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構造化データとは
構造化データとは、ページの情報やデータを構造に従って記述し、情報に意味を持たせたデータのことを言います。
例えば、
動物:猫
種類:スコティッシュフォールド
性別:オス
生年月日:2019年2月
のように単なる情報(この場合猫や、オス等といった情報)を「動物」や「種類」という構造に分け、そこに情報を入れ込みます。
構造化データを使うことで、インターネット上に転がるあらゆる情報を整理し意味をもたせることができ、私達人間にとっても役立つ情報へと進化させることが可能となります。
構造化データにはいくつかの種類がありますが、よく使われる構造化データの記述方法としては「schema.org」「JSON-LD」「microdata」「RDFa」が挙げられます。
構造化データが使われている場面
最も身近にこの構造化データが使われているのはGoogle検索です。私達は一日に何回も検索をしています。そのたびに目にする検索結果。様々な検索結果にて、構造化データが利用されています。
例えば「カレー」で検索した結果
「カレー 作り方」で検索した結果
同じ「カレー」という類似のクエリで検索したとしても、異なる情報を構造化データに沿ってGoogle検索は検索者の意図を汲み取って表示してくれます。様々な情報を整理し構造化することで人々がより便利に情報を取得できるのが大きなメリットです。
ちなみに通常とは異なる検索結果の表示がされることを「リッチリザルト(豊かな結果)」と言います。
他にもGoogle検索結果では口コミの評価や件数、平均的な価格帯を表示出来たり、スマホで飲食店を検索すると場合によっては混み合う時間等も表示されます。
構造化データはSEOに有効か?
実はGoogleは構造化データでマークアップしたとしても、それ自体は評価の基準としていません。GoogleのJohn Mueller氏も以下の記事の中で明言しています。
構造化データのいちばんのメリットはリッチリザルト、すべてが検索で使われることはないがエンティティ理解に役立つことも
しかし、上記記事にもあるように、構造化データの一番のメリットは「リッチリザルト」が表示される点です。リッチリザルトは先程の「カレー」の検索結果のように検索者の意図に合わせて必要とされている情報を分かりやすく表示することです。
構造化データを使って正しく情報を整理することで、検索結果で他の候補と比べても明らかに見やすく分かりやすく表示されます。検索者の目に止まりやすくなり、クリック率の上昇も期待できるでしょう。
ECサイトで設定したい構造化データ
もちろんECサイトでも構造化データで対応させることが出来ます。今回は「microdata」を使った簡単な商品ページのコンテンツ例です。
[html] <article> <span>商品名</span> <img src="商品画像" /> <span>商品価格</span> <div>商品説明</div> </article> [/html]
それぞれの属性にmicrodataで指定されている属性(item)追記していきます。例えば itemprop=”name” と記述するとそこには商品名が書いてあるということを意味することができます。
[html] <article itemscope itemtype="http://data-vocabulary.org/Product"> <span itemprop="name">商品名</span> <img itemprop="image" src="商品画像" /> <span itemprop="offerDetails" itemscope itemtype="http://data-vocabulary.org/Offer"> <span itemprop="price">商品価格</span> </span> <div itemprop="description">商品説明</div> </article> [/html]
その他にもよく利用されれるのがパンくずを構造化したデータです。
ECサイトでは商品情報は他の検索結果と比較されることが多いので、リッチリザルトで結果を表示することが重要です。
Googleが構造化データを認識し意図通りに表示されているかをテストするツールもあります。
リッチリザルトテスト
https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja
また構造化データのガイドラインもありますので是非一読ください。
構造化データガイドライン
https://developers.google.com/search/docs/guides/sd-policies
注意点としては、構造化データ通りにマークアップしたとしても、リッチリザルトで表示されるとは限りません。ガイドラインに沿うのはもちろんですが、「検索クエリとの関連性」や「コンテンツの質」等によっては表示されない可能性もあります。
是非一度構造化データでのマークアップにチャレンジしてみてください。
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https://www.aiship.jp/knowhow/archives/31027
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