マーケティング初心者向けコラム第二回:「Webマーケティングを知らない人から決裁をとる方法」
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皆さん、改めまして、鈴与シンワートでマーケティングアドバイザーをしている吉政と申します。
今回は「Webマーケティングを知らない人から決裁をとる方法」について書いてみたいと思います。必勝パターンではないですが、参考になればと思います。
良くある話ですが、Webサイトの管轄がマーケティング部門で無かったり、人事異動で新しくきた上司がWebマーケティングを知らない、なんてことはよくあることだと思います。いずれにせよ、Webマーケティングを知らない方からWebサイトに関する決裁をとるのはなかなか苦労しますよね。ましてやWeb担当者の方の経験があまりないと、その苦労は倍増します。
では、まずWebマーケティングを知らない方からよく言われる言葉を書いてみます。
「うちのWebサイトからたくさん営業案件につながるようにしたいのだけど、SEOちゃんとやってるの?」
「デザインのセンスが良くないんだよね。もっとアピールできるようなデザインにしてみたら?」
などなど、いろいろなご意見を頂くと思います。
中には当たっているものもあり、そうでもないものもあり、様々だと思います。
こういう時に数値的根拠がない状況で議論をしたり、トライ&エラーで進めてみても、徒労に終わることが多いと思っています。理由は数値根拠がない議論と実行は根拠が主観にたよってしまい、何が正しいかがわからないからです。
Webマーケティングアドバイザーをしていると意外に分析ツールが入っていないお客様が多いのですが、この分析ツールが唯一と言っていいほど客観的な数値を出してくれるツールですので、まだ入れていない会社は絶対に入れるべきです。Web分析ツールも様々ありますがお勧めはGoogle Analyticsです。理由は初心者向けの書籍がたくさん出ているので、その本を読むだけで、かなりのことがわかるからです。Webマーケティングを知らない上司でも賢明な上司はその本を読むと思いますし。
さて、そろそろ本題に入ります。
Webマーケティングを知らない上司からWebサイトの決裁を取る際には、前述の分析ツールから導き出した数値根拠を、専門用語を使わずに説明することが重要です。「コンバージョン」と言っても理解されない方も多いです。
もっとわかり易く言えば、極力カタカナや英文字を使用せずに説明することが重要です。「UI」とか「PV」もその一つです。例えば、「我が社のホームページには毎月述べ●●●人が見に来ていますが、1ページだけしか見ずに帰る人が●●%ほどいます。さらに、重点製品を見ている人は月間で●人しかいないです。」のような感じです。
知らない単語で部下に説明されても、わかりにくいですし、わかりにくければ、決裁もおりにくいです。
最後に核心に触れます。
Webマーケティングを知らない人であっても、自社のWebサイトを直接的、あるいは間接的に自社ビジネスに役立てたいことに変わりはありません。決裁をとるための基準はまさにそこにあります。
そこで、重要なのは自社のWebサイトを活用して何をするのかを決め、その実現のためのページ・シナリオを作ることです。
例えば、Webサイトからのお問い合わせを増やすことを目的とした場合、以下のようなシナリオになります。
1.対象製品・サービスの1ページ目を見させる
2.Webサイト来訪者がさらにお問い合わせをしたくなるような関連ページを見させる
3.お問い合わせフォームに誘導する
4.お問合せフォームに入力させる
上記のシナリオの流れの中で、著しくページ遷移率が落ちる場合は、その前ページに問題があるため、そこを修正すればその部分のボトルネックが解消されます。
全てのシナリオが適切に流れるようにコンテンツが整理されれば、あとは来訪者を増やすだけですので、広告を打つなり、報道発表をするなりで、成果が出ます。このようなシナリオが機能している証明がないままに「広告を出しましょう」と言っても、なかなか決裁が下りないです。
ここから先は実践的な話になります。
シナリオの考え方がわかったら、次にシナリオの遷移率の適正値をどれくらいすればよいのか?という話になります。ただ、この遷移率は各社の商材、Webページ構造にもよりますので、この続きは弊社の個別説明会でお答えしたいと思います。興味がある方は以下のURLをクリック頂き、個別相談会にお申し込みください。
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