「食品ロス削減アプリ」の利用経験率、日本は8%で米仏を大きく下回る【MMD研究所調べ】
SDGs達成のためにできることは? 環境問題やエシカル消費への意識を日米仏で比較。
2023/4/12 16:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
MMD研究所は、「日米仏3カ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査」を実施した。日本、アメリカ、フランス都市部在住の20~40代男女に対し、環境問題やエシカル消費に関する意識を聞いている。
「マイバッグ・マイボトル・食品ロスの削減」は3カ国共通
まず、環境問題や倫理的な消費のための取り組みを聞いたところ、日米仏ともに「買い物時にマイバッグを持つようにしている」「食品ロスがでないように心がけている」「外出時にマイボトルを持つようにしている」が上位3項目となった。
日本と米仏の取り組みを比較すると、特に「動物福祉が考えられた商品の購入」「有機農産物・無農薬農産物の購入」「コンポストや生ごみ処理機を用いた家庭ごみの削減」の項目において、日本は20.0%以上他国を下回っていた。
フードロス削減アプリの利用経験、日8.4%・米36.9%・仏53.7%
続いて、食品ロス削減を目的としたアプリについて聞くと、利用経験率は日本8.4%、アメリカ36.9%、フランス53.7%と大きく差が開いた。一方で、「知らなかったが説明を見て興味を持った・利用してみたい」という割合は、日本が31.6%と最も高かった。
エシカル消費の推進に関して、知っている・利用しているスマートフォンアプリとしては、上図のような回答が得られた。
調査概要
- 【調査期間】2023年2月15日~2月20日
- 【有効回答数】日本430人、アメリカ406人、フランス406人 ※人口構成比に合わせて回収
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査対象】日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女
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