残業時間が多い職種1位は「インフラコンサルタント」、少ない職種1位は?【doda調べ】

ビジネスパーソン15,000人の平均残業時間は月21.0時間で、1年前の調査より0.9時間減。

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2024年の職種別「平均残業時間」に関する調査結果を発表した。20~59歳のビジネスパーソン15,000人が回答している。

50代は残業時間が減少、40代は増加傾向

2024年4~6月の月の平均残業時間は「21.0時間」で、前回調査(2023年4~6月)の「21.9時間」から0.9時間減少。2019年からの平均残業時間の推移を見てみると、コロナ禍で停滞していた経済活動の回復で2022年は増加を見せたが、2023年・2024年は、2年連続で再び減少へと転じている。

職種別では、残業時間の少ない職種1位は「医療事務」10.3時間。以下2位「貿易事務」11.1時間、3位「臨床開発関連」11.7時間が続く。減少幅では「臨床開発関連」「生産管理/製造(医療系)」が9時間近く残業時間を減らしている。逆に前回1位だった「一般事務」は10.6時間から4.6時間増の15.2時間となり、今回は11位だった。

一方、残業時間の多い職種1位は「インフラコンサルタント」39.4時間。前回の24.6時間から14.8時間増と増加時間も最多だった。DXや効率化のために新技術を取り入れる企業が増え、これらの需要の影響を受けたためとみられる。2位には「設計監理/コンストラクションマネジメント」31.6時間が続く。前回1位の「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」31.3時間は、前回の42.2時間から10.9時間減と大幅減少したが、順位は3位だった。

年代別の月平均残業時間では、2023年と比べて20代が0.3時間(前回:18.3時間、今回:18.0時間)、30代が1.5時間(前回:21.7時間、今回:20.2時間)、50代が1.6時間(前回:22.9時間、今回:21.3時間)減少した。40代のみ0.1時間の増加(前回:23.0時間、今回:23.1時間)を見せている。

さらに職種も見ると、20代と40代は「医療系専門職」、30代と50代は「事務/アシスタント」が最も残業時間が少なかった。

調査概要

  • 【調査対象】20~59歳の男女正社員
  • 【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
  • 【調査時期】2024年8月5日~13日
  • 【有効回答数】15,000件
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