NTTドコモは4月18日、人工知能(AI)搭載のWeb接客ツール「ecコンシェル」に、AIを活用して商品やサイトに適したバナー広告を自動で作成する「オートクリエイティブ」機能を追加した。
「オートクリエイティブ」は、広告を掲載するサイトや商品の画像をAIが判別し、サイトの構成や色合いを踏まえたバナー広告を作成する機能。事前に決められたパターンからバナー広告を選ぶ従来のサービスと異なり、サイトや画像の色合いをAIが解析し、最適なバナー広告の配色を導き出すという。
ECサイト運営で大きな負担となっていたバナー広告作成を自動化し、運営の効率化をアップすることができるようになる。
また、サイトごとに適したバナー広告を作成することができるため、高品質なバナー広告を簡単に掲載することができるとしている。
基本料金は月額5万円、画像1枚につき1万円が必要。利用できるのはPV課金プランで、無料のフリープランを導入している企業は利用できない。
「オートクリエイティブ」は、広告を掲載するサイトや商品の画像をAIが判別する
「ecコンシェル」の利用企業は、管理画面上でECサイトのURLや掲載したい内容などを設定するだけで、複数のサンプルから好みのバナー広告を選択することが可能。企業がそのバナー広告に関し、「お買い得感」や「高級感」などをイメージした配色とフォントの調整をすることもできる。
「ecコンシェル」のアクセスログや購買履歴等の解析機能と合わせて、サイト利用者の行動に応じて自動的に表示される広告に、「オートクリエイティブ」で作成したバナー広告を活用することも可能。
「オートクリエイティブ」には、Webサイトに合わせたカラー自動設定機能、画像に合わせたカラー設定と切り抜き機能、配色とフォントの調整機能。
NTTドコモは2月、「ecコンシェル」のサービス登録企業数が1200社を突破(2月16日現在)したと発表。その後、導入社数は2100社を突破した。
導入企業では、コンバージョン率が平均26%、平均顧客単価50%を実現している。
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オリジナル記事:人工知能でバナー広告を自動作成、Web接客ツール「ecコンシェル」に新機能
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