YouTubeが「コミュニティガイドライン」の事前警告でトレーニングコース受講を提供
米国YouTubeは、YouTubeでの行動を定めた「コミュニティガイドライン」で事前警告を受けたクリエイターに、8月29日(米国時間)からポリシーに関するトレーニングコースを受講できるようにした、と8月31日に発表した。トレーニングコースによってクリエイターは、ポリシーに違反するコンテンツのアップロードを避ける方法を学ぶことができる。コースを修了すると、90日間同じポリシーに違反しない限り事前警告は失効する。
各トレーニングコースは、どんなコンテンツがポリシーに違反するのかを明確に理解できるように作られている。これまで違反が初めてだった場合、対象の動画を削除して、そのチャンネルに対して失効することのない事前警告を発行していた。トレーニングコースを受講したクリエイターは、例えば「ヌードと性的なコンテンツのポリシー」に関する論点を確認でき、許容される範囲の理解を深めることができる。
コース修了後、①90日間同じポリシーに違反しなかった場合はチャンネルの事前警告は失効、②90日が経過する前に同じポリシーに違反した場合は違反動画を削除してチャンネルに1回目の違反警告を発行、③90日を過ぎた後に同じポリシーに違反した場合は違反動画を削除して事前警告を再度発行――となる。これまで違反ポリシーに関わらず事前警告が発行されたが、今後は違反した特定のポリシーごとに個別の事前警告が発行される。
コミュニティガイドラインは継続的に見直され、必要に応じて更新されている。このためクリエイターから、ポリシーの線引きの理解を深める情報が欲しいという声が寄せられていた。なお、3回の違反警告(three strikes)のルールは緩和しない。ポリシーに違反するコンテンツを削除し、90日以内に3回目の違反警告を受けたクリエイターはYouTubeを永久に利用できなくなる。
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