コロナ禍で変わった20代の価値観、2019年と2024年を比較【東京メトロ調べ】

「積極的に資産運用をしている」が、2019年から2014年で約20ポイント増加。

東京メトログループのメトロアドエージェンシーは、「20代の価値観の変化」に関する調査結果を発表した。東京50km圏(東京駅を中心として半径50km圏に含まれる市・区・町・村全域)の12~69歳男女約5,000人について、2019年と2024年で比較した。

「自分磨きへの投資」「将来への備え」「生活の質の重視」という3つの傾向

まず「自分磨きへの投資」についてみると、「肌の手入れに気を配っている」が、20代男性で2019年:32.1%→2014年:42.5%と上昇。「ふだんの食事を自分で作る」「定期的にスポーツをしている」は20代男女ともに増加をみせた。

次に「将来への備え」をみると、「積極的に資産運用をしている」が、2019年:10.2%→2014年:30.2%と大幅に増加した。これはコロナ禍に加えネット証券やNISAの浸透が重なったためと推察される。そのほか「転職・転業はいとわない」「資格取得の勉強をしている」も増加しており、主体的に人生を設計しようとする若年層が増えている様子がうかがえる。

そして「生活の質の重視」については、女性のほうが上昇率が高く、「仕事よりも余暇を優先して考える」が2019年:57.0%→2014年:69.6%、「趣味やライフワークに時間をさく」が2019年:41.9%→2014年:53.2%と、ほぼ男性と同水準まで上昇した。「心の健康に気を配る」は男女ともに上昇している。

なお同調査では、「20代の主要メディアとの媒体接触率」も算出しており、もっとも高いのは「インターネット」97.4%だが「電車利用」が69.9%でそれに続き、4マスメディアより高いとしている。

調査概要

  • 【調査対象】東京50km圏(東京駅を中心として半径50km圏に含まれる市・区・町・村全域)の12~69歳の男女
  • 【調査方法】ビデオリサーチ「SOTO/ex」のデータを分析
  • 【調査時期】2019年4~6月、2024年4~6月
  • 【調査対象数】2019年:4,800s、2024年:4,936s
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