博報堂が五感の相互作用のクロスモーダル知覚でブランド体験を進化させる実験を開始
東京大学の鳴海拓志准教授が監修、第1弾の「ビールのおいしさを増幅させる音楽」公開
2022/5/26 7:02 マーケティング/広告 | その他
博報堂のプロジェクトチーム「Human X(ヒューマンクロス)」は、五感の相互作用である「クロスモーダル知覚」を企業のブランド体験開発に活用する「Human X Experiment(ヒューマンクロスエクスペリメント)」実験を、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授と共同で始めた、と5月25日に発表した。企業・ブランドと生活者の接点を、人間の身体や感覚の観点から感性的・科学的にデザインする取り組み。
具体的な活動として、鳴海准教授の監修のもとで生活者の日常に関連が深いテーマを起点とした『〇〇×五感体験デザイン』の実験に取り組む。異なる感覚を組み合わせて生活をより豊かにする仕組みを感性的・科学的に開発する。実証実験の第1弾となる「おいしさ×聴覚」のプロトタイプでは、科学的かつ感性的なアプローチで開発した「ビールのおいしさを増幅させる音楽」を公開した。実験の成果は今後も随時公開していく。
また、クロスモーダル知覚がブランド体験や、ブランドを起点にした事業変革の「ブランド・トランスフォーメーション(BX)」にどのように活用できるかも実証研究する。企業のブランド変革支援として、活動から得られたクロスモーダルナレッジを企業が持つブランドの“らしさ”と掛け合わせることで、生活者の身体性や感情に着目したブランド開発や世界観構築、新たな体験創出、研究開発、新事業開発に取り組む。
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