げた。

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(楽天SOY)」常連店でスイーツECを手がける、おいもや」が、食品メーカーの名糖産業の傘下に入る
「おいもや」のWebサイト(画像は編集部がキャプチャ)

2023年9月期業績は、売上高が21億3900万円、営業利益は1億8600万円、経常利益は1億9100万円、当期純利益は1億3400万円。直近3年間でのピークは2021年9月期で、売上高は22億9900万円、当期純利益は2億3700万円を計上している。

買収価格は非公表。外部機関による法務、税務、財務デュー、デリジェンスの結果を勘案し、合理的なバリュエーションを実施して株式取得価格を決定しているという。

名糖産業は中期経営計画の成長戦略として「M&A等による事業拡張」を掲げ、「業容拡大・利益創出に向けたM&Aへのチャレンジ」「グループ会社間のシナジー強化」に取り組むとしていた。

おいもやを買収することで、名糖産業は「両社の強みを生かした事業展開が推進でき、将来に向けた当社グループのさらなる業容拡大および利益創出につながるものと判断した」と説明している。

瀧川 正実

【能登半島地震】石川県、企業・団体からのまとまった規模の義援物資の提供を受付

2 years 8ヶ月 ago

能登地方を震源とする能登半島地震で石川県は、企業・団体からのまとまった規模の義援物資の提供を受け付けている。

能登地方を震源とする能登半島地震で石川県は、企業・団体からのまとまった規模の義援物資の受け付けをスタート
石川県の義援物資受け入れのお知らせ(石川県のWebサイトからキャプチャ)

石川県健康福祉部厚生政策課が、電子申請、メール、FAXで企業・団体からの申し出を受け付け、義援物資の内容を確認した後、被災地のニーズを踏まえて企業・団体へ連絡する。

企業・団体には、直接搬入ではなく指定した場所への送付を要請している。交通渋滞の発生などが救命活動の妨げとなる可能性があるため。

なお、企業・団体からのまとまった規模の義援物資に限定し、個人からの提供を受け付けていないのは、仕分けなどの手間を考慮したため。個人には義援金などの検討を提案している。

瀧川 正実

【JAL航空機火災の影響】日本郵便、関東や東海地方などへ配送する一部荷物で遅延が発生

2 years 8ヶ月 ago

羽田空港で起きた日航機衝突事故の影響を受け日本郵便は1月4日、ゆうパックなど一部荷物の配送に遅延が生じていると発表した。

羽田空港を発着する一部航空便の欠航が発生しているのが主な理由。

遅延が起きているのは、北海道・東北・関東・信越・東海地方などの地域で引き受け、または配達する郵便物、ゆうパックなどの一部荷物。

瀧川 正実

【能登半島地震の影響】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の配送状況まとめ(1月4日現在)

2 years 8ヶ月 ago

1月1日に発生した能登半島地震の影響で、大手配送キャリアは荷物の配送に遅れが生じていると発表している。

ヤマト運輸

ヤマトホールディングスは1月4日17時現在、全国から石川県の一部、富山県の一部に向けた荷物の預かりを停止。石川県と富山県の一部地域から全国宛ての荷物の預かりを停止している。

同様に、全国から石川県と富山県の一部、石川県と富山県の一部地域から全国に配送する荷物に遅れが生じている。

佐川急便

1月4日14時現在、富山県全域、石川県全域(荷物の預かり・配送を停止している地域を除く)への荷物の預かり、配送に遅れが生じている。

石川県の七尾市・輪島市・羽咋市・珠洲市・鹿島郡・羽咋郡(志賀町)・鳳珠郡(穴水町・能登町)では集配業務を停止。そのため、この地域に向けた全国からの荷物の預かりを停止している。

なお、これらの地域では安全を確認しながら集配しているが、状況により遅れや配達ができない可能性があるとしている。

日本郵便

1月4日9時現在、全国から石川県の七尾市、珠洲市、輪島市、羽咋郡志賀町、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町、鹿島郡中能登町の全域、新潟県新潟市西区の一部に向けて配送する荷物(ゆうパック、ゆうパケット、ゆうメール)の預かりを停止。

これら石川県の地域から全国宛てに送る荷物の引き受けも停止している。

なお、石川県、新潟県、北海道、山形県、長野県、富山県、福井県、兵庫県の一部において、荷物の引き受け、ゆうパックなどの配送に遅れが生じている。

瀧川 正実

【2024年注目の生成AI】米国企業の責任者が語る小売業における課題+期待される活用方法とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

2 years 8ヶ月 ago
AIを活用した支援サービスを手がける米国企業の責任者が、米国小売市場におけるAI活用の悩みやその解決策を語ります

米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』が、AI(人工知能)を活用した小売事業者への支援事業を手がけるスタートアップ企業Kognitos(コグニトス)のオペレーション責任者ドレイトン・ウェイド氏をインタビュー。小売業におけるAI戦略の活用について聞きました。

小売企業からの声「生成AIの導入はどこから手をつけていいかわからない」

小売業にとって、11月下旬のセールイベント「ブラックフライデー」からホリデーシーズンの出荷締め切りまでの期間は、あっという間に感じられるかもしれません。多くの注文への対応や、締め切りに追われるなか、この数週間の期間は事業者のオペレーションやカスタマーサービス部門に「あらゆるリソースを最大限に活用しなければならない」というプレッシャーが降りかかってきます。

そしてそのリソースには、AIリテール戦略への新たな投資も含まれています。迅速かつ効率的なオペレーションとカスタマーサービスは、ビジネス向けのオートメーションプラットフォームを提供しているコグニトスが注力している分野。コグニトスは2023年11月、2000万ドルのシリーズA(スタートアップに対する投資ラウンドの1つの段階、シリーズAは数億円~十数億円程度)の資金調達を完了し、さらなる成長をめざしています。

コグニトスは、小売業や消費者向けのパッケージ商品、製造業や物流でのユースケースに取り組んでいます。コグニトスのサービスを採用している企業には、食品大手の米ペプシコ、インドに本社を置くIT大手のウィプロ、センチュリー・サプライ・チェーン・ソリューションズ、交通機関向けの座席製造などのノーコ・インダストリーズなどがあります。

コグニトスのサービス導入を検討する事業者の経営層からは、「自社のビジネスにAIを活用した戦略が必要なのはわかっている。たとえば、生成AIを導入したいのはやまやまだ。しかし、安全性についてさまざまな懸念があり、どこから手をつけていいかわからない」という声がよく聞かれています。(ウェイド氏)

さまざまな懸念からAIの活用をためらう経営者が多い
さまざまな懸念からAIの活用をためらう経営者が多い

企業の経営層はAI活用に意欲も、安全性に懸念

経営者がこのような視点を持っていることは、ビジネスの世界における機運を反映しています。ITソリューションインテグレーター会社のInsight(インサイト)と調査会社Harris Poll(ハリス・ポール)が行った2023年の調査によると、フォーチュン500(米国のフォーチュン誌が年1回編集・発行するリストの1つで、全米の上位500社を対象とした総収益ランキング)企業のリーダーの73%が、従業員の生産性を向上させるために今後3年以内に生成AIを取り入れることを期待していることがわかりました。

また、回答者が優先事項にあげている項目には、「顧客エンゲージメント」(66%)、「サプライチェーン」(41%)、「在庫管理」(40%)が入っています。

しかし、この調査で回答者はAIに対する懸念も認めており、「品質と管理」(51%)、「安全性とセキュリティーリスク」(49%)に対する懸念が最も多くあげられました。

コグニトスは、コンピューターが人間同士の会話のように自然な言語を用いて対話することによるアクセシビリティーを重視しており、その際、高度な知見や用語が存在する場合の精度を高めることが今後の課題だと考えています。ロジックとパターン認識機能によるAIの強みをアピールしていますが、透明性とチェック機能に強みを持っていることは、ウェイド氏が企業の経営層の懸念に応えるチャンスだと考えている分野です。

たとえば、OpenAI社が提供する「ChatGPT」に何かを入力して答えが返ってきても、なぜその答えが返ってきたのかわかりません。モデルを微調整したとしても、なぜそういう結果になったのかわかりません。OpenAIも他の誰も、「ChatGPT」がどれほど素晴らしい技術を持っていたとしても、結局は技術そのものの透明性が不十分で、わからないのです。(ウェイド氏)

ウェイド氏は、コグニトスのサービスが持つ透明性は、競合他社と比べて差別化できると考えています。さらに、サービスが可視性に優れていることは、事業者の保守的・保護的なニーズに応えると見ています。

わかりやすい例をあげると、銀行でローンを組みたい人の理由が不明瞭であれば、住宅ローンを申請されたとしても銀行側が許可することはありませんよね。同じように、AIが一度でもハルシネーションを見たら、深刻な問題が生じます。(ウェイド氏)

ハルシネーションとは、AIモデルが事実に反する出力をしてしまうことです。人間のユーザーが見るであろうものを正常に反映できず、不十分なパターンや状態を見てしまうことが原因です。これを防止する観点で、可視性が高いことは強みです。

生成AIの活用、カスタマーサービス(CS)の向上に期待

ウェイド氏は、社内の内部データや情報にアクセスする経路を短縮することは、時間や工数の削減という点で、AIが対応できる課題だと考えています。このようなスピードと効率化のニーズは、コグニトスがすでに取り組んでいる分野です。

すでに何社かのクライアントに対して、過去のデータをさかのぼってAIに「11月の全注文の平均マージンはいくらだったのか」といった問い合わせができる仕組みを構築しています。

次のステップは、AIに簡単な質問をして、そのデータを実際に照会することです。データはすべて記録されるため、問い合わせをすることは非常に簡単と言います。

コグニトスはコードを英語で簡単に作れるインタープリター(プログラム)を開発。大規模な言語モデルをさまざまな方法で使用し、ユーザー体験を向上させています。(ウェイド氏)

大規模言語モデルであるLLMは、Amazon、Google、Meta、OpenAI、その他のIT企業が現在使用しているAI用のディープラーニングモデルのなかで、最も一般的なタイプの1つです。ウェイド氏は、インタープリターはコグニートが提供するものの「中核」だと強調しました。その上で、複数のLLMを使って出力を生成していきます。

米メタ社が公開した、対話型AIの基盤技術とも言える大規模言語モデル「Llama(ラマ)」のようなLLMを組み合わせて調整します。そして、ときにはOpenAIの「ChatGPT」のようなものも使います(ウェイド氏)

ウェイド氏によれば、この手法によってコグニトスは1つのLLMに依存しすぎることを避けることができるそうです。

LLMを活用するユースケースのなかには、非標準的なフォームのフィールドに関する質問が来ることもあります。たとえば、異なるベンダーからの発注書などです。場合によっては、検索システムが、あるベンダーの書式を認識していないためにエラーになるかもしれません。コグニトスは、技術や知見を持たないユーザーでも会話を通じてトラブルシューティングできるようにすることで、より良いサービスを提供したいと考えています。

たとえば、コグニトスのプラットフォームで、「この発注書や発注書番号が見つかりません。手伝ってもらえますか?」という質問を英語で入力します。すると、AIが「Amazonの場合、発注書は常に日付の真下にあります」と、自然な英語で答えてくれるのです。(ウェイド氏)

AIに疑問を投げかけると自然な対話で解決方法を示す
AIに疑問を投げかけると自然な対話で解決方法を示す

同じシステムで、社内で利用可能なデータに基づいて、顧客に対する回答を作成することもできます。「LLMが役割を発揮するもう1つのシーンは、コンテンツの生成、翻訳、文脈作りをしたいときです」とウェイド氏は話しています。

コグニトスはこのシステムを「Koncierge(コンシェルジュ)」と呼んでいます。使い方は、まず、カスタマーサポートチケットの要約に基づいてメールを作成するよう「コンシェルジュ」に依頼します。そして、「モデル『GPT-4』(「Generative Pre-trained Transformer 4」の略。OpenAIが開発した大規模言語モデルの1つ)を使ってください」と伝えるのです。モデルは「GPT-4」だけでなく、「Llama」やUAEの研究機関が開発した大規模言語モデル「Falcon」のような代替LLMも選ぶことができます。(ウェイド氏)

エンドユーザーから好感を持ってもらうためには、より迅速なカスタマーサービスが良い効果をもたらす可能性があります。これは、ウェイド氏が小売業におけるAIとの接点を期待している分野です。

小売業もEコマースも、どちらも大規模なコンタクトセンターを持っています。コグニトスは実際にコンタクトセンターで同時書き起こしを行う、あるいは通話を同時書き起こしするツールと接続する――というユースケースを行っています。そして、そのツールでメモを書き、LLMを使用して、その会話の要約をSnowflake(米Snowflake社が提供する、ソフトウェアをインストールすることなく使えるクラウド型サービス)に作成します。(ウェイド氏)

ウェイド氏によると、大規模な言語モデルをさまざまな方法で使用して、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができるといいます。プラットフォームはすでにインプットしている作業手順を参照できるため、ここでAIによる自動文書化の出番となります。

過去の情報に基づいて、その特定のシナリオでエージェントが何をすべきか、標準的な操作手順をAIが調べます。その操作手順に基づいて、行動を起こし、どのようなフォローアップをするのかを顧客に伝えるためのメールを自動で作成します。(ウェイド氏)

不正行為の防止

コグニトスが注力しているもう1つの分野は詐欺の防止です。ウェイド氏は、このユースケースについて、フォーチュン500にランクインしているD2Cブランドとの、ロイヤルティ会員向けのポイント付与の文脈で語りました。このD2Cブランドは、コグニートのサービスを導入しています。

ポイント付与は、顧客が購入したレシートの写真を撮ると、そのレシートに商品が表示され、ポイントがもらえるというプログラムです。問題なのは、ガソリンスタンドや食料品店のレシートはすべてフォーマットが違うということです。ほとんどが構造化されていないため、通常のプログラムであれば対応させることができないのです。(ウェイド氏)

しかし、コグニトスは非構造化データであるため、対応させることができると言います。

コグニトスでは、実際にその情報を取得し、すべての異なるレシートからデータを抽出することができます。データをエクセルのフォーマットに分類して、市場調査のためにマーケティングソフトウェアにアップロードし、購入している特定の商品を調べ、そこから不正の検出をすることも可能です。(ウェイド氏)

不正検出の目的は、レシートの重複提出をなくすことです。結果として、クライアント企業側の問題をいくつも見つけ出すことができます。

コグニトスはLLMを筆頭に、これまでに構築したいくつかのカスタムモデルを使用しています。そして、それをインタープリター内で実行することで、不正のサインをインプットし、余分なポイントを支払ったり、市場調査データが壊れたりするのを防ぐことができます。(ウェイド氏)

インタープリターの使命は、不正の兆候を一般のビジネスユーザーにとって理解しやすい、実用的なインサイトに変えることです。そのためには、単に人と対話するだけでなく、人間を理解することも必要になります。「コグニトスは常に、機械とのコミュニケーション方法を人々に教えてきました。そうではなく、最終的には機械が人間を理解できるようにする必要があったのです」(ウェイド氏)

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん、白川久美さん、中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360

I-ne、社員の77%が“ボランティア休暇”を活用。会社が社会貢献活動をバックアップ

2 years 8ヶ月 ago

I-neは、社員が社会貢献活動に積極的に参加できるように、年間3日間の有給休暇を付与する制度を運用している。制度の設立は2023年度(2023年1月-12月期)から。運用初年度の2023年は社員の77.4%がこの制度を利用し、ボランティア活動に取り組んだ。

清掃活動などを実施
清掃活動などを実施

I-neが2023年度に設立した制度は「COH(Chain of Happiness)休暇」。制度の一環として、清掃活動や森林保護活動など、I-neが社員にボランティア活動の参加先を紹介している。また、社員が参加しやすいボランティアイベントも開催した。

制度を通じて持続可能な社会の実現に貢献する考え。関連して、I-neが持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる活動は次の通り(一部抜粋)。

  • 森林保全活動
  • 商品パッケージの環境対応
  • アップサイクル原料の活用
  • 「コスメバンクプロジェクト」(一般社団法人バンクフォースマイルズが運営する、化粧品の余剰品を経済的困難下にある女性に無償で届けるプロジェクト)への協力
  • 「Sedex」(責任ある調達に関する情報共有プラットフォームを提供する会員制組織「Sedex Information Exchange Limited」)への加入。持続可能なサプライチェーンの構築推進
  • 社会貢献を目的とする財団法人「一般財団法人BOTANIST財団」の設立
  • 植物資源の循環。新たな植物資源の循環プロジェクトとして、白樺原料用農場「BOTANIST白樺ファーム」を北海道中川郡美深町に開設
  • 使わなくなった家電を次の資源に生かすサーキュラーエコノミー型プロジェクト「SALONIA RECYCLE BOX PROJECT」を開始
高野 真維

売れるネット広告社が越境EC支援事業に進出。新設子会社「株式会社売れる越境EC社」を通じて海外展開を支援

2 years 9ヶ月 ago

東京証券取引所グロース市場に新規上場した売れるネット広告社は越境EC支援事業に進出する。

越境EC支援をメイン事業とする100%子会社「株式会社売れる越境EC社」を2024年2月1日に設立。ECモールを通じた販路拡大をサポートする。
売れるネット広告社 売れる越境EC社 設立 上場

D2C海外展開の支援を強化

売れる越境EC社は、米Amazonを活用した越境EC支援から始める。米Amazonの2022年度(2022年1-12月)売上高が前期比9.4%増の5139億8300万ドルで、いまだに成長中の巨大マーケットであることが理由。

売れる越境EC社が予定する海外支援の取り組み例
売れる越境EC社が予定する海外支援の取り組み例

売れるネット広告社はこれまで、D2C(ネット通販)事業者向けにランディングページに特化したEC支援サービスを提供してきた。今後は、国内のD2C(ネット通販)事業者による海外展開のサポートに取り組む。

越境EC分野に取り組む背景には、昨今の新型コロナウイルス感染症や円安、インバウンド需要の増大などで海外に販路を求める事業者が増え続けていることがあげられる。こうした需要や外部環境の変化に早期に応える目的で子会社の設立を決めた。

売れる越境EC社が掲げる企業理念
売れる越境EC社が掲げる企業理念

売れる越境EC社代表取締役社長CEOの髙橋宗太氏は次のようにコメントを発表している。

今回の子会社の設立は、売れるネット広告社の企業理念である「関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんの“ドラマ”を創る」の実現を加速するための取り組み。

売れる越境EC社の創業は、今まで経験のなかった「事業主」と「モール(Amazon)」「越境EC」を自社のナレッジとしてためていく。クライアントの売上拡大のためにも単品リピート通販以外のノウハウを提供したい。(髙橋氏)

売れる越境EC社 髙橋代表取締役社長CEO
売れる越境EC社 髙橋代表取締役社長CEO

売れる越境EC社の概要

  • 商号:株式会社売れる越境EC社
  • 所在地:東京都港区台場二丁目3番1号
  • 代表者:髙橋宗太氏(代表取締役社長CEO)
  • 事業内容:越境ECに関するサービスの提供
  • 資本金:1000万円
  • 設立年月:2024年2月1日
  • 決算期:7月
  • 大株主および持株比率:株式会社売れるネット広告社/持株比率100%
  • 売れるネット広告社と売れる越境EC社の関係
    資本関係:売れるネット広告社が100%出資
    人的資本:売れるネット広告社の役職員3人が売れる越境EC社の取締役を兼務(予定)
    取引関係:売れるネット広告社がバックオフィス業務を受託(予定)
高野 真維

2030年度に通販売上200億円を計画する森永製菓の現在値とこれから | 通販新聞ダイジェスト

2 years 9ヶ月 ago
森永製菓の通販事業は好調に推移している。今後も健康食品を軸に成長をめざす計画だ。

森永製菓は、2030年(31年3月期)に通販売上高200億円を計画する。デジタルマーケティングにより個々の顧客に応じたサービス提供で、顧客体験価値(CX)の取り組みを強化する。長年培ってきた“おいしさの技術”を生かし、強みを持つ「食品領域」で提供価値の最大化も図る。

通販事業は売上目標200億円

前期の通販売上は2桁増で推移

2030年を最終年とする長期経営計画では、「通販」「米国」など成長をけん引する4事業を重点領域に設定する。前期(23年3月期)の通販売上高は、前年比13%増の102億円。営業利益は同倍増の6億円と収益性が向上する。総売上高に占める4事業の構成比を現状の4割から6割に高めつつ、31年3月期に総売上高3000億円を計画する。

全社売上高のうち、2030年度の通販事業は売上高200億円をめざす(画像は森永製菓のIR資料から編集部がキャプチャ)
全社売上高のうち、2030年度の通販事業は売上高200億円をめざす(画像は森永製菓のIR資料から編集部がキャプチャ)

主力の美容ドリンクは基盤拡大

通販で主力の「おいしいコラーゲンドリンク」は、味づくり、マスキングなど強みを持つ“おいしさの技術”で差別化を図ってきた。市場にはすでに多くの競合商品があるが、コラーゲンを1万ミリグラムと高配合しつつ、特有の風味、溶けにくさといった課題を解消。60代を中心に支持を得て定期顧客基盤が拡大する。

「おいしいコラーゲンドリンク」(画像は森永製菓の自社ECサイト「森永ダイレクトストア」から編集部がキャプチャ)
「おいしいコラーゲンドリンク」(画像は森永製菓の自社ECサイト「森永ダイレクトストア」から編集部がキャプチャ)

第二の柱として育成を図る「おいしい青汁」も過去5年の年平均成長率が64%増(22年度)となるなど順調に推移する。

定期購入では、展開する複数のドリンクの柔軟な組み合わせ、変更に対応する複雑なモデルを運用。飽きの来ない品揃えで継続利用を促してきた。

CX最大化に注力

これまでは購入商品の変更に電話で対応してきたが、昨年11月にはECシステムを刷新。顧客の利便性を高めるとともに、デジタルマーケティングによる顧客コミュニケーションを強化する。CX最大化を目的に新たに「CXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)推進室」も設置している。

商品面では、グループの知見を活用して食品領域で提供価値の最大化を図る。創業者・森永太一郎氏の名前を冠した菓子ブランド「TAICHIRO MORINAGA」では、今年4月、通販限定で「キャラメルバウム」を発売。計画比約3倍の売り上げを記録した。今年9月には、第2弾として「焦がしキャラメルフィナンシェ」を期間・数量限定で販売している。

「キャラメルバウム」(画像は森永製菓の自社ECサイト「森永ダイレクトストア」から編集部がキャプチャ)
「キャラメルバウム」(画像は森永製菓の自社ECサイト「森永ダイレクトストア」から編集部がキャプチャ)

「長期経営計画では、『体の健康』とともに『心の健康』の実現もめざす。健食は体の健康に貢献できるが、おいしいものを食べる、楽しむといった価値は食品で提供できる。今後も健食を軸に成長をめざすが、嗜好品に近く、物価高等の影響も受けやすい。いかに選ばれ続ける価値提供を行うか。既存商品の魅力を高めるだけでなく、自社のおいしさの技術を生かして食品領域にもチャレンジしていきたい」(同社)と話す。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
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※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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ラオックスグループのシャディ、法人向けと食品に特化したギフト専門子会社2社を新設

2 years 9ヶ月 ago

ラオックスグループでギフト販売大手のシャディは2024年4月、法人向けと食品に特化したギフト専門子会社をそれぞれ新設する。

法人向けギフト商品の販売を手がける新設子会社は「シャディ東京株式会社(仮称)」。食品ギフトの開発・販売に特化するのは「シャディグローバルフーズ株式会社(仮称)」。それぞれ資本金は1000万円で、2024年4月1日に設立する予定。

矢野経済研究所によると、2022年のギフト市場規模は前年比4.1%増の10兆5000億円程度で、2023年は10兆6670億円に達すると予測している。

矢野経済研究所によると、2022年のギフト市場規模は前年比4.1%増の10兆5000億円程度
矢野経済研究所によるギフト市場の市場規模推移と予測

コロナ禍で企業のギフト需要は多様化。株主総会のオンライン化、テレワークによる従業員の関係性など大きな変化があり、企業のギフト用途が拡大・多様化しているという。横ばい状況のギフト市場であるものの、法人向けギフトのニーズ今後も高まると見るシャディは、法人向けギフトを手がける子会社を設立する。

中元・歳暮といったフォーマルギフトからプチギフトといったカジュアルギフトまで、さまざまなシーンで選ばれる食品ギフトは、ギフト市場において最も大きな部分を占めるアイテムカテゴリー。LINE経由で気軽にギフトが贈れるLINEギフトなどソーシャルギフトでも食品カテゴリーは根強い人気がある。新設子会社を通じて、こうした需要を開拓する。

矢野経済研究所による食品ギフト市場の市場規模推移と予測
矢野経済研究所による食品ギフト市場の市場規模推移と予測
瀧川 正実

【2023年のEC業界総まとめ】 ネットショップ担当者フォーラム 年間アクセスランキング発表! 今年注目を集めた話題は? | 週間人気記事ランキング

2 years 9ヶ月 ago
本年2023年に公開された記事の中から、アクセス数の多かった上位100記事を発表します。編集部からのコメントも合わせてお楽しみください。過去の年間ランキングへのリンクは記事の末尾にあります。

1位~10位

  1. 「Yahoo!ショッピング」で起きている客離れ。ポイント戦略の転換、出店者の声など現状まとめ

    「PayPayモール」と統合した「ヤフーショッピング」だが、ポイント戦略の転換などで流通額減少に待ったがかからない。今後の方針や、出店者のリアルな声をまとめた

    2023/7/4
  2. 最も利用しているスマホ決済サービスのトップは「PayPay」で2位は「楽天ペイ」。利用サービス数の平均は2.7個

    MMD研究所が実施した「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第1弾」によると、スマホ決済サービスを併用している割合は62.6%だった

    2023/2/22
  3. NTT西日本子会社の個人情報流出問題が通販企業にも影響。山田養蜂場は約400万件、フォーマルクラインは約19万件の流出可能性

    山田養蜂場、東洋新薬グループのフォーマルクラインは、テレマーケティング業務をNTTマーケティングアクトProCX(NTT-MA)に委託していた

    2023/10/20
  4. 【送料値上げの背景】ヤマト運輸と佐川急便が運賃引き上げ、日本郵便も値上げの可能性。主因は燃料高騰と2024年物流問題

    宅配便の届出運賃について、佐川急便は平均8%、ヤマト運輸は同10%の値上げを表明。日本郵便も値上げに動く可能性は大きいと見られている

    2023/2/27
  5. ヤフー、ポイント戦略大転換の反響は? 日曜日の高還元施策の廃止に「売れない」の声

    2022年10月にヤフーは「PayPayモール」と「ヤフーショッピング」を統合。これに伴うポイント戦略の大きな方向転換に「売れない」となげく出店者も多くみられている

    2023/2/20
  6. ヤマト運輸、東京23区と千葉県の一部地域宛て宅急便などで大幅な遅延が発生。全国から目黒区・渋谷区など宛て荷物は荷受けを停止

    羽田クロノゲートの機器故障により、東京都23区の一部、千葉県へ送る荷物の配送に遅れが生じている

    2023/12/12
  7. カゴ落ちの理由は6割が「購入を見送ったため」、4割が「送料が発生することが分かったため」

    ECサイトを週に1回以上利用している男女1090人に、ECサイトのカゴ落ちに関する実態調査を実施した

    2023/11/27
  8. ヤフー、「Yahoo!ショッピング」の一部付与特典を「PayPayポイント」から「ヤフーショッピング商品券」へ切り替えへ

    7月以降の「5のつく日キャンペーン」で付与する特典を「ヤフーショッピング商品券」に変更する。「ヤフーショッピング商品券」の決済手数料は現在無料だが、5月18日から3.0%を徴収する

    2023/4/19
  9. 「テム」じゃないよ「ティームー」だよ! とにかく安い「Temu」で買い物してみた【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年10月9日~10月15日のニュース

    2023/10/17
  10. ヤマト運輸と日本郵便の協業、「ネコポス」は2025年3月+「クロネコDM便」は2024年2月までにJPへ全配送業務を委託

    ヤマト運輸は、「クロネコDM便」と「ネコポス」の輸送・配達業務を日本郵便(JP)に委託する

    2023/8/28

編集部からひと言

瀧川
瀧川

コロナ禍時の「巣ごもり消費」の反動、物価高などの影響で、厳しい1年だと感じた事業者は少なくないでしょう。長い不況によるデフレーションのなか成長してきた通販・EC市場は、昨今のインフレ環境などで成長が鈍化。ユーザーの消費がより慎重になってきています。スタグフレーションに陥る危険性も指摘されています。2024年はどうなるのか? ネッ担では、経済の見通し、消費動向、対策など皆さんのビジネスに役立つ情報を継続して発信していきたいと考えています。2023年も1年、ありがとうございました。

藤田
藤田

「Yahoo!ショッピング」などヤフー関連記事が100位以内に10ランクインしていました。「物流2024年問題」を目前に控え、物流関連記事も34と多かったなぁと。AIにも注目が集まった年だったと思いますが、来年はどんな進化を遂げるのか、新しいサービスが出てくるのでしょうか。

高野
高野

アクセスランキングを見ると、2023年の通販・EC業界はヤフー関連、物流関連に注目が集まる1年となりました。物流に関する事業者の取り組みを振り返ると、初期設定を「置き配」に設定したZOZOなど、大手を中心に物流まわりの対策にのりだしている事業者がどんどん増えてきた印象です。

事業者からすると、物価高騰、送料値上げなど、コスト高に歯止めがかからない状況が続いています。2024年はますますコストカット、効率化の必要に迫られそうです。

11位〜20位

  1. 【大雪などによる配送への影響】ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の対応まとめ

    広い範囲で猛烈な吹雪による各高速道路の通行止めなどの道路規制(一般道を含む)、航空、船舶(フェリー)の欠航など輸送への影響により、荷物の配送および引き受に遅延が生じる見込み

    2023/1/25
  2. アマゾン日本事業の売上高は約3.2兆円、ドルベースは243億ドル(前期比5.7%増)【Amazonの2022年実績まとめ】

    アマゾン日本事業の2022年(2022年1~12月)売上高は円ベースで3兆1958億7600万円。ドルベースでは243億9600万ドルで前期比5.7%増

    2023/2/8
  3. ヤフー「Yahoo!ショッピング」の「超PayPay祭」、販促コストは大幅縮小の見通し

    Zホールディングスは2022年度3四半期決算の説明会で、「Yahoo!ショッピング」で開催する「超PayPay祭」の販促コストを「大幅に縮小する予定」とコメントしている

    2023/2/27
  4. ジャパネットが定年後再雇用制度を刷新。65歳までは週休3日で給与は正社員の9割、70歳までは週休4日の給与7割

    仕事以外の時間を充実するために週休数を段階的に増加、急な収入源に陥らない給与設計にしたとしている

    2023/4/3
  5. 楽天グループと日本郵便、A5サイズに対応した新規格の配送サービス「ゆうパケットポストmini」を全国一律160円で提供

    「ゆうパケットポスト」よりも小さいA5サイズに対応した新規格で、「楽天ラクマ」で提供している「かんたんラクマパック」で選択できる配送方法のなかでは最も安い送料になる

    2023/7/20
  6. 佐川急便の年末年始の配送対応について【2023年~2024年】

    佐川急便は年末年始期間中に集荷予約制を適用すると公表。「年末年始期間中は交通渋滞が予想されますので、日時に余裕をもった発送をお願いいたします」とアナウンスしている

    2023/12/4
  7. 「物価高」で道路貨物運送業の倒産が急増、今後は「2024年問題」もネックに

    働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが、2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用。「2024年問題」は、これによりドライバーの離職や売上減、荷主企業は運賃値上げの可能性などが懸念されている

    2023/1/17
  8. 【2023年GWの配送まとめ】ヤマト運輸、日本郵便の配送対応&遅延可能性について

    ヤマト運輸、日本郵便ともにGW期間中は交通渋滞が予想されるため、配送が遅れる可能性があると告知している

    2023/4/28
  9. 元DHC会長吉田氏の新通販会社「大和心」で数百人規模の人材募集。Webデザイナー、オペレーターなど12職種で

    吉田氏の設立した通販会社「大和心」は、新物流拠点の完成が2023年9月と間近に迫っている。新事業開始に向けた人材募集の詳細とは

    2023/8/24
  10. ヤマト運輸と佐川急便、一部地域で荷物の配送に遅れ。年末商戦で12月も配送遅延が続く可能性も

    荷物量が増加傾向にあり、一部地域で荷物の配送に遅れが生じているという。12月はさまざまな年末商戦セールが行われるため、配送遅延が続く可能性がある

    2023/12/4

21位〜30位

  1. イオンの新ネットスーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」とは

    新ネットスーパー「Green Beans」は、最新のデジタル技術と機能を活用したオンラインマーケットという

    2023/4/7
  2. 「楽天市場」のクーポンシステム利用料、無料キャンペーンを2024年3月末で終了

    「楽天市場」出店店舗向けの戦略共有会(2023年8月2日実施)で発表。ーポン機能の強化に向けた取り組みを行っており、安定的なシステム稼働に向けた投資が必要となったため、無料キャンペーンの終了を決めた

    2023/8/3
  3. 大塚商会、愛知県に物流センター「中部物流センター」を開設、ロボット導入で1.5倍の出荷に対応できる作業効率を実現

    現在の中部物流センターから最新の大型物流センター「中部物流センター」へ移転。中部圏における新たな物流拠点として物流ネットワーク体制を強化する

    2023/7/31
  4. 食品メーカーの2023年値上げは前年比2倍ペース。月間2000品目超の値上げ、夏まで常態化の可能性

    今後は、4月に控える輸入小麦の価格改定動向が注目される。小麦の国際相場はピークから下落しているが2021年に比べると高止まりの状態が続いている

    2023/2/6
  5. 【EC売上ランキング2023年版】1位アマゾン、2位ヨドバシ、3位ZOZO、4位ヤマダHD、5位ビックカメラ、6位ユニクロ

    「月刊ネット販売」が実施した2022度の売上高ランキングによると、300社の合計は前年調査と比べて2ケタ増となった。上位企業やジャンルごとの動向を解説する

    2023/10/16
  6. 【シニアのEC利用率】高齢世帯は2割超。65~74歳は約4割、75歳以上は25%

    新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった2020年に大きくネットショッピングの利用率が上昇。高齢者が世帯主の世帯では、2021年以降も利用率は上昇を続けている

    2023/6/15
  7. 佐川急便、送料を値上げへ。「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃改定

    物価高騰などの影響を受け、佐川急便は宅配便のインフラとその品質を維持・向上することを目的に運賃の改定を決めた

    2023/1/30
  8. 荷物の36%が運べなくなる!? 経産省が警鐘を鳴らす物流業界の「2024年問題」とは

    JADMAの賀詞交歓会に登壇した経済産業省大臣官房審議官の澤井俊氏は、物流業界の「2024年問題」に言及。現在の物流量の36%が運搬できなくなる可能性もあると示唆した

    2023/1/11
  9. 売れ行き不振の声上がるヤフー「Yahoo!ショッピング」。イベント増+商品券での買い回りで巻き返しは実現する?

    ポイント制度変更などにより流通額の減少に歯止めがかからない「ヤフーショッピング」。「ポイントキャンペーン増」「商品券」で巻き返せるか。

    2023/7/24
  10. ジャパネットたかたグループの連結売上は前期比1.1%減の2487億円【2022年12月期】

    2022年12月期は店舗回帰の消費行動などが影響したと見られる。コロナ禍前の2019年12月期から2022年12月期の年平均成長率(CAGR)は6.2%

    2023/4/21

31位〜40位

  1. 看板商品「クルミッ子」は入荷するとすぐに完売!鎌倉紅谷のECサイトが取り組む買い物体験向上&ストレス軽減のアプローチとは

    焼き菓子の「クルミッ子」などを展開する鎌倉紅谷がECサイトに「Amazon Pay」を導入したことで購買時の利便性が向上。人気のあまり即完売する「クルミッ子」も「Amazon Pay」によって初めて買えたという消費者が続々と現れている

    2023/4/4
  2. 【日本郵便とヤマト運輸の本格協業】「競争」から「共創」へ向かう施策詳細+2024年物流問題への政府の対応策

    協業を発表した日本郵政とヤマトグループ。両社の確執は過去のものとし、企業間のつながりを強化して新たなビジネスモデルに乗り出す。詳細をまとめた

    2023/7/11
  3. 楽天の国内EC流通総額は12.3%増、アマゾン日本事業の売上高は5.7%増。勢いはどっちにある?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年2月13日~2月19日のニュース

    2023/2/21
  4. ヤマト運輸の年末年始、国際宅急便など海外向け配送の荷受けを停止

    国際宅急便とUPSワールドワイド・エクスプレス・セイバーの荷受けを年末年始の期間、停止する。ヤマト運輸は、「荷物を送る際は、日数に余裕を持って利用するようお願いします」とアナウンスしている

    2023/12/11
  5. ヨドバシカメラ、「Makuake」発の人気商品をECサイト・実店舗で販売

    マクアケと協業して実現した。ヨドバシカメラのユーザーは、ECサイトと実店舗を通じて、「Makuake」プロジェクト実行者の思いや商品開発のストーリーなどを把握した上で商品を購入できるようになる

    2023/6/13
  6. 【ステマ規制】消費者庁が公表した運用基準案とは?判断基準は第三者の「自主的な意思」の有無

    消費者庁は今年1月、ステルスマーケティング規制に対する事業者の予見性確保のため、運用基準案を公表。運用基準は、ステマを「事業者による表示内容への関与」で整理する

    2023/2/6
  7. EC・小売事業者が知っておくべきインボイス制度とは? 公認会計士が適格請求書保存方式の概要から対応方法を解説

    インボイス制度への対応は請求書発行・受領双方の業務フローを見直すことが、業務上ではもっとも重要。必要に応じてシステムの導入を検討し、社内への周知徹底や運用を軌道に乗せる時間も考慮しておく必要があるでしょう

    2023/1/16
  8. EC責任者から「校長」へ。花王でDX推進の生井氏、茨城県の中高附属校で民間校長に

    生井秀一氏は花王でECビジネス、DXを推進。部長職経験者として茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校の校長に就任する

    2023/3/31
  9. 10月1日スタートの「ステマ規制」がEC・D2C事業者に与える影響とは?「記事型広告」はオワコンに?

    消費者庁は「ステルスマーケティング規制(ステマ規制)」を景品表示法の告示に指定し、10月1日に施行した。ステマ規制がEC・D2C事業者に与える影響について解説する

    2023/10/2
  10. 【首都高6/10までの通行止め】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便で荷物の配送に遅れが生じる可能性

    ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ。首都高速1号羽田線高速大師橋の架け替え工事が5月27日から始まり、一部区間において終日通行止め規制が行われる。そのため、首都高速道路と周辺一般道において交通渋滞が予測される

    2023/5/31

41位〜50位

  1. 【Z世代調査】「効率的でないことにストレスを感じる」が6割、クレカ利用で半数以上「リアルタイムに利用を把握したい」

    メルカリが実施した「Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査」によると、クレジットカードを選ぶ理由は全世代で「ポイントの還元率が高い」がトップ

    2023/4/19
  2. 佐川に続きヤマトも値上げ。第二次宅配クライシス目前の物流業界をサッと振り返る【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年2月6日~2月12日のニュース

    2023/2/14
  3. 【お盆期間中の配送】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ(2023年)

    ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便のお盆期間中における配送遅延の可能性、対応などについてまとめた

    2023/8/10
  4. ポスト投函できる小荷物を1個120円で配送。セイノーグループが始める通販・EC向けの新サービス「コニポス」とは

    セイノーグループの配送インフラを活用したサービスを通じて、近年の人件費や物価の上昇の影響に伴う物流費の高騰といった通販・EC事業者の課題の解決に挑戦していくという

    2023/7/3
  5. 日本航空がECモール事業に進出。グループの「JALショッピング」は営業終了、通販モールへ完全移転

    約3000万人のJALマイレージバンク(JMB)会員に向けて、物販を手がける企業の商品を購入できる“買い物の場”を提供

    2023/2/6
  6. 楽天が「配送品質向上制度」導入を発表。その前にSKU対応も必要で忙しくなりそう【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年1月23日~1月29日のニュース

    2023/1/31
  7. Amazonの2022年売上高は5139億ドルで9%増。アマゾンの直販ECは前年割れに

    営業利益は同50.8%減の122億4800万ドル。当期純損益は前期の333億6400万ドルから、2022年度は27億2200万ドルの損失に転落した

    2023/2/3
  8. 楽天・三木谷社長が語った「モバイルに注力」「国内EC流通総額10兆円計画」【2023年新春カンファレンス講演要旨】

    楽天グループ・三木谷浩史会長兼社長の講演によると、2022年における楽天グループの国内EC流通総額は約5兆6000億円で前期比11.2%増

    2023/2/1
  9. 【ジャンル別売上高ランキング2023】「家電」はジャパネットが2487億円で1位、ヨドバシカメラが2094億円で2位など

    足元では、アフターコロナの市況や、原材料の高騰などが事業者の業績に大きく影響している。市場における総合通販、家電通販各社の動向をランキングから紹介する

    2023/9/7
  10. 事業規模250億円の通販会社が東証グロース市場へ上場。「ハルメク」「全国通販」など抱える“シニア通販の雄”ハルメクHDとは

    ハルメクホールディングスのメイン事業は「ハルメク事業」と「全国通販事業」。子会社のハルメクが雑誌連動のシニア向け通販「ハルメク事業」、総合通販の「全国通販事業」は全国通販が手がける

    2023/2/16

51位〜60位

  1. 国内ユニクロのEC売上は9.7%増の794億円【2023年度中間期】

    国内ユニクロ事業に占めるEC売上高の割合は0.4ポイント減の16.0%

    2023/4/21
  2. 最安350円からの置き配専用配送サービス「置ToC」とは? 「日時指定なし」「再配達なし」ルールで安価な配送料金を実現

    置き配専用の配送サービスは、EC事業者の物流コスト削減、再配達削減、ドライバーの負担軽減、CO2排出量削減など、さまざまなメリットがあるという。サービスの詳細をまとめた

    2023/9/13
  3. ヤフーは「楽天市場」「Amazon」よりも売上を伸ばしやすい⁉ 専門コンサルが伝授する「Yahoo!ショッピング」攻略法

    「Yahoo!ショッピング」を専門にコンサルティングサービスを提供するアルドの佐藤英介氏の著書を踏まえながら、「Yahoo!ショッピング」の攻略法を解説(連載第25回)

    2023/2/13
  4. アイスタイル、Amazon内に「@cosme.SHOPPING」を2024年度中にオープン予定。「システム開発はおおむね完了」

    アイスタイルが扱うブランドと現在、Amazonへの出品について交渉を進めている

    2023/8/22
  5. ヤマト運輸、東京23区と千葉県の一部地域宛て宅急便などの大幅遅延+全国からの目黒区や渋谷区など宛ての荷受け停止は13日も続く

    全国から東京都4区、千葉県の館山市や木更津市などに送る荷物の配送に大幅な遅延が発生する事象が13日も続いている。ECサイトなどで該当地域への配送についてアナウンスすることが求められそうだ

    2023/12/13
  6. KDDIの「au経済圏」を攻略するには? ECモール「auPAYマーケット」の特徴+最新動向を解説

    出店すれば、1億人以上の利用者を持つau経済圏にアプローチできる「auPAYマーケット」。初回購入者のリピーター化や若年層の新規獲得に成功している秘訣とは?

    2023/9/5
  7. 幸楽苑ホールディングスがECモール店を閉店、通販事業から撤退する理由

    「幸楽苑 楽天市場店」「幸楽苑 Yahoo!ショッピング店」「幸楽苑 Amazon店」を9月末までに閉店。11月1日付で通販事業部を廃止する

    2023/8/24
  8. 【DHC新体制】元オルビス社長の髙谷氏が会長就任。オーナー経営から代表取締役3人のチーム経営へ

    オーナー型のワンマン営者から脱却し、代表取締役3人体制となったDHC。「第ニの創業」と位置付け、再成長に向けて挑む。DHCのこれまでの軌跡と新体制への移行を解説する

    2023/4/19
  9. 【機能性表示食品で初】にさくらフォレスト措置命令を下した背景+変わる消費者庁の調査体制

    消費者庁はさくらフォレストが展開する機能性表示食品に対し、景表法の優良誤認があるとして措置命令を下した。機能性表示食品の届出表示そのものを不当表示と判断した消費者庁。この処分は業界内で混乱と反発を招いている

    2023/8/7
  10. 日本郵便が一部「荷物の付加サービス」料金を値上げ&廃止、郵便物の特殊取扱料と国際郵便料金も料金引き上げ

    デジタル化の進展による郵便物の減少、燃料費の高騰、2024年の物流問題などを踏まえ、一部サービスの値上げと廃止で、配送サービスの安定的な提供体制を維持する

    2023/4/26

61位〜70位

  1. アマゾンジャパン、日本初の仕分け拠点「ソートセンター」を東京に新設

    アマゾンジャパンが新設した「ソートセンター」は、商品保管、ピッキング、梱包するフルフィルメントセンターと、顧客への配送を行うデリバリーステーションをつなぐ仕分け拠点

    2023/9/15
  2. 「Amazonプライム感謝祭」で「買い物をした」は約5割。ブラックフライデーなど年末商戦に備えて購入金額を抑えた割合は47%

    「Amazonプライム感謝祭」について、その認知、利用状況などについてナイルが調査結果を発表した

    2023/11/8
  3. 新たに誕生する「Vポイント」経済圏とは? Tポイント+VポイントをCCCグループと三井住友グループが統合へ

    「Tポイント」は約200社の企業がアライアンスパートナーとなり、年間利用者7000万人の消費者が利用するポイントへと成長した

    2023/6/20
  4. カリモク家具に学ぶ消費者に支持される秘訣。「商品力」「ブランド作り」「EC活用」「UGCマーケ」にあり

    2020年に自社ECサイトを開設したカリモク家具。ブランド戦略、ECを開始した背景、UGCマーケティングの効果について、営業推進部統括常務取締役の山田郁二氏と新市場営業部主任の鈴木里紗氏が解説する

    2023/9/29
  5. 【2023年の通販市場予測】半数超が市場は「拡大する」。足元の消費動向は「下がっている」が約6割

    通販新聞社が実施した調査では、通販の市場予測で「拡大する」と回答した企業の割合が半数超を占めた。アンケートの調査結果を踏まえて、今後の市場について各社から寄せられた声をみていく

    2023/2/9
  6. 【リプレースのトラブル】千趣会は約110億円の最終赤字で通販事業は130億円の減収。システム刷新の影響と今後の対策

    大幅減収、赤字の主因は基幹システムのリプレイスに関連したトラブルにより販促を大幅に縮小したため。千趣会は2022年1月に基幹システムのリプレイス実施したが、トラブルが発生した

    2023/2/14
  7. 【G7広島サミットの配送状況】配達の遅延が発生する見込み。ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の配送対応まとめ

    ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便は広島県、山口県を発着とした荷物の配送に遅延が生じる可能性があるという

    2023/5/10
  8. 受注処理が月10万件でも20万件でもまったく平気。ノーコードツールを利用して業務効率化に成功した事例【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年5月8日~5月14日のニュース

    2023/5/16
  9. 「メタバースは大きなビジネスチャンスになる」「先行者利益を得るなら2023年がカギ」。アダストリアが語るメタコマースの可能性と描く未来

    アダストリアは新たなマーケットとしてメタバース市場に注目。EC業界の“メタコマース”を先導している。メタバース市場の魅力や取り組み、将来像をアダストリアのメタバースプロジェクトマネージャーに聞いた

    2023/2/21
  10. 【九州の大雨】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の九州向け荷物の一部で配送遅延が発生

    7月3日までに、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便は、九州向けの荷物の一部の配送に遅れが生じているとアナウンスしている

    2023/7/4

71位〜80位

  1. 消費者庁のステマ規制、「PR明記ルール」の認知は7割、規制強化を評価は6割

    消費者庁は3月28日、景品表示法の規制に「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」を追加すると告示、ステマ規制を強化する

    2023/4/12
  2. エニキャリの配達代行システムが国内でヒットしている理由とは? 日本マクドナルドとエニキャリ小嵜代表が対談

    拡大し続けるデリバリー市場をシステム面から支えるエニキャリ。ラストワンマイル配達管理システム「ADMS」を導入した日本マクドナルドとエニキャリが、デリバリー市場の概況、「ADMS」の利便性、配送サービスのビジネスモデルなどについて対談した

    2023/4/3
  3. 2023年の通販市場は15.6兆円、EC市場は13.8兆円に拡大する見込み

    すべての商品カテゴリーで市場は拡大。特に伸びているのはリピート需要の定着でネットスーパーが好調な食品・生鮮品、実店舗とECを一体化させたOMOの取り組み強化が進むアパレルという

    2023/5/22
  4. ヤマト運輸、宅配便の2023年度平均単価は4.7%上昇の見込み。「法人顧客に対しても、(値上げの)交渉を進めている」

    平均単価の上昇は、2023年4月に実施した宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便の運賃改定が影響する

    2023/5/16
  5. 【2022年度】健康食品の市場規模は1%増の8925億円、機能性表示食品市場は11%増の4692億円の見込み

    ロックダウンなどの影響で一時低迷した越境EC、一般貿易を通じた海外展開の回復・拡大が期待され、健康食品市場は緩やかな成長が続く見通しという

    2023/4/18
  6. ヤマト運輸、都内・神奈川・千葉の一部地域宛ての荷物に遅延の可能性(5/27~6/10)

    首都高速1号羽田線高速大師橋の架け替え工事により、一部区間において終日通行止め規制が行われる。そのため、首都高速道路と周辺一般道において交通渋滞が予測される

    2023/5/25
  7. 「送料無料」表示の見直しを求める政府の方針とは? 過去には経産省幹部が「送料は当社負担という表現に」と業界に要請

    政府が公表した「物流革新に向けた政策パッケージ」で、「運賃・料金が消費者向けの送料に適正に転嫁・反映されるべきという観点から、『送料無料』表示の見直しに取り組む」と明記している

    2023/6/6
  8. I-neが日本一優秀なマーケターの育成に挑む! 育成メカニズムを責任者が全解剖【連載第2回】

    「ボタニスト」などの著名なブランドをECでも展開するI-ne。D2C経営人材の育成戦略について取り組みを聞く連載企画の第2回は、人材育成のメカニズムを解説します

    2023/2/9
  9. ヤフー社長でeコマース革命旗振り役の小澤社長が退任、「LINEヤフー」では顧問に

    小澤隆生氏は現在、Zホールディングスの取締役 専務執行役員CGSO(Chief Group Synergy Officer)E-Commerce CPO、ヤフーの代表取締役社長

    2023/8/4
  10. 【ECモール利用実態】1位はAmazon、2位は楽天、3位はヤフー。利用するモール、頻度や金額、年代・性別など調査まとめ

    ECの利用者が頻繁に利用するECモールは? ECモールごとの利用者傾向は? アンケートの調査結果から、ECモールの利用動向をまとめた

    2023/6/15

81位〜90位

  1. DHC創業者の吉田氏が設立の通販会社「大和心」が会報誌創刊。ターゲットは40代女性+編集部員を新たに募集

    DHC創業者の吉田嘉明氏が設立した新会社・大和心は、40代女性向け会報誌の創刊に向けた人材募集を新たに実施。ECと会報誌の両軸で通販事業を展開すると見られる

    2023/9/21
  2. ヤマト運輸が「メール便」「ネコポス」を順次終了。メール便・小型薄物荷物領域は配送を日本郵便に委託へ

    メール便領域は「クロネコゆうメール(仮称)」、小型薄物荷物領域は「クロネコゆうメール(仮称)」に刷新。配送面を日本郵便に委託する

    2023/6/20
  3. アマゾンジャパン、化粧品セール企画「Amazon Beauty Festival」を「ブラックフライデー」で実施。コスメの販売促進

    Amazonは2023年の年末セール「ブラックフライデー」に合わせて、美容カテゴリーのセールを行う。セールでは最大1万ポイント還元企画、数量限定商品の販売などを計画する

    2023/11/20
  4. ヤマト運輸、玄関前配達サービスと連携。オートロック+宅配ボックスの空きなしでも「置き配」可能に

    ヤマト運輸とファミリーネット・ジャパンの協業により、不在時でもオートロックを開錠できるシステムの運用が始まった。再配達削減、物流負担軽減をねらう

    2023/7/26
  5. PayPay、LINE、ヤフーのEC・店舗横断のマイレージ型販促サービス「LYPマイレージ」とは

    オフラインの実店舗と、ECを横断した販促プラットフォーム。参加するメーカーの対象商品を、オフラインでは対象実店舗でPayPay決済、オンラインでは「Yahoo!ショッピング」の対象ストアで購入すると、商品の購入金額に応じてPayPayポイントなどの特典が貯まる

    2023/3/2
  6. 「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の「おてがる配送」、配送サービスの一部で送料値上げ

    「ヤフオク!」「PayPayフリマ」では10月4日0時以降、「配送会社が荷物の発送受付を完了」した商品から、「おてがる配送」の新料金を適用する

    2023/10/2
  7. “勝ち組”アパレルEC企業「ジュン」「オンワード」「アダストリア」の戦略まとめ

    コロナ化で売り上げが急拡大したファッションEC市場。チャット接客の強化、商品の店舗試着など、アフターコロナでも勝ち残っているアパレル各社の戦略を紹介する

    2023/4/11
  8. 2022年のEC業界振り返り&2023年に起きそうなこと【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年のニュースと2023年の展望

    2023/1/11
  9. ヤフーが発表した「Yahoo!ショッピング」「LINE」「PayPay」との連携によるEC強化とは

    Zホールディングス、LINE、ヤフーの3社を中心とした合併方針の決定を踏まえ、合併後もECに注力すること、「LINE」「PayPay」との連携を強化していくことを宣言

    2023/3/8
  10. 物価高で賃上げ・手当支給を実施した上場企業は68社。一時金の最高は15万円

    賃金のベースアップ(給与水準の引き上げ)、一時金の支給について、小売りも同業他社に先駆けて実施する動きがあった。人手不足が深刻さを増しているが、苦境に直面する業種でも春闘を契機に賃上げで人材確保を強める可能性があるようだ

    2023/2/15

91位〜100位

  1. 佐川急便と日本郵便、不在持ち戻りの荷物を郵便局窓口で受け取れるサービスを開始

    佐川急便と日本郵便は、再配達回数の抑止、CO2排出量削減、ドライバー業務の効率化につなげ、宅配サービスの持続可能性を高めていく

    2023/10/27
  2. 【2023年のEC業界を徹底考察】高く売る販売方法、動画、3大モール攻略、ネット通販+GA4など重要ポイントを解説

    楽天やAmazonの最新情報、SNSやSEOの最新トレンドなど、Eコマース業界の2023年を考察。次年度の消費トレンドをまとめた「予測カレンダー」から抜粋(連載第24回)

    2023/1/12
  3. 【台風6号の配送への影響】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便は沖縄・鹿児島の一部地域宛て荷物の預かりを停止

    8月3日までに日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便は、沖縄県全域、鹿児島県の一部地域への荷物の預かりを停止したと発表している

    2023/8/4
  4. 約110億円の最終赤字から1.5億円の黒字へのV字回復に向けた千趣会の2023年事業計画

    2023年度の黒字化達成に向けて、「通信販売事業のデジタルシフト」「収益構造の変革」「パートナー企業との共創」に取り組む

    2023/2/17
  5. 【寒波襲来、配送への影響】ヤマト運輸は1/24~25発送の荷物を「遅延了承」で受付

    広範囲で猛烈な吹雪などで輸送に影響が出ると見込み、1月24日から25日に預かり発送する荷物は、全国を対象に「遅延了承」で受け付けることにした

    2023/1/24
  6. 2023年の母の日トレンドは「外向き」需要と「脱マンネリ」。「楽天市場」が特設ページを開設

    「日焼け止め」「レディース帽子」「日傘」や「新定番フラワーギフト」を母の日ギフトとして提案

    2023/3/30
  7. Amazonプライム会員限定のセール「プライム感謝祭」とは

    日本では初開催。海外での名称は「Prime Big Deal Days」。米国では競合のWalmart Inc.が、米Amazonと同時期にセールイベントをぶつける予定

    2023/9/21
  8. ヤマト運輸、配送先住所変更(転送)は運賃収受へ。「宅急便転居転送サービス」の新規申し込みは終了

    働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが、2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用される物流業界の「2024年問題」が背景にあると見られる

    2023/4/20
  9. 早くも「ChatGPT」を使ったEC関連サービスが登場! 使う前には社内AI利用ガイドラインを作りましょう。【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年3月20日~3月26日のニュース

    2023/3/28
  10. アダストリア、グループ最大規模の物流センター「アダストリア 常総DC」を新設

    2026年2月期を最終年度とした中期経営計画で連結売上高2800億円をめざしているアダストリア。成長、業容拡大の一環として、グループ最大規模の物流拠点を開設する

    2023/7/27

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

藤田遥

イケアが日本初導入した体験型ショッピングツール「インテリアスタイルラボ」とは

2 years 9ヶ月 ago

イケアの日本法人であるイケア・ジャパンは、さまざまなスタイルのルームセットをデジタルで体験できるショッピングツール「インテリアスタイルラボ」をIKEA新宿とIKEA原宿へ12月18日に導入した。IKEA渋谷でも順次導入する。

「インテリアスタイルラボ」は、9平方メートルという限られたスペースのなかで、イケア・ジャパンがオリジナルでデザイン・設計した20パターンのルームセットを、バーチャルの世界で提案する取り組み。

イケアの日本法人であるイケア・ジャパンは、さまざまなスタイルのルームセットをデジタルで体験できるショッピングツール「インテリアスタイルラボ」をIKEA新宿とIKEA原宿へ12月18日に導入
実店舗に設置した「インテリアスタイルラボ」

実際の商品サイズをバーチャルでそのまま体験できるショッピングツールで、20のルームセットには約2000アイテムを使用している。世界ではフランスに続き、日本は2番目の導入となる。

「インテリアスタイルラボ」を都心型店舗に導入するのは、限られた売り場で多くの商品に触れてもらう機会を増やすため。

イケアの特徴の1つは、広いスペースでさまざまなスタイルのルームセットを提案すること。ただ、都心型店舗ではスペースが限られており、「インテリアスタイルラボ」はバーチャルの世界でそれを補う取り組み。

イケアの日本法人であるイケア・ジャパンは、さまざまなスタイルのルームセットをデジタルで体験できるショッピングツール「インテリアスタイルラボ」をIKEA新宿とIKEA原宿へ12月18日に導入 イケア・ジャパンデザインのルームセット イメージ
イケア・ジャパンデザインのルームセットイメージ

一部の商品は、二次元コードをスマホなどで読み取るとイケアのECサイトで情報を確認することが可能。ショッピングカートへと追加、すぐに購入することができる。

松原 沙甫

ドンキと博報堂、リテールメディア事業の新会社「株式会社pHmedia」を設立

2 years 9ヶ月 ago

ドン・キホーテなどを傘下に抱えるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)と博報堂は12月22日、リテールメディア事業を展開する新会社「株式会社pHmedia(ペーハーメディア)」を設立した。

pHmediaは、PPIHが持つ国内・海外700店超の店舗網、国内で約1300万ユーザーを持つ「majica アプリ」による購買データ、博報堂の強みであるクリエーティブマーケティング力やメディアの知見を融合し、統合マーケティングとメディアソリューションを開発・提供する。

メーカーのブランディングや売上拡大につながる統合マーケティングソリューションパッケージを企画・販売。テレビからデジタル・店頭を連動させたリテールメディア統合商品と効果検証・ソリューションを企画・販売する。

さらに、マスメディアやSNSと連動した棚作り支援や新商品開発、テストマーケティング支援ソリューション、PPIHの顧客・購買・商品データや博報堂の持つ生活者データ、メディアデータといったデータを活用した新たなデータマーケティングソリューションの開発・販売を手がける。博報堂のリテールメディアに特化したワンストップ統合窓口を通じて、pHmedia以外のリテールメディアとも組み合わせて統合的な販売を行っていく。

ドン・キホーテなどを傘下に抱えるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)と博報堂は12月22日、リテールメディア事業を展開する新会社「株式会社pHmedia(ペーハーメディア)」を設立
pHmediaはメーカーの宣伝部・事業部・営業部、小売業をつなぐ役割を担う

pHmediaは商品開発から物流・配荷、営業商談まで、メーカーの幅広いバリューチェーンを支援するマーケティングソリューション・コンサルティングサービスを提供。メーカー各社の事業課題を解決するほか、PPIHと博報堂のシナジーによるリテールメディアの新たな価値創出をめざす。

メーカーの宣伝部・事業部・営業部、小売業をつなぐ役割を果たしながら、消費者に最適なコミュニケーションを企画・実行。メーカーのブランディングと売上向上を実現する投資対効果の高い新たなリテールメディアの開発・提供をめざしていく。

これによってメーカーが、商品開発から物流・配荷、商談、広告・販促・CRMなどに至るまでマーケティング活動を購買データを使って統合的に利用できるようにすることで、ブランドマーケティングとトレードマーケティング投資の最適化を実現していく。

瀧川 正実
確認済み
1 時間 4 分 ago
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