EC市場の伸びを牽引するスマートフォンの対策とは?

市場動向を踏まえた上で、ECのスマートフォン対応を検討するにあたり重要となる検討事項をまとめました。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

現在、スマートフォンの人口普及率は40%程と言われていますが、各調査会社が公開するデータをみると2015年にはガラケーを追い抜き2016年までには普及率70%を超えるといった予測も出ています。一方で日本のBtoCにおけるECの市場規模は、2010年に7.3兆円に達し、百貨店市場の6.3兆円を上回り2015年度にはコンビニ市場の8.2兆円をも追い抜き11.8兆円にまで拡大すると言われています。また、昨年Googleが発表したデータ(※1)によるとスマートフォンユーザーの39%のユーザーがスマフォで買い物をした経験があり、うち59%が月に1回以上商品やサービスを購入するそうです。実際に日本のモバイル決済市場は、2016年に7.8兆円に拡大し、現在の3.2倍の規模にまで拡大するという読みもあります。

各種数字は調査元により読みは様々でありますが、共通してスマートフォンの普及がますます拡大し、それによりモバイルにおけるEC決済の伸び=EC市場の伸びが見受けられます。実際に、総務省が発表した調査データ(※2)を見ると、スマートフォンユーザーがECへの消費行動が活発である事が伺えます。

  • ネット経由の商品の購入は、スマートフォン利用が多い
  • スマートフォンは、従来型携帯電話より、インターネット購入上限金額が平均で約2,500円高い

 

では、実際にECサイトのスマートフォン化や強化を行う上で何を重要視すべきかご紹介したいと思います。

ECサイトのスマートフォン対応時のポイント

ECサイトのスマートフォン対応の際には、スマートフォンならでは、またECならではの確認するべきポイントが多くあり、実装時の注意事項に加え、事前の設計も重要になります。本コラムではそのポイントをご紹介できればと思います。

1.前提条件

■ 対応の仕方

 まず、スマートフォン対応の手法を検討します。サイトにするかアプリにするか、展開する施策の目的や其々のメリットデメリットを踏まえた上で決定します。

  • WEBサイト
  • アプリ(ローカル)
  • アプリ(htmlベース)

■ 対応端末とOS

 ガラケー同様、スマートフォンも各種メーカーにより端末側の仕様が異なります。出荷台数や人気機種、ターゲットに合わせ範囲を検討して下さい。

  • 標準対応端末の検討
  • アプリにする場合は、対応OSの検討

■ (PCサイトがある場合)既存顧客の傾向把握

 既存のPCサイトにおけるスマートフォンユーザーの傾向について、アクセス解析ツールを用いて確認します。

  • そもそもスマートフォンからアクセスしているユーザーはどの程度いるのか
  • 利用端末は
  • どのコンテンツを見ているのか
  • どのような商品を購入しているのか
  • どのようなフローで購入に至っているか

■ (PCサイトがある場合)PCサイトとの連携

  • スマートフォン対応の範囲
    全ページ対応するのか、一部ページのみにするのかなどを検討します。
  • PCサイトを自動変換
    独自のスマートフォン対応サイトを構築するのではなく、PCサイトと連動させることによって、初期・運用の負荷を軽減します。
      - PCサイトをスマートフォン対応サイトへ自動変換するツールを導入する
      - レスポンシブデザインで実装する

2.実装上の基本的注意事項

UI設計・デザイン・コーディングやその他仕様などについても、スマートフォンならではの確認事項があります。こちらは以前コラムで執筆しています。そちらを参考になさってみて下さい。【スマートフォンサイト構築時に抑えるべきポイント】

3.決済・会員システム

■ 実装方法について

 スクラッチでの開発はカスタマイズの自由度は高いが構築の負荷が高くなってしまいます。決済代行サービスは現在数多くあり、キャリア決済に標準対応しているものもあるため、そのような既存システムを利用することで導入負荷を抑えることも可能です。

■ 会員登録/ログイン/決済のフローの簡易化

 ユーザーの離脱を防ぐため、会員登録時はメールアドレスなどテキスト入力させる項目を可能な限り少なくし、また2回目以降は情報を引き継ぐなど、会員登録や決済をスムーズに行うことができるようにします。

4.(アプリにする場合)アプリマーケットへの対応

■ アプリマーケットの選定

 iOSはiTuneのみとなりますが、AndroidアプリについてはGooglePlay以外にも各キャリアや最近ではAmazonなどがアプリストアを展開しています。どのストアへ対応していくか、アプリの性質を踏まえて検討する必要があります。

5.スマートフォンならではの機能

特に、店舗を持たれていらっしゃる企業の場合、位置情報連動やカメラなど、スマートフォンならではの機能を活用し他社との差別化を図っているサイトも数多く登場しています。以前のコラム【「来店」促進だけでなく「購買」促進に繋げるサービスとは? O2Oの新たな動向を探る】でもご紹介した通り、実店舗と連動したO2Oの事例も多く登場しています。今後、端末の性能が進化するにつれて活用の範囲が広がっていくことが予想されます。

  • 位置情報連動
    近くの店舗を探す/チェックインによってサイトで使えるポイントがもらえる など
  • プッシュ機能
    キャンペーン時など、時間や場所に合わせてユーザーへ情報を配信する など
  • カメラ/バーコード読み取り
    商品をカメラで撮影する/またはバーコードを読み取ると、ECサイト上の商品情報を検索して表示する など

 

以上の通り、スマートフォン対応のECサイトを構築する際の確認事項は数多くあります。
ECというサービス、事業の目的や現状の課題によって何を検討し強化していくべきかが異なってきます。また今回紹介している検討事項を参考に事前にタスクや前提条件の検討を行い、制作スタッフ間で共有・連携をすることが重要となります。

前述の通り、スマートフォン対応ECサイトの市場は今後も伸びていくことが予想されます。まだ対応されていない方も一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。

 

【参考】
 (※1)総務省 平成23 年通信利用動向調査の結果 平成24年5月30日
 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/120530_1.pdf
 (※2)Googleモバイルユーザーの実態 2012年5月
 http://services.google.com/fh/files/blogs/our_mobile_planet_japan_ja.pdf

 

■本コラムの元記事はこちら
EC市場の伸びを牽引するスマートフォンの対策とは?

 

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