ここだけは押さえとけ!YahooとMicrosoftの提携問題

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Yahoo!とMicrosoftのへ疑問

やはり、検索エンジン市場にとって、とても大きなニュースなので、ちょっと引っ張ってみたいと思います。数日経って、落ち着いてきた感じがありますし、各所の情報も出せる部分は出てきているみたいです。

そこで、気になるトピックをチョイスしてみました。情報ソースは、「C-NET」や「ITmedia」といったところです。

僕がYahoo!とMicrosoftの事業提携において気になった所と言えば、やはりサービスは何で統合されるのか?という所ではありますが、これは一番最初のリリースからもあるように、検索エンジンはMicrosoftの「Bing」。PPC広告等の管理ツールも、Microsoftの「ADcenter」で統一されるとのことです。

力関係がわかって面白いですねw

まぁ、でも、資金力が桁違いですから、研究・開発部署をどこにもつのか?ということは非常に大切なことだと思います。何せ相手はGoogle様なわけですし。

そこで一つ疑問が出ました。米Yahoo!はそうなのだろうけれども、「Yahoo! Japan」もそれになうのだろうか?という疑問です。

これには、Yahoo!Japan広報が7月30日に、素早くコメントしてくれました。仕事が早いですね!

コメント内容はこうです。「Yahoo!JAPANの検索エンジンにもBingを採用する可能性が高い。検索連動広告についても、MSのプラットフォーム採用を検討する。」といったものです。

長いものには巻かれろということでしょうかw

「Yahoo!Japan」の筆頭株主でもあるソフトバンクは、どの様な見解なのでしょうか?ちょっと調べてみると、同日に孫社長が決算会見にてコメントしてくれていました。「歓迎すべき出来事だ。米ヤフーは(経営不振で)大きな研究開発投資の実行が不透明になっていたが、提携で投資強化が期待できる。」

なるほど、歓迎ムードだったんですね。逆に考えれば、この頭の考えがあるから足であるYahoo!広報のコメントにもつながるわけですも、当然と言えば当然。

さて、方向性が決まったところで、もう一つの疑問を解決していきたいと思います。それは、「時間」・「時期」といった疑問です。こういった方向性で動くことはわかりましたが、どのようなスケジュールでそれを執り行うのか?この点を関係者のコメントからまとめていきたいと思います。

と申しますか、普通にインタビュアーも突っ込んでくれていました!w
さすがですね、そのコメントを下記します。

「Bing の検索結果を米国版Yahooに統合するだけで数カ月かかり、Yahooの広告配信技術「Panama」からMicrosoftの「AdCenter」への移行には1年かかる可能性もあると、両社では予測しているとのことだった。提携手続きが完了してから、両社が全世界で契約を完全に履行できるまでに、2 年を要することも考えられる。」

何の問題もなく、うまくいってこの期間ということですから、時間はむしろ後ろへずれるかもしれませんね。個人的には、両サービスの良い所を全て踏襲して欲しいと考えていますので、中途半端なサービスが始まるよりは、時間をかけてしっかりとしたものをリリースして欲しいと思います。

この点は、どの方も一緒なのではないでしょうか?ただ、一点問題は移行期間はどうなるのか?というところでしょうね。混乱なく進められるのでしょうか?インターネットビジネスを行われている方にとっては死活問題になるわけですから、この辺りもケアをしていって欲しいところではあります。書く言うわたくしも、死活問題になる一人でもあります。たまりません。はい。

最後に、その移行期間の間に、エンジニア等のモチベーションは維持できるのか?という疑問です。「俺達のチームなくなっちゃうだから、ヤル気出ねーよ!」みたいなことにならないのか?そういう心配です。

手腕のインタビュアーは、この点にも触れてくれています。いいぞ!インタビュアー!でも、普通に考えてこういう疑問は沸いてきますよね。人間の知的探究心がどうとうか、そういうレベルではなくて、純粋な疑問なんだと思います。さて、質問に対する解答はこうです。

「未解決の問題の1つは、契約手続きが完了するまでの間、それぞれの会社の事業と従業員はどうなるのかということだ。Schneider氏は、従業員向けのコミュニケーションプランを用意し、主要な従業員をつなぎとめるための特別手当のようなものも支給する計画だと述べた。」

なるほど、アメリカの労働者は日本よりもシビアですからね。それは、アメリカ経営が生んだ産物ではありますが、シンプルで良いのかもしれませんが、日本人である僕はすんなりとは受け入れがたいものはあります。

更に強気にも、「この計画は成功すると確信している。人は成功につながるビジョンの一員になりたいと思うものだ。」(Schneider氏)とも公言しているようです。株価操作が狙いなのか?真偽の程はわかりませんが。

また、「Yahooの最高経営責任者(CEO)であるCarol Bartz氏は、同社の検索部門の従業員の一部は社内の他の部門に配置転換されたり、Microsoftでの仕事を打診されたりするが、最終的に職を失う者もいるとしている。」そうでしょうね。当然のことなのかもしれませんが、必要な人員とそうでない人員とを「ろ過」するのでしょう。

どの企業にも言えることですが、8対2の法則は存在するのです。Yahoo!も例外なくということなのでしょう。

ざっと、現在公開されているであろう、Yahoo!とMicrosoftの事業提携に関する情報をまとめてみました。まだまだ事始ですし、これから二転三転あるのでしょうが、業界関係者はこの大きなパラダイムシフトを見守り、そして共存していきましょう!

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