2016年のネットPRで押さえておきたい3つのポイント | ネットPR.JP

ネットPR.JP - 2016年2月3日(水) 10:19
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2015年 ベスト ネットPR賞 総まとめ 2016年 ネットPR3つのポイント

2015年 ベスト ネットPR賞 総まとめ 2016年 ネットPR3つのポイント

前回は、2015年ベスト ネットPR賞に選ばれた12の企業の優れたネットPR施策をご紹介しました。

後編は、12企業の傾向から見えてきた、2016年のネットPRで押さえておきたい3つのポイントをお伝えしたいと思います。

「PESO」をフル活用して多角的に情報発信

「PESO」をフル活用して多角的に情報発信

「PESO」とは、Paid media(広告)、Earned media(パブリシティ・PR)、Shared media(ソーシャルメディア)、Owned media(オウンドメディア)の頭文字をつなげた言葉です。日本では、ソーシャルメディアを Earned media に含めて「トリプルメディア」とも言われます。

自社のニュースやメッセージを、ネット上のメディアを横断的に使って発信している企業が増えています。2015年ベスト ネットPR賞受賞企業にも、そうした施策で成果を上げられている事例が多数ありました。

自社サイト、ブログ、ニュースリリース(プレスリリース)、動画配信サイト、Facebook や Twitter などのソーシャルメディア、さらにサイト流入やフォロワーを増やすための広告施策など、多彩なメディアを活用して幅広い人たちに情報を届けるとともに、ユーザーや潜在顧客の好奇心と遊び心をくすぐって飽きさせない情報流通スタイルをつくり出すことが、2016年のネットPRの重要なポイントといえます。

「PESO」をフル活用したネットPRでは、「フォーマルな語り口」と「カジュアルな語り口」を上手に使い分けることがカギといえます。同じひとつのニュースを、ニュースリリースでは堅実な文体で、ソーシャルメディアではやわらかな表現で伝える。

ソーシャルメディアへの投稿は時間とともに流れていくフロー情報で、ニュースリリースは蓄積されて情報資産となるストック情報です。オフィシャルなニュースリリース形式で企業の情報を積み重ねていくことは、同時に企業の信用の蓄積にもなります。

また、ソーシャルメディアは「バズ」が起きて情報が瞬時に爆発的に広まるうまみがある反面、一部分だけが拡散して誤解が一人歩きしてしまう危険性も孕んでいます。そのような場合、「正しい情報はこちらです」とニュースリリースを案内することで、ある程度のリスクマネジメントにもなると考えられます。

<参考ネットPR施策>企業リリースにも“ヌクモリティ”が求められる時代に

企業リリースにも“ヌクモリティ”が求められる時代に

もともと、企業のリリースは「事実のみを端的に伝えるべし」という慣わしがありました。基本的な情報を明確に伝えれば、あとの肉付けは記者が行ってくれたからです。

ですが現在は、企業のリリースはネット上に掲載されて一般ユーザーにも届けられるため、従来のビジネス文書的なリリースでは読み手に物足りなさを与えてしまう……というふうに変わってきました。

2015年ベスト ネットPR賞のリリースには、読んだときに「親切さ」や「温かみ」といったニュアンス的な要素が感じられるものが多数ありました。リリースの表現がやわらかくなってきているのは、スマートフォンで企業リリースを閲覧する人が増えていることとも関係していそうです。

<参考ネットPR施策>発信するニュースの“つながり”を意識する

発信するニュースの“つながり”を意識する

新製品、新サービス、イベント開催など、ひとつのニュースに対して1本のリリースを発表するという従来的なニュースリリース(プレスリリース)のあり方は、企業の情報を“点”としてしか世の中に伝えられていませんでした。

いま、企業のPRは「ストーリーを伝えよう」としきりに言われています。とはいえ、どのようにストーリーを語ればいいのか? と戸惑う担当者の方は大勢いると思います。そのヒントが2015年ベスト ネットPR賞の受賞施策の中にいくつかありました。

ひとつは、「続報を伝える」こと。
ヤマハ発動機様の「Revストレッチ」は、10月に全社で導入したオリジナルストレッチの効果を調査して12月に続報をリリース配信することで、その取り組みの「起・承・転」を伝えています。日本テクノ様の「ニッポン環境都市探訪」47都道府県制覇も同様に、達成をリリースで報告することで、その背後にある約2年半にわたる自社メディアの取り組みの道程という「物語性」を浮かび上がらせています。

もうひとつは、発信する情報に「社会的なテーマ性を持たせる」こと。
例えば、ヴァル研究所様は「鉄道」というキーワードで社会とつながるさまざまなネットPR施策を行っており、東北芸術工科大学様は「地方創生」というキーワードがすべてのリリースから伝わってきます。テーマがあると、わざわざストーリーを語らなくても、“点”としてのひとつひとつの情報が自動的に関連付けられて“線”になり、物語が自然に紡がれていきます。

いきなりストーリーを語るのは難しいと感じる場合は、このように発信する情報に「テーマ」や「続報」でつながりをもたせると、企業として語れるストーリーの原型がおぼろげながらも見えてくるのではないかと思います。

<参考ネットPR施策>

以上、2016年に取り組みたいネットPRのポイント3つをご紹介させていただきました。皆様のネットPR活動の参考にしていただければ幸いです。

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