「上司が自分の業務を把握していない」と感じるメンバーは4割超、チーム運営のカギとは?【TONOME調べ】

自分の業務を把握していない上司との対話やアドバイス、「無益」と思うメンバーが約7割。

TONOMEは、「マネジメントに対する管理職とメンバーの意識」に関する調査結果を発表した。企業の管理職300人とメンバー200人が回答している。

自分の業務を把握しているか?していないか? 大きく変わる上司への評価

まずメンバー側に「上司である管理職が、あなたの業務を十分に把握していると思うか」と聞くと、「まったくそう思わない」12.5%、「あまりそう思わない」30.0%で、上司が業務を把握していないと感じるメンバーは4割を超えた。

逆に上司側に「メンバーの業務を十分に把握していると思うか」を聞くと、「満足に把握できている」9.7%、「やや満足に把握できている」50.7%と半数超が把握できているとした。

上司である管理職が自分の業務を把握していないと感じている場合、上司とのコミュニケーションや上司からのアドバイスに対して、「有益だと感じない」はほぼ7割を占める。

逆に上司である管理職が自分の業務を把握していると感じている場合は、上司とのコミュニケーションについて「特に不満は感じない」14.8%、「あまり不満は感じない」53.9%と真逆の評価だ。

一方「管理職とのコミュニケーションで不満を感じる」と回答した人に聞くと、「上司の経験や主観により、適切なアドバイスをもらえなかったとき」43.0%、「上司に仕事の相談をしても、言い分や話を理解してもらえなかったとき」36.7%、「上司にあなたの話を理解してもらえず、適切なアドバイスをもらえなかったとき」34.2%が理由の上位あがった。

「上司への要望で重視すること」では、「部下の業務や進捗をしっかりと把握してほしい」29.5%、「仕事の優先順位や必要なアウトプットを明確にしてほしい」26.0%、「仕事の目的や背景をしっかりと説明してほしい」23.5%が上位だった。

調査概要

  • 【調査対象】企業で働く管理職(部長、次長、課長)、メンバー(係長、主任、一般)
  • 【調査方法】Webアンケート
  • 【調査時期】2024年6月14日~15日
  • 【有効回答数】500名(管理職300名、メンバー200名)
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