ダッシュボードは、「2025年新社会人のSNS活用実態と購買行動」に関する調査結果を発表した。2025年4月から新社会人になる大学生および大学院生316人が回答している。
男性はYouTube、女性はInstagramをもっとも頻繁に利用
まず「学生時代に初めて利用した新しいSNSまたはサービス」(複数可)を聞くと、「BeReal」「Threads」「Lemon8」「Discord」が上位だった。リアルタイム性が強く特定の興味・コミュニティに特化したSNSの台頭がうかがえる。男女別では、女性は「BeReal」、男性は「Discord」の利用率が高かった。
「特にない」を選んだ場合は他選択肢を選択できない設定で、「特にない」は134人だった。全体の316人のうち残る182人がなんらかの新規SNSを利用開始したこととなる。

次に「もっとも頻繁に利用しているSNS」(単一)を聞くと、男性は「YouTube」、女性は「Instagram」がもっと高く、それに「X」が続く結果となった。「LINE」や「TikTok」はやや少なく、「Facebook」は男性1名のみだった。

「SNSで商品やサービスを購入したことがあるか」については、男女ともに「特にない」が最多で、女性は男性の倍近い。
SNSを経由して購入体験があったのは全体の48%で、男性はYouTube、女性はInstagramが最多で、頻繁に利用しているSNSがそのままきっかけとなっているようだ。なおLINEは「もっとも頻繁に利用しているSNS」では62件だったが、「購入経験があるSNS」では31件にとどまっており、購入体験のきっかけにはなっていないようだ。

「SNSを通して購入をした商品のカテゴリ」では、男性は「ファッション/アパレル」、女性は「コスメ/美容」が1位だった。男女別で見ると男性は「ガジェット/家電」が女性を大きく上回る。また「購入の決め手」で男性は「広告」が、女性は「レビューやクチコミ」「インフルエンサーの推奨」がやや強い。


最後に「SNS利用や購買に関して、改善してほしい点や便利になると思う機能」を聞くと、「広告が多すぎるので減らしてほしい」が男女ともに最多。以下男性は「偽情報やフェイクニュースを減らしてほしい」「アルゴリズムが偏りすぎており、多様なコンテンツが見られるようにしてほしい」など技術面が上位、女性は「SNS上のレビューやクチコミの信頼性を向上してほしい」「偽情報やフェイクニュースを減らしてほしい」など信頼性に関する意見が上位だった。

調査概要
- 【調査対象】2025年4月から新社会人になる大学生および大学院生
- 【調査方法】アンケート調査サービス「FastTask」を用いたオンラインアンケート
- 【調査時期】2025年2月
- 【有効回答数】316人(男性130人、女性186人。いずれも20~25歳)
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