小学生にとって2021年はどんな年だった? 前年よりポジティブな気持ちが上昇?【進研ゼミ調べ】

なりたいのはやっぱりYouTuber、好きになったのは「あつ森」「鬼滅」「すとぷり」。

ベネッセホールディングスグループのベネッセコーポレーションが提供する「進研ゼミ小学講座」は、小学生の意識調査の結果を発表した。2021年を振り返って、「今年の漢字」「なりたい職業」「あこがれのスポーツ選手」「一番好きなスポーツ」「大人になる頃になっていてほしい世界」「2021年に好きになったもの」などについて小学3~6年生16,531人が回答している。

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今年の漢字はポジティブに、好きになったのは「あつまれどうぶつの森」

まず2021年の「今年の漢字(キミの1年を漢字1字で表すと?)」を聞くと、前年2020年にはトップ10圏外だった「楽」2,869票が1位を獲得した。前年1位の「笑」はワンランクダウンで2位、同様に前年2位の「幸」がワンランクダウンで3位だった。

2021年もコロナ禍は続いていたが、2020年と比べると、オリンピック・ワクチン普及と明るい材料があったこと、コロナ禍での生活スタイルに子どもも慣れ新しい楽しみ方を見出したことが大きいと思われる。その他トップ10の文字を見ても、2021年5位「悲」、7位「苦」が圏外となり、 新たに「楽」「愛」「夢」「好」「喜」がランクインした。

 

また「今年(2021年)に好きになったもの」を聞くと、「あつまれどうぶつの森」693票が1位だが、「鬼滅の刃」「すとぷり」がそれに続いている。より上の世代向けと思われる「東京リベンジャーズ」は、男子人気を受けて4位にランクインした。

 

「なりたい職業」では、ここ数年支持を集めている「ユーチューバー(YouTuber)」1,411票が1位。それに「漫画家・イラストレーター・アニメーター」「芸能人」が続く。トップ10のうちクリエイターが7つ入っているのが特徴的だ。

 

好きなスポーツ=自分が習っているスポーツだが、人気は大谷選手

2021年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、あらためてスポーツへの注目が高まった。小学生に「あこがれのスポーツ選手」を聞くと、オリパラ選手を大きく上回り「大谷翔平」277票が人気だったが、2位には金メダルを獲得した「伊藤美誠」、3位には「池江璃花子」とオリパラ選手が続いた。

 

あわせて「好きなスポーツ」を聞くと、「水泳」404票、「ダンス」250票、「サッカー」234票がトップ3だった。実際に自分が習っているスポーツが人気になっていると思われる。

 

大人になる頃は「平和な世界」「コロナがない世界」になっていてほしい

将来について、「大人になる頃になっていてほしい世界」を聞くと、「平和な世界・戦争がない世界」2,401票が圧倒的1位だった。以下2位「コロナがない世界」963票、3位「地球温暖化がない世界」392票と大きな差となっている。日本は長いあいだ戦争当事国ではないが、テロや争乱など海外の不穏な情報に、小学生も多くが接しているようだ。

また「地球環境を守るために気をつけていること」では、小学生でも参加しやすい「ごみの削減」「エコバッグを使う」「フードロスの削減」が上位となった。

 

調査概要

  • 【調査対象】「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員
  • 【調査時期】2021年11月17日~24日
  • 【有効回答数】16,531人(女子10,703人・男子4,371人・性別無回答1,457人)
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