楽天が2月13日に発表した2016年1~12月期連結業績によると、国内ECの流通総額は前期比12.0%増の3兆95億円だった。
2015年12月期の国内EC流通総額は2兆6748億円(2015年12月期)で伸び率は10.2%増。2016年度は四半期ベースで2ケタ成長を維持し、通期で2ケタ台の成長率を維持している。
国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、トラベル、楽天マート、楽びんなどの流通額を合算した額。
「楽天市場」のモバイル流通総額比率は60.8%(2016年第4四半期)で、前年同期比6.6ポイント上昇した。
決算説明会に登壇した三木谷浩史社長は、「リオ五輪で消費者の関心が消費よりもオリンピックに向いたが、第4四半期は14.7%成長した。やってきたことはSPU(ポイントを中心とした施策)と、顧客・店舗向けの品質向上を徹底的にやったきたことの効果が出た」と説明した。
なお、2020年度に向けて国内EC流通総額を5兆2000億円まで引き上げる計画も発表している。
2016年度の国内EC流通総額の四半期ベースの推移
- 2016年10~12月期(第4四半期) 前年同期比14.7%増の8545億円
- 2016年7~9月期(第3四半期) 前年同期比10.0%増の7555億円
- 2016年4~6月期(第2四半期) 前年同期比10.7%増の7113億円
- 2016年1~3月期(第1四半期) 前年同期比12.5%増の6882億円

国内EC流通総額の推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
2016年度の主なトピック

「国内ECは再加速。今後の利益成長に期待できる」と話す三木谷社長
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オリジナル記事:楽天の国内EC流通総額は3兆円台に突入、伸び率は12%増【2016年度】
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