前回までのあらすじ……LINE BUSINESS CENTERで登録を済ませて、審査を通過し、晴れて「LINE@ 認証済みアカウント」になったネッ担アカウント。管理画面でもろもろの設定を済ませて、ついにアカウントを公開したのでした! 写真◎吉田 浩章
:さあ、アカウント公開したんだから、何か投稿しなくちゃね! LINEのみなさん、次は投稿の仕方を教えてください! ね、編集長! 何を投稿しましょうか。早く決めましょ!
:えっ……。
:あわてないでください。いま、友だち何人できました?
LINE株式会社 三輪 優子さん
:……4人ですけど?
:ここにいる人にも足りないじゃないですか。
:あっ! すみません。友だちになるの忘れてました。
:シャーッ!
:投稿の方法を勉強する前に、まずは友だちを増やしましょう。いま投稿してもテスト配信で終わっちゃいますよ。
:それもそうですね。でも友だちを増やすって、何から始めればいいんですか?
友だち作ろう作戦① 自社サイトでの告知とメールマガジン
:LINE@の場合だと、公式アカウントと違ってスタンプとかLINEポイントでマスに向けた集客ができないので、オウンドメディアでの集客が中心になります。
:あー、スタンプで集客できるのは公式アカウントだけなんですね。
:そうなんです。なので、ネッ担のサイトにバナーを貼るとか、あとはメルマガですね。メルマガの読者の方はもともとネッ担への興味関心が高い方が多いと思いますので、そういった方々にまずはフォローしてもらうのがいいと思います。
:なるほどー。じゃあ早速バナーを作りますね。
友だち作ろう作戦② SNSの合わせ技
:ちなみに、ECをやってる方だとどんな集客をされるんですか?
:EC事業者の方でも既存顧客に対してはメールでの告知が主になってくると思います。あとはSNSですね。だいたいTwitterやFacebook、アパレルだとInstagramもやってる方が多いので、そうした他のSNSで告知をされています。
SNSはクローズドなものとオープンなものの使い分けが大事だなって思っています。TwitterやFacebookはオープンなので、「競合他社はどんなことやってるんだろう?」って思ったら、配信の仕方や過去のキャンペーンとか、現在のフォロワー数とかも、オープンになっていてすぐわかりますよね。
LINE@はフォローしていないと情報が受け取れないので、そういった意味ではクローズドなSNSだと思うんです。クローズドだからこそ、送りたい相手にメッセージを直接届けるといったことが得意なんでが、フォロワーを増やすという点については、オープンなSNSに比べたらちょっと時間はかかります。
例えばTwitterやInstagramで「LINE@でお得情報配信してます」みたいに訴求すると、興味を持った人がLINE@に流入してくるという感じになります。
なので、既存のロイヤリティの高い顧客にはメルマガ、新規ユーザーを獲得するなら他のSNS。ブランド認知を獲得しながら引っ張ってくるという流入ルートになってくると思います。
友だち作ろう作戦③ ノベルティで地道に告知
:実店舗があったらPOPを飾ったりとか、ショップカードにQRコードを入れていただいたりだとか。あとは接客しながら「LINE@もやってるので、よかったら友だちになってください」って、地道にお客さまをフォロワーにされているところが多いと思います。
来店されているということは、そもそも興味関心はかなり高いので、どういう情報が配信されていてどんなメリットがあるのかっていうことを伝えられれば友だちには増えていきますね。
:POPとかって管理画面から注文できますよね。注文する人って多いんですか? 寺山さん。
LINE Business Partners株式会社 寺山 健太郎さん
:実はLINEのキャラクターを使って自由に告知することはできません。「LINEのキャラでLINE感を出したい」っていうときは、こちらのグッズをご購入いただくのがいいと思います。
:やっぱりLINEのキャラがいると目を引きますもんね。いいなー。うちも作っていいですか?
:いいですよー。
:わーい。じゃあ、ミニのぼりとショップカードを注文しちゃいますねー。
「ノベルティ発注」は、認証済みアカウントになると管理画面の「基本設定」の中に出てきます。
店内ミニのぼり アカウントアイコンあり……1個 1,200円
店内ミニのぼり アカウントアイコンなし……1個 1,200円
店内ミニのぼり アカウントアイコンあり……1個 1,500円
店内ミニのぼり アカウントアイコンなし……1個 1,500円
三角POP……1個 300円
ステッカー……1セット(3種類の絵柄で各1枚、計3枚)500円
ショップカード……1セット(4種類の絵柄で各50枚、計200枚)4,000円
ショップカードホルダー(組み立て式)……1個 500円
A5パネル……1セット(4種類の絵柄で各1枚、計4枚)3,000円
※価格はすべて税抜き
ちなみに送料はこんな感じ。支払い方法は代引きのみです。
「店内ミニのぼり」の画像を入稿します。画像はPNGかJPGで、サイズは640ピクセル四方以上が条件。画像には審査があります。
しめて6,716円の買い物。商品到着はおよそ3週間後とメールが届きました。
無料のノベルティもあります。それはポスター。
「ポスター作成」は上のノベルティーの下にあります。
- LINEでお店のクーポンがもらえる!
- 友だち登録でクーポンをプレゼント!
- うれしい情報をLINEでお届け!
- 友だち登録でお得な情報をGET!
- LINE限定のお得な情報配信中!
- お店の最新情報をGET!
- セール情報配信中!
- お店と友だちになろう!
上記の中から好きなキャッチコピーを選び「作成」をクリック。ネッ担の場合は3番目の「うれしい情報をLINEでお届け!」かな。
右上のダウンロードアイコンをクリックすると保存できます。
PDFが表示されるので、ダウンロードして印刷して使用します。これ、実店舗でお店に飾ってるところを結構見かけますよね。ネッ担でイベントをやるときに使おうと思います。
イケてるアカウントは何をしているのか?
:LINE@を活用している事業者さんってどんなことをやってるんですか?
:LINE@のメッセージにお買い物に使えるクーポンコードを入れておいて、そのクーポンコードをLINE@だけのコードにして「LINE@経由でどれだけ購入があったか」を計測した企業さんがいたんですが、売上のピークになったのが配信後1時間後ぐらいだったそうです。
すごく速いですよね。ポンと配信して1時間後に購入の山が来る。しかも、クーポンを使ってたのに購入単価が通常より高かったらしいです。
若い女性をターゲットにしたいとか、顧客の若返りをしたいといった目的でLINE@をご活用いただく企業さんは結構いらっしゃるんですが、そこはねらい通りの結果が得られると思います。全体的に購入単価が高いという話も結構よく聞きます。
:DHOLOCさんも上手にご活用いただいているんですよ。「明日17時までの限定価格」みたいな感じでLINE@からセールの告知がポンと来る。LINE@限定商品じゃないけどLINE@限定価格。タイムセール的な使い方ですね。即効性が高いだろうなと思います。
:メディアだとおすすめありますか?
:東京カレンダーさんは、1つのメッセージを4分割とかにして、それぞれリンク先を設定する「リッチメッセージ」を配信されていますが、個人的な感想ですけど、こうやって4つの記事が1つの画像に収まっていると、キュレーションされてる感じがして、「これだけ見ようかな」って感じになるのでフォローしてます。
:伊藤久右衛門さんは、LINE@専用のランディングページを作ってましたよね。
:「LINE@はじめました」っていうことを大々的に告知されてたんですよね。そういうページを用意してくださる企業さんは多いです。
なぜかというと、LINE@って検索して友だちになるっていうのが少ないので、どれだけ告知できるかが勝負なんです。なので、サイトを訪れた人に「LINEで友だちになったら何が送られてくるのか」っていうメリットをしっかり伝えることが大事だと思います。
:メリットねぇ……。物販だったらクーポンとかを配信できますけど、ネッ担って何ができるでしょうね?
:あとで考えましょう。
:うちの猫の秘蔵写真とかどうですか? みんな見たいんじゃないですかね?
:……あとで考えましょう。
ノベルティができてきた!
注文からおよそ3週間後、注文したノベルティが届きました!
こちらがショップカード。名刺サイズのカードに4種類の絵柄。裏側は共通です。ハイタッチしてる絵柄が可愛い。
結構しっかりした「店内ミニのぼり」。「お得な情報配信中♪」って、ちょっと違う気もするけどまあいいや。イベントをやるときに使おうと思います。
:せっかく作ったんだからこれで友だち増やさなくちゃですね! じゃあ編集長、ちょっとショップカードを配ってきてください。
:えっ!?
というわけで、瀧川編集長を見かけた方は「LINE@のカードちょうだい」と言ってください。200枚あるのでしばらく大丈夫だと思います。
今回のまとめ
- LINE@の友だちを増やすには、①自社サイトでの告知、②メルマガでの告知、③TwitterやFacebookでの告知。ぜんぶやるべし!
- 余裕があったら販促グッズも作ってみると楽しいよ。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:LINE@で友だち増やしたいっ! すぐできる3つの方法 | ある日突然、上司に「LINE@やって」と言われました。
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