【越境EC】海外向けのネット販売の始め方|日本の人気商品や注意点を解説

日本の商品を欲しがっている人は、海外にもたくさんいます。ECサイトの運営を始めるなら、海外をターゲットにするのもひとつの戦略です。この記事では、海外向けに商品を販売したい人のために、具体的な販売方法や人気商品の傾向などを解説します。注意点についても解説するため、ぜひ役立ててください。
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(目次)

  • 海外向けにネットで商品を販売する方法とは
  • 海外で販売するとよい商品とは
  • 海外のバイヤーからのニーズは高い
  • 海外販売における注意点とは
    • 英語対応が必要
    • 国際配送の準備がいる
    • 税金、関税について理解する
    • 決済方法を確認する
    • 梱包を工夫する
    • カントリーリスクについて知っておく
  • まとめ

この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。  https://shopby.jp/ecknowledge/

海外向けにネットで商品を販売する方法とは

海外向けにネットで商品を販売する場合、さまざまな方法があります。具体的に解説します。

■自社ECを立ち上げる

海外向けに商品を販売する場合、自社のECサイトを立ち上げるのもひとつの方法です。すべてをゼロから作り上げるため、自社の思いどおりにページを構築できます。そのためには深いプログラミング知識が必要です。プログラミングにより、ECサイトそのものやカートシステムなどを構築していきます。

海外のECサイトに出店する場合とは違い、自社ECサイトを作れば手数料がかかりません。自由度が高いため、工夫次第でさまざまな戦略を打ち出せます。

ただし、集客もすべて自社で対応する必要があり、最初のうちはなかなか売上が伸びない可能性もあります。ECサイトのシステムもすべて自分たちで管理するため、手間がかかる点にも注意が必要です。

■海外のECサイトに出店する

海外で人気のあるECサイトに出店すれば、たくさんのユーザーに自社の商品をチェックしてもらえます。国によってメジャーなECサイトはそれぞれ異なるため、ターゲットにする国にあわせて登録先を決めましょう。

海外のECサイトを利用した場合、集客に力を入れなくても商品が売れる可能性があります。なかには日本語のサポートがついているECサイトもあります。

ただし、海外のECサイトを利用するためには、手数料の支払いが必要です。商品が売れるたびに手数料が発生するケースが多く、負担になる可能性があります。また、商品ページのレイアウトやデザインはあらかじめ決まっているため、自由なアレンジはできません。

ネットで海外に販売する

海外で販売すると良い商品とは

海外向けに販売するなら、どのような商品を選べばいいのでしょうか。海外で人気の高い商品について解説します。

■海外特有のニーズ1:玩具

海外では、日本のゲームやフィギアなどの玩具が人気です。熱狂的なファンも多くいるため、人気のある商品を調べて海外向けに販売すればスムーズに売れる可能性があります。高値で売れる場合も多いため、利益を出しやすいです。
ターゲットにする国のニーズをきちんと踏まえたうえで、商品を仕入れましょう。

■海外特有のニーズ2:自動車などのパーツ

自動車やバイクなどのパーツも、海外向けに販売するとよく売れます。日本製のパーツは、海外ではなかなか手に入らないためです。
特にカスタムパーツは、海外では入手困難な場合が多くなっています。自転車やバイクが好きな一部の海外ユーザーにターゲットを絞れば、効率的に商品を販売できるでしょう。

■海外特有のニーズ3:カメラ、腕時計

日本製のカメラや腕時計も人気商品のひとつです。メイドインジャパンの商品は納期が早いうえに品質も高いため、海外から購入を希望する人が多くなっています。具体的には、ニコン、キャノン、セイコーなどのメーカー品が人気です。
需要が安定しており、計画的に仕入れや販売ができる点もおすすめのポイントです。

海外のバイヤーからのニーズは高い

国外へ商品を販売する方法は、越境ECとよばれています。越境ECの市場規模は年々拡大しており、世界的に将来性が期待されている分野です。特に、中国やアメリカにおける越境ECの市場規模が拡大しており、多くの人が海外の商品を求めてECサイトを利用しています。

中国やアメリカに比べると、日本の越境ECの市場規模はまだそれほど大きくありません。しかし、今後はニーズが高まる可能性が高く、参入するならいまが狙い目です。

海外販売では通貨の取り扱いにも注意が必要

海外販売における注意点とは

海外向けに商品を販売するときは注意点もあります。注意すべきポイントを具体的に解説します。

■英語対応が必要

海外を相手に商品を販売するうえでは、英語など現地の言葉での対応が必要不可欠です。ECサイトの表記をすべて英語にするだけでなく、商品に関する質問を受けた場合も英語で返信する必要があります。この問題を解決するためには翻訳ツールをうまく活用したり、現地の言葉を使える人材を確保したりすると良いでしょう。人材を確保する場合は、人件費や教育コストなどもかかるため注意が必要です。

ECサイトによっては設定の変更により英語対応に切り替えられる場合もあります。そのようなサービスを利用して対応するのもひとつの方法です。

■国際配送の準備がいる

海外に商品を配送する場合、国際配送をします。国際配送の料金は国内配送の料金に比べて高いため、その点も考慮して商品の価格を設定しなければなりません。

国際配送に対応した業者を事前に探しておき、すぐに商品を発送できるように準備しておく必要があります。たとえば、日本郵便やDHLなどで国際配送が可能です。

インボイスをはじめとする書類の提出が求められる場合もあるため、必要に応じて提示できるようにしておきましょう。

■税金・関税について理解する

海外向けに商品を販売するときは、税金や関税についての知識も必要です。たとえば、仕入れの際に消費税が発生します。ただし、海外へ販売する場合は、一定の手続きにより仕入れの際に払った消費税の還付を受けられます。

また、関税のルールは商品を送る国によって異なっており、注意が必要です。事前に購入者に関税について説明しておくと、トラブルを防いでスムーズに商品を届けやすくなります。いずれも細かい知識が必要になるため、よく確認しておきましょう。

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■決済方法を確認する

ECサイトでは、相手の国に適した決済方法を利用できるようにしておく必要があります。決済方法の種類は多く、銀行振込、郵便振替、代引き、クレジットカード、デビットカードなどさまざまです。国によってよく利用されている決済方法は異なるため、ターゲットが利用しやすいものを用意しておきましょう。
また、日本円と相手国の通貨のどちらで支払われるかについても確認しておくと安心です。

■海外に輸送できない商品がある

各国の法律や条約などにより、海外向けに配送できない商品もあります。知らずに配送すると、関税法で処罰される恐れもあるため注意が必要です。配送中に没収され、購入者のもとに届かない可能性もあります。たとえば、香水や花火などは空輸での配送が認められていません。アルコール度数が24%を超える飲料やスプレー缶なども同様です。
商品を出品する時点で海外への輸送が可能かどうかよく確認する必要があります。

■梱包を工夫する

海外へ商品を配送する場合、日本国内での配送よりも雑に扱われる可能性が高いです。海外向けに商品を配送するときは、商品が壊れないよう緩衝材などをしっかり使用しましょう。
また、税関では、荷物の中身をチェックするために開封する場合もあります。その場で梱包し直してもらえますが、なるべく再梱包しやすい状態にしておいたほうが無難です。
国内へ商品を配送する場合とは異なる部分も多いため、細かいところまで配慮しましょう。

■カントリーリスクについて知っておく

カントリーリスクとは、各国の状況により商品の販売が難しくなることです。たとえば、戦争や内乱により治安が悪化したり、政府の要請により輸出入のルールが変わったりするケースが該当します。
普段から世界の様子に目を向け、変化に対応できるようにしましょう。

まとめ

海外向けに人気商品を販売すれば、スムーズに利益を出せる可能性があります。ただし、国内向けに商品を販売するときとは異なる注意点もあるため、あらかじめよく確認したうえで取り組みましょう。

NHN COMMERCE JAPAN株式会社が提供するshop by(ショップバイ)は、URLを決めるだけですぐにECショップを作成できる便利なツールです。初期費用や月額料金はかからないため、商品が売れるまではコストが発生しません。テンプレートを変更すれば好みにあわせてデザインも変更できるため、ぜひ利用してください。

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