Google アナリティクス 誕生から 10 年 | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2016年3月15日(火) 11:07
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完全な状態のオリジナル記事は 「Google アナリティクス 誕生から 10 年」 からご覧ください。
この記事は、Google アナリティクス 英文ブログ記事 「Happy 10th Birthday, Google Analytics!」 を元に構成しております。
Google アナリティクスがリリースされてから、2015 年 11 月に 10 年を迎えています。この間には、実に多くの変化がありました。10 年前を振り返ると、最も人気のあったスマートフォンは BlackBerry で、128 メガバイトのフラッシュ ドライブの価格は 1 万円前後でした。今は同じ値段で 250 倍のストレージが手に入ります。

この 10 年間に、「デジタル アナリティクス」と呼ばれる分野も大きく様変わりしました。

Urchin Software を買収した当時の Google の使命は、高性能で使いやすい分析ツールを提供し、幅広い層のウェブサイト デベロッパーとマーケティング担当者の皆さんがビジネスへの理解を深め、成果を向上できるようにすることでした。この目標を果たそうと、私たちはこれまで、Google アナリティクス プレミアムGoogle タグマネージャAdometry という形で、新しいデジタル アナリティクスの機能を提供してきました。目標達成のために Google が進めてきた取り組みとイノベーションを私は誇りに思っています。

これまでの道のりを振り返り、Google アナリティクスの特徴的な 10 の機能をご紹介します。
  1. イベント トラッキング - 初期に追加された強力な機能の 1 つで、ページビューに直結しない訪問者の操作をトラッキングできます。PDF のダウンロードや動画の再生など、特定の操作のトラッキング、分類、分析が、イベント トラッキングを使うことで容易になります。ウェブサイトでページ構造モデルが使用されなくなった今、この機能の重要性が高まっています。プーマがカスタム フィルタ、イベント トラッキング、アドバンス セグメントを活用してオーダーレートを 7% 向上させた成功事例をご覧ください。
  2.  リアルタイム レポート - 特定の時点の状況に関するインサイトを取得できます。キャンペーンのタグ設定の確認、新しいキャンペーンの開始、ソーシャル メディアの即効性の把握に役立つレポートです。米国のオバマ大統領が Google アナリティクスを使って、データ主導の迅速な意志決定を民主化した成功事例をご覧ください。
  3. マルチチャネル、アトリビューション モデリング、データドリブン アトリビューション - マーケティング担当者がラストクリック型アトリビューションではなく、コンバージョンまでの経路全体に関するインサイトを利用できるようにと最初に提供したのが、マルチチャネルでした。その次がアトリビューション モデリングで、企業はこれを使って、コンバージョンの経路上にあるマーケティングの接点に貢献度を割り当てることができます。そして現在は、アトリビューションを利用して効果を測定し、精度を向上できるように、アルゴリズムに基づくモデルと新しいレポートを提供しています。ベビー用品の大手 Baby Supermall がアトリビューション モデルを活用して収益を拡大した成功事例をご覧ください。
  4. Goolge タグマネージャー - デジタル マーケティングとデータ収集が複雑さを増すと、ユーザーに優れたタグ管理ツールが必要であることがわかりました。Google タグマネージャは、1 つのコード スニペットでウェブサイトのタグを一元化します。ユーザーは、使いやすいインターフェースからすべてのタグを管理できます。ドミノ・ピザが Google アナリティクス プレミアムと Google タグマネージャを使って、月間収益を 6% 拡大した成功事例をご覧ください。
  5. アナリティクス アカデミー - ユーザーがあますところなく活用できるのでなければ、優れたサービスとは言えません。マーケティングと分析の分野も複雑化するにつれて、Google アナリティクス ユーザーにとってあらゆる変化の最新知識をいつでも入手できる重要性が高まりました。このニーズに応えるために、アナリティクス アカデミーは、オンライン講座のハブとして機能しています。ユーザーは、デジタル アナリティクス、特に Google アナリティクスに関するコミュニティ ベースの無料オンライン動画講座に参加できます。
  6. ユニバーサル アナリティクス - ユニバーサル アナリティクス(UA)は 2 つの点で Google アナリティクスの大きな前進でした。1 つ目として、UA を使うと、さまざまなデバイスにおけるユーザーの行動を 1 つのビューにまとめて表示でき、今日のマルチスクリーン、マルチデバイスの環境で生じる問題に対処しやすくなります。2 つ目として、UA はユーザー重視の分析の基盤となり、User ID、ライフタイム バリュー、コホート レポートなどの機能を実現します。高級品 e コマースサイトの 1stdibs が Google アナリティクス プレミアムを活用してビジネスを一段上のレベルへ引き上げた成功事例をご覧ください。
  7. Measurement Protocol - この機能は元々、ユニバーサル アナリティクスの基盤を構成する要素の 1 つでした。この要素によって、Google アナリティクスは「ウェブ解析」ツールから「デジタル アナリティクス」プラットフォームへと進化しました。この測定プロトコルを使うと、HTTP リクエストを介して操作データを送信、保存、視覚化することができます。デベロッパーは、オフライン取引や IoT(モノのインターネット)デバイスを含め、ほとんどすべての環境でサービスや商品に対するユーザーの利用状況を測定できます。気象情報アプリ AccuWeather が Google アナリティクス プレミアムを使い、チャネルを越えて効果を引き出している事例をご覧ください。
  8. モバイルアプリ アナリティクス - モバイルアプリやモバイル デバイスの急増に伴い、アプリ マーケティングの効果とアプリの利便性の両方を測定して改善できることが欠かせない要素になっています。モバイルアプリ アナリティクス レポートは、認知からダウンロードを経てエンゲージメントに至るまでのモバイル ユーザーの経路全体をアプリ デベロッパーとマーケティング担当者が測定できるように設計されています。また、UserID 機能と組み合わせて使うと、複数のデバイスをまたいだユーザー行動について詳しく分析することができます。ゲーム開発会社 Certain Affinity が Google のモバイルアプリ アナリティクスを活用してゲームデザインを改善した成功事例をご覧ください。
  9. 拡張 e コマース - Google アナリティクスによる e コマース測定方法の改良版です。買い物客の行動とコンバージョンに関する新しい重要な指標について明確なインサイトを取得できます。測定の対象には、商品詳細の表示、「カートへの追加」アクション、内部キャンペーン クリック数、内部マーケティング ツールの成果、決済プロセス、購入があります。ダイヤモンド ジュエリー大手 Brian Gavin Diamonds が拡張 e コマースを使って売上を 60% 向上した成功事例をご覧ください。
  10. リマーケティング - Google アナリティクス リマーケティングを使うと、ウェブサイトやモバイルアプリを利用するユーザーの行動に基づいて簡単にユーザーリストを作成できます。このユーザーリストを使って、AdWords、GDN、DoubleClick Bid Manager のキャンペーンをリマーケティングできます。クレジット情報サービスの TransUnion が Google アナリティクス プレミアムを活用してコスト効率とコンバージョンを大幅に改善した成功事例をご覧ください。

すべての Google 社員、認定パートナー、そして誰より、このすばらしい 10 年間を共に作り上げてくださったユーザーの皆様に、心から感謝を申し上げます。もちろんGoogle の進化はこれで終わりではありません。これからも、Google アナリティクスを強化し、新しいサービスを開発し、あらゆるビジネス上の意志決定を向上させるのに役立つ革新的な方法を提供してまいります。次の 10 年にもどうぞご注目ください。


投稿者: Paul Muret, VP Engineering エンジニアリング担当副社長
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