ECサイトに「よく利用する決済手段」がないと55%以上が離脱。よく利用するのは1位がクレカ、2位はPayPay、3位が楽天ペイ | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2024年7月25日(木) 07:00
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SBペイメントサービスが実施した「ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査」によると、クレジットカード決済は過去6年で2割程度減少していることがわかった。また、よく利用する決済手段がECサイトにない場合、55%以上が商品を購入せずサイトを離脱しているという。

調査期間は5月20日~6月6日。調査対象は、1年以内に物販サイトで何らかの商品を購入した全国の10~80代の男女2866人と、1年以内にデジタルコンテンツを購入した全国10~80代の男女2350人。

物販、デジタルコンテンツでよく利用する決済は「クレジットカード」がトップ

ECサイトでよく利用する決済手段を、男女別に物販・デジタルコンテンツ購入のそれぞれについて聞いた。男女とも物販・デジタルコンテンツいずれも1位は「クレジットカード決済」で、利用割合はそれぞれ48%以上だった。

2位は「PayPay(オンライン決済)」でそれぞれ21%以上。男性の3位は「楽天ペイ(オンライン決済)」で物販・デジタルコンテンツともに約14%、女性の3位は物販では「コンビニ決済」(12.1%)、デジタルコンテンツは「キャリア決済」(11.7%)で、男女で傾向がわかれた。

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 よく利用する決済手段(物販)よく利用する決済手段(物販)(n=2866/複数回答可、上位10位抜粋、出典:SBペイメントサービス)
SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 よく利用する決済手段(デジタルコンテンツ)よく利用する決済手段(デジタルコンテンツ)(n=2350/複数回答可、出典:SBペイメントサービス)。物販・デジタルコンテンツともに上位3手段は同じ結果となった
物販ECでは「PayPay(オンライン決済)」が男女ともに多くの年代で人気

年代別の傾向を見ると、物販ECサイトで最も利用する決済手段は、10代女性は「PayPay(オンライン決済)」(37.9%)がトップ。それ以外の年代では男女ともに「クレジットカード決済」がトップで、年代が上がるごとに割合が高くなった。「PayPay」は男女ともに多くの年代で人気が高く、男性は10代から50代まで2番目に選ばれる決済手段だった。女性では20代以上はすべて「PayPay」が2番目に選ばれる決済手段となっている。

そのほかの特徴では、男性20代以上は「楽天ペイ」が3位以内にランクインしているのが、女性は30代以外は3位以内に「楽天ペイ」が入っていない。一方、「コンビニ決済」は30代以外は3位以内に。男女で決済手段の利用動向が異なっている。

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 最も利用する決済手段(物販、男性×年代)最も利用する決済手段(物販、男性×年代)(n=1406、出典:SBペイメントサービス)
SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 最も利用する決済手段(物販、女性×年代)最も利用する決済手段(物販、女性×年代)(n=1460、出典:SBペイメントサービス)。おおむね全年代の1、2位が「クレカ」「PayPay」。男女で「楽天ペイ」「コンビニ決済」人気の差が浮き彫りに
デジタルコンテンツでは、女性20~50代で「キャリア決済」が上位3位にランクイン

デジタルコンテンツ購入の決済手段における年代別傾向では、10代男女で最も選ばれたのは「PayPay(オンライン決済)」で28%以上。それ以外の年代では男女ともに「クレジットカード決済」がトップで、物販と同様に年代が上がるごとに割合が高くなった。

また、男性20~40代では「楽天ペイ(オンライン決済)」、男性10代と60代以上では「Google Pay」も上位に選ばれているのに対し、女性20~50代では「キャリア決済」が上位3位に入った。男女で決済手段の利用動向が異なっている。

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 最も利用する決済手段(デジタルコンテンツ、男性×年代)最も利用する決済手段(デジタルコンテンツ、男性×年代)(n=1221、出典:SBペイメントサービス)
SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 最も利用する決済手段(女性×年代)最も利用する決済手段(デジタルコンテンツ、女性×年代)(n=1129、出典:SBペイメントサービス)。デジタルコンテンツの決済手段も物販とおおむね同傾向。女性では「キャリア決済」人気が目立つ
「クレジットカード」の割合が減少傾向に

SBペイメントサービスは今回と同様の調査を2018年、2020年、2021年、2022年と過去4回実施している。今回調査結果と過去調査結果を比較したところ、「クレジットカード決済」を選択する割合は減少傾向にある。

2018年から2024年にかけて、物販の場合は約19.3%減少、デジタルコンテンツ購入の場合は26.2%減少。代わりに物販は「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」「au Pay(ネット支払い)」「ポイント決済」「Amazon Pay」の割合が伸びている。デジタルコンテンツ購入の場合は「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」「Apple Pay」「Google Pay」「ポイント決済」の割合が伸びた。EC決済においても「スマホ決済」の存在感が増している。

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 最も利用する決済手段(物販の過去推移)最も利用する決済手段(物販の過去推移)(出典:SBペイメントサービス)
SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 最も利用する決済手段(デジタルコンテンツの過去推移)最も利用する決済手段(デジタルコンテンツの過去推移)。過去6年で「クレジットカード」の割合が減少し、各スマホ決済の割合が上昇(出典:SBペイメントサービス)
よく利用する決済手段がない場合、55%以上が「購入せず離脱」

物販・デジタルコンテンツのECサイトでよく利用する決済手段がない場合の行動についても聞いた。いずれも55%以上が「購入せず離脱する」と回答。そのうち32%以上は他のECサイトもしくは実店舗で購入する意向があり、購買意欲が高いユーザーも決済手段が要因で離脱しているようだ。

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 決済手段不足によるサイト離脱状況(物販)決済手段不足によるサイト離脱状況(物販)(n=2866、出典:SBペイメントサービス)

 

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 決済手段不足によるサイト離脱状況(デジタルコンテンツ)決済手段不足によるサイト離脱状況(デジタルコンテンツ)(n=2350、出典:SBペイメントサービス)。決済手段不足で最大65%が離脱する結果に
キャッシュレス決済にあるとうれしい機能は「ポイント還元率の高さ」「手数料無料」

物販・デジタルコンテンツのECサイトで、キャッシュレス決済にどういったサービスや機能があればうれしいか聞いたところ、支払い完了までの手間が少ないことや支払いスピードが速いことよりも、ポイント還元率の高さや手数料無料といった金銭的なベネフィットを求める傾向が高いことがわかった。

SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 ネットショップで商品を購入する際のキャッシュレス決済に関する要望ネットショップで商品を購入する際のキャッシュレス決済に関する要望(n=2866/複数回答可、出典:SBペイメントサービス)
SBペイメントサービス ECサイト(物販、デジタルコンテンツ)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査 デジタルコンテンツ購入時のキャッシュレス決済に関する要望デジタルコンテンツ購入時のキャッシュレス決済に関する要望(n=2350/複数回答可、出典:SBペイメントサービス)。ユーザーは「ポイント還元率」「手数料なし」を重視

調査結果を受け、SBペイメントサービスは次のようにコメントした。

ユーザーのニーズに応じた決済手段を取りそろえることは購買率を上げる重要な要素であり、ポイントの還元率が高く、チャージ時や分割払い時などに手数料なしで利用できるキャッシュレス決済が今後選ばれていくであろうことが予想される。

調査実施概要
  • 調査タイトル:ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査期間:2024年5月20日~6月6日
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:1年以内に物販サイトで何らかの商品を購入した10~80代の男女2866人
    1年以内にデジタルコンテンツを購入した10~80代の男女2350人
  • 調査元:SBペイメントサービス
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