パナソニックは、官と民の共創事業コンサルティングのpublic and coと、オリジナル米 「たらふく」の生産販売するつじ農園と共に、お米の自動発注で業務を効率化する実証実験を5月10日から実施する、と同日発表した。あらゆるものがネットにつながるIoTを活用してパナソニックが開発した「IoT重量センサー」を使い、public and coが運営するコワーキングスペース「関係案内所はつひので@材木座」(神奈川県鎌倉市)で行う。
IoT重量センサーを用いて、コワーキングスペースに常備されているお米の残量を遠隔把握し、規定値まで減ると自動的にお米を発注する仕組みを構築した。発注後は、つじ農園から発注完了のお知らせと、お米をおいしく食べられるレシピなどのメッセージが同時に届く仕様にした。今回の実証を通じて、コワーキングスペースの無人化・省人化への貢献と管理人の業務効率向上、生産者と購入者が直接つながる効果を検証する。
はつひのでは、人と人のつながりを生むことを目的に掲げたコワーキングスペース。常備するお米を炊いて食卓を囲んで人の縁は生まれるという考えを体現し、共感したつじ農園がお米を提供している。利用者は自由に炊飯でき、お米の消費量は日によって異る。利用者に気兼ねなく食卓を囲んでもらうため、はつひのでの管理人は常にお米の在庫状況を把握しなければならず、その業務の効率化が求められていた。実証期間は8月10日まで。
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