共通IDソリューション「IM-UID」がヘッダービディング「Prebid.js」のUser IDに対応

インティメート・マージャー、Prebid.js初対応で媒体社はIM-UIDによる連携がより簡単に

DMP(データマネジメントプラットフォーム)開発・提供のインティメート・マージャー(IM)は、同社の共通IDソリューション「IM Universal Identifier(IM-UID)」が広告配信入札でヘッダービディングソリューションのオープンソース(JavaScript)「Prebid.js」の「User IDモジュール」に対応した、と8月16日に発表した。同社は、Prebid.jsのUser IDモジュールに対応した国内初の事業者になった、としている。

ヘッダービディングは、複数事業者による公平な入札競争で高単価の広告を優先的に媒体社(パブリッシャー)のメディアに配信する仕組み。そのオープンソースのPrebid.jsに同社のIM-UIDが組み込まれたことで、Prebid.jsに対応している国内外の媒体社は、User IDモジュールとしてIM-UIDを選択すれば、自社以外の第三者の「サードパーティデータ」を異なるドメイン間で簡単に連携でき、広告配信や効果計測に活用することができる。

Webユーザーのプライバシー保護の高まりで当局が規制を強化し、サードパーティクッキーをAppleのブラウザ「Safari」がブロックしたほか、Googleもブラウザ「Chrome」で2023年にサポート終了方針を発表した。IMは代替策としてIM-UIDを2020年12月から提供し、SSP(広告枠販売側プラットフォーム)やDSP(広告枠購入側プラットフォーム)と連携して普及に努めて現在57万超のドメインに活用されている(2021年7月1日時点)。

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