動画広告「やりっぱなし」経験ありが約7割……運用担当者が陥る原因は?【オリゾ調べ】

具体的な課題は「データ分析」や「業務の属人化」。

オリゾは、「動画広告の改善業務」に関する調査結果を発表した。事業会社で動画広告を運用しているマーケティング担当者104人が回答している。

配信後の改善ができないのは、「人材・ノウハウ・工数」の不足

まず「『動画広告』がやりっぱなしになって、配信後の改善を実施しなかった経験はあるか」を聞くと、「何度もある」26.9%、「数回程度ある」39.4%と、7割近くが改善を行っていなかった。

そこで改善を行っていなかった69人にその理由を聞くと「人材が不足しているから」59.4%が最多。「ノウハウが不足しているから」46.4%、「工数が不足しているから」40.6%がそれに続いた。

一方、かならず動画広告の改善・調整をしていた24人に「どのような要素を改善・調整していたか」を聞くと、「ターゲティング」41.7%、「クリエイティブ」37.5%、「メディア選定」「予算」各25.0%が上位だった。なお自由回答では「費用対効果の検証」「オーディエンス」といった声もあがる。「動画の長さ」や「配信時間帯」など、動画ならではの部分より、広告運用の基本を突き詰めるのが重要と思われる。

「動画広告の改善・調整について感じている課題」を聞くと、「データ分析が満足にできていない」33.3%、「改善・調整業務が属人化している」25.0%、「最新のトレンドや時流に合わせた発信ができない」25.0%が上位(n=12のため参考)。自由意見では「効果の測定が難しい」「無用な広告が多い」といった声があった。

なお「動画広告の改善をするにあたって、『ロジック』と『センス』どちらが重要か」と全体に聞くと、「ロジック」52.9%、「センス」34.6%となった。

調査概要

  • 【調査対象】事業会社で動画広告を運用しているマーケティング担当者
  • 【調査方法】IDEATECHが提供する「リサピー」の企画によるインターネット調査
  • 【調査時期】2022年12月22日~23日
  • 【有効回答数】104人
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