Twitter企業公式アカウント、“直接的なメリット”と“リツイート”が運用の鍵【アライドアーキテクツ調べ】
アライドアーキテクツは、「Twitter企業公式アカウントの利用実態調査」の結果を発表した。公式アカウントフォローのきっかけ、どんな情報を求めているか、キャンペーンに参加したことがあるか、公式アカウントをきっかけに購買した経験はあるかなどを聞いた。
Twitterの企業公式アカウントは、過半数がフォロー
まず「Twitterで企業の公式アカウントをフォローしていますか?」と聞くと、「はい」55.7%、「いいえ」44.3%と、フォローしている人がやや上回った。性別・年代別では、40代のみ半数を切るが、50代は逆にフォローしている人も多く、性別・年代別で大きな違いはないと見られる。
次に「Twitterで企業の公式アカウントをフォローしたきっかけ」と聞くと、「Twitterキャンペーン」57.9%、「企業の公式サイトを見て」52.9%が特に多く、続いて「一般人の投稿やリツイートを見て」36.3%。「Twitter広告を見て」19.0%は2割に満たない。
企業アカウントに求めるのは、セール情報などの“直接的なメリット”
そこで、「Twitterの企業公式アカウントをフォローしている目的」を聞くと、「新情報やクーポン等のお得な情報を取得するため」52.5%が過半数でトップ。以下「そのブランドが好きだから」24.7%、「キャンペーンに参加する」22.0%が続いており、“直接的なメリット”が重視されている模様だ。
さらに「Twitterで企業公式アカウントからもっとも欲しい情報(求める一番の役割)」を聞くと、「サービスや商品の新情報やセール情報」53.5%がやはり1位。「Twitter上で参加できるキャンペーンの情報(割引クーポン等)」33.8%も多い。「企業の人となりが分かる日々の何気ない投稿」10.7%は少数派だ。
Twitter上で役に立つ情報は、結局「友人がツイート・リツイートした内容」
では企業・個人にかかわらず、「Twitter上で役に立つ情報」はどういうものかを聞くと、「友人がツイート・リツイートした内容」60.4%がトップで、「著名人・インフルエンサーがツイート・リツイートした内容」52.4%がそれに続いた。「企業公式アカウントがツイート・リツイートした内容」は45.3%に留まる。ここから、“企業発信の情報は、友人や著名人・インフルエンサーにリツイートされることが重要”と、アライドアーキテクツでは指摘している。
なお「企業公式アカウントをフォローしてから、その企業に対する意識・行動で当てはまるもの」を聞くと、74.2%が「プラスの影響があった」と回答しており、その内訳として「よりそのブランドやお店・サービスに詳しくなった」46.4%、「より好きになった」37.6%、「より利用が増えた」30.1%などがあがっている。
「SNSで見たことをきっかけに、商品・サービスを購入した経験」を聞くと、76.9%が「ある」と回答。菓子、スーパーで買える食料品、ドリンク、外食チェーンなどが強かった。
また「Twitterキャンペーンの参加経験」を聞くと、「参加したことがある」は68%。「Twitterキャンペーンで重要な要素」については、57.2%が「キャンペーン参加の手軽さ(応募時に登録等の手間がかからない)」をあげた。
調査概要
- 【調査対象】インターネット上で調査回答できる男女(15~59歳)
- 【調査期間】2019年5月28日~6月7日
- 【有効回答】4,309名
- 【調査方法】Fastask(ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
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