ネットショッピングについての調査を見ると、男女の差が明確に出ています。男性は特に不満もなく購入しているのに対し、女性は探せなかったり手に取れなかったりすることを不満に思っているようです。男性にとって使いやすいサイトも女性には使いづらいかもしれません。ユーザーテストなどで確認したいところです。
わかりやすさを優先させて機会損失を防ごう
「ネットショッピングに関する実態調査」を日本国内で実施 | GMOインターネット株式会社
https://www.gmo.jp/news/article/?id=5567
まとめると、
- ネットショッピングを利用する理由の1位は男性が「安い商品が多いから」(60.4%)、女性は「24時間いつでも購入できるから」(68.2%)
- 1回あたりの平均購入金額は2,000~4,000円未満が最多。4,000円~6,000円が次点
- 不満点は男女ともに「送料が高い」が1位。女性の2位は「情報が多すぎる」

ネットショッピングの不満点(ネットショッピングを利用すると回答した男性n=439、女性n=456 複数回答)
出典:
GMOインターネット送料の高さやセキュリティ面の不安が男女に共通しているほか、「情報が多すぎる」(男性:20.7%、女性:35.7%)も、男女ともに2~3割の人が不満を感じていることがわかった。「探している商品が見つからない・見つけにくい」(男性:17.8%、女性:25.2%)という回答も約2割にのぼっていることから、情報の過剰/不足により、商品購入を迷ったり、欲しい商品を見つけられなかったりといった不満を感じる人が一定数存在しており、ネットショップ側の機会損失につながっていると考えられる。
不満は「強いて挙げれば送料が高い」といったところでしょうか。
それより気になるのは「情報が多すぎる」ですね。欲しいものが見つからないのはストレスなので、女性にとっての探しやすさを考えてみるといいのかもしれません。
しかし、女性は何かと要求が多いことがこのグラフからもわかりますね(苦笑)。
ラストワンマイル市場を開拓せよ
消費者の手元にどう商品を届ける?流通「最後の一歩」争奪戦 | ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/117284
まとめると、
- 東燃ゼネラルがAmazonと提携。Amazonで購入したタイヤやバッテリーなどの取り付けを行う
- オフィスグリコは“小腹空いた需要”に着目し、53億円のビジネスに成長
- 酒類販売のカクヤスは都内23区内に半径1.2kmの場所ごとに店舗を配置。ネットなどで注文を受けて無料で配達している
つまり店舗を持たないアマゾンは、スーパーやコンビニではない店舗、異業種など消費者の身近にある拠点を使って、ラストワンマイルへのアプローチを始めたといえるのだ。
「簡単かつ無料で届けてもらいたい」というのがユーザーの考えることなので、こうしたサービスが増えていきますよね。自社に応用できないか、早速考えてみたいところです。
かつてのMicrosoftやGoogleのような勢いを感じます
アマゾンだけで米国EC市場のシェア43%、止まらない成長の理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3985
まとめると、
- 2016年の米国におけるオンライン購買の43%はアマゾンのサイト内で行われた
- 2015年のアマゾン経由の売上高は全米オンライン売上の33%
- 2016年9月30日の時点で米国のプライム会員数は6,500万人
アマゾンの成長には、電化製品が大きく寄与しています。また、「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」関連製品の成功も理由の1つです。興味深いのは、ホームやアパレル、食品、健康、美容といった小さなカテゴリーが、アマゾンの売上増に貢献していることです。消費財のカテゴリーが、アマゾン拡大の大きな要因になっています。
先週もお伝えした「Amazon Echo」が電化製品の売上アップにつながっているようです。ネットの長所を活かしつつ新たな分野を切り拓いていくAmazonは、今年には米国のシェアの半分を占めそうですね。
今週のAmazon関連記事も集めていますので合わせてお読みください。
関連記事
EC全般
店舗では60秒でピックアップ可能!英アルゴスが進める「デジタルストア」と「ファストトラックサービス」 | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4176
あらゆる接点が一体化しているまさにオムニチャネルといった感じです。参考になることが多い記事です。
1配送350円のサービスを「Yahoo!ショッピング」店限定で提供、エコ配との連携で実現 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3976
集荷エリアは東京都、大阪府、愛知県、兵庫県、京都府。こちらもトップの記事と合わせてお読みください。
「出す意味あるの?」から二度おいしいコンテンツへ BtoB企業の「一問一答式メルマガ」とは | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4184
メール広告ベンダーが語る、メールマーケティングの効果を上げる10個のテクニック | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/02/06/24817
メールの記事と思ったら間違い。コンテンツ作りの記事だと思って読むとヒントだらけです。
フェイクニュース、キュレーションメディア、SEO…藤村厚夫、古田大輔、辻正浩がメディアとテクノロジーの未来を語る──Webの未来を語ろう 2017 | HTML5Experts.jp
https://html5experts.jp/shumpei-shiraishi/22160/
多少なりともSEOに関心があれば必読です。「長く読まれていることが評価される」というのは気になりますよね。
「EC革命は大成功」--ヤフー決算、第3四半期は増収増益、売上高は過去最高に | NET Japan
https://japan.cnet.com/article/35096064/
「取扱高・広告ともに過去最高を記録」。この次はどこを目指すのかが気になります。
今週の名言
まずはホームページという時代ではないですし、新しいサービスや仕組みなどはどんどん出てきます。
飲食店・美容室・エステなどの小規模店舗でのウェブ活用 | フォルトゥナ ブログ
http://www.color-fortuna.com/blog/web_development/web-strategy-for-shop.html
小規模な店舗はECサイトで販路を広げるよりも、できることを確実にやってリピーターを増やしたほうが良いですよね。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:なんだか納得の調査結果→女性の3人に1人が「ECで商品が見つからない」、男性の4人に1人は「不満なし」 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.