SNSマーケティングの予算、7割以上が2021年~2022年は増加攻勢! 業種による違いは?【アライドアーキテクツ調べ】

コロナ禍によるデジタルシフトに留まらず、マーケティング上でSNSがますます重要なポジションに。

アライドアーキテクツは、「企業のSNSマーケティング」に関する調査結果を発表した。国内企業でSNSマーケティング・プロモーション関連の業務に携わる549名が回答している。

SNSマーケティング予算増の企業が約7割、メーカーの狙いは「新規顧客獲得」

まず「2020年から2021年にかけてのSNSマーケティング施策の予算変化」について聞くと、「非常に増加した」25.0%、「やや増加した」45.4%で、7割超が予算を増やしていた。業種別では、コロナ禍で大きな打撃を受けた外食産業で「SNS予算が非常に増加した」の回答が40.8%にまで達している。

SNS予算が「非常に増加した+やや増加した」と回答した企業に対し、「予算増加を判断した理由」を聞くと、「他の施策と比較して新規顧客獲得が大きく見込まれるから」57.8%、「コロナ禍による消費者行動の変化にあわせて」54.1%が、特に多かった。業種別ではメーカー系企業(食品メーカー、飲料メーカー、化粧品メーカー)ほど、「新規顧客獲得」と回答する企業が多かった。

注力するSNSは「Instagram」「Twitter」「LINE」

「もっとも注力しているSNS企業公式企業アカウント」を聞くと、「Instagram」31.3%、「Twitter」23%、「LINE」18.5%の順となった。業種別でも、食品、飲料、化粧品、外食、小売のすべての業種において、もっとも注力しているSNSは「Instagram」で、それに「Twitter」「LINE」が続く。

「もっとも強化・予算を増やしたSNSマーケティング施策」では、「SNSキャンペーン」34.9%、「アカウント運用」21.3%、「SNS広告」20.1%が上位だった。業種別に見ると、化粧品メーカーのみ「アカウント運用」27.5%が最多で、他業種はすべて「SNSキャンペーン」が1位となっており、特に外食の割合が高い。

なお「2022年のSNSマーケティング予算の見込み」については、「非常に増加させる予定」17.7%、「増加させる予定」50.6%と、7割ほどが増加意向を示している。業種別でもこの傾向は大きな差異は無い。さらにSNS別に、「注力する予定のSNS」を聞くと、「Instagram」55.7%が最多で、「Facebook」49.3%、「Twitter」45.6%がそれに続いた。業種別では、外食・小売でTwitterへの注力が見られる。

また「2022年に注力する予定の施策」については、「アカウント運用」49.7%、「SNSキャンペーン」46.4%、「SNS広告」43.9%がほぼ同列で並んだが、業種別だとメーカーは「SNS公式アカウント運用」と「SNS広告」に、外食・小売は「SNSキャンペーン」に注力する予定と答えた企業の割合が高かった。

調査概要

  • 【調査対象】国内企業でSNSマーケティング・プロモーション関連の業務に携わる人
  • 【調査方法】ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」を用いたインターネットリサーチ
  • 【調査時期】2021年9月28日~30日
  • 【有効回答数】549名
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