コロナ禍よりも大人の姿に不安、中高生の6割以上「10年後の自分が不安」【ソニー生命調べ】

将来なりたい職業は「YouTuber」が圧倒的人気、“憧れの人がいる”“好きなことを仕事にしたい”が軸に。
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ソニー生命保険は、「中高生が思い描く将来についての意識調査」の結果を発表した。全国の中学生・高校生1,000名(中学生200名、高校生800名)から回答を得ている。今回で3回目。

この調査では、自身の将来のイメージ、将来設計に対するコロナ禍の影響、いまの“大人”に対して抱くイメージ、イメージする“幸せ”、理想の結婚相手のイメージ、将来の夢、将来なりたい職業、目標年収・目標貯蓄額、いますぐに欲しいもの、いま頑張っていることなどを聞いている。

「自身の将来」明るい派より暗い派のほうが多数

まず全員に「自身の将来(1年後、3年後、10年後)」について聞くと、中学生で「明るい+どちらかといえば明るい」の合計は、【1年後の自分】62.5%、【3年後の自分】56.5%、【10年後の自分】54.5%、「不安+どちらかといえば不安」の合計は、【1年後の自分】37.5%、【3年後の自分】43.5%、【10年後の自分】45.5%となった。明るい将来を考えている中学生のほうが多い一方で、3年後・10年後と遠くなるほど不安が増えている。

一方高校生では「明るい(計)」は【1年後の自分】52.9%、【3年後の自分】51.4%、【10年後の自分】51.6%、「不安(計)」は【1年後の自分】47.1%、【3年後の自分】48.6%、【10年後の自分】48.4%となった。こちらは1年・3年・10年後での変化は少ないが、中学生よりも不安の比率が多くなっている。なにより、コロナ禍の影響もあるかもしれないが、“半数近い高校生が、近い未来にも遠い未来にも、明るい像を描けていない”というのは、残念な結果と言えるだろう。

さらに質問対象を「日本や世界の将来」とすると、中学生の「不安(計)」は【10年後の日本】62.0%、【10年後の世界】62.5%、高校生の「不安(計)」は、【10年後の日本】68.9%、【10年後の世界】65.0%と、日本にも世界にも、暗い見通しを感じていることがわかる。

そこで「将来設計に対するコロナ禍の影響」を聞いてみると、「影響を与えた」との回答が6割を超えたのは、中学生・高校生ともに、【進路・進学先・志望校の選択】【学習進度・学習方法の計画・選択】【クラブ活動の計画・選択】【友人との距離感・付き合い方の選択】【趣味・レジャーの計画】といった項目だった。

なお【進路・進学先・志望校の選択】が影響を受けた理由としては「不安を大きくした」(中学生50.4%、高校生50.4%)が特に多かった。ただし2位に中学生は「範囲や視野を狭めた」25.5%が続くが、逆に高校生は「範囲や視野を広げた」30.7%が続き、成熟を見せている。

疲れてて大変そうで楽しくなさそうな、いまの大人たち

「いまの“大人”に対して抱くイメージ」については、対照的な2つのイメージを提示しどちらに近いかを聞いた。その結果、中学生では「大変そう」81.5%、「疲れている」83.0%、「楽しくなさそう」58.5%、「厳しい」64.5%、「暗い」53.0%、「尊敬できる」52.0%が多数派となった。高校生では「大変そう」88.9%、「疲れている」90.4%、「楽しくなさそう」70.9%、「厳しい」64.9%、「暗い」67.5%、「尊敬できない」52.6%が多数派だった。

いまの中高生に、大人の姿はションボリしたネガティブな存在として映っているようだ。2019年の前回調査と比較すると、中学生で「楽そう」「元気」が増加したが、高校生では逆に減少しているのも切ないところだ。ただし「尊敬できる」は、中学生で5.0ポイント増、高校生でも1.0ポイント増と、いずれも増加していた。

また、仕事や結婚などの「幸せ」についても、「安定した仕事vs. 好きな仕事」「給料は高いが残業は多いvs. 給料は低いが残業は少ない」など、対照的な2つのイメージを提示しどちらに近いかを聞いた。

その結果、仕事については、中学生・高校生とも「好きなことを仕事にしている」(中学生62.0%、高校生54.1%)が多数派、出世では「出世していないけれど、仕事のストレスは少ない」(中学生69.5%、高校生61.4%)が多数派、働き方では「給料は高いが残業は多い」(中学生55.5%、高校生53.4%)が多数派だった。

結婚について、中学生・高校生とも「結婚していないけれど、自由な時間やお金が多い」(中学生59.0%、高校生53.0%)が多数派だった。子供と時間の関係では、中学生は「子どもはいないけれど、自由な時間やお金が多い」51.5%、高校生は「子どもがいるけれど、自由な時間やお金は少ない」52.3%が多数派で、ここで年齢により意見が分かれる結果となった。

なお理想の結婚相手のイメージについては、「優しい・思いやりがある」が全学年・性別で1位だが、男子中学生は2位に「顔やスタイルが良い」、男子高校生は「自分と価値観が合う」をあげる一方、女子は中学生・高校生ともに2位に「マナーがしっかりしている」がランクインしている。

好きなことを仕事にしたい! なりたい職業は「YouTuber」が圧倒的人気

将来の夢について聞くと、男子中学生の1位は「お金持ちになる」だったが、女子は「好きなことを仕事にする」だった。また高校生は男子女子ともに「好きなことを仕事にする」が1位になっている。

そこで具体的に「将来なりたい職業」を聞くと、男子中学生は「YouTuberなどの動画投稿者」23.0%、2位「プロeスポーツプレイヤー」17.0%、「社長などの会社経営者・起業家」15.0%が上位、女子中学生は「歌手・俳優・声優などの芸能人」17.0%、2位「YouTuberなどの動画投稿者」16.0%、3位「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」「美容師」各14.0%が上位だった。

男女ともに人気のYouTuberは、「憧れの人がいるから」「活動している人を見て自分もやりたいと思ったから」「楽しみながら収入を得られそうだから」といった理由があがっている。2019年調査と比較して新たに男子で「ゲーム実況者」がランクインしているが、これもYouTuberに実態は近い。女子で新たにランクインした「ボカロP」も、ネット配信を主軸にすることが多く、“企業に勤めずネットを軸に個人ベースで活動する”職種が人気のようだ。若い業界であるため“これまでのイメージの大人がいない”というのもカギかもしれない。

高校生についてみると、男子高校生も1位は「YouTuberなどの動画投稿者」15.3%で、「社長などの会社経営者・起業家」13.5%、「ITエンジニア・プログラマー」13.3%がそれに続く。女子高校生では「公務員」「看護師」各11.5%、「教師・教員」「歌手・俳優・声優などの芸能人」各10.3%が上位だった。やはり中学生より堅実な職種が増えている印象だ。2019年調査との比較では、YouTuberが1位となった以外に、「教師・教員」が男女ともに大幅に順位を上げているのが特徴的だ。

その他、「いま、すぐに欲しいもの」「いま、頑張っていること」「いま、大切にしたいこと」「いま、変えたいこと」を聞くと、それぞれ1位は「お金」「勉強」「友達」「性格」となった。普遍的な回答が多く、若いときの悩みどころはあまり変わらないようだ。

調査概要

  • 【調査対象】全国の中学生・高校生(中高生)
  • 【調査方法】インターネットリサーチ(ネットエイジアリサーチのモニター会員)
  • 【調査期間】2021年6月9日~17日
  • 【有効回答数】1,000名(中学生200名、高校生800名)
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