スポンサードサーチ再入門

リンク先ページを設定する見込み客を逃さないリンク先ページとは?

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リンク先ページを設定する
見込み客を逃さないリンク先ページとは?

検索連動型広告で設定するリンク先ページのことを「ランディングページ」と呼ぶこともある。広告をクリックして着地(ランディング)するページという意味だ。/p>

検索連動型広告を利用する目的は、単にアクセス数を増やすことだけでないはずだ。商品の購入やサービスの利用・登録といった、いわゆる「コンバージョン」を獲得すること最終的な目的のはずだ。この目的を達成するためには、見込み客に逃げられないリンク先ページを、いかに構築するかも大切になってくる。

リンク先ページの大原則は、広告のタイトル・説明文で訴求した内容が、きちんと記述されているページであること

広告をクリックしたユーザーは、リンク先ページでまず、広告で見た商品やサービスについての情報を探そうとする。リンク先ページにそうした情報が見つからない場合、サイト内の他のページも探してくれれば目的の情報が見つかる場合でも、残念ながら大半のユーザーはそのような行動はとってくれない。「違うな」と思った瞬間に検索サイトに戻り、別の広告をクリックするか、他のキーワードで改めて検索するのが普通だ。

このため、既存のウェブページをリンク先ページとして利用するなら、広告で訴求した商品やサービスについての情報が、しっかりと書かれているページを選択するのが大原則になる。購入や登録のためのボタンが同一ページ内に設置されていれば、なお望ましい。

リンク先として適切な既存ページがない場合は、リンク先ページを一からつくってしまう手もある。その場合、商品やサービスの特徴、価格や送料など、購入を後押しする情報を漏れなくそのページ内に記載し、さらに1クリックで購入や登録手続きに移行できるようにしておこう(図3)。

ユーザーが求める情報をページ内に適切に記述し、購買や登録に必要なアクションを最小限に抑えることが、見込み客を逃さないリンク先ページの基本だ。しつこいようだが、「トップページに誘導すれば、あとはユーザーが勝手に探してくれる」という考え方は通用しないことを肝に銘じておこう。

図3 リンク先ページの例(オーバーチュア「スポンサードサーチ」)
図3 リンク先ページの例(オーバーチュア「スポンサードサーチ」)

広告の精度を高める
地域やスケジュールを指定しての広告掲載も可能!

広告の精度を高めるに、検索連動型広告のサービスが用意しているさまざまな機能を、積極的に利用しよう。精度向上に役立つ代表的な機能が、「地域ターゲティング」と「スケジュール設定」だ。

「地域ターゲティング」は、検索ユーザーが特定の都道府県や地域にいる場合にのみ広告を表示するシステムだ。この機能を利用すれば、たとえば実店舗の近隣都道府県のユーザーだけに広告を表示して来店を促したり、首都圏、中京圏、近畿圏といった大都市圏に集中して広告を表示させたりできるようになる。

「スケジュール設定」は、広告の掲載スケジュールをあらかじめ設定しておく機能だ。たとえばセールやキャンペーンの広告を、その期間が始まったら自動的に掲載を開始して、期間が終わったら自動的に終了するように設定できる。また、週末だけに広告を掲載するようにも設定できる。

図4 地域ターゲティング機能の例
図4 地域ターゲティング機能の例
「地域ターゲティング」機能(画面はオーバーチュアのスポンサードサーチ)を利用すると、特定の地域や都道府県のユーザーに対して、広告を表示できるようになる。実店舗への誘導が目的の場合などに有効だ。

検索連動型広告の使い勝手の良さは、キーワードの組み合わせ、広告の内容、リンク先ページの設定、地域、スケジュールの設定などを、いつでもフレキシブルに改善していける点にある。

検索連動型広告は、いったん広告を掲載したらおしまいというものではない。試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ広告効果を高めていくものなのだ。

そうして、安い広告費で高い効果を得られるようになるころには、あなたも検索連動型広告がいかに効率的なマーケティング手法かということが理解できるようになっているだろう。

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