SMX West 2010 : リアルタイム検索はメジャー検索エンジンだけじゃない! | SEO Japan

SEO Japan - 2010年3月5日(金) 04:01
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昼の最初のセッションは午前に続いてリアルタイム検索の話題から。時差ボケでかなり眠くなりつつありますが(日本は早朝6:15)頑張ります。。。原題は「Real Time Search: Beyond The Majors」。

モデレーターは同じくダニー・サリバン。Q&AモデレーターにNine By Blueのトッド・ネメット。スピーカーはCollectaのゲリー・キャンベル、SEO Japanでも利用中のTopsyのリシャブ・アイエル・ゴッシュ、CrowdEyeのケン・モス、OneRiotのトビアス・ペグス。OneRiot以外は、確かTwitterが昨日過去のつぶやきデータへのアクセスを開放したベンチャーですよね。さてどんな話になるやら。

まずはOneRiotのトビアス・ペグス。初耳の会社です。
リアルタイム検索&最初にリアルタイム検索広告に取り組んだそうで。
メジャー検索エンジンのウェブ検索でも20%-40%の検索はリアルタイム性が求められている検索と言うデータがある。
OneRiotはリアルタイムの検索エンジン。ニュース、画像、映像、Twitterのつぶやきなど最新の情報を表示することに特化している。Twitterの検索とは全く違う。Twitter検索ではひたすらtweetが結果に出てくるが、OneRiotでは無駄なつぶやきを排除するアルゴリズムを導入している。リアルタイム検索のページランク的なアルゴリズムとして、
PulseRank / パルスランク
と言う概念を導入している。より重要なつぶやきを優先表示する。
OneRiotは無名だが、それも当然。97%の検索はAPIを通じてパートナーサイトで行われている。携帯電話やiPhoneの検索や、PCのメタ検索エンジンに追加検索情報と言う形でデータを提供している。またイギリスのガーディアン紙のサイトにコンテンツと言う形でデータ提供もしている。
リリースから1年で既にかなりの検索数を毎月得るにいたっているが、今後はマネタイズが鍵となる。
ポイントはいかにユーザーの検索意図に合っている広告を表示できるか? 適切な広告を表示できれば、それはユーザーにとっても役立つ情報となる。
例えば「Sea World」(どこかの水族館?)でシャチにトレーナーが殺される事件があった時、リアルタイム検索では時間軸の中で検索数が変わっていく。一時的に検索数が増大する。我々のシステムは広告主のコンテンツを自動的にクローリングし、関連すると思われるページからテキスト広告を自動的に生成する技術を持っている。
。。。面白いですね。コンテンツサイトの広告には良いのでしょうが。。。ECサイトに使えるのかな?上の例で言うとAmazonから何の商品ページを表示すればよいのやら。シャチの図鑑、シャチのビデオ、、ですか?

CrowdEyeのケン・モス。同じくリアルタイム検索エンジン。設立から1年半。
とにかくTwitterが熱い。マイケル・ジャクソンが亡くなった時、1時間で30万回のつぶやきがあった。ソーシャルコミュニケーションは人間のコミュニケーションの新しい形だ。
しかしTwitter検索は現状、かなり混沌としているのも事実。従来の検索エンジンでは対応できない。
例えばiPhoneのTwittter検索。大量のつぶやきが次から次に表示される。何が、誰が重要か分からない。無駄な時間だけ過ぎてしまう。
CrowdEyeでは、検索キーワードに対して最も適切なつぶやきを見つけるアルゴリズムを持っている。フォロワー数やリツイート数など様々な要素を考慮している。
Twitterのつぶやきがポジティブかネガティブかを判断するアルゴリズムも導入している。
またつぶやきのリンクも追っていき重要なニュースソースへのリンクを提供したり、タグクラウドを作ったりもしている。
最後に、TwitterのFirehoseプログラムに選ばれたので今後もっと色々な機能を導入していく予定!APIへのアクセス回数の制限が無くなったので、サイト上でTwitter検索が自由にできる。
自分がフォローしているユーザーをベースに、パーソナライズされた検索結果を提供できることもやっていきたい。
。。。とにかく色々やっている感じでしたね。

次にTopsyのリシャブ・アイエル・ゴッシュ。
まずは懐かしいアルタビスタの話から。
アルタビスタはウェブの情報をインデックシングすると言う革命的なことを行った。
Googleがその情報をネットワークとして理解し、解析することを行った。その結果、情報の質を判断し、より使いやすい検索結果が提供できるようになった。
ウェブページの質とは言え、コンテンツ自体は元々人によって作られている。コンテンツを産みだす人に注目する。この考え方をリアルタイム検索に当てはめた。
ソーシャルウェブのコンテンツの特徴は全ての情報にタイムスタンプ、時間の情報があること。
Topsyはリアルタイム検索エンジンでは無いが、その情報を整理して見やすい形で表示するサービス。時間軸やリツイート数で情報の重要性を決めている。
特に便利なのが写真。例えば最新の自動車ショーの写真を見たい時にはGoogleの画像検索より適切な結果を返す。画像もTwitterのリツイート数をベースに関連性が高いものから優先表示させているから可能。
。。。技術的にどこまで凄いのか不明ですが、良くまとまったサービスですよね。SEO Japanも活用させてもらってます(この記事の最初にあるtweetボタンをクリックしてみてください)。記事がどの程度Twitter上で取り上げられたかを見るには現状一番便利な気がします。

最後に、Collectaのゲリー・キャンベル。
Twitterの普及で、情報の流通がより民主化された。誰でも情報をリアルタイムで発信でき、皆で共有できる。
大量のリアルタイムコンテンツが存在し、その中で共有されるリンクがある。もちろんTwitterだけでなく、Facebookもある。他のSNSもあれば、画像や映像など様々なコンテンツもある。
Collectaのリアルタイム検索は従来のウェブ検索と違う。クロール&インデックス型の検索ではなく、プッシュされる情報にフィルターをかけて、リアルタイムな情報をストリーミング表示する。このアプローチを取っているのは我々だけではないか?

リアルタイム検索には大きなマネタイズの可能性がある。検索の15%は情報検索だけでなくトランザクション目的の検索。リアルタイム検索にも大きな可能性があるはず。
アルタビスタが第一世代の検索とすれば、Googleは第二世代。そしてリアルタイム検索が大さん世代だ。
最後に Collecta のデモをしてくれました。ベータ版が見られますが確かに中々面白いですね。ウィジェットも配布しているそうですが、短期間で大量に利用されているようです。MySpace検索のデモも見せてくれましたが、MySpaceはTwitter以上に見られていることを意識していない感情的な発言が多い、とのことでした。
。。。アプローチ自体は見ていても一番面白かったですね。最終的にどうサービスとして成り立つのかは、まだ何とも言えませんけど。

次にQ&A。
サリバン:
君たちの未来は何?買収されることかな?
Collectca:
大企業と僕らはアプローチが違う。リアルタイム検索を活用しているユーザーはまだ一部。僕らは最先端の分野でイノベーションを起こそうとしているが、大企業はより多くのユーザーにアピールするサービスを最優先している。
CrowdEye:
僕は長年マイクロソフトで働いていたが少人数で働くベンチャーの環境は大企業と全く違う。成功できるかは分からないが、エキサイティングだ。
OneRiot:
ガーディアン紙に提供しているリアルタイムコンテンツは、Yahoo!やGoogleが提供していない革新的な内容だったと思う。もちろん僕らの基本は検索エンジンではある。ガーディアン紙との提携を通して多くの検索クエリーを得る機会を得た。このデータを生かしてもっとサービス改善していきたい。
Topsy:
リアルタイム検索が普及するに連れ、リアルタイム検索が現状のウェブ検索で対応仕切れない状況がより明らかになる。朝のセッションで、メジャー検索エンジンの連中が既存のウェブ検索にリアルタイム検索を融合していく話をしていたが、実際問題、中々効果的な結論は出していけないだろう。何かを変えるということは現状のマネタイズの仕組みを崩すことでもある。僕らのようなリアルタイム検索に特化した会社はその辺に勝機があると思う。
サリバン:
画像のリアルタイム検索は、確かに今朝も余り話題にならなかった。Topsyの話を聞いて確かにニーズがあると思う。画像のリアルタイム検索は例えばメディアにライセンス提供することもできるかもしれない。例えば最新の竜巻の写真などは需要があるだろう。
CrowdEye:
リアルタイム検索の結果は色々なことに二次利用できると思うし、マネタイズの可能性は色々あると思う。
OneRiot:
色々あるが、ベンチャーとしては何かに特化することが成功するには大事だと思っている。僕らはTwitter以外のリアルタイムコンテンツを検索対象としているが、これを外部にAPI提供することでマネタイズする機会を作っていきたい。
Collecta:
従来の検索サービスでは、ジャンルを特化したバーティカル検索エンジンと言うものがあったが、リアルタイム検索でもその考えはあると思うが、よりセマンティックな分析を行うことで多様性のある情報を提供したい。
サリバン:
リアルタイムの検索結果に広告を表示する場合の問題がある。例えばToyota(また・・・汗)関連の検索で、それまでポジティブな話題が中心だったのに急にネガティブな話題に変わった場合があるとする。このようなポジティブだった話題がネガティブな話題に変わった時、それまで掲載していた広告主は掲載を取り止めたい場合もあるだろう。どう対応するのか?
Collecta:
トランザクション目的の検索がされた際に、広告を出す、と言うアルゴリズムを強化することが重要。大被害が起きた際に広告が表示されるようなことは避けられる。
サリバン:
ウェブマーケッターに何か一言ある?
OneRiot:
従来のウェブ検索では良いコンテンツを作ってリンクを増やせばそこそこ上位に表示できるだろう。リアルタイム検索ではそうはいかない。ランキングアルゴリズムが全く違う。リアルタイム検索に参加するには、積極的に情報を発信し、発信者の質自体を高める、高く評価される必要がある。
CrowdEye:
参加することには100%賛成だが、つぶやきの内容を無視してTwitterのフォロワー数だけにこだわる人が多いが、重要なのはあくまでつぶやく内容。
Topsy:
リアルタイムコンテンツの口コミ効果は上手くいった場合、非常に高い。ウェブ検索でも同じことが言えると思うが、逆に同じアプローチがリアルタイム検索でも使える。質の良いコンテンツを発信することが大事。
Colectta:
広告主自身もリアルタイム検索の広告は、ユーザーの検索意図を良く考えた上で掲載していく必要がある。またリアルタイムウェブの世界では会話を積極的に行っていくことが重要。結果、それがリアルタイム検索のSEOにもつながる。

。。。以上です。リアルタイム検索で注目を集めているベンチャーが勢揃いした、と言う感じですね。それぞれ特徴や考え方があって面白かったです。
Q&Aは答えになっていない回答が多かった気もしますが、皆、未来について色々考えていて熱く語っていましたし(先ほどのメジャー検索エンジンのリアルタイム検索より熱かった!)やる気はもちろん、示唆に富んだ意見も幾つかありました。この分野に真剣に取り組んでいる日本のベンチャーって余り無いような。日本からも何か出てくると良いですね。
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