IT/Webエンジニアのリアルな現在形は? 出社頻度・年収推移・注目企業などが判明!【ファインディ調べ】
ファインディは、「IT/Webエンジニアの転職市場・キャリア動向・AIの活用状況」に関する調査結果を発表した。同社のIT/Webエンジニア向け転職サービス「Findy」会員ユーザー596人が回答している。
過去1年間で出社頻度が増えたIT/Webエンジニアは約2割
まず「現在の出社形態」について聞くと、「フルリモート勤務」が51.3%と過半数を占め、「週1~2日出社」20.1%がそれに続いた。
リモートワーク頻度に対しては、71.6%が「満足」としているがフルリモートワークを希望している人が多い。また「過去1年間で出社頻度が増えた」としたIT/Webエンジニアは21.8%存在し、「出社頻度が増えた場合、転職のきっかけとなる」と71.3%が回答している。



続いて年収推移について見ると、回答者の平均年収は「700.8万円」。2022年の調査開始以来初めて700万円台を超えたという。

そして「働いてみたいと思う会社」を具体名で聞くと、Amazon、Google、Microsoftといった大手外資企業が今回も並ぶなか、「サイバーエージェント」「さくらインターネット」「Sansan」が新たにランクイン。さくらインターネットは前回(2024年7月調査)時点で「興味を持った企業」にランクインしていたが、転職先としても意識されるようになっている。

「新しく知って興味を持った企業」を具体的に聞くと、こちらでは「Sakana AI」「Ubie」「ゆめみ」「Hangzhou Deepseek Artificial Intelligence」「GENDA」「NOT A HOTEL」「マネーフォワード」など先進的なAI活用・技術開示を進める企業の名前があがっている。

さらに最近の注目技術である「生成AI」について聞くと、「業務で利活用している」91.8%ですでに9割を超える。用途では「顧客向けにLLMや生成AIを組み込んだサービス提供での活用」72.3%が最多だが、「開発プロセス以外の自身の業務への活用」71.5%も圧倒的に多い。

具体的に利用している生成AIを聞くと、「ChatGPT」と「GitHub Copilot」の2つが過半数で業務活用されていた。一方で「Dify」「Cline」「Devin」「Cursor」などの知名度はまだまだ低いことが判明した。

調査概要
- 【調査対象】Findy会員ユーザー
- 【調査方法】インターネット上でアンケートを実施
- 【調査時期】2025年1月28日~2月7日
- 【有効回答数】596人
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