メルカリは4月17日、フリマアプリ「メルカリ」の新しい配送方法として、大型荷物の梱包から集荷、配送、設置までを行う「大型らくらくメルカリ便」を開始した。
大型商品を簡単に取引したいというユーザーからの要望を受け、新たな配送サービスの導入に踏み切った。全国に大型商品の配送ネットワークを持つヤマトホームコンビニエンス(YHC)に業務を委託している。
「大型らくらくメルカリ便」を利用すると、YHCのスタッフが出品者の自宅を訪問し、荷物を梱包した上で集荷する。届け先での開梱や設置、使用済み資材の回収もYHCが行う。
出品者の利用料金は商品の大きさ(高さ+幅+奥行の3辺合計)で決まる。
出品時の利用料金一覧
メルカリによると、「大型らくらくメルカリ便」はCtoCフリマ業界で初となる大型商品配送サービスという。「メルカリ」は現在、月間流通額が100億円、1日の出品数は100万品を超えるなど急成長を続けている。
2015年4月にはヤマト運輸と共同で「らくらくメルカリ便」を開始。匿名配送による取引やコンビニエンスストアから発送できる点などがユーザーから好評という。
ただ、従来の「らくらくメルカリ便」は取扱いサイズが最大でも3辺合計160cmまでのため、大型の家具や家電などには対応できないケースも多い。「大型商品を送る手段が分からない」「梱包が出来ない」「出品時の値付けが難しい」といったユーザーからの要望が上がっていた。
YHCが提供する大型商品の配送・設置サービスはAmazonも2016年12月に開始。Amazonが販売する大型の家具や家電において、組み立てや設置、引き取り、回収をYHCが行っている。
写真左からメルカリの小泉文明氏(取締役社長兼COO)、
ヤマトホームコンビニエンスの市野厚史氏(代表取締役社長)
利用方法、配送の流れ
- 出品時に配送方法を選択
出品者は出品時、配送方法の中から「大型らくらくメルカリ便」を選択。 - 三辺合計サイズを選択
「商品の3辺合計サイズ」を選択すると、そのサイズに応じた利用料金が表示される。出品者が設定した商品価格に利用料金が上乗せされた価格が販売価格となる。 - 集荷・お届け日時を決定
取引が成立したら、出品者は集荷希望日時、購入者は配達希望日時を入力。 - 梱包・集荷・搬出
YHCスタッフが希望日時に訪問し、荷物を預かり梱包する。 - 配達・設置
希望日時に配達し、搬入や設置、資材の回収まで行う。
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オリジナル記事:メルカリが大型荷物の配送サービスを開始、ヤマトホームコンビニエンスと連携
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