Twitterきっかけで購入した商品・サービス、上位は「菓子」「外食チェーン」「食料品」など日常食が占める【アライドアーキテクツ調べ】
アライドアーキテクツは、「Twitter企業公式アカウントの利用実態」の調査結果を発表した。
Twitter企業公式アカウントフォローのきっかけ、どんな情報を求めているか、公式アカウントをきっかけに購買した経験はあるかなどを、アンケートしている。有効回答数は4,409名。なおそのうち58.7%(2,588人)がTwitterを利用している。
Twitterは閲覧頻度ではLINE(41.7%)に次ぐ2位(32.5%)ながら、投稿頻度では1位(25.0%)と、いまだアクティブに利用されるSNSの位置を保っている。
企業アカウントをフォローしている人は5割超、男女差・年代差はほとんどなし
現在もTwitterを利用しているユーザー1,095人に対象を絞り、まず「利用目的」を聞くと、「暇つぶし、余暇として」68.9%、「趣味・好きなことに関する情報収集」63.0%が特に多いほか、「世の中のニュースのチェック」36.1%、「企業公式アカウントからの情報収集」25.9%、「良い商品やサービスの発見やクチコミのチェック」20.9%などもあがった。
「Twitterで企業の公式アカウントをフォローしているか」を聞くと、「はい(フォローしている)」54.3%、「いいえ(フォローしていない)」45.7%と、ややフォローしている派が多い。性別・年代別(15歳~49歳)でもほぼこの数値だが、50代以上になると38.1%までフォローしている人が減少する。
「フォローしたきっかけ」では、「Twitterキャンペーン」59.5%、「企業の公式サイトを見て」45.1%、「一般人の投稿やリツイートを見て」35.5%、「広告を見て」18.5%にわかれた。前年調査と大きな変化はないという。
「フォローしている目的」についても、「新情報やクーポン等のお得な情報を取得するため」46.9%、「キャンペーンに参加するため」23.6%と、メリットを求めてという理由が合わせて7割に達している。一方で「そのブランドが好きだから」25.0%との回答から、純粋に応援するブランドファンは、2、3割程度と考えられる。
「Twitter企業公式アカウントに求める情報」でも、「サービスや商品の新情報やセール情報」47.4%、「Twitter上で参加できるキャンペーンの情報(割引クーポン等)」40.9%がほとんどを占める。
Twitterの企業アカウントに対しては、とにかくメリット重視
ここで「Twitter上で役に立つ情報は誰のものか?」について聞くと、「フォローしている人(友人)」「フォローしている人(著名人・インフルエンサー)」「企業公式アカウント」が42~44%前後とほぼ横並びになり、同程度に「役立つ」と考えられていることがわかった。
一方「Twitterで企業の商品やサービスを購入したときに、参考にしたアカウント」では、「フォローしている人の投稿(友人・知人以外)」45.9%、「企業公式アカウントの投稿」44.3%、「フォロー外の人の投稿」41.0%、「友人・知人の投稿」36.8%、「有名人・インフルエンサーの投稿」31.8%と、やや差が生まれている。
さらに「Twitterで見たことをきっかけに商品・サービスを購入した経験」について商品種別で聞くと、「菓子」「外食チェーン」「スーパーで買える食料品」「ドリンク類」など、日常的な食事関連が上位を占めた。「どれもない」というユーザーも39.5%にのぼるが、食品関連の影響力は高そうだ。
なお「Twitter企業公式アカウントをフォロー解除した経験」が「ある」としたのは68.2%。その理由については、「サービスや商品の新情報やセール情報が少ないから」37.2%、「Twitter上で参加できるキャンペーンの実施が少ないから」31.2%、「サービスや商品の情報が多いから」28.4%、「Twitterキャンペーンの実施が多いから」17.2%となっており、情報の足りなさへの不満が、情報過多を上回っていた。ただし「企業の人となりが分かる日々の何気ない投稿」に対しては、多いから(17.3%)とした人が少ないから(10.5%)人を上回っている。とにかくユーザーは“直接的なメリット”を重視していることがわかる。
調査概要
- 【調査対象】インターネットユーザーの男女
- 【調査方法】Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
- 【調査期間】2020年12月16日~27日
- 【有効回答数】4,409名
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